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検察側の罪人
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検察側の罪人の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.89pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全75件 41~60 3/4ページ
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ある夫婦が包丁で刺されて殺された事件。その夫婦は金貸しもしていたようで、そのトラブルによる事件だという事で、借用書などに名前がある人物の捜査をしていたが、その中にすでにもう時効になった女子中学生殺人事件の際に、一番怪しいという事で最後まで厳しい取り調べをしたが、証拠がなく起訴されなかった男の名前がある事を検察官が気付く。 その検察官は学生時代にその女子中学生の親がやっている寮に住んでいて、当然その子とも知り合いで、死を悲しみ犯人と思われていたその男の事は心に刻んでいた。 その容疑者は参考人で事情を聞いていた際に、思わずその時効になった殺人事件の真相を自白する。自分が強姦目的で殺していたのだ。しかしもう時効で罪には問われない。 検察官は、絶対に今回の金貸し殺人事件もこいつが犯人だと思い、部下に命じて厳しい取り調べ、別件逮捕での揺さぶりを仕掛けるが、自分がやりましたとは言わない。 そうこうするうちに、「あの金貸し夫婦の事件は自分がやった…」と言っている男がいる…という情報が入り、警察がその男を調べるとほぼ間違いない感じ。そうなると今捕まえて取り調べて自白させようとしている男に関しては冤罪…ということになる。 しかし検察官は時効になっていてもその女子中学生を殺した犯人をみすみす世に放すことは出来ないと考え、ある恐るべき手段を取る。まさか検察官がこんなことを…と思うが、逆に正義感のある検察官だからそうしたのかもしれないが。 悲しい結末が見えているが、時効と正義に関して考えさせられる名著。 | ||||
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題名からおおよその見当がついた展開だったけれど、途中ではやりきれない気持ちになり、読むのが苦しくなってしまった。 最後になって、主人公最上の沖野に対する言葉で泣けてしまった。 時効、売名弁護士、正義感の強い検事…色んなことが盛り込まれていて圧巻だった。 | ||||
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本書が木村拓哉と二宮和也の共演で映画化される事になったが、それはさておき、原作が雫井脩介と知り、これは読まねばと思った。何故なら、普通に読んでいくと、途中で意想外の展開になるというか、トリッキーな流れになるというか、そういう作家なので油断がならないのだ。本書も中盤辺りから、おいおいおいという運びになった。 本書を週刊誌の見出し的に書くと、「時効の果てに繰り返された凶行・蒲田老夫婦刺殺事件」 となり、それと相反する週刊誌では、「蒲田老夫婦刺殺で浮上する『真犯人は別にいる』の声」となる。実際2/3まで読んでいくと、本書にその文言が出る。 東京地検の最上検事は老夫婦刺殺事件の中で、松倉という参考人の名にはっとする。大学生の頃、独身寮に入っていたが、寮を管理する夫婦の一人娘が殺され迷宮入りし、時効となったのだが、重要容疑者の名が松倉だったのだ。この偶然に胸が騒ぐ。 同じ東京地検の刑事部に配属になった若い沖野検事は最上を師と仰いでおり、その沖野も老夫婦刺殺事件を担当することになる。だが、両者は「正義」の名の下に方向が相反してしまう。最上に肩入れすると、ハラハラドキドキで、どうか真相は水面下に沈殿して欲しいと思うし、沖野に肩入れすると、単純に頑張れとなるだろう。 最上と沖野。このどちらかへの肩入れ次第で、本の読み方が、がらりと変わる。私は最上の方なので、ラストまで読み進めるのが苦しいけれど、それでも読まずにはいられない。 | ||||
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コーヒーを片手に 一気に読みました。 ストーリーに引き込まれとても面白かったです。 | ||||
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先が気になりワクワクしながら一気に読みました。面白かったです。 | ||||
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今度映画化されると聞いて読んだのですが、とても面白くて一気に読み上げました。人それぞれの正義のあり方を考えさせられました。 | ||||
