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涼宮ハルヒの溜息
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涼宮ハルヒの溜息の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.66pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全42件 1~20 1/3ページ
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前作から続けて読んでいます。前作のハルヒはSOS団をつくるやら…でとても暴走してました。不思議的存在を求めてやりたい放題なハルヒとその周りに集まる人物達は皆個性的で面白かったです。 さて、今回は文化祭がテーマとなっています。ハルヒは結果的にどんな映画を作ったのか… ハルヒが願ったことが実現する世界は本当に恐怖。みくるちゃんのめからみくるビームがでたり、公園の鳩が白くなったり…かんがえるだけで恐ろしいですが、ハルヒらしさがあって今回も面白く読むことができました。 最終的にハルヒの物語はどう結末を迎えるのか…今から楽しみです! | ||||
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ラノベをちょこちょこ読みつつ有名どころも読んでいる。本作はアニメは1期とエンドレスと消失だけ観たが原作は最初のを2年くらい前にようやく読んだ。久しぶりに2巻目を読む。文化祭にむけ映画撮影をする…な話なので要はアニメの自主制作映画舞台裏…なのである。なるほどこの原作をああいうふうに料理したのね。ということはライブの話はぜんぶアニメオリジナルなのかね。3年くらい前に某実写映画をみたらライブ回のオマージュ元だというのはわかったが。あとは挿絵がずいぶんラフだな笑。アニメ化前に書かれたのでそんな期待度の高い段階じゃなかったとかそーゆうことかしら。 この映画撮影にむけた話は1冊目よりもおもしろい。ただアニメにしてもあまり絵的に面白くなかっただろうから映画本編にしたのかも。誰でもわかるだろうけどこれはメタフィクションである。 1作めでこの世界の神であるらしい、となったハルヒが監督となり映画を撮影してく…つまり監督と映画の関係とハルヒとこの世界の関係が一緒、とゆう。 よって、監督としての強権を意のままにふるいまくるハルヒが映画を媒介して現実に影響を及ぼすようになっていく。ネタばれになっちゃった。まあいいや、だいぶ前のだしみんな知ってるだろう。 映画撮影はハルヒにとっての真実を理解するためのツールのようなものである。自分が強権をふるえば意のままに現実に非常識な現象を生み出すとこができる、というのを映画をつうじて知ってしまえば映画の世界だけでなく、その外側の現実も監督として強権をふるって意のままにできるといずれは理解する。なのでハルヒが強権をふるえる世界が映画の中だけだと思わせなくてはならない。自主映画撮影とゆうストーリーと本作のSF設定が重なる。監督はハルヒ、出演は3人、そんでキョンの役目は序盤にある通り。このSF話の解決に向けたハルヒと3人とキョンの役割もそれとまったく同じ。 ハルヒにそう思わせるためには映画をつうじて起こった超常現象を彼女が気付かなければいい。気付かなければないのと一緒。つまりシュレディンガーの超常現象。猫が喋る超常現象をハルヒが認識さえしなければ無いのと一緒で猫は喋ったことにならず世界はいままでと変わらないのである。 文化祭に向けた映画のオチをどーするかで小泉がこう語るのでモロにビューティフルドリーマーである。おとなになるのならないのモラトリアムグルグルこそハルヒの苦悩だと一作目でもやっていた。このあとでエンドレスな夏がまってるわけか。 読んでいておもったのだが、SOS団の3人に対しキョンは普通普通と自分を評価するが彼は全然普通じゃない。この2冊めでもで延々続く彼の一人称語りはときどき作品の時間軸の流れからハズれ、ハルヒがこのあとなにを言うか解っている前提のことまで言う。「あいつはこういうだろう、~、ほらな」って感じで。この語りはいつ行われたものなんだ。ふつう、この手の小説の一人称語りはストーリーの流れと一致しているか過去を回想するのどっちかが基本だがキョンはそのふたつがごっちゃになっている。本作はカギカッコを使ったキョンの台詞が少なく、キョンのモノローグのなかに混ざった言葉にハルヒが返答し、全部そうかと思えばカギカッコつきで会話するときもある。キョンのモノローグ自体がある種のメタ的な構造でこの小説のストーリーの流れからハズレたりしてなんだか変なので、それがキョンの特異性なのではとも思えてくる。 映画監督という役職とハルヒの特異性がメタ的に重なるように、この小説とキョンの語りもまたメタ的に重なってるような。