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天を衝く
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【この小説が収録されている参考書籍】
天を衝くの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.62pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全64件 1~20 1/4ページ
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高橋克彦『天を衝く 豊臣秀吉に喧嘩を売った男・九戸政実』読了。 いつ購入したか分からないほど前から積読になっていた。 アマゾンで調べると2002年になっている。当時阿弖流為を描いた彼の『火炎』を読んでおり、感動して次はこれを読もうと考えていたらしい。 それから22年も経ってようやく読んだことになる。 が、凄まじく面白い。 実在した奥州南部一族の九戸政実が主人公である。 実際、優れた武将であったらしい。 が、南部一族の跡目争いに敗れ、勝利した政直との抗争の末に、豊臣秀吉軍20万人まで戦の場に引きずり出す。 この事実を元にして、作者は政実が意図して秀吉の天下統一に対決したという物語を構築する。 そして、史実としてあるのだが、10万の秀吉軍に包囲され、兵の助命と引き換えに投降するが、秀吉軍はその約束をたがえ、兵も皆殺しにしてしまう。 こうした、秀吉軍の卑劣な罠が仕掛けられたがゆえに、作者はこの政実を復権させ蘇らせたかったに違いない。 それにしても、戦国の戦さというものは、かくも罠の仕掛け合いであったということが、リアルに迫ってきて凄まじい。 こうした実態が史料として残っているとは思えないので、おそらく、これは想像で描かれたものに違いない。 けれども、手に汗を握って読んだ。 それほど、政実を描く熱量が凄まじいのである。 『炎立つ』も積読のままだし、しばらく高橋克彦を続けるしかなさそうだw | ||||
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高橋克彦『天を衝く 豊臣秀吉に喧嘩を売った男・九戸政実』読了。 いつ購入したか分からないほど前から積読になっていた。 アマゾンで調べると2002年になっている。当時阿弖流為を描いた彼の『火炎』を読んでおり、感動して次はこれを読もうと考えていたらしい。 それから22年も経ってようやく読んだことになる。 が、凄まじく面白い。 実在した奥州南部一族の九戸政実が主人公である。 実際、優れた武将であったらしい。 が、南部一族の跡目争いに敗れ、勝利した政直との抗争の末に、豊臣秀吉軍20万人まで戦の場に引きずり出す。 この事実を元にして、作者は政実が意図して秀吉の天下統一に対決したという物語を構築する。 そして、史実としてあるのだが、10万の秀吉軍に包囲され、兵の助命と引き換えに投降するが、秀吉軍はその約束をたがえ、兵も皆殺しにしてしまう。 こうした、秀吉軍の卑劣な罠が仕掛けられたがゆえに、作者はこの政実を復権させ蘇らせたかったに違いない。 それにしても、戦国の戦さというものは、かくも罠の仕掛け合いであったということが、リアルに迫ってきて凄まじい。 こうした実態が史料として残っているとは思えないので、おそらく、これは想像で描かれたものに違いない。 けれども、手に汗を握って読んだ。 それほど、政実を描く熱量が凄まじいのである。 『炎立つ』も積読のままだし、しばらく高橋克彦を続けるしかなさそうだw | ||||
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女性が登場するのは悪女一人に主人公の妻のみ。全体の1%にも満たない登場。男、男、男の世界の物語です。主人公はかっこいいし、男のロマンであるのは分かるのですが、少し寂しく感じました。感じながらも全巻読みました。筆者の熱は十分に感じましたが、いつの世も男女共に生きています。もうこんな小説を書く人はいないでしょうね、と母がつぶやいていました。書いても受けない時代、と。 | ||||
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訳あって購入〜読み初め〜読破まで2年半かかりました。3冊の長編、そしてあまり興味のない奥州武将と、買ったは良いものの読み始めるよも遅くなりました。しかし読み始めるととにかく面白い。個人的に熱い内容、男臭い感じが好みですが、まさにと言った感想です。 しかしながらコロナなどにより環境が変わり本を読む事ができなくなり間がまた空きました。1ヶ月ほど前から再開、過去の話を忘れてしまっているかなと思ったけど、頭の中にはハッキリと九戸政実、九戸党が居ました。それぐらい鮮烈に、魂に刻まれる小説でした。 購読後は、一つの映画を観たような多幸感に包まれ奥州のお気に入り武将1,2にランクインするほどカッコいい内容です。とにかくオススメです。とても、とてつもなく素敵な一冊です。 | ||||
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オススメの一冊です。どうしても⭐︎5を付けたくてこちらへもレビュー投稿します。 | ||||
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オススメの一冊です。どうしても⭐︎5を付けたくてこちらへもレビュー投稿します。 | ||||
