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夜は短し歩けよ乙女



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【この小説が収録されている参考書籍】
夜は短し歩けよ乙女
夜は短し歩けよ乙女 (角川文庫)

夜は短し歩けよ乙女の評価: 3.90/5点 レビュー 594件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.90pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全430件 361~380 19/22ページ
No.70:
(5pt)

命短し、恋せよ乙女。

ずーっと読みたかった本。 この夏よーやく読めました。面白かったです。 文体がちょっと昔めいた、和を思わせるカンジですが、 正直、言い回しでここまで笑わせてくれるとは!!という感想です。 笑える本だとは、まったく思っていなかったので。
非現実的な部分も多少ありますが、そこもこの話の"味"なんでしょうね。地に足をつけて生きなければ,人だって空すら飛べると思える人じゃなければ,楽しめないかもしれません。
ただ,一度手にとってみる価値はあると思います。
夜は短し歩けよ乙女 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:夜は短し歩けよ乙女 (角川文庫)より
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No.69:
(4pt)

不思議で楽しい世界観

いつも幸せに包まれる黒髪の乙女、それに引き換え報われない事に奔走する先輩この目線から同時進行していく物語です。
京都の厳かで不思議な様子をより一層膨らまして書かれていて、そこでまきおこる事象、怪しい登場人物が乙女の魅力一層引き立てています。
みなさんも独特な文体で書き表された不思議な京都の町をあじわってみて下さい。
想像力妄想力豊かなひとはより一層楽しめるかもしれません
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No.68:
(5pt)

きゅんきゅん来ましたっ。

最初のうちは懐古調の文章に戸惑いましたが、読み進めていくうちにリズムに馴染んで、ぎゃくに普通の文章より読みやすいんじゃないかと思えてきました。とにかくヒロインがかわいくて、最後まで堪能させていただきました。文章は最初のうち、抵抗を覚えても嫌悪感を持たず、流されるままに読んでいけば、自然と馴染むのではという気がするのですが。
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No.67:
(4pt)

すすめられて

自分じゃ絶対手に取らないな、これ。
癖がありすぎる。
大正浪漫みたいな語り口調。
最初はまどろっこしかったけど、
何とか1章が終わった。

京都の街は好きだけれどもそれほど詳しくはない。
けれども(あくまで勝手な想像だけれど)
京都の街の雰囲気とあのまどろっこしい文体が
だんだんハーモニーを奏でるようになってきた!

特徴がある文体なので
好き嫌いはあると思いますが、
私は面白く読むことが出来ました。
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No.66:
(5pt)

時は短し読せよ諸君

この本は手にとって読んだ方自身の想像力で面白いかどうか決まります。
童話が好きな方向けの現代版メルヘンです。
読みはじめは時代設定が明治かと思ったのですが読んでいくうちに現代だと気付きました。
特別企画でドラマ化したら
きっと、面白いです。蒼井優あたりで…。
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No.65:
(4pt)

独特といえば独特

文体が落語と言うか「語り手」的な感じで物語が進んでいきます
舞台はちょっと怪しげで不思議な京都、出町柳や四条など実際にある場所が出てきます
ライトノベルなどを読む方には楽しく読めると思いますが
そうでない方で買おうか迷っているなら書店でちょっと見てみましょう
自分は前者なので非常に楽しく読めましたが、読み終えた後に自分自身に何も残らないので☆4です
ただ難しい漢字も結構あるので読むのに苦労する場面もありました
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No.64:
(5pt)

ロマンティック・エンジン発動

面白い。
作者が農大出身と巻末を見て思ったが、
「もやしもん」という作品に通じる、学園祭でのどたばた劇が好み。

分かりやすい構図、主人公がヒロインに近づこうとじたばた。
軽く、そして趣深い文体など引き込まれる要素は多く一気に読破。

主題の明確さ、読者を楽しませようとする視点が好印象の作品。
難解な作品よりもこういった日常、ありふれた系を描く作者に好意を。

SF的な視点はこの際 置いておいて、ありふれた日常って恋愛って事です。
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No.63:
(4pt)

季節ごとに撒かれた小道具たちが終章に向かって回収される美しさ!

