さよなら渓谷

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評判

さよなら渓谷の評価:

3.58/5点 レビュー 88件。 C ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点3.58pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全180件 141〜160 8/9ページ
No.40
(3pt)

違和感が強かった

細部の描写とか、相変わらずの文章力で目に浮かぶようでした。しかしながら、やはり内容的には、幼児殺人事件という最近の際物題材を背景にして、エキセントリックな男女の関係を描いただけの作品に見えてしまいました。幼児殺人事件にしろ、「背景」にするだけで、思考の線が深くまで伸びていないように思いました。何より、違和感があったのは、主人公二人の男女です。この二人が、「共にいなくてはならない」という心理設定については、かなり工夫をして筆を割いているようですが、やはり「ごく単純に考えて」二人は、最も共にいられない関係のような気がしてしまいます。万が一、一緒にいたとしても、肉体関係があるのが理解できません。この二人は、もっとも肉体関係を結び得ない関係ではないでしょうか。もしも、もしも、肉体関係が結び得たのならば、その肉体の「拒絶」「許容」を、濃密に描ききってほしかったです。
さよなら渓谷 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: さよなら渓谷 (新潮文庫)より
4101287546
No.39
(3pt)

違和感が強かった

細部の描写とか、相変わらずの文章力で目に浮かぶようでした。しかしながら、やはり内容的には、幼児殺人事件という最近の際物題材を背景にして、エキセントリックな男女の関係を描いただけの作品に見えてしまいました。幼児殺人事件にしろ、「背景」にするだけで、思考の線が深くまで伸びていないように思いました。何より、違和感があったのは、主人公二人の男女です。この二人が、「共にいなくてはならない」という心理設定については、かなり工夫をして筆を割いているようですが、やはり「ごく単純に考えて」二人は、最も共にいられない関係のような気がしてしまいます。万が一、一緒にいたとしても、肉体関係があるのが理解できません。この二人は、もっとも肉体関係を結び得ない関係ではないでしょうか。もしも、もしも、肉体関係が結び得たのならば、その肉体の「拒絶」「許容」を、濃密に描ききってほしかったです。
さよなら渓谷 Amazon書評・レビュー: さよなら渓谷より
4104628042
No.38
(3pt)

初めて吉田作品を読む

タイトルに釣られて読んでしまった釣り人です。(笑)
吉田さんが芥川賞作家と言うのも知りませんでした。
さらに内容は釣りには全く関係のない、犯罪、男女関係、人生と言う文脈の生き様を綴っています。
ネタばれになるので内容は記載しませんが、文章は非常に上手く、物語の展開が非常に滑らからに進み引き込まれていきます。
ただ、読み終えた時に心の疲労感とでもいうような空気に包まれてました。
これも事前に吉田さんの作品を読んでいれば回避出来たのかもしれませんね。
さよなら渓谷 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: さよなら渓谷 (新潮文庫)より
4101287546
No.37
(3pt)

初めて吉田作品を読む

タイトルに釣られて読んでしまった釣り人です。(笑)
吉田さんが芥川賞作家と言うのも知りませんでした。
さらに内容は釣りには全く関係のない、犯罪、男女関係、人生と言う文脈の生き様を綴っています。
ネタばれになるので内容は記載しませんが、文章は非常に上手く、物語の展開が非常に滑らからに進み引き込まれていきます。
ただ、読み終えた時に心の疲労感とでもいうような空気に包まれてました。
これも事前に吉田さんの作品を読んでいれば回避出来たのかもしれませんね。
さよなら渓谷 Amazon書評・レビュー: さよなら渓谷より
4104628042
No.36
(5pt)

誰かと話し合いたくなる作品

このレビューには賛否両論あるようですが、私は個人的にはすごく好きです。
『悪人』のときもそうでしたが、主人公達の「心の叫び」が文章から滲みでていて、自分の心の奥をふるふると揺さぶられます。
主人公ふたりが一緒に暮らしているという状況に、普通は違和感を感じてしまうのでしょうが、思わず「そんなこともあるかもしれない」と読者に思わせてしまう文章力は、さすがの一言に尽きると思います。
この二人の関係を、果たして「愛」と呼べるのかということについては議論が分かれるだろうと思います。私は単純な恋愛関係や、罪悪意識、利害関係を超えたところにある、ふたりの強い「絆」を感じました。それを「愛」の一言で表現してしまっていいのか、今でもまだ答えは出ていません。
また俊介の献身的な姿、かなこの揺れる心があまりに切なく、悲しく、涙がとまりませんでした。
いずれにしても、この本を読んだ人とこの本についてたくさん議論したくなる、そんな作品だと思います。
さよなら渓谷 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: さよなら渓谷 (新潮文庫)より
4101287546
No.35
(5pt)

