絡新婦の理

評判

絡新婦の理の評価:

4.51/5点 レビュー 93件。 S ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点4.51pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全194件 101〜120 6/10ページ
No.94
(4pt)

黒い寡婦(ブラックウィドゥ)は、蝶が網にかかるのを静かに待ち続ける

妖怪シリーズ第5弾。
本書の内容よりもその分厚さに度肝を抜かれた一冊。
さすがレンガ本といわれるだけあって、持つにも持ち運ぶにも一苦労。
通勤中の読書には不向きな作品である。

そんな空前絶後の厚みはさておき。
内容は面白い。 面白いだが、素直に「面白った」といえないこの物語。
それはこの物語が妖怪シリーズの中で、最も悲惨な結末を迎えているせいだろう。

他の作品も悲惨といえば結構悲惨なのだが、この『絡新婦』は何より 「後味が悪い」。
その最たる原因が、開幕後、早々と犯人が世間からも京極堂からも裁かれないことを明示している点だ。
事件は陰湿かつ救いがことこの上ないのに、京極堂さえも手出しできないとなると、
もはやお手上げ状態である。

唯一の救いと言えば、京極堂の薀蓄が健在だということ。
日本神話、キリスト教、ユダヤ教に関する圧倒的な知識の洪水は、いつもながら絶品の味わい。
また、作中でも言及されている「女性」性と「男性」性については、フィクションの中だけでなく、
現実の世界でも突き詰めていかなければならない大きな問題である。


文庫版 絡新婦の理 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 文庫版 絡新婦の理 (講談社文庫)より
4062735350
No.93
(2pt)

難解長編

まず初めに、これは京極作品の入門書ではありません。
この本を最初に買ってみよう、と思っているのなら止すべきです。
まず晦渋です。
使われている言語が小難しい。
間違いなく辞書が必須です。故に読みづらい。
より本格的に内容を理解しようと思ったら専門書も必要になります。
内容が読みづらさをカバーする程面白ければ良いのですが、、、
そして、登場人物も多い。
読み進めていくうちに「あれ!?誰だっけ」現象が起きます。
況してこの作品が読み初めですと誰がどう言ったキャラ設定なのかが分りません。
そうなると特に中盤戦以降、読むこと自体が苦痛になっていきます。
京極読むならまず魍魎の匣をお勧めします。
そして、読み進めるのなら書かれた順に追って行って下さい。
この作は決して駄作ではありません。
ありませんが、京極作品は専門的過ぎるところがあるので
そう言った表現が自分の感性と合うのであれば買いだと思います。
恐らく一度読んだだけでは内容が上手く咀嚼できません。


絡新婦の理 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 絡新婦の理 (講談社ノベルス)より
4061819321
No.92
(2pt)

難解長編

まず初めに、これは京極作品の入門書ではありません。
この本を最初に買ってみよう、と思っているのなら止すべきです。
まず晦渋です。
使われている言語が小難しい。
間違いなく辞書が必須です。故に読みづらい。
より本格的に内容を理解しようと思ったら専門書も必要になります。
内容が読みづらさをカバーする程面白ければ良いのですが、、、
そして、登場人物も多い。
読み進めていくうちに「あれ!?誰だっけ」現象が起きます。
況してこの作品が読み初めですと誰がどう言ったキャラ設定なのかが分りません。
そうなると特に中盤戦以降、読むこと自体が苦痛になっていきます。
京極読むならまず魍魎の匣をお勧めします。
そして、読み進めるのなら書かれた順に追って行って下さい。
この作は決して駄作ではありません。
ありませんが、京極作品は専門的過ぎるところがあるので
そう言った表現が自分の感性と合うのであれば買いだと思います。
恐らく一度読んだだけでは内容が上手く咀嚼できません。


文庫版 絡新婦の理 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 文庫版 絡新婦の理 (講談社文庫)より
4062735350
No.91
(4pt)