キョンだけこの小説のストーリーを時折外から傍観するので。ふつうの人間に用はないというのだからキョンもまたなんか特異性があるに違いなく。 もういっこおもったのはハルヒは映画撮影のなかで起こった超常現象に気付かなかったのかなあ、とゆうことである。あんだけ好奇心旺盛な彼女が長門が急に移動したこととかに興味持たないのおかしくないかなって。たぶん、気づきたくなかったんでないか。彼女は単に、映画撮影を通じて、SOS団のメンバーと一緒に遊びたかっただけでないのかな。 んじゃなんでこんな横暴に強権ふるっているのか…というと、それ以外の付き合い方ができないのでは。SOS団団長とか映画監督とかいう肩書でああいう振る舞いしないと、他人とどう接したらいいのかわからないのでは。彼女のモラトリアムな苦悩らしきものは、ただ単に、高校ではそれまでのとてもつまらなかった学生時代と違う、楽しい青春を送りたいとゆう、ただそれだけでないかなと。 なので、SOS団のメンバーが何者かについても、知りたくないんでないか。彼らが未来人や超能力者で、自分が神のちからで呼び集めただけだと知ったら、がっかりするんでないか。彼女が気づきたくないから、気付かないのでは。謎の転校生だのメイドだので作った秘密結社なるオタクってこんなん好きでしょな偏見を煮詰めたごとき集まりは、文字通りにそれまでのハルヒにとって唯一知っている楽しい青春がそんなオタクカルチャーの中にしかなかった、とそんな感じでないかと。 「ビューティフルドリーマーで繰り返す文化祭の前日」とはおとなになりたくないオタクにとってのモラトリアムに埋もれた永遠の夏の暗喩だが、ハルヒにとっては自分には無かった、ただ楽しくまぶしい青春それだけにみえたのかも。 だから、なんらかの超常能力によって未来人や宇宙人や超能力者が集まってきたのでなく、ただそんな楽しくまぶしい青春を送りたく、しかしコミュニケーションが不得手なのでキョンに頼りつつメンバーを集め、そんな楽しい青春を送りたいだけのつもりでSOS団作ったんだけどそのハルヒが、とゆうあたりがこの小説の構造にも思えた。よってハルヒはシュレディンガーの超常現象の蓋を開けたくなかったのだろう。 ただの語り部のようでその語りがなんとなく変なのでそれ自体が特異性なのかもしれないキョンがその救済者となるかも。 …とゆうのを読みつつ考えるとアニオリらしいライブ回のやりとりに原作との整合性で気になるところも出てくるが、アニメが消失で止まり原作がいまだに終わって無いのを踏まえると細かいことを言ってもしょうがない気もする。 | ||||
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すげえ! | ||||
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溜息…内容はもう忘れてしまった。また買おうかな。 | ||||
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1作目の憂鬱が面白かったので、2作目の溜息を読んでみました。 個性的なキャラが、今回もいい味を出しています。 日常と非日常は紙一重かも?と感じられる一冊です。 | ||||
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アニメで既に見ているのだが、やはり面白くスラスラと読むことが出来た。世界を改変する力を無自覚に持つハルヒを、SOS団員は観察するしか出来ないと言う、ドタバタ喜劇を可能にするSF設定が素晴らしく、わがまま勝手に暴れ回るハルヒが生きている。いくらでも話が作れるこの設定を思い付いた作者は天才的である。 またラノベライター全般かも知れないが、まるでアニメ化されるのを前提に書いてるように感じられた。みくるなどはアニメでこそ映えるサービス満点のキャラで、認めたくない人もいるだろうが、一大ブームを巻き起こした一つの要因は萌えと言うか、エロ要素だと私は思う。 第一巻ほどのインパクトはないが、唯一の普通人「キョン」がハルヒ女王様お気に入りのキーパーソン。あまりの暴走ぶりをキョンにたしなめられたハルヒが機嫌を損ねて世界が不安定になり、仲直りするよう仲間に頼まれたキョンが世界を救うためにハルヒの前向きさを認めた場面が今巻のハイライト。一読の価値があると思う。 | ||||
