イン・ザ・ブラッド
評判
イン・ザ・ブラッドの評価:
4.10/5点 レビュー 10件。 B ランク
Amazonレビュー一覧
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全7件 1〜7 1/1ページ
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イン・ザ・ブラッドの評価:
4.10/5点 レビュー 10件。 B ランク
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全人類の希望を描くことではないか。
最終頁を閉じて、そう考えてみました。
このレビュー欄で、本作を面白く読み終えて満足した各位と
ヨロコビを分かち合いたく思います。
シリーズ第5作目で、
なんと壮大なテーマが盛り込まれたことでしょう。
「ほほう。これか。今度のテーマは」
と冒頭で読者はぼんやりと気づくことができる仕掛けです。
それでも物語全体にぶちまけられた数々の事件やエピソードが
どう関連しあってテーマに結びついていくのか、
相変わらず、わからない。
残りの頁を考えつつ読み進めていくと、
終盤に入りかけてからの畳み掛けが
笑ってしまうほどに見事。
ちょっと都合よすぎる点もあるけれど、許しましょう。
残りの頁を気にしながら
「ストーリーは決着しかけているようなのに、
まだ、こんなにページが残っている」のがジェフリー・ディーヴァー。
「このとっちらかった状況を、わずかなページで、
どう決着させるのか」と、はらはらさせられるのがジャック・カーリイ。
全人類の希望とは、
遥か彼方の地球の未来に存在するかもしれない楽園。
その楽園への道筋は気が遠くなる距離であり、
向かう方向もぼんやりと暗示されるのみです。
それでも、その未来に向かう道筋は、
汚物だらけで忌まわしい、この現在と繫がっている。
などと考えることで、
読後感は、暗雲満ちた空の遠くに
幽かに陽の光が射し込んでいる光景を眺めるかの心持ちになりました。
大仰ですか。そうですね。
この物語にエンドロールがあるとすれば
そこでBGMが流れるとすれば、
「I Shall Be Released」は相応しい1曲ではないでしょうか。