2回目、読了・・・

失敗しました!“絡新婦”よりも先に“塗仏”を読んでしまったのです。
まだ読んでいらっしゃらない方には、京極堂シリーズは書かれた順に読むことを強くおすすめします。でないと、せっかくのおもしろさが減ってしまう気がするので。これからもう一度“塗仏”を読むつもりです。おそらく、新しい発見があるはず。あの女性がこんな方だって知らずに“塗仏”を読んでいたのですから・・・。1回目は「あ〜失敗した」という思いにおそわれつつ、すごいスピードで読みとばしてしまい、この人犯人?と予想した人も間違っており、なんだかわけわからなかった、という悔しい読後感でした。これは作品のせいでなく、読者である自分の読み方間違えたせい、という気がします。もったいなかった。
少し時間をおいて、2回目ゆっくり読み直しましたので、これから“塗仏”を読むのが楽しみなんですよ。おそらく京極夏彦さんの解釈なのかもしれませんが、「七夕と製鉄、遊郭の関係」を、京極堂が語っている部分が、おもしろかったのです。石長比売と木花佐久夜毘売の伝説ももう一度読みたいとも感じさせられました。京極堂が何度も「うんちく」を語ってますから・・・。
興味がない部分の京極堂の「うんちく」には退屈してしまうのですが、今回はスリリングでした。知らないことだらけだった。
絡新婦の理 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 絡新婦の理 (講談社ノベルス)より
4061819321
No.90
(4pt)

2回目、読了・・・

失敗しました!“絡新婦”よりも先に“塗仏”を読んでしまったのです。
まだ読んでいらっしゃらない方には、京極堂シリーズは書かれた順に読むことを強くおすすめします。でないと、せっかくのおもしろさが減ってしまう気がするので。これからもう一度“塗仏”を読むつもりです。おそらく、新しい発見があるはず。あの女性がこんな方だって知らずに“塗仏”を読んでいたのですから・・・。1回目は「あ〜失敗した」という思いにおそわれつつ、すごいスピードで読みとばしてしまい、この人犯人?と予想した人も間違っており、なんだかわけわからなかった、という悔しい読後感でした。これは作品のせいでなく、読者である自分の読み方間違えたせい、という気がします。もったいなかった。
少し時間をおいて、2回目ゆっくり読み直しましたので、これから“塗仏”を読むのが楽しみなんですよ。おそらく京極夏彦さんの解釈なのかもしれませんが、「七夕と製鉄、遊郭の関係」を、京極堂が語っている部分が、おもしろかったのです。石長比売と木花佐久夜毘売の伝説ももう一度読みたいとも感じさせられました。京極堂が何度も「うんちく」を語ってますから・・・。
興味がない部分の京極堂の「うんちく」には退屈してしまうのですが、今回はスリリングでした。知らないことだらけだった。
文庫版 絡新婦の理 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 文庫版 絡新婦の理 (講談社文庫)より
4062735350
No.89
(2pt)

期待外れでした

恥ずかしながら、京極氏のシリーズを読むのはこの本が初めてでした。いろいろな書評サイトで評判が良かった本書をとっかかりとして選んだのですが・・正直言って独特の世界観や登場人物に感情移入できず、終盤に辿り着くまでは読むこと自体が苦痛でした。
当書の良かった点・悪かった点は以下のとおりです。
他の巻に挑戦できていないため偏ったレビューになってしまうかもしれませんが、何しろ分厚い本なので、著者のシリーズに挑戦しようと思う人の事前の参考になればと思います。
<良い点>
・まったく別々の事件が終盤に編みあげられていく過程は見事で、理論的に整合性が取れている
・肝心の主人公の思想哲学は、偏った見方を排してバランスが取れており、発言にも好感が持てる
<悪い点>
・主人公以外の探偵役や刑事など、重要脇役の性格やセリフに漫画チックで極端なものが多くリアリティにかける
・とにかく改行や無駄台詞が多く、それでページ数が膨らまされているきらいがある
・内容をうまく整理できる作家なら、4分の1程度のページ数で済むのではないか

とにかく、手軽に楽しむための娯楽小説としてはコストと労力を要求する本だなあ、というのが正直な感想でした・・・
絡新婦の理 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 絡新婦の理 (講談社ノベルス)より
4061819321
No.88
(2pt)

期待外れでした

恥ずかしながら、京極氏のシリーズを読むのはこの本が初めてでした。いろいろな書評サイトで評判が良かった本書をとっかかりとして選んだのですが・・正直言って独特の世界観や登場人物に感情移入できず、終盤に辿り着くまでは読むこと自体が苦痛でした。
当書の良かった点・悪かった点は以下のとおりです。
他の巻に挑戦できていないため偏ったレビューになってしまうかもしれませんが、何しろ分厚い本なので、著者のシリーズに挑戦しようと思う人の事前の参考になればと思います。
<良い点>
・まったく別々の事件が終盤に編みあげられていく過程は見事で、理論的に整合性が取れている
・肝心の主人公の思想哲学は、偏った見方を排してバランスが取れており、発言にも好感が持てる
<悪い点>
・主人公以外の探偵役や刑事など、重要脇役の性格やセリフに漫画チックで極端なものが多くリアリティにかける
・とにかく改行や無駄台詞が多く、それでページ数が膨らまされているきらいがある
・内容をうまく整理できる作家なら、4分の1程度のページ数で済むのではないか