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SOS団は、文化祭に向けての自主製作映画の撮影を始める。それに伴い、今回もハルヒの行動に振り回される団員たち。もちろん映画撮影の裏では、SF的存在のメンバーの活躍もしくは、隠れた苦労も見られる。涼宮ハルヒの世界を歪める力をなんとか彼女の気が済むように接待プレイで制御しようとするのだが……密かに大変なことが起こってしまいます。 ただ、この2巻では、キャラたちの掘り下げがあまりない上に、前巻の「朝倉」のような敵も出てこない。ほぼ完全に日常会となっている。 オチは流石に、超古典的解決をみてキレイに纏まっているが、1巻を読んだときのような感動はなかった。特にこの2巻は、SOS団メンバーの短所ばかりが窺えてきて、主人公は苛立ちを募らせ、読者もストレスを感じざるを得ないだろう。しかし、この2巻を読んでしまえば、3巻から先のストーリーが楽しめることは保証できる。おススメです。 ところで……もしもハルヒがゾンビ映画や地球滅亡系のパニックムービーなどにハマってしまったら――と想像するとちょっと笑えませんねコレ。 | ||||
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アニメオリジナルシーンである文化祭でのGod knowsを知っているので、原作は物足りなく感じてしまうかな…。でも、ハルヒ率いるSOS団の活躍を時間を忘れて読んでしまう。 | ||||
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人に勧められて読み始めたシリーズだけども、キョンの視点で語られるストーリーは飽きない。朝比奈さんの可愛さを疑わせるような一文があったこともストーリーをまた楽しくさせる要素。 | ||||
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市販で探すのは大変だが、アマゾンで手軽に頼むことができ、とても助かった。 | ||||
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ハルヒが、考えていることがわからないのでちょっと驚いたり、します(*'∀`)♪ ハルヒが、考えていることが、現実になっているとなると、世の中が、おかしくなっていると、思います☆⌒(*^∇゜)v 次の「涼宮ハルヒの退屈」も、買いたいと、思っています(@▼@) | ||||
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涼宮ハルヒシリーズ第2巻。最初から最後までキョンのツッコミだけで一気にもっていく、というユニークな手法は第1巻と同じです。切れ目なく続くツッコミは、まるでマッサージを受けているような心地よさ。キョンはとにかく打ちまくる。でも、ヒット率も高い。6割5部くらい(甘すぎるかな?)。 「魔法や未知の科学技術などを涼宮さんは必要としませんよ。彼女が『在る』と思えば、それは『在る』ことになるのですから」ということで、ハルヒの妄想でまたちょっと非日常な事件が勃発します。第1巻よりは地味な結末ではありますが。長門、みくる、古泉の目指すところもそれぞれ違うようで、この世界は本当はどうなっているのか? という興味は次巻以降に続いていきます。 | ||||
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溜息は皆さんが書かれているように超監督ハルヒの傍若無人・猪突猛進・唯我独尊という女王さまのような我が儘っぷりが大炸裂!あまりにも酷い数々の言動にイライラする方も多いでしょう(^^; ですが、この作品がいきてくるのは後日なんです!溜息を読んだらぜひ、動揺のライブアライブを読んでください!ジーンとします!アニメは鳥肌もんでした… 溜息のストーリーもハルヒワールド炸裂で面白かったです♪ ハルヒの提案で文化祭に出展する自主映画をつくるというのが主なストーリーなんですが、学生時代の皆で一つのものをつくる!という青春な熱さがいいのです!その中で異常現象に巻き込まれ四苦八苦するハルヒ他団員達が面白い(笑) | ||||
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2作目の『涼宮ハルヒの溜息』。作者の谷川流氏があとがきでおっしゃっている 通り、もともとシリーズ化は考えていなかったとか。そう言われてみると、前 作の憂鬱には今後の展開の伏線となるようなセリフがなかったような気がする (白線引きなどはあるが)。対して、今作では今後の伏線となるようなセリフ が複数見てとれる。「繋ぎの巻」という評価もなるほどな〜といった感じ。こ の巻が今後活きてくるというのも、一度『分裂』まで読んでいるものとしては わかります。 シリーズ中での低評価の原因は、やはり冗長さでしょうね。本作は約270頁であ るが、そのうち200ページ以上は映画撮影関連に使われる。そこをまずどう評価 するかで意見が分かれるでしょう。具体的には、これも今後への繋ぎと考えれ ば面白いな(ハルヒの能力がどんどん掘り下げられていったり)と思えるし、 ただの非日常的な日常を描いたものと捉えると、結構退屈かも。 残りの頁はちょっとSF的な話。ここは興味深く読める。ハルヒの能力に対して、 宇宙人、未来人、超能力者側からの意見がそれぞれ述べられていく。