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致命傷



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致命傷の評価: 4.00/5点 レビュー 1件。 -ランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.00pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(4pt)

処女作でここまで書けたらなかな凄いシリーズ第一作

探偵のタナーのもとに著名人の夫人が夫の様子がおかしいので捜査を依頼され・・・というお話。
この人も所謂ロス・マク・スクールの一人に数えられると思いますが、中でも謎の複雑さや入り組み方では一番ロス・マクに近いのではないかと読んで思いました。最後の最後まで謎解きを引きずるその筆致にはエラリー・クィーンの面影すら感じてしまいます。この人も推理小説とは何たるかを十分過ぎるほどよく判っている人だなと、半ば呆れるほどの筋の錯綜のさせ方には感銘すら感じます。流石、80〜90年代の私立探偵小説/ハードボイルド界を牽引しただけはあるなと思います。偶然だと思いますが、幾つか相似点のあるリューインの「A型の女」より出来はいいと思います。個人的にはこういう小説を読みすぎているので謎解きに驚愕したり感嘆したりはしませんでしたが、処女作でここまで書いたら大したものと思います。
この後、もっと評価が高まるのを知っているので読むのが楽しみです。機会があったらご一読を。
致命傷 (1982年) (世界ミステリシリーズ―私立探偵ジョン・タナー)Amazon書評・レビュー:致命傷 (1982年) (世界ミステリシリーズ―私立探偵ジョン・タナー)より
B000J7PHO8

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