■スポンサードリンク
機龍警察 未亡旅団
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
機龍警察 未亡旅団の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.88pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全32件 21~32 2/2ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
主人公3人のプロフィールストーリが完了し、さてどう展開するのか?と思ってましたが、そうきたか?と言う感じ。 読まれるなら、第一巻から本編まで全て通して一気にお読みになる事をお薦め。 過去からの読者には、期待を裏切らないので続けてどうぞと申し上げます。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
おもしろんですが、機龍警察の第一作に比べると、それ以降の作品はどうもすっきりしないというか。爽快感と新鮮味にかけるように思います。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
第3部に続き満足出来るないようであった。今後の活躍に期待します。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
緊張感ありまくりで、ほぼ一気読み。謎を残しつつ、さまざまな話が見事につながっていく。ぎゅうっと中身が詰まっている。 映像化しないかなあ、このシリーズ。日本じゃ無理。アニメもなあ。やはりこれはハリウッドあたりが映画化権を買って、撮ってくれないかなあ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
第2弾の自爆条項ではアイルランドテロ集団、第3弾の暗黒市場ではロシアの武器商人と続き、今回の未亡旅団ではチェチェン人テロリストが登場する。このテロ集団はチェチェン内戦の中略奪、暴行にさらされたチェチェン婦子女が立ち上がって、自分たちを守るために出来上がった組織だ。しかし、設立時の志と裏腹に年若いメンバーに自爆テロを命ずる組織へと変貌していく。 その中で自爆テロの実行メンバーの心情に焦点があてられる。彼(女)らの心情は日本人には計り知れないものがあるが、一つの仮説としてリアリティがあった。どのような大義があろうとも、テロという手段をとる限りそこに正当性を見出すことはできない。だからと言って彼らを駆逐することでは問題の解決にはならないことを本書は述べているように思う。機龍兵の活躍は鳥肌ものだが、同時に目の前の脅威には力で対抗することしかできないことを歯がゆく思ってしまった。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
一気に読んでしまった。 全てのキャラクターがたっている。それが敵であっても。 ここまで心がかき乱される作品は久しぶり。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
今、仕事が忙しいのだが、ついつい一気に読んでしまった。 エンディングは、なんとなく予想がつくのだが、ぐいぐいと引き込まれる文章。 ある意味SF小説でもあり、警察小説でもあり、アクション小説でもある。 ぜひ、映像でも見たいシリーズである。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
一作目の「機龍警察」からはまってしまいました。待望の4作目「未亡旅団」、待ちました。 素晴らしい!SFロボット小説、近未来警察小説、複合した面白さ。荒唐無稽ではあるが、 警察組織の特殊性をうまくミックスさせてあり妙なリアリティがあります。 今回は、チェチェンの女だけのテロリスト「黒い未亡人」が日本に潜入。迎え撃つ特捜部。 巧妙に織り交ぜてある伏線に驚き、そしてチェチェンの悲劇に涙する。 ドラグーンこと機甲兵装が脇役になってしまい、今回は人間ドラマです。 次回作も期待です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
自爆テロ。それは信仰による自らの意思に基づいた行為であると思っていた。 しかし拉致と薬による強制的な自爆テロというものがあるのだと知った。 戦争というこの世の究極の理不尽。 そこに生きる弱き女たち、子どもたちにこの世はいかに見えているのか、日本に生きてきた私には想像も及ばない地獄だろう。 地獄で親を失い、子を失い、愛する人をも奪われた時、人は何を希望に、どういう行動を起こすのか。 そういったところを、丁寧に、極上のエンターテイメントとして描いている。 そのさじ加減が絶妙すぎて、どこまでが現実でどこまでが小説なのかわからなくなる。 この作品は、あたたかな部屋でソファーでこの本を読んでいる今この瞬間にも同時進行している世界の現実を知らしめる。 日本にいて、自分の理不尽さをいくら嘆いたところで、理不尽の規模が違うと。 甘えるな。と言われている気がした。 現代最高レベルの「物語」であると同時に、今を生きる私達にとって必読の書だと思う。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
取り調べの章がいい。登場人物が対決にするには、行為の叙述によることもできるが、ここでは言葉によって対決している(啖呵のきりあいというような意味ではない)。言葉による対決でなければ、 人物の生き様に塗り込められた執念と憎悪と宿願のぶつかり合いは、書けないと思うのだ。そういう書き方をしてあることを、凄いと思った。 ひとたび事態が動き出すや、いつも通りの濃い緊迫感を乾いた文体にのせて、息継ぎもなしに最後までぐいぐい引っ張っていってくれる。中身のぎっしり詰まった満腹感を、今回もしっかり堪能させて貰った。 機龍警察のシリーズは回を重ねるほどにスケール感が拡大してきたと感じる。近未来小説としての面、警察小説としての面、テロリズムの犠牲の惨状。それらに加えて、政治の分野における勢力抗争も、今回はテリトリーに収められた。 複数の流れが物語の中で進む。それらは絡み合い、錯綜し、予想外の所で結節点を作って、想像もしなかった困難な状況を作り出す。 緊張が徐々に昂進し、肥大し、限界の直前に至って作用しあい、壮大な破壊をもたらす。 第3章には「鬼子母神」という題がつけられている。それの意味について考えさせられた。幾通りもの意味が見つかると思えた。深々と思いを巡らせ、読後感をかみしめた。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
息が詰まる様な緊張感が最初から最後まで続きます。 近未来的な設定でありながら、現代社会の抱える様々な問題に鋭く切り込んでいて、SF小説だの警察小説などというジャンルを軽々と飛び越えている。 複数の“物語”が同時並行に進んでいき、やがて重なり合っていく展開にとにかく圧倒されました。 外見はとてもクールでありながら、中身は現実味や人間味があふれる熱い小説でした。 ずっと続くシリーズになってほしいです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
「ノワール」の事実上原作を務めた脚本家・月村了衛が創り出した、至近未来SF警察小説・長編第4弾。 昨年から氏の産み出した、最高品質のストーリー・世界を堪能させて頂いている。 一年半前の「暗黒市場」読了時も感じたが、いやはや特級のストーリーテラーとは正にこういう存在を指すのであろう。 ページを捲る度に凄まじい臨場感を見せつけてくれる… 近未来に於ける新兵器「機甲兵装」というSFガジェット、国家・警察組織、そして歴史と民族の呪縛。 過去から現在に至る迄の事象の本質が渾然一体に織り成して、読者を引き込んでゆく… 故にネタバレは避けておく。第2弾「自爆条項」にて片鱗が垣間見られた、 核心的深淵に徐々に肉薄していくとだけはお伝えしておきたい。 本作の重要な点として、主要登場人物の突入要員3人以外で奮迅している「あの人」にもフォーカスされている。 その彼が作中に於いて、テロリストの一人との遣り取りを静かに且つ激しく繰り広げる場面は必見である。 登場人物のバックボーンを掘り下げる…、物語を構築する上の常套手段も名人芸にかかれば 一味も二味も違った読後感をもたらすのだろう。 白面鬼の慟哭…極東に轟く鬼子母神の怨嗟。そして凄絶なる暗闘。 極限にまで達した、傑作エンタテイメント。 とくとご覧あれ。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!