無実の領域
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娘を殺された老夫婦の依頼で主人公の私立探偵が捜査にのりだすが・・・というお話。 今回は精神障害者の殺人が作品のテーマになっている様に思いました。殺された夫人の死体の扱い、その殺人で逮捕された弁護士が様々な被告を精神の病のせいにして無罪にしているという経歴を持っている所、さらに若い登場人物もサイコパスっぽく扱われている所等、色々な登場人物を通して精神障害者の犯罪に関して読者に問いかけている様に思えました。つまり、犯罪を犯した障害者、所謂触法精神障害者が病気を理由に犯した犯罪の罪を免責されて、すぐに釈放され、また似たような犯罪を犯す確率が高いという事は問題ではないのかという、この小説が書かれた時代によくあったらしい議論を。 私も実を言えば3級の精神障害者なのですが、この様な話を読むと自分の事について問われている様で肩身が狭い思いを抱きます。全ての精神障害者がここで出てくる様な凶悪犯ではないと思うし、私自身もそれ程悪いことはしていないので、病気だと危険と思われるのははっきり言って不快でもあります。まぁ悪い事をして捕まる様な人もいますが。 という訳で個人的に色々考えさせられる作品でした。社会派私立探偵小説の力作。機会があったら是非。 | ||||
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