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本書は、陸奥武士の生きざまを描いた小説です。 中盤からは嗚咽が止まらず、人前で読むことは出来ません。 著者が7年もかけて書き上げた思い入れが理解できます。 映画化を望みます。 | ||||
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巻2は、北信愛の謀略で晴継暗殺犯を曖昧に終わらせ、 信直が当主となって始まります。 政実を疎んじる信愛は、政実を常に警戒し、当主・信直を操ります。 政実は、北条家を滅ぼした秀吉に臣従した南部家についに見切りをつけ、 南部家を離れて終わります。 3巻が楽しみです。 | ||||
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南部家の傍流・九戸家の棟梁・政実は、大望を抱いて勢力を広げるが、 無能な本家の当主・南部晴政が目の上のたん瘤で、南部家内では内紛が絶えない。 40歳になって陸奥統一を諦めかけていた時に、晴政が病に倒れる。 長い闘病の後に晴政が亡くなり、大きな内紛が起きる予感を持たせて終わります。 第2巻が楽しみです。 | ||||
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九戸政実のファンなんで、とても面白かったです!! | ||||
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一連の東北蝦夷を扱った小説が大好きで、先生の大ファンになってしまいました。ついこの前も、前9年の戦から藤原氏が滅ぶまでの、先生の小説の舞台となった奥州の各地を二日間かけて回って来ました。 しかし正直言って、この作品を読むかどうか少し躊躇しました。 時代背景も主人公も今までとは全く接点がない様に思ってしまったからです。 しかし、読み始めてすぐにその考えは覆されました。 それまで私が知っていた政実という人物像を見事にひっくり返されました。想像以上に奥の深い物語です。 そして終盤では、いつもの如く涙が滲んできました。 やはり髙橋克彦先生は素晴らしい小説家であり、同時に素晴らしい思想家だとおもいます。 | ||||
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今回で6回目の講読になりますが やはり政実は強くて強くてたまりません。 毎回同じ所で涙が出ます。 あの時秀吉は殺す相手を間違えましたね! | ||||
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大失敗したときにおすすめの本でググってヒットしたのがこの本でした。 とても読みやすく、前向きになりました。 | ||||
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蝦夷と蔑まれ、最後の最期まで秀吉に裏切られる政実、最後は涙で読めませんでした。男なら読むべき一冊!東北三部作全て泣けます。 | ||||
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男のロマン 久しぶりに骨太の男性ヒーロー 友達にも勧め回し読みしている。 | ||||
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東北、南部にこのような武人がいた事。あまりに武士らしくまた、知恵のある棟梁という存在。中央で進む戦国から統一への中で北の地では武人が誇りをかけて戦って散っていった。武人である。 | ||||
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冬を待つ城とあわせて読みました。 これは、戦国時代の端の端で起こった、敗者視点の物語です。 歴史は勝者によるもので、信長、秀吉、家康は多数の資料が残り、多角度からの小説と成っていますが、辺境の敗者については、いずれもわずかです。 この二つの小説により辺境の出来事について、学問的事実のほかに、複数の視点を得られた事はとても有意義でした。 さらにみじかな土地の出来事だけに、中央との差が感じられ、より信長、秀吉、家康の動きを肉付けすることができました。 | ||||
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相変わらず面白い!。東北のエミシ、アテルイとか東北が話題が多い方ですが、東北の方側に立った思考です。従ってハツピィーエンドには常にならない。 たまには江戸末期まで生き残った津軽為義とか、津軽の系譜をおつたらどうでしようか?? 石田三成とその子孫を残すとの関係にも触れることできる。 | ||||
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同様です。他の本での主人公とは異なる。最後に京都で斬首の話もある。 勿体ない、東北の英雄です。 | ||||
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北の奥地から出られず戦国を歯がゆい思いで見ていた九戸政実の物語…南部家の静かな内紛に歯がゆさを感じながら、時代の変化を噛み締めざるを得ない、もどかしさ… | ||||
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