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だいぶ分厚い小説なのでゆっくり読み進めようと思っていたのに、気付けば一気読みしていました。 読みながら体中に力が入っていたようで読後はドッと疲労感が… ネタバレになってしまいますが、 ラストがスッキリハッピーエンドとはとてもいえないものですし、ストーリー自体が重いです。ただ私はとても読み応えのある作品だと思いました。 自分の中の正義の為に、正義を曲げたベテラン検事・最上。 そして正義を信じて突き進む若手検事・沖野。 最上の覚悟と、沖野の覚悟。 ぶつかり合うそれらに感情が引きずられていきます。 松倉と最上の結末がまた… やりきれない… でもそこにこの小説の凄みを感じた気がしました。 ちょっと気分転換しないとこの小説の空気から抜けられないくらいの読後感です^^; | ||||
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くらいに、感情移入してしまいました。 なんともやるせない感じですね。自分だったらどうするか? 考えさせられました。 非常に面白かったです。 | ||||
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木村君と二宮君の演技がどんなふうにスクリーンに 出てくるか楽しみです | ||||
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このまま行くの?それじゃやだなと思ってましたが、 読み進んでいくと段々展開が面白くなってきました。 | ||||
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難しい内容かなと思いましたが、読んでいると引き込まれ あっという間読めました | ||||
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時効をむかえていた23年前の根津女子中学生殺害事件の犯人松倉を裁くため、蒲田老夫婦殺害事件の容疑者となっていた松倉を犯人に仕立てようと画策する東京地検刑事部の最上。その部下沖野は松倉が本当に犯人なのか苦悩することに…… う~ん、こんなことってあるのかねえ~( ̄▽ ̄;)面白いけど✨ | ||||
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蒲田署で老夫婦殺害事件で帳場がたった。担当の最上検事は関わっていくなかで、時効となった女子中学生殺人事件で容疑者となった名前を発見した。松倉……最上検事の歯車が狂い出していく…… こんなことってあるのかねえ~( ̄▽ ̄;) | ||||
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かなり骨太なリーガルサスペンスですね。私的には今までの雫井さんの作品の中で一番だと思います | ||||
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本当の正義とは?正しい事とは?何なのかをいろいろ考えさせられました | ||||
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主人公の1人が有り得ない行動を取るが それを納得出来るかどうかが鍵。 読んでる途中はそれはないだろうって思ってたが 読後はやはり必然だと感じた。 よくヤクザ映画なんかにサラリーマン生活を投影しますが その逆の立場の組織にもそれがいえる。 仁義なき戦いの無能な上司vs有能な部下ではなく 有能な上司vs有能な部下とのそれぞれ正義をかけた戦い。 | ||||
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本書を読んでいると、罪人を前に人が人を裁くという事がどういうことであるか、正義とは一体何か、など様々な想いが浮かぶような作品であった。 上巻を読んだら直ぐに下巻を手に取りたくなる展開。 上巻だけでの挫折は無いと思うので、上下巻を同時に購入する事をお勧めする。 | ||||
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下巻を読んで本書のタイトルの意味が理解できた。 ただ、単純にストーリーを追うだけではなく、内容を深読みすることでかなりの傑作と思えるような展開だ。 雫井さんの作品はいくつか読んだが、本作品が最も面白かった。 | ||||
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面白い一級のサスペンス小説だ、予想できる展開だが、ページをめくる手が止まらない。 | ||||
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「前半はかったるい」「物語がなかなか進まなくて」なんてコメントを目にすると、チッチッチと立てた人差し指を左右に振ってあげたくなる。攻める側と攻められる側、立場が下の側と上の側、それぞれの心理戦と言葉の駆け引きはすごい。たとえば、最上の厳命を受けて沖野が松倉をおぞましく悪罵する場面などは圧倒的。作家の力が発揮されるのはまさしくこうした表現によってだ。その意味では、後半はあまりにもすいすいと進みすぎて醍醐味を堪能する暇もない。力技、というのは強引に猪突猛進するのではなく、緻密な細工を重ねることでストラクチャーをかたちにすることなのだ。そこから自然に物語の重みというものが醸し出される。 | ||||
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