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Another エピソード S
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Another エピソード Sの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.74pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全26件 21~26 2/2ページ
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本編のときと同様にところどころに散りばめられて隠されていた伏線を探そうとしだんだけど、 結局最後まで全然気づかなかった。 3時間ぐらいで300ページ一気に読み進めるとあんまり細かいところまで注意がいかないもんですね。 エピソードSのストーリはもう一人のサカキである賢木晃也の幽霊の物語。 サカキが死ぬ瞬間の謎を解明するために見崎鳴と賢木の親戚の比良塚家の面々が絡んでくるお話。 原作読んでから結構時間経ってるので最後の最後にネタバレされるまであの人のことすっかり忘れてたりもした、アニメ版だと家族関係も結構変わってるし全然気づかない伏線が待っていた。 Anotherにハマってたら一読をオススメしたい作品です。 | ||||
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アナザーの続編!テイストは違いますがこれはこれで面白かったです。前作のような展開を期待してる人には物足りないのかもしれませんが、まだアナザーの構想が在るようなので、次回作にも期待したいところです。単純に鳴のその後が読めてよかったって感じです | ||||
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館シリーズを思わせるトリック.綾辻行人さんのファンでもホラー系は忌み嫌っているという方も多くおられるかと思われますが,これを機にどうかとは思います. | ||||
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「Another」本編で空白になっていた見崎鳴の1週間にスポットをあてた作品です。 湖畔の屋敷で出会った「サカキ」姓の幽霊と共に事件の謎を探るという前作の「ホラー」要素よりも 「ミステリ」要素が強い作品だと思います。 前回の様な悲劇の連鎖を産み出した「現象」がないので安心して読めます。 ただ、「Another」を読んでいないのであれば、まずはそちらから読んでください。 あちらこちらに本編の謎解きネタが散りばめられているので。 前回の様な「現象」が無いのでハラハラ・ドキドキ感は薄まった反面、「幽霊が自らの死体を探す」 という一見ぶっ飛んだ設定ながら見崎鳴の能力を「Another」本編で既に擦り込まれているため、 違和感無く読めてしまうというのも続編の醍醐味ですね。 最後の謎解き(真実)は「思込み」によるものでハッとさせられます。 エピソードSという事で、「S」に纏わる意味も結構散りばめられています。 (作者あとがきは最後に読みましょう♪) また、見崎鳴の日常生活も垣間見れます。自転車乗れないとは・・。 本編「Another」の殺伐とした恐怖感はありませんが、その分ミステリ好きにも納得 いくものとなっています。ただ、純粋な「ミステリ」作品ではありませんので。 「Another」はシリーズものになるようですし、今後に期待しましょう。 | ||||
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発売日に何店か回ったのですがどこも仕入れてなくて、楽しみにしていたのに読めないと思っていました。でも、こちらのほうが特典があったのでラッキーでした。 | ||||
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正直、古くからの綾辻行人ファン程、「Another」の持ち上げられ方に不安を感じていたんじゃないかと思います。 帯にも書いてあるけれど、W映像化しちゃったくらいの大ヒット。 今や「綾辻行人なんてラノベ作家知らなかった」とか「”ノベライズ”にアニメで大人気だったあのキャラが全然出てないじゃないか!」とかいう言葉が飛び交う程。 いや、別に売れちゃってなんか寂しいなみたいなインディーズ時代からのファンだったバンドがメジャーに行ってしまった寂しさみたいなことを言いたいわけでは決してないのですが。 そもそも「十角館の殺人」だってベストセラーなわけだし。映像化なら今までも何回かされていたし。 だけど……ねえ? 「謎解きはディナーのあとで」や「隻眼の少女」もそうだけど、本格ミステリという本来なら――なんだか悲しいこと言ってしまうけど――マイナー領域でのみ売られる様なジャンルの作家が大ヒットを飛ばして、メディア化して、いつもなら近寄らない人が近寄って……みたいな状況になると、色々と思うことがあるわけですよ 身勝手なファンと言われればその通りなのですが。 そういうわけで、正直言ったところ、今作も不安な気持ちでこの本の発売を待っていた、というのが正直なところです。 「下手に売れて、そっち方面に走っちゃっているんじゃないか?」とか「逆に殺人鬼2みたいな趣味に走りすぎちゃって(私個人としてB級ホラーファンでもあるのであれも結構好きですが)新規ファンも昔からのファンもぽかんな出来なんじゃないか?」とか、そうしたこを考えながら読み始めました。 ……結果、安心しました。 面白かったです。素直に。 テイストとしては実は「Another」より「どんどん橋、落ちた」や館シリーズに近いんじゃと思います。 というよりも、筋としては完璧に本格ミステリです。 (狭義の本格かと言われたらNOですが、それを言ったらほとんどの綾辻作品が本格じゃなくなってしまうので……) 正確に分類するのなら「七回死んだ男」や「生ける屍の死」などと同じSF本格ミステリになるのでしょう。 この世界観だからこそ起こった事件を論理的に謎解きしていくタイプの物語で、ラスト周辺の伏線回収は本格ミステリファンなら大興奮、といった出来になっております。 「Another」は確かにミステリ要素はありますが全体としては完璧にホラーなストーリーだったのに対し、こちらでは完全にミステリになっている様に感じました。 リーダビリティーも抜群です。 一ページ毎の文字数が少なめということもあるのかもしれませんが、一気読みできますし、綾辻行人特有の文体、雰囲気も健在です。 ただ、「Another」の続編、キャラの掘り下げスピンオフを求めている方はちょっと物足りない面があるかもしれません。 前作の主要キャラクターでちゃんと出てくるのは榊原と鳴だけですし。 ただ、それは仕方なく、 このプロットで鳴をもっと目立たせろとかこのキャラを出せとか言うのは漫画で例えるなら「岸部露伴は動かない」に「仗助が出てないじゃないか!ふざけるな!」と言うようなものです。 素直に一つの(ほぼ)独立した物語として楽しみましょう。 というわけで、「Another」「深泥丘」よりも「奇面館」の系譜に属する作品だと私は感じました。 綾辻行人のファンには勿論、そうじゃない方々にも(それこそ「Another」本編の様に)是非読んでもらいたい作品です。 | ||||
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