さよなら渓谷

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評判

さよなら渓谷の評価:

3.58/5点 レビュー 88件。 C ランク

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平均点3.58pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全180件 121〜140 7/9ページ
No.60
(3pt)

途中までは

子どもを殺してしまった母親。それを調べていくうちに記者は、その隣に住む夫婦の意外な過去を突き止める……。どうなるのかと先が気になって、ぐいぐいと引っ張られるように読み進めました。冷めた印象を与える文章も適度に緊張感があって、隠された事実への興味を増させてくれます。しかし、終盤に至って、最初のうちに予想できていたことがその通りだったとわかったあとは、べたべたのメロドラマになってしまいました。短いあいだに「偶然見かけた」という事象が3回もあらわれ(たまたま入った映画館で過去に知る人と隣り合わせに座った、たまたま行った病院にいた、道で見かけた)、同じ業種で似たようなところに出入りしているならともかく、都会でまったく違う生活をしている人たちが偶然見かける機会なんて、まずないよと突っ込みたくなりました。主人公二人が感情移入しづらく、書き手がよいしれたような世界観に入っていけなかったというのが読後感です。
さよなら渓谷 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: さよなら渓谷 (新潮文庫)より
4101287546
No.59
(3pt)

途中までは

子どもを殺してしまった母親。それを調べていくうちに記者は、その隣に住む夫婦の意外な過去を突き止める……。どうなるのかと先が気になって、ぐいぐいと引っ張られるように読み進めました。冷めた印象を与える文章も適度に緊張感があって、隠された事実への興味を増させてくれます。しかし、終盤に至って、最初のうちに予想できていたことがその通りだったとわかったあとは、べたべたのメロドラマになってしまいました。短いあいだに「偶然見かけた」という事象が3回もあらわれ(たまたま入った映画館で過去に知る人と隣り合わせに座った、たまたま行った病院にいた、道で見かけた)、同じ業種で似たようなところに出入りしているならともかく、都会でまったく違う生活をしている人たちが偶然見かける機会なんて、まずないよと突っ込みたくなりました。主人公二人が感情移入しづらく、書き手がよいしれたような世界観に入っていけなかったというのが読後感です。
さよなら渓谷 Amazon書評・レビュー: さよなら渓谷より
4104628042
No.58
(3pt)

私は悪人の方が好きです

私の読解力のなさでしょうが幼児殺害事件、警察の母のこと、現在のこと、うまく絡めて読むことができず、いまいち理解に苦しみました。
最後の方でやっと二人の切ないきもちが伝わりましたが。。。途中は何だかよくわからない感じでした
文章自体はすらすら頭に入るので読みやすいかと思いますが理解に苦しむ作品でした。
何度も読み返しましたがやっぱりよくわかりませんでした
さよなら渓谷 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: さよなら渓谷 (新潮文庫)より
4101287546
No.57
(3pt)

私は悪人の方が好きです

私の読解力のなさでしょうが幼児殺害事件、警察の母のこと、現在のこと、うまく絡めて読むことができず、いまいち理解に苦しみました。
最後の方でやっと二人の切ないきもちが伝わりましたが。。。途中は何だかよくわからない感じでした
文章自体はすらすら頭に入るので読みやすいかと思いますが理解に苦しむ作品でした。
何度も読み返しましたがやっぱりよくわかりませんでした
さよなら渓谷 Amazon書評・レビュー: さよなら渓谷より
4104628042
No.56
(5pt)

好きです

辛口な感想が多いようですが、私は「悪人」よりも
この作品のほうが好きです。

ラストの「かなこ」が「尾崎」の元を離れていった
くだりからは涙が出ました。
この作家さんは、男女の中の業の感情を表現するのが
本当に上手いと思います。
「悪人」同様切ないです。
さよなら渓谷 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: さよなら渓谷 (新潮文庫)より
4101287546
No.55
(5pt)

好きです

辛口な感想が多いようですが、私は「悪人」よりも
この作品のほうが好きです。

ラストの「かなこ」が「尾崎」の元を離れていった
くだりからは涙が出ました。
この作家さんは、男女の中の業の感情を表現するのが
本当に上手いと思います。
「悪人」同様切ないです。
さよなら渓谷 Amazon書評・レビュー: さよなら渓谷より
4104628042
No.54
(2pt)