とにかく、手軽に楽しむための娯楽小説としてはコストと労力を要求する本だなあ、というのが正直な感想でした・・・
文庫版 絡新婦の理 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 文庫版 絡新婦の理 (講談社文庫)より
4062735350
No.87
(5pt)

メモを取る読書法について

京極夏彦先生の百鬼夜行シリーズも今作でついに五作目
ますます頁数が多くなり本自体のレンガ化も進んでいる、自分は1389頁にも渡った今回で
ついにメモを取りながらの読書を行ったがあれはダメ 他の本を同時に読んでるとか、極端に忙しくて読書時間を取れず、一度読んだ後
次まで一か月も間が開く事もまれにあるなんて人にはオススメの読書法だけれど普通の読書家には向かない 鬱陶しい 
やはり丁寧に何度も読むべし 特に一度目を丁寧に
そういう話はおいといて作品自体の感想をば下に
今回は思想的な色が強いです
伊佐間のヒエラルキーについての考察(結局外に出ない)
京極堂の考えるフェミニズム 基督教の抱える伝統的男尊女卑傾向等々
今までモチーフとして登場してきたのは日本や中国のアジアの妖怪・文化・伝説ばかりですが
今回は作品中に京極先生の西洋の黒魔術・悪魔崇拝等の知識が盛り込まれていて
そういう意味でも他の作品とはちょっと毛色が違います
そして今回は特に「性」について考えさせられる内容です
ストーリーの精密さ 複雑に張り巡らされた伏線がつながった時のたまらないカタルシスは健在
羽衣伝説については
推理小説作家、内田康夫も「怪談の道」で羽衣伝説を取り上げてましたが
京極夏彦が扱うとこうなるのか という発見があって楽しいです やっぱりこの人の感性と知識は凄まじいです
絡新婦の理 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 絡新婦の理 (講談社ノベルス)より
4061819321
No.86
(5pt)

メモを取る読書法について

京極夏彦先生の百鬼夜行シリーズも今作でついに五作目
ますます頁数が多くなり本自体のレンガ化も進んでいる、自分は1389頁にも渡った今回で
ついにメモを取りながらの読書を行ったがあれはダメ 他の本を同時に読んでるとか、極端に忙しくて読書時間を取れず、一度読んだ後
次まで一か月も間が開く事もまれにあるなんて人にはオススメの読書法だけれど普通の読書家には向かない 鬱陶しい 
やはり丁寧に何度も読むべし 特に一度目を丁寧に
そういう話はおいといて作品自体の感想をば下に
今回は思想的な色が強いです
伊佐間のヒエラルキーについての考察(結局外に出ない)
京極堂の考えるフェミニズム 基督教の抱える伝統的男尊女卑傾向等々
今までモチーフとして登場してきたのは日本や中国のアジアの妖怪・文化・伝説ばかりですが
今回は作品中に京極先生の西洋の黒魔術・悪魔崇拝等の知識が盛り込まれていて
そういう意味でも他の作品とはちょっと毛色が違います
そして今回は特に「性」について考えさせられる内容です
ストーリーの精密さ 複雑に張り巡らされた伏線がつながった時のたまらないカタルシスは健在
羽衣伝説については
推理小説作家、内田康夫も「怪談の道」で羽衣伝説を取り上げてましたが
京極夏彦が扱うとこうなるのか という発見があって楽しいです やっぱりこの人の感性と知識は凄まじいです
文庫版 絡新婦の理 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 文庫版 絡新婦の理 (講談社文庫)より
4062735350
No.85
(5pt)

傑作!

京極堂シリーズ第五弾。イントロダクションと呼ぶのを躊躇われる程の長さを持つ序章の終わりに京極堂が語った、「僕等は三人とも知らず知らずのうちに誰かの張った――」「――網に掛かっているようだ」、という言葉は絡新婦に対するものである。おそらくこの段階ですでに我々読者は京極夏彦の張った網に掛かってしまっている。読者は蜘蛛の巣に絡め取られ、その巣の全貌を知らぬまま作者の筋書き通りに読み進めるしかない。終盤、京極堂によって語られる、巨大で精巧かつ美しい蜘蛛の巣の全貌は圧巻である。そして余韻を残す完璧なラストが作品世界を完結させ、我々を読後しばらくこの作品世界に閉じ込める。
絡新婦の理 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 絡新婦の理 (講談社ノベルス)より
4061819321
No.84
(5pt)

傑作!