誰かと話し合いたくなる作品

このレビューには賛否両論あるようですが、私は個人的にはすごく好きです。
『悪人』のときもそうでしたが、主人公達の「心の叫び」が文章から滲みでていて、自分の心の奥をふるふると揺さぶられます。
主人公ふたりが一緒に暮らしているという状況に、普通は違和感を感じてしまうのでしょうが、思わず「そんなこともあるかもしれない」と読者に思わせてしまう文章力は、さすがの一言に尽きると思います。
この二人の関係を、果たして「愛」と呼べるのかということについては議論が分かれるだろうと思います。私は単純な恋愛関係や、罪悪意識、利害関係を超えたところにある、ふたりの強い「絆」を感じました。それを「愛」の一言で表現してしまっていいのか、今でもまだ答えは出ていません。
また俊介の献身的な姿、かなこの揺れる心があまりに切なく、悲しく、涙がとまりませんでした。
いずれにしても、この本を読んだ人とこの本についてたくさん議論したくなる、そんな作品だと思います。
さよなら渓谷 Amazon書評・レビュー: さよなら渓谷より
4104628042
No.34
(2pt)

がっかりした。。。

「悪人」がとても面白くて、この作家の作品はサイコ−!!と
絶賛していた私でしたが、この作品を読んでがっかりしました。。。
何がどうとかではなく、全体的にぼやけていて中途半端で、
なんだか気持ちの悪い作品でした。大体読んだ本はコレクション
しておく私ですが、こればっかりは二度と読み返さないだろうと
思い即刻手放しました。。。ちなみに雫井脩介の「犯罪小説家」に通じる
つまらなさです。
さよなら渓谷 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: さよなら渓谷 (新潮文庫)より
4101287546
No.33
(2pt)

がっかりした。。。

「悪人」がとても面白くて、この作家の作品はサイコ−!!と
絶賛していた私でしたが、この作品を読んでがっかりしました。。。
何がどうとかではなく、全体的にぼやけていて中途半端で、
なんだか気持ちの悪い作品でした。大体読んだ本はコレクション
しておく私ですが、こればっかりは二度と読み返さないだろうと
思い即刻手放しました。。。ちなみに雫井脩介の「犯罪小説家」に通じる
つまらなさです。
さよなら渓谷 Amazon書評・レビュー: さよなら渓谷より
4104628042
No.32
(4pt)

犯した罪は償えるか

物語は現実社会でも珍しいことではなくなった母親による子殺し事件に端を発する
ワイドショー的陳腐な話かと思いきや、あっさりと裏切られる

日常生活から切り離されてしまったようなさびれた地区で事件は起こるが、
その影響は近所に住む住人にも飛び火していき思いもよらない方向へ発展していく

登場するのはみな過去に傷を持つ人間ばかり
一見普通に暮らしているように見える人たちに秘められた過去の出来事に
たまたま取材にあたっていた記者が興味をひかれ引き寄せられていく…

彼自身、妻とうまくいっておらず私生活に行き詰っているのだが、
その原因も複合的に物語に絡まっていて、物語に奥行を与えている

「悪人」を思わせるような吉田修一さんの洞察力の深さと
人間への優しくも温かいまなざし
罪は贖えるかという深く難しいテーマをさらっと読ませる技術に脱帽です

読後もじっくりと考えさせられる内容でした
さよなら渓谷 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: さよなら渓谷 (新潮文庫)より
4101287546
No.31
(4pt)

犯した罪は償えるか

物語は現実社会でも珍しいことではなくなった母親による子殺し事件に端を発する
ワイドショー的陳腐な話かと思いきや、あっさりと裏切られる

日常生活から切り離されてしまったようなさびれた地区で事件は起こるが、
その影響は近所に住む住人にも飛び火していき思いもよらない方向へ発展していく

登場するのはみな過去に傷を持つ人間ばかり
一見普通に暮らしているように見える人たちに秘められた過去の出来事に
たまたま取材にあたっていた記者が興味をひかれ引き寄せられていく…

彼自身、妻とうまくいっておらず私生活に行き詰っているのだが、
その原因も複合的に物語に絡まっていて、物語に奥行を与えている

「悪人」を思わせるような吉田修一さんの洞察力の深さと
人間への優しくも温かいまなざし
罪は贖えるかという深く難しいテーマをさらっと読ませる技術に脱帽です

読後もじっくりと考えさせられる内容でした
さよなら渓谷 Amazon書評・レビュー: さよなら渓谷より
4104628042
No.30
(4pt)

あまりすっきりしない読後感

すでに他の人の書評を読んでしまった後に読み始めたので、
「尾崎俊介」と「かなこ」の関係については、最初からわかっていた。
むしろ、なぜそうなっていくのか、その描写に期待を込めて読んだといってもいい。
人間の業の深さをえぐりだすような作品なのかどうか。
どういう状況で、そんな選択をすると作者は考えるのだろうか?