初めて彼の作品を読みました。

読んでる途中で、だんだん登場人物のつながりが見えてきたのですが、細々した部分が少し私には
現実味がなかったというか、共感できませんでした。
被害者の女性は過去の悲惨な事件を背負いながら、不幸な人生を歩むのですが
そこまで・・・・?ちょっと大げさ?だと思いました。
小説に常に現実味を求めているわけではないし、小説だからそれが成り立たない世界でもいいんだろうけど
私には共感できませんでした。

ただ、ラストの余韻は印象的でしたので二つ星。
罪を償わせるため、どこまでも一緒にいて不幸にさせる。
彼女は彼と幸せになることはできないんですね。切ないです。

せせらぎ郷温泉の情景が浮かんでくるような描写で温泉に行きたくなりました。
さよなら渓谷 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: さよなら渓谷 (新潮文庫)より
4101287546
No.53
(2pt)

初めて彼の作品を読みました。

読んでる途中で、だんだん登場人物のつながりが見えてきたのですが、細々した部分が少し私には
現実味がなかったというか、共感できませんでした。
被害者の女性は過去の悲惨な事件を背負いながら、不幸な人生を歩むのですが
そこまで・・・・?ちょっと大げさ?だと思いました。
小説に常に現実味を求めているわけではないし、小説だからそれが成り立たない世界でもいいんだろうけど
私には共感できませんでした。

ただ、ラストの余韻は印象的でしたので二つ星。
罪を償わせるため、どこまでも一緒にいて不幸にさせる。
彼女は彼と幸せになることはできないんですね。切ないです。

せせらぎ郷温泉の情景が浮かんでくるような描写で温泉に行きたくなりました。
さよなら渓谷 Amazon書評・レビュー: さよなら渓谷より
4104628042
No.52
(3pt)

“被害者”と“加害者”のふたりにいつまでも残る「傷」

「週刊新潮」に’07年7月から12月まで連載された、純文学畑の作家吉田修一が『悪人』に次いで書いた“犯罪文学”。

はじめは我が子を手にかけた、現実に起こった事件をモデルにした、ある女の幼児殺人事件だったが、この小説のメインテーマはそうではない。この事件はきっかけにすぎず、実際は隣家に住む若夫婦の過去を取材記者が探り当てるところから始まる。その15年前の“事件”が歳月をかけてもいつまでも「傷」として残る“被害者”と“加害者”のふたり。

物語はこのふたりの過去とそれを調べる取材記者のエピソードなどを交えて、意外と静謐に進んでゆく。

次第に明らかになるふたりの関係と真実、そして結末はとても哀しい。「幸せになってはいけない。一緒に不幸になるって約束した」、「幸せになりそうだった」だから・・・。

なるほど“考えさせられる”重苦しいテーマの作品ではあるが、『悪人』でドラマチックに吉田修一が描いた“魂の叫び”みたいなものは感じられず、読後感はスッキリとしなかったし、あまり心が揺さぶられなかった。
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4101287546
No.51
(3pt)

“被害者”と“加害者”のふたりにいつまでも残る「傷」

「週刊新潮」に’07年7月から12月まで連載された、純文学畑の作家吉田修一が『悪人』に次いで書いた“犯罪文学”。

はじめは我が子を手にかけた、現実に起こった事件をモデルにした、ある女の幼児殺人事件だったが、この小説のメインテーマはそうではない。この事件はきっかけにすぎず、実際は隣家に住む若夫婦の過去を取材記者が探り当てるところから始まる。その15年前の“事件”が歳月をかけてもいつまでも「傷」として残る“被害者”と“加害者”のふたり。

物語はこのふたりの過去とそれを調べる取材記者のエピソードなどを交えて、意外と静謐に進んでゆく。

次第に明らかになるふたりの関係と真実、そして結末はとても哀しい。「幸せになってはいけない。一緒に不幸になるって約束した」、「幸せになりそうだった」だから・・・。

なるほど“考えさせられる”重苦しいテーマの作品ではあるが、『悪人』でドラマチックに吉田修一が描いた“魂の叫び”みたいなものは感じられず、読後感はスッキリとしなかったし、あまり心が揺さぶられなかった。
さよなら渓谷 Amazon書評・レビュー: さよなら渓谷より
4104628042
No.50
(1pt)