そして、 3者の対立の構図も少し浮き彫りに。また、本作のオチへの対策も立てられる。 個人的には、ここをもう少し厚く書いてほしかったなあ。 あと、気になった点としては、キョンの心情変化が見えにくかったこと(個人 的に)。一度激昂しそれから立ち直るシーンがあるが、ここはもっと慎重にと いうか丁寧に描いて欲しかったなあ。すんなり立ち直りすぎ(笑)。『分裂』 まで読んだ身としては、この時はホントはこんな感情だったんじゃないかなと 推測(あくまで)できるが、初めての方は附に落ちないんじゃないかな。 さらには、キョンの毒舌でしょうか(笑)。確かに凄みを増してますね。特に 、谷口の扱いとか惨憺たるものですよ。キョンこんなキャラだったっけ?対し て、谷口は「愛車」ネタなどで笑わせてくれます。 というわけで、全体的には評価は3.5ということで。憂鬱よりは落ちますね。憂 鬱は緩急に富んでいてテンポよく読めましたが、溜息は緩が長くていきなり急 といった感じでした。ただ、他のレビュアーの方もご指摘されている通り、下 地、伏線には確実になっている。なので、読む価値はありますよ。 | ||||
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今回の作品は一作目と比べると少々見劣りしている気がしますが場面場面で伏線らしきものが張られていたりして次作以降でそれがどう活用されるのか楽しみです。ただ、中盤あたりのダラダラした描写はいただけないかなと。ライトノベルは一般小説と比べると読みやすさが売りだと個人的に思うのですが、それを潰してしまっているのはいかがなものかと思います。しかし、最後はなかなか綺麗にまとまっていてこれ単体としても十分な出来です。 | ||||
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「涼宮ハルヒの憂鬱」につづく第2弾。表紙は朝比奈みくる。なぜ「溜息」なのかは不明です。溜息をつきたいのはキョンかも。謎の同好会「SOS団」の団長 涼宮ハルヒは傍若無人、猪突猛進、他人の言うことなんか聞きやしません。しかし、なぜかキョンだけはSOS団の中で唯一ハルヒに意見できるのです。1言ったら100億倍になって返ってきますから、ふつうは怖くて何も言えません。(笑) たかがライトノベルと侮ってはイケマセン。ぶっ飛んでるハルヒを冷静に分析しつつ語ってくれるキョンをはじめとして、登場人物のもつユーモアと教養のレベルは意外と高いのです。たとえば… 「そう言ったハルヒの顔は、第二次ポエニ戦争でアルプス越えを決意したばかりのハンニバルのような、迷いのない晴れやかな輝きを放っていた」。紀元前3世紀、カルタゴのハンニバル・バルカは、ローマ軍の意表を突いてアルプスを越えて北から攻め込んだ伝説の将軍。 また、 「どこでなにを撮ろうがそれはハルヒの自由であり、その自由はインノケンティウス三世時代のローマ教皇権のように侵しがたいものなのである」。12世紀末から13世紀初頭にかけてローマ教皇権が最強の時代でした。そして、古泉いわく、 「僕のクラスではシェイクスピア劇をやることになっているんですけどね。『ハムレット』です。僕はギルデンスターン役を仰せつかりまして」 知らん名だ。どうせ脇役だろう。「本来はそうだったんですけどね。途中でストッパード版に変更になったんですよ。ですので僕の出番も結構増えてしまいました」。これはイギリスの劇作家トム・ストッパードがハムレットの裏側を描いた『ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ』(1967年) のことですね。端役から主役に変わったのですから科白も増えたことでしょう。 と、そんなことは知らなくても「涼宮ハルヒ」シリーズを読むには困りませんが、ちょっと調べてみると深読みしているような錯覚に浸ることができます。 閑話休題。今回、SOS団は学園祭の出し物に映画を撮ることにしました。そのドタバタ劇です。プロローグで、キョンがハルヒに長門有希、朝比奈みくる、古泉一樹の正体を明かしたのですが、彼女のリアクションは「ふざけんなっ!」。変なところで常識的なのです。その後のキョンの独白がいい味だしてます。 「うっかり時限爆弾のスイッチをいれてしまったばかりに、爆弾抱えて右往左往するマヌケ役を押し付けられた一般人的高校生。それが今の俺の置かれた立場である。しかも「涼宮ハルヒ」と書いてあるこの爆弾には爆発予定時刻までのカウントダウンが表示されないのである。(中略) ほんと、どこに捨てたらいいんだろうな、これ。」 キョンがなにを叫ぼうが、どんなに嘆こうが、ハルヒは取り合いません。つまり誰も傷ついたりしないから笑えるのです。ハルヒとキョンの間にある微妙な信頼関係がこれからも壊れずに続くのであれば、この世界も捨てたものじゃないと思うのです。 | ||||