京極堂シリーズ第五弾。イントロダクションと呼ぶのを躊躇われる程の長さを持つ序章の終わりに京極堂が語った、「僕等は三人とも知らず知らずのうちに誰かの張った――」「――網に掛かっているようだ」、という言葉は絡新婦に対するものである。おそらくこの段階ですでに我々読者は京極夏彦の張った網に掛かってしまっている。読者は蜘蛛の巣に絡め取られ、その巣の全貌を知らぬまま作者の筋書き通りに読み進めるしかない。終盤、京極堂によって語られる、巨大で精巧かつ美しい蜘蛛の巣の全貌は圧巻である。そして余韻を残す完璧なラストが作品世界を完結させ、我々を読後しばらくこの作品世界に閉じ込める。
文庫版 絡新婦の理 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 文庫版 絡新婦の理 (講談社文庫)より
4062735350
No.83
(5pt)

傑作!

京極堂シリーズ第五弾。
イントロダクションと呼ぶのを躊躇われる程の長さを持つ序章の終わりに京極堂が語った、「僕等は三人とも知らず知らずのうちに誰かの張った――」「――網に掛かっているようだ」、という言葉は絡新婦に対するものである。おそらくこの段階ですでに我々読者は京極夏彦の張った網に掛かってしまっている。読者は蜘蛛の巣に絡め取られ、その巣の全貌を知らぬまま作者の筋書き通りに読み進めるしかない。
終盤、京極堂によって語られる、巨大で精巧かつ美しい蜘蛛の巣の全貌は圧巻である。そして余韻を残す完璧なラストが作品世界を完結させ、我々を読後しばらくこの作品世界に閉じ込める。
絡新婦の理 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 絡新婦の理 (講談社ノベルス)より
4061819321
No.82
(5pt)

傑作!

京極堂シリーズ第五弾。
イントロダクションと呼ぶのを躊躇われる程の長さを持つ序章の終わりに京極堂が語った、「僕等は三人とも知らず知らずのうちに誰かの張った――」「――網に掛かっているようだ」、という言葉は絡新婦に対するものである。おそらくこの段階ですでに我々読者は京極夏彦の張った網に掛かってしまっている。読者は蜘蛛の巣に絡め取られ、その巣の全貌を知らぬまま作者の筋書き通りに読み進めるしかない。
終盤、京極堂によって語られる、巨大で精巧かつ美しい蜘蛛の巣の全貌は圧巻である。そして余韻を残す完璧なラストが作品世界を完結させ、我々を読後しばらくこの作品世界に閉じ込める。
文庫版 絡新婦の理 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 文庫版 絡新婦の理 (講談社文庫)より
4062735350
No.81
(5pt)

絶対に読み返したくなる。

京極堂シリーズは、主人公の京極堂こと中禅寺秋彦が出てきて始めて話が動き出す。
これまでのシリーズはその京極堂が出てくるまでに随分と暇があった。
今作では、いきなり冒頭からその京極堂が登場する。
あっけにとられる展開。
何のことだかわからずにクライマックスをむかえ、そしてようやく序章が始まる・・・。
ストーリーの種を明かすことはできないが、
必ず読み終えた後、最初の冒頭部をもう一度読み返したくなる。
絡新婦の理 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 絡新婦の理 (講談社ノベルス)より
4061819321
No.80
(5pt)

絶対に読み返したくなる。

京極堂シリーズは、主人公の京極堂こと中禅寺秋彦が出てきて始めて話が動き出す。
これまでのシリーズはその京極堂が出てくるまでに随分と暇があった。
今作では、いきなり冒頭からその京極堂が登場する。
あっけにとられる展開。
何のことだかわからずにクライマックスをむかえ、そしてようやく序章が始まる・・・。
ストーリーの種を明かすことはできないが、
必ず読み終えた後、最初の冒頭部をもう一度読み返したくなる。
文庫版 絡新婦の理 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 文庫版 絡新婦の理 (講談社文庫)より
4062735350
No.79
(5pt)