入り口まではご案内します。

『悪人』の次に、著者がどういう作品を書いたか、興味津々で手に取りました。

が、著者の現在の興味の対象が
読者が求めるものと乖離しているような印象を受けました。

「俗なるものを俗っぽくなく描いてみたい」
というのがこの作品の裏テーマのような気がしましたが、
著者の関心事項がそこに終始しているあまり
“あなたはどう思いますか?”的な
読者にエンディングを委ねるような幕切れに、
どうしても未熟さを感じ取ってしまうのです。

別に『藪の中』的な手法に異を唱えたい訳じゃなく、
(実際に著者の『パレード』も、同様な幕切れではありますが
作品のクオリティとしては今作とは比にならないほど見事だった)
あるテーマ(食材)を料理してこその
作家(料理人)だろう、と思ってしまうのです。

『静かな爆弾』にしてもしかり。
最近、著者にこの傾向が顕著なので、残念です。

なぜなら、読者は常に前作をしのぐクオリティを期待して本を取るのですから。
さよなら渓谷 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: さよなら渓谷 (新潮文庫)より
4101287546
No.49
(1pt)

入り口まではご案内します。

『悪人』の次に、著者がどういう作品を書いたか、興味津々で手に取りました。

が、著者の現在の興味の対象が
読者が求めるものと乖離しているような印象を受けました。

「俗なるものを俗っぽくなく描いてみたい」
というのがこの作品の裏テーマのような気がしましたが、
著者の関心事項がそこに終始しているあまり
“あなたはどう思いますか?”的な
読者にエンディングを委ねるような幕切れに、
どうしても未熟さを感じ取ってしまうのです。

別に『藪の中』的な手法に異を唱えたい訳じゃなく、
(実際に著者の『パレード』も、同様な幕切れではありますが
作品のクオリティとしては今作とは比にならないほど見事だった)
あるテーマ(食材)を料理してこその
作家(料理人)だろう、と思ってしまうのです。

『静かな爆弾』にしてもしかり。
最近、著者にこの傾向が顕著なので、残念です。

なぜなら、読者は常に前作をしのぐクオリティを期待して本を取るのですから。
さよなら渓谷 Amazon書評・レビュー: さよなら渓谷より
4104628042
No.48
(3pt)

上質の火曜サスペンス劇場

相変わらずの文章力。淡々としてリアルな描写力に一気に物語世界に引き込まれる。

舞台設定は、畠山鈴香の幼児殺人事件を連想させる。幼児殺人事件の被疑者の隣には、大学時代に集団レイプ事件を起こした男が住んでいる。それを取材する裏ぶれた週刊誌記者。かつては全日本のラグビーメンバーだったが、落ちぶれ女房との関係も冷め切っている。そして、レイプされた女性の数奇な運命。

幼児殺人事件の周囲で、レイプ犯、被害者、週刊誌記者の人生が交錯していく。何かのボタンの掛け違いで運命を転落していく人々がいる。転落した人々の祝福された愛はない、倒錯した愛の世界がある。

欲を言えば切がないが、渡辺淳一のような男女の性愛ばかりを描いた世界があるのだから、吉田修一のような斜に構えた大人の世界の小説があってもいいのかなと感じる。
さよなら渓谷 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: さよなら渓谷 (新潮文庫)より
4101287546
No.47
(3pt)

上質の火曜サスペンス劇場

相変わらずの文章力。淡々としてリアルな描写力に一気に物語世界に引き込まれる。

舞台設定は、畠山鈴香の幼児殺人事件を連想させる。幼児殺人事件の被疑者の隣には、大学時代に集団レイプ事件を起こした男が住んでいる。それを取材する裏ぶれた週刊誌記者。かつては全日本のラグビーメンバーだったが、落ちぶれ女房との関係も冷め切っている。そして、レイプされた女性の数奇な運命。

幼児殺人事件の周囲で、レイプ犯、被害者、週刊誌記者の人生が交錯していく。何かのボタンの掛け違いで運命を転落していく人々がいる。転落した人々の祝福された愛はない、倒錯した愛の世界がある。

欲を言えば切がないが、渡辺淳一のような男女の性愛ばかりを描いた世界があるのだから、吉田修一のような斜に構えた大人の世界の小説があってもいいのかなと感じる。
さよなら渓谷 Amazon書評・レビュー: さよなら渓谷より
4104628042
No.46
(4pt)