女性読者としてはすっきりしない読後感だ。
はっきり言って、それほどの深みのある作品ではなかった。
読んだ後にかなり強い「もやもや感」があって、
それを「考えさせられる作品」と表現してもよいのだが、納得がいかないところも多い。

登場人物たちは皆よどんで暑苦しくやりきれない雰囲気を出していて、
さわやかな渓谷の風景描写と対照的なのが、いいのか悪いのか。
変に心に残って「こんな温泉地はいいなぁ」とか思ってしまう。
最後の「かなこ」の行動と俊介の気持ちなどは、「静かな爆弾」と同じで、
描ききることを避けてしまった作者の「逃げ」という気もする。
記者の渡辺の心情をもうちょっと掘り下げて、
男性特有の心理をあぶりだしてくれたら良かったと思う。
さよなら渓谷 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: さよなら渓谷 (新潮文庫)より
4101287546
No.29
(4pt)

あまりすっきりしない読後感

すでに他の人の書評を読んでしまった後に読み始めたので、
「尾崎俊介」と「かなこ」の関係については、最初からわかっていた。
むしろ、なぜそうなっていくのか、その描写に期待を込めて読んだといってもいい。
人間の業の深さをえぐりだすような作品なのかどうか。
どういう状況で、そんな選択をすると作者は考えるのだろうか?

女性読者としてはすっきりしない読後感だ。
はっきり言って、それほどの深みのある作品ではなかった。
読んだ後にかなり強い「もやもや感」があって、
それを「考えさせられる作品」と表現してもよいのだが、納得がいかないところも多い。

登場人物たちは皆よどんで暑苦しくやりきれない雰囲気を出していて、
さわやかな渓谷の風景描写と対照的なのが、いいのか悪いのか。
変に心に残って「こんな温泉地はいいなぁ」とか思ってしまう。
最後の「かなこ」の行動と俊介の気持ちなどは、「静かな爆弾」と同じで、
描ききることを避けてしまった作者の「逃げ」という気もする。
記者の渡辺の心情をもうちょっと掘り下げて、
男性特有の心理をあぶりだしてくれたら良かったと思う。
さよなら渓谷 Amazon書評・レビュー: さよなら渓谷より
4104628042
No.28
(5pt)

ストーリーがしっかりしている

ストーリーがしっかりしているので、最後まで楽しめました。途中のどんでん返しには驚いたが、それもありだと思った。というより、納得させられてしまう力量がこの文章から伝わってきた。
 吉田氏の作品は次回も必ず読ませて頂きます。
さよなら渓谷 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: さよなら渓谷 (新潮文庫)より
4101287546
No.27
(5pt)

ストーリーがしっかりしている

ストーリーがしっかりしているので、最後まで楽しめました。途中のどんでん返しには驚いたが、それもありだと思った。というより、納得させられてしまう力量がこの文章から伝わってきた。
 吉田氏の作品は次回も必ず読ませて頂きます。
さよなら渓谷 Amazon書評・レビュー: さよなら渓谷より
4104628042
No.26
(3pt)

いまいちでした

「悪人」が面白かったので、読んでみましたが、正直いまいちでした。事件の中心となる男女について共感できなかったのが大きいと思います。特に女性についてですが、男性から過去あのようなことをされ人生を狂わされているのに一緒に生活しているということが信じられません。女性読者はこの話を読んでどう思っているのかが気になりました。
帯には「悪人」を凌ぐと書いてありましたが、個人的には、「悪人」のほうが出来は上だと思いました。
さよなら渓谷 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: さよなら渓谷 (新潮文庫)より
4101287546
No.25
(3pt)

いまいちでした

「悪人」が面白かったので、読んでみましたが、正直いまいちでした。事件の中心となる男女について共感できなかったのが大きいと思います。特に女性についてですが、男性から過去あのようなことをされ人生を狂わされているのに一緒に生活しているということが信じられません。女性読者はこの話を読んでどう思っているのかが気になりました。
帯には「悪人」を凌ぐと書いてありましたが、個人的には、「悪人」のほうが出来は上だと思いました。
さよなら渓谷 Amazon書評・レビュー: さよなら渓谷より
4104628042
No.24
(5pt)