大ボリューム

1500ページ近くありますが、個人的には最高傑作です。話は狂骨、鉄鼠のように難しい話もなく読みやすいです。絡新婦は、「今回犯人分かりやすくない?」と感じる人が多いと思いますが、ほぼ全員が一番最後の一行でどんでん返しを食らったんじゃないでしょうか。自分が読んだ時は、一瞬意味がわからず、少し前から読み返していたら、「アッー!!!そういうことか!!!」とアドレナリン走りまくりでした。これから読む人は絶対に後ろから読まないようにしましょう
文庫版 絡新婦の理 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 文庫版 絡新婦の理 (講談社文庫)より
4062735350
No.78
(5pt)

大ボリューム

1500ページ近くありますが、個人的には最高傑作です。話は狂骨、鉄鼠のように難しい話もなく読みやすいです。絡新婦は、「今回犯人分かりやすくない?」と感じる人が多いと思いますが、ほぼ全員が一番最後の一行でどんでん返しを食らったんじゃないでしょうか。自分が読んだ時は、一瞬意味がわからず、少し前から読み返していたら、「アッー!!!そういうことか!!!」とアドレナリン走りまくりでした。これから読む人は絶対に後ろから読まないようにしましょう
絡新婦の理 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 絡新婦の理 (講談社ノベルス)より
4061819321
No.77
(5pt)

ここまで複雑な事件をよく考え出したなあと感心しました。

2人の殺人鬼が現れます。その事件を軸に話は進んでいきます。
こう書くと、事件は一つと思われるかもしれません。
しかし、2つの事件は全く関係ありません。そうなると、次には、
単なる構成がしっかりしていない、長いだけの小説と思われるかもしれません。
そうではないから読んでしまうのです。しっかり最後に「そういうことか!!」と
思わせてくれます。毎度のことながら。作者の構成力、ものすごいです。
その分、気合入れて事実関係を整頓しながら読まないと訳が分からなくなり、
せっかくの伏線に気づけない悲劇が起こりえます。読み応えの点では図抜けて良いです。
前作までの登場人物もちょこちょこ出てきて
順に読んでいった方にはうれしいかもしれません。
毎回そうですが、女性がひどい目に遭います。
今回も連続目潰し殺人の犠牲者がぼんぼん出ます。
作者には女性への加虐趣味があるのか?と思わせるくらいの徹底振りです。
かなりの完成度を誇ります。また、人物造詣に厚みが加わり、
各人がよりしっかりとした立ち位置を持ってきました。面白いですよ。
文庫版 絡新婦の理 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 文庫版 絡新婦の理 (講談社文庫)より
4062735350
No.76
(5pt)

ここまで複雑な事件をよく考え出したなあと感心しました。

2人の殺人鬼が現れます。その事件を軸に話は進んでいきます。
こう書くと、事件は一つと思われるかもしれません。
しかし、2つの事件は全く関係ありません。そうなると、次には、
単なる構成がしっかりしていない、長いだけの小説と思われるかもしれません。
そうではないから読んでしまうのです。しっかり最後に「そういうことか!!」と
思わせてくれます。毎度のことながら。作者の構成力、ものすごいです。
その分、気合入れて事実関係を整頓しながら読まないと訳が分からなくなり、
せっかくの伏線に気づけない悲劇が起こりえます。読み応えの点では図抜けて良いです。
前作までの登場人物もちょこちょこ出てきて
順に読んでいった方にはうれしいかもしれません。
毎回そうですが、女性がひどい目に遭います。
今回も連続目潰し殺人の犠牲者がぼんぼん出ます。
作者には女性への加虐趣味があるのか?と思わせるくらいの徹底振りです。
かなりの完成度を誇ります。また、人物造詣に厚みが加わり、
各人がよりしっかりとした立ち位置を持ってきました。面白いですよ。
絡新婦の理 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 絡新婦の理 (講談社ノベルス)より
4061819321
No.75
(4pt)

女性と日本文化についての考察。

京極堂シリーズの目玉は、何といってもつきもの落としですが、今回も千葉の田舎を舞台に連続猟奇殺人が多発し、その謎を明かしながら、その関係者のつきものをおとしてゆきます。売春や性風俗と女性の人権についての考察を、面白く拝聴しました。今回は榎津探偵が活躍し、笑わせてくれます。からまった蜘蛛の糸が次第にほどけていくように明らかになった行く様がとてもよく練られています。ただ登場人物が多く付き物落としが長過ぎたことと、殺人犯が、精神異常者というのが少々残念です。もちろん、正常/異常とのわく引き、差別などはあってはならないですし、また、同様に罪にも問われるべきと思いますが。
文庫版 絡新婦の理 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 文庫版 絡新婦の理 (講談社文庫)より
4062735350