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「涼宮ハルヒ」シリーズの2作目。1作目が単体での応募作品であることを考えると、シリーズすることはかなりの冒険だったと思います.学園ものといえば、文化祭。映画作りというフィクションが現実に影響して、本人の知らぬ間に世の中を変えてゆく。映画作りをやめれば、ハルヒの怒りが、負の世界を拡大させる。はてさて、その結末は?おもわず笑っちゃいました.こーキタか!さすが、キョン。ハルヒをよくわかっていらっしゃる。まあ、皆さんのおっしゃるようにキョンのモノローグはやや冗長でうざったいのですが、まあ許してあげましょう。ハルヒのおもりなどという大役を担ってくれているのですからね.また、ハルヒのみくるちゃんへの暴挙が気に入らないファンが多いようですが、あれが女心ってやつです。ああいう形でしか、自分の感情をあらわせないハルヒをゆるしてやってください. | ||||
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涼宮ハルヒのシリーズはライトノベルとその一部をアニメ化したTVシリーズ、TVアニメを時系列に再構成したDVDシリーズその他があるわけで、どういう順番に読視聴したかにより、ずいぶん印象が違うのかもしれません。 でも、通常の人間には、1通りの順番しか経験できないので、検証はできないんですよね。 私は、TVシリーズは視ていなかったので、まずDVD1巻を視て、それから「憂鬱」「溜息」「退屈」の本を読み、それからDVD2〜7巻と「朝比奈ミクルの冒険」を視て、その後、「消失」「暴走」「動揺」「陰謀」「憤慨」の順に読み進めました。 これは、結果的にうまく作品群を楽しめる順番だったのではないかと思っています。 涼宮ハルヒの本とDVDは、タイムパラドックスと多重世界の要素がうまく取り入れられた青春SFとして、とっくに中高年になってしまっている私でも楽しく読め、視聴できるシリーズとなっています。 この「溜息」は、レビューを見ると、低く評価している方が多いようですが、私はシリーズ中でもかなり重要性の高い巻だと思いますし、面白く読めました。 「溜息」は、自主制作映画?「朝比奈ミクルの冒険」のメイキングストーリーという形をとって進みますが、アニメ放映順の都合なのか、「朝比奈ミクルの冒険」はアニメDVD化されているのに、「溜息」がアニメ化されていないのが残念なところです。 「憂鬱」と「退屈」はけっこう原作に忠実に京都アニメーションがアニメ化しているので、DVDだけしか視ていない方には、むしろこの「溜息」だけでも読んでいただきたいと思うくらいです。 もちろん、このシリーズのファンとしては、せめて「憂鬱」「溜息」「退屈」を経て(この順番が良いと思う)「消失」までは読んでほしいと思っている人が多いと思います。私もその一人です。 | ||||
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何の予備知識が無い素人達が映画を作るとこんなグダクダを絵に書いた(小説だけど)ような結果になるという良い見本です。 (なんだそりゃ) ただ、ハルヒのセリフの 「みくるちゃんはあたしのオモチャなのよ!」にはさすがにムカッときました。 | ||||
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アニメの「朝比奈ミクルの冒険 Episode 00」を見た人は、本書を読むと良い。 「涼宮ハルヒの憂鬱」を読んで、内容がよくわからなかった人は、アニメを見るか、「溜息」と「退屈」まで読むとよい。そうすると、涼宮ハルヒが、傍若無人なのに、反面いかに常識人かがわかる。 自己中な女性が嫌いな人は、いくら読んでも内容が見えてこないかもしれない。 しかし、自分の母親、姉妹、娘、配偶者で自己中(心的)な人がいて、それでもなおかつ、家族のためになっている人がいるなら、話の本筋が見えてくるように思う。 朝比奈みくるのぼけキャラぶりも、時間移動の制約上必要条件でかもしれない。時間移動の制約上の必要条件に気がついていない朝比奈みくるに対して、涼宮ハルヒが自分の能力に気がついていないというのも、能力の制約条件かもしれない。 自主制作の映画を内容が、作中劇として設定の無理がないという根拠のは、涼宮ハルヒの常識に由来しているのだろうか。 上に立つ人が、いかに自己中であっても、常識人であればよいことの典型かもしれない。 自分の能力について気がつかずに純粋な人にだけ、本当の能力が与えられるのかもしれない。 涼宮ハルヒのおもしろいところは、回数を重ねれば重ねるほと、見つかってくる。 2−3回読んで、つまらないという判断をする前に、 アニメ(DVD)を見るのもよいかもしれない。 全作品を流れる、人間性について、理解できるようになるかもしれない。 | ||||
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