長い線路のような二人。

レビューを読むと賛否両論のようですが、わたしは面白く読みました。
はっきりいってそれは、わたしが全くの部外者だからです。
もし被害者や加害者そのどちらか、または近親者に同じ様な境遇の人がいたら
そうではなかったと思います。
なので、これを単純に物語として読んだ場合限定ですが、切ないな、深いなと思いました。

被害者がいくら過去を消そうと思っても、噂はずっと付いて回る。
加害者は”何故あの時あんな事をしてしまったのだろう”と後悔ばかりが残る。
その後の生活が平静であればあるほど、
汚点となって、消すことが出来ないのはどちらの立場でも同じだと思いました。
主人公・俊介は、自分の罪を一生背負って生きていくしかないし、
誰といても癒されない被害者の女性はさみしかったから、
なんとかして自分の居場所を見つけたかった。
そういう点で、この二人の選択は、仕方がない事だった気がします。

この物語は、マイナスの二人を足して、何とか「0」にした感じがしました。
でも決して「1」や「2」にならないという、つらい結末です。
さよなら渓谷 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: さよなら渓谷 (新潮文庫)より
4101287546
No.23
(5pt)

長い線路のような二人。

レビューを読むと賛否両論のようですが、わたしは面白く読みました。
はっきりいってそれは、わたしが全くの部外者だからです。
もし被害者や加害者そのどちらか、または近親者に同じ様な境遇の人がいたら
そうではなかったと思います。
なので、これを単純に物語として読んだ場合限定ですが、切ないな、深いなと思いました。

被害者がいくら過去を消そうと思っても、噂はずっと付いて回る。
加害者は”何故あの時あんな事をしてしまったのだろう”と後悔ばかりが残る。
その後の生活が平静であればあるほど、
汚点となって、消すことが出来ないのはどちらの立場でも同じだと思いました。
主人公・俊介は、自分の罪を一生背負って生きていくしかないし、
誰といても癒されない被害者の女性はさみしかったから、
なんとかして自分の居場所を見つけたかった。
そういう点で、この二人の選択は、仕方がない事だった気がします。

この物語は、マイナスの二人を足して、何とか「0」にした感じがしました。
でも決して「1」や「2」にならないという、つらい結末です。
さよなら渓谷 Amazon書評・レビュー: さよなら渓谷より
4104628042
No.22
(3pt)

「悪人」には感動できたのに…

『悪人』には、魂を揺さぶられたので、皆さんのレビューを見て、楽しみにして読みました。『悪人』に感動できた方の中で、『悪人』以上と評する方と、私のように「うーん」と思ってしまう読者とが出てしまうのはなぜでしょうね。気になります。
 私には、「幼児殺害事件」という際物題材を添え物にして、ショッキングな設定の男女を描いた作品にしか見えませんでした。そのショッキングな設定の男女というのも、共感できずに終わってしまいました。この設定がなんとか読者の中で納まりがつくように様々な工夫をしているのはわかるのですが……。
「不幸になるために一緒にいる」と言う一方で、二人が肉体関係を持っているのも分かりません。この二人は、最も肉体関係を結びえない関係のように思えます。もしくは、肉体関係があるのであれば、そのときの心理の拒絶・許容、肉体の拒絶・許容、そのあたりをもっと濃密に描写しきってほしかったです。
さよなら渓谷 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: さよなら渓谷 (新潮文庫)より
4101287546
No.21
(3pt)

「悪人」には感動できたのに…

『悪人』には、魂を揺さぶられたので、皆さんのレビューを見て、楽しみにして読みました。『悪人』に感動できた方の中で、『悪人』以上と評する方と、私のように「うーん」と思ってしまう読者とが出てしまうのはなぜでしょうね。気になります。
 私には、「幼児殺害事件」という際物題材を添え物にして、ショッキングな設定の男女を描いた作品にしか見えませんでした。そのショッキングな設定の男女というのも、共感できずに終わってしまいました。この設定がなんとか読者の中で納まりがつくように様々な工夫をしているのはわかるのですが……。
「不幸になるために一緒にいる」と言う一方で、二人が肉体関係を持っているのも分かりません。この二人は、最も肉体関係を結びえない関係のように思えます。もしくは、肉体関係があるのであれば、そのときの心理の拒絶・許容、肉体の拒絶・許容、そのあたりをもっと濃密に描写しきってほしかったです。
さよなら渓谷 Amazon書評・レビュー: さよなら渓谷より
4104628042