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交霊



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交霊の評価: 4.00/5点 レビュー 9件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.00pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全9件 1~9 1/1ページ
No.9:
(4pt)

ヨーナは恋人を作ってはいけなかった

<ヨーナ・リンナ>シリーズ3作目。
相変わらず緻密なプロットで飽きさせない展開。十分読み応えがあった。
だが、本作はカギとなる15歳の少女ヴィッキーに今一つ同情や共感を覚えることができず、いつもほど内容にのめり込むことができなかった。

終盤、ヨーナの背景、過去のいきさつに触れられる。
この続きは#4『砂男』でシリアルキラー/ユレックとの決着へ(私は先にそちらを読んでしまった)。
確かにヨーナは深刻な理由があって泣く泣く妻子と別れた。…だが、その後12年の間にヨーナはしっかりと恋人を作っている。対して、一方的に別れさせられた妻子はあまりにも不憫だ。女性側の視点から見ると、どうしても賛同できない。こんな極端な方策を取らなくても、まだもっと別のやり方があったはずと考えてしまう。生きてさえいればいいのか。あまりにも男性中心の自分勝手ないきさつにしている。とても夫婦で書いた小説と思えない。身代わりの消息不明とされた母子の残された夫だって気の毒だし。
ただこれで終わらず、その後の悲惨な経過は『砂男』終盤で語られるのだが…。
交霊 〔上〕 (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:交霊 〔上〕 (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
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No.8:
(5pt)

下巻はいつも一気に読ませられます。

下巻は本当に一気読みでした。。
本作も前作の契約と同様に最後まで気を抜けない展開です。よく考えると催眠、契約、そして本作とどれも下巻の読ませ方が凄いですね。最後までよく話が練られているし、素直に「面白かったぁ。」と思わせてくれる作家さんなので、最高です。
本作の物語とは別軸で、シリーズとして重要なプロットが最後に加えられており、ヨーナの過去が漸く紐解かれます。恐らくは次作に繋がるんだろうなと思いますが、待ちきれないですね〜。

契約同様本作も近年読んだ小説のなかでは最高に面白かったですので、是非手にとってみると良いでしょう!
交霊 〔下〕 (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:交霊 〔下〕 (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
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No.7:
(5pt)

やっぱりヨーナシリーズは面白い!

ヨーナシリーズの3作目。
一作目の主人公はヨーナではないので、私的にはヨーナシリーズの2作目です。「契約」が最高に良かったので、次の作品である本作をすぐに読むか読まないか悩ましいところでした。だって読んでしまうと残りは今のところ「砂男」しかでてないので。。すぐに読んでしまうのは勿体ないと思い、しばらく置いておきましたが、年末年始のご褒美にとうとう手を伸ばしてしまいました。
内容はさておき、やっぱりヨーナシリーズば面白い!人物像が良く描写されといて自然と姿が見えるような、でも必要以上に掘り下げてないのでくどくないんですよね。我慢して読まなきゃならないような人物や展開はなくて、飽きさせることなく読ませてくれます!期待通りこのシリーズは鉄板かな〜。
ただ余計な説明がない分、ヨーナの陥っている状況がいつもよく分からない部分があります。きっと今後のシリーズ展開で必要なプロットなんでしょうね。上巻はなかなか物語が動きだしませんが、その分下巻になって一気展開が進みますんでご心配なく。
交霊 〔上〕 (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:交霊 〔上〕 (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
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No.6:
(3pt)

翻訳のタイトルは不適切

原題 "Eldvittnet" は「証人」の意味(google翻訳より)。英語版タイトルも"The Fire Witness"である。
「交霊」というタイトルではまるで降霊術によって事件を解決する話のようにおもえるが、本作品は降霊術なんてインチキ他ならないと言っているにすぎないので、ミスリーディング。「証人」であればぴったりはまる。
もちろん、ヨーナは降霊術で事件を解決するわけではない!

本書を読んで、「交霊」がテーマとは思えなかったので、作者がほんとにそんなバカなタイトルをつけたのか疑問に思って思わず調べてみた。
評価を★3にしたのは、翻訳家(もしくはタイトルを決めた出版社)への抗議の意である。

作品本文の翻訳のよしあしは、原文と比較していないので不明だが、話の内容は抜群に面白い。
(話の内容としては★5)
(読みやすかったので翻訳は悪くないのかもしれない)

でも個人的には前作「契約」(原題 Paganini kontraktet/パガニーニ契約)の方が好きかな。
交霊 〔上〕 (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:交霊 〔上〕 (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
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No.5:
(5pt)

きれいです。

品物はとてもきれいでした。
本としては、最高に面白いです。私的にはラーシュ・ケプレルの作品は最高ランクのミステリーですが、中でもこの作品は凄いです。
交霊 〔下〕 (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:交霊 〔下〕 (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
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No.4:
(1pt)

読まなきゃ良かった。

まるでアメリカのTVドラマのシーズンの最後のように途中で終わる。「次、見たいだろ?」ってやつ。読まなきゃ良かった。
交霊 〔下〕 (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:交霊 〔下〕 (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4151788565
No.3:
(5pt)

どハマりしてます

ミレニアム以後北欧ミステリにはまってます。捜査がリアルだしクールなヨーナ・リンナ警部がカッコ良すぎです。
交霊 〔下〕 (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:交霊 〔下〕 (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4151788565
No.2:
(4pt)

ヨーナ・リンナ警部シリーズの第三弾

スウェーデン・ミステリーは奥が深い。『催眠』『契約』に続く、ヨーナ・リンナ警部シリーズの第三弾。

少女達の自立支援ホームで起きた凄惨な殺人事件。犯人は事件後に失踪した少女なのか…さらに殺人事件とは別の事件が発生。謎は深まるばかり。

前作で警察内で窮地に立たされたヨーナ・リンナ警部が少しづつ事件の真相に迫る様は健気にも感じるが、次々と現れる得体の知れない登場人物が物語を混沌とさせている。

スティーグ・ラーソンの『ミレニアム』で話題になったスウェーデン・ミステリーであるが、その面白さの正体を一言で言えば、連鎖だと思う。最初は登場人物同志が見えるか、見えないかくらいの細い糸でつながっているのだが、物語が展開するにつれ、細い糸が次第に太くなり、目に見えてくる。
交霊 〔上〕 (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:交霊 〔上〕 (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
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No.1:
(4pt)

畳み掛けるような驚愕の展開

上巻の後半に登場するフローラがタイトルの『交霊』の鍵を握るのだが、下巻はオカルト的な展開と思いきや、一転、驚愕の事実が明らかになる。およそ真犯人の目星は付くのだが、それでもなかなか面白い展開が続き、さらに新たな事実が…

これでもかと畳み掛けるような驚愕の展開とどこか第三者の醒めた視点で語られる物語に何故か引き込まれる。

スウェーデン・ミステリーの特徴は、登場人物同志の明らかになる関係と連鎖、畳み掛けるような驚愕の展開だと思う。

この結末からすると続編があるのは間違いない。
交霊 〔下〕 (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:交霊 〔下〕 (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
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