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忍法封印の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全1件 1~1 1/1ページ
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忍法帖としては最後から4番目という後期作品で、「銀河忍法帖」の続編というべき内容。 大久保長安の子を身ごもった3人のくノ一は、自分の死後、家康による一族殲滅を予測した長安の指示通り、末子おげ丸に護られて逃避行を開始する。追ってくるのは半蔵配下の甲賀衆5人と応援の甲賀忍者15人・・・。 ところが中身は、忍法帖というより“妊娠・出産・育児帖”というような内容で、肝心の忍法対決はあまり出てこないし迫力もなく、ごく薄味。この時期、著者自身が育児に忙しかったのではないかと疑うようなプロットだ。 しかし、作家・松山巌の巻末解説は読む価値がある。坂口安吾の有名なファルス論を引用して風太郎文学の本質をついている。 「風太郎の膨大な小説群こそ、実は安吾が文学に求めてやまず、“芸術の最高形式”とまで言い切った“ファルス”すなわち道化劇、笑劇ではないか」。 安吾はファルスを次のように定義している。「ここから先へ一歩踏み外せば本当のナンセンスになるという、混沌の、矛盾の、それらの最頂点において、乱痴気騒ぎを演ずるところの愛すべき怪物が、愛すべき王様が、すなわちファルスである」。風太郎忍法帖はまさにファルスだと思う。 | ||||
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