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ネメシスの契約
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ネメシスの契約の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全5件 1~5 1/1ページ
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変若水(をちみず)が面白かったので、ハードルが上がっていたかなと思うのが、 少し盛り込みすぎてるし、ラストを考えると少し人物描写が足りないかなと思う。 | ||||
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これだけ多くのトリックを入れ、なおかつうまく収斂させるのは並大抵の技ではない。著者には是非この方向で突っ走って欲しい。 | ||||
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厚労省の無気力職員、向井俊介。 実は凝り性? のめり込みやすい質だからこそ、普段は敢えて無難な、問題の少ない仕事を適当にしておこうという自己防衛本能が働いているのだろうな。 関わりだすと刑事顔負けの洞察力を働かせ、職権乱用とも取られかねない行き過ぎた行動がそれを物語っていて…このキャラ好きです! 終盤、真犯人が判り、そのトリックには流石と思いながらも、なんとなくスッキリしない部分が残っていて、それが最後の最後で「そうやったんか!」と納得。 でもその結末はあまりにも悲しかった。。。 前作に続き医療関係の専門知識の詳しさに脱帽し、法曹界など知らない世界の深層部分を垣間見ることが出来るのも面白い。 漁業に携わる作者ならではのトリックがやはり今作品の鍵だ。 夢中で一気読みしたが、全容を知った後は、DV、死刑廃止論、血の繋がり…そういった角度からゆっくり読み返すのも楽しみ。 次回作も期待してます。 | ||||
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ネメシスの契約この作者の前作、変若水(をちみず)を読んでから、次回作が気になっていた。 待望の次回作が本作品で、ネメシスという言葉が何であるか、ほとんど分からぬまま、最後のほうでようやく一言だけ、「義憤の神」という言葉が出てくる。 内容は二組の男女のストーリーがやがて組み合わさり、一つになるかと思えた完結部分でのどんでん返しがある凝ったストー^リーで、読み手を飽きさせない。 筆者お得意の漁業関連のトリックなどはこれまでどの作家が使ったこともないように思われ斬新で、しかも鮮烈だ。 文章はリズム感があり快適で、400ページ以上ある分厚い本ながらも一気に読んでしまえる。 しかし、読む快感に酔いしれていると、多い登場人物の相関が分からなくなってしまうから要注意だ。 快適な文章だが内容は緻密、どうか、筆者のスピードに飲み込まれず、じっくりと、余裕を持って読み解いていって欲しい傑作である。 ただ、個人的には前作「変若水」の前半部分、おどろおどろした因習を思わせるあの文体も好きなのだ・・この点については次回作を期待する。 それにしてもだ・・ルーツをたどっていくという推理小説の手法はかの松本清張を思わせる・・それほど深い推理小説ということか。 この作家の今後に期待したい。 | ||||
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国内ばかりではなく、海外の事件も関係する壮大なスケールで、その事件の動機、トリックの奥深さに驚愕した。 輻輳する謎解きの興味だけではなく、DVの恐怖、犯罪被害者の悲痛、司法にかかわる人の在り方を問うとともに、前作の「変若水(おちみず)」に続いて医療問題を絡めた、その真相到達まで期待を裏切らないストーリである。 ただ、ラストに突きつけられる決断はあまりにも、過酷な決断である。「仕事ぶりは適当」の人物設定である厚生省勤務向井俊介の、疑問の究明に向かう推理力、洞察力に作者の聡明さが光るが、東スポ(東京スポーツ新聞)愛読者の私としては、スポーツ新聞の記者で未来ある若い周防正孝に最後まで肩入れしながら、読破した。 | ||||
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