このテイストが吉田修一だ

確かに賛否両論があるテーマの本ではあるけれど、
中途半端な恋愛小説を書くよりも、この本のほうが吉田修一らしい。
元職員と構造的には似ているけれど、
(犯罪を犯した人間の、ストーリーと回想が交互に混ざる)
この本のほうが、読み応えがある。

吉田修一の中では、
パレード (幻冬舎文庫)
悪人
に次いで、3番目に入るだろうか。
さよなら渓谷 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: さよなら渓谷 (新潮文庫)より
4101287546
No.45
(4pt)

このテイストが吉田修一だ

確かに賛否両論があるテーマの本ではあるけれど、
中途半端な恋愛小説を書くよりも、この本のほうが吉田修一らしい。
元職員と構造的には似ているけれど、
(犯罪を犯した人間の、ストーリーと回想が交互に混ざる)
この本のほうが、読み応えがある。

吉田修一の中では、
パレード (幻冬舎文庫)
悪人
に次いで、3番目に入るだろうか。
さよなら渓谷 Amazon書評・レビュー: さよなら渓谷より
4104628042
No.44
(3pt)

読んで損するわけではないが

初めて、吉田修一の本を読みました。感想は、何と言ったらいいのか・・。
別に、面白くないわけではありません。人物描写も風景描写もストーリー展開もこなれており、ものすごい長編でもないので、さっと飽きずに読める本です。
幼児殺人を持ち出す意味が希薄ではありますが、そこ以外は、別に問題がある訳ではなく、読後感が悪いわけではありません。面白く読めます。
が、それだけと言ってしまえばそれだけです。

暇つぶしというには失礼な、まとまった出来栄えですが、必ず読むべき本とも思いません。
吉田ファンに失礼な言葉だったらすみませんし、上手く言えないのですが、譬えるなら、まあ、「美味しい酒を飲む為の、邪魔にならないツマミ」といった感じの本でしょうか。
機会があれば、読んでみても別に損はしないと思いますし、負担にはなりません。
さよなら渓谷 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: さよなら渓谷 (新潮文庫)より
4101287546
No.43
(3pt)

読んで損するわけではないが

初めて、吉田修一の本を読みました。感想は、何と言ったらいいのか・・。
別に、面白くないわけではありません。人物描写も風景描写もストーリー展開もこなれており、ものすごい長編でもないので、さっと飽きずに読める本です。
幼児殺人を持ち出す意味が希薄ではありますが、そこ以外は、別に問題がある訳ではなく、読後感が悪いわけではありません。面白く読めます。
が、それだけと言ってしまえばそれだけです。

暇つぶしというには失礼な、まとまった出来栄えですが、必ず読むべき本とも思いません。
吉田ファンに失礼な言葉だったらすみませんし、上手く言えないのですが、譬えるなら、まあ、「美味しい酒を飲む為の、邪魔にならないツマミ」といった感じの本でしょうか。
機会があれば、読んでみても別に損はしないと思いますし、負担にはなりません。
さよなら渓谷 Amazon書評・レビュー: さよなら渓谷より
4104628042
No.42
(3pt)

ちょっと物足りなかった

過去と現代がいくつかの視点から展開されていて読みやすかったが、早い段階で事件の全貌が見えてしまったのが残念だったし、過去の事件を詮索するキッカケとなった幼児誘拐事件との関わりも薄かったと思う。ページ数も200ページくらいしかなかったので、ちょっと物足りなかった。ただ、過去の事件で人生がが変化した男女が、事件後にどのような人生を歩んできたのか、どんな風に事件に向き合ってきたのかは興味深く読むことができた。
さよなら渓谷 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: さよなら渓谷 (新潮文庫)より
4101287546
No.41
(3pt)

ちょっと物足りなかった

過去と現代がいくつかの視点から展開されていて読みやすかったが、早い段階で事件の全貌が見えてしまったのが残念だったし、過去の事件を詮索するキッカケとなった幼児誘拐事件との関わりも薄かったと思う。ページ数も200ページくらいしかなかったので、ちょっと物足りなかった。ただ、過去の事件で人生がが変化した男女が、事件後にどのような人生を歩んできたのか、どんな風に事件に向き合ってきたのかは興味深く読むことができた。
さよなら渓谷 Amazon書評・レビュー: さよなら渓谷より
4104628042