一見短編集に見える四章構成だけど,それぞれの章はある女の子の姿を追う「先輩」と,頻繁な顔合わせをことごとく偶然と思い込んでいるw「彼女」をめぐる四季の出来事になっている。しかも,それぞれの季節でばら撒かれた小道具たちが,終章に向かってきちんと回収される。それが秀逸。

京大の十一月祭を取り上げた秋の章がいい。著者独特の妄想ワールドは,効率とか常識といった世界とはおおよそ無縁で,現実が空想に歩み寄る学園祭という場でこそ,逆にリアリティを感じさせる。

最後に。樋口さんが気に入った。友達になりたい(笑)。
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No.62:
(5pt)

かつて自分も無為な大学生だった、すべての人へ

「京都」+「大学生」+「妄想」+「恋らしきもの」が炸裂する、森見ワールドの傑作。

自分の大学時代を振り返っても、あんなモラトリアムの時期はなかったなぁ、とつくづく思う。
とにかく妄想だけがたくましく、ひどく鬱屈していて、ほとんどの行動が無為なのだけど、ごくたまに、まぁそれなりにドラマ的な何かがある。
そんな大学時代の思い出をまざまざと思い起こさせてくれる森見さんの本。
いくら読んでも飽きません。

ただ本作は、実は結構な純愛ものだったりする。
いや他の森見本も結局は「歪んだ純愛」なのだけど、本書はわりとストレートに「努力の末、お近づきに」という流れになっている。
人気が高いのも頷ける。
笑いなのか感動なのかわからないが、とにかく涙は出る一冊です。

なんかコミック化されたそうですが、とにかくまずは原作を読むべきかと。
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No.61:
(5pt)

なんだか懐かしい感じがして…

TVでこの本(の装丁のことだったかな?)が取り上げられていたので読んでみました。始めはなんて読みづらい(というか癖のある)文体だろう、と思いました。全部で4章でしたっけ?てっきり短編のつもりで読んでおりまして、1章目が終わったところで今一だなぁ〜と思いきや然にあらず。2章目も先輩と乙女のお話が続き…。後は一気に読んでしまいました。なんだか自分の学生の頃がやたらと懐かしくて、懐かしくて。そういえば先輩みたいな先輩がいたような気がしたり。夜の街をふらついた事や学園祭、友情や恋愛物語…。どこかで自分の青春時代とかぶせながら『夜・歩』の世界にどっぷり浸りました。ありえないお話なんですけれどいろんなところに小粋な仕掛けがあって大変楽しく読めました。読後は登場人物たちとお別れするのが淋しくなりました。
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No.60:
(5pt)

衒学的でレトロポップ

普段あまり小説の類は読まないけれど、これにはやられた。完全にノックダウンです。リアルに描写された京都の街に忽然と立ち現れる、衒学的でレトロポップな恋愛ファンタジー。『千と千尋の神隠し』のような世界を高橋留美子の漫画のようなキャラクターが練り歩き、アイロニーたっぷりに人間哲学を論じ合う。そんな作品。主人公とヒロインの視点を交互に移りながら、輻輳するドタバタ劇をテンポよくまとめあげていく手法はお見事。

暗くて甘酸っぱい思弁を巡らせながら青春を過ごしてきた男子諸賢にとり、主人公の自嘲と諧謔に満ちた独白は胸の奥のわだかまりを代弁し、ヒロインの天真爛漫な挙動と思考回路は遠い日々の理想を具現化させる一服の清涼剤となるであろう。
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No.59:
(5pt)

傑作

とにかく文体が秀逸。
気取ってるとか読みづらいとか胡散臭いとかおっしゃる方もいるようですが、
個人的には大好き。文体が。読むのが楽しくて楽しくて。
地の文読んで笑ったのは本当に久しぶりです。非常にユーモラス。
どうやら好き嫌いが別れる作品のようですが、私は本当にハマりました。
話の内容は結構メルヘンです。
メルヘンどんと来いな方なら大丈夫。
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No.58:
(4pt)

ふわふわした余韻

私が始めにこの本を手に取ったのは、本当に何となく。強いて言えばイラストレイターが知っている人であったから。

なので過度の期待もせず、行き帰りの電車の中で少しずつのんびりと読み進め、たまに笑い、たまに引き込まれ、ダラダラと読み進めた結果、読み終えた印象だ。

独特の文体と、個性的なキャラクター。よく分からない設定に、非現実的な出来事。そのすべてを「まぁアリかな」と納得させる、不思議な雰囲気の漂う作品である。ヒロインは愛らしく、主人公には好感が持てる。最後の一文を読んだときに感じるふわふわとした読了感が、私はたまらなく好きだ。
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No.57:
(5pt)

妙だ!なのに納得。ニヤリ

森見さんの作品は初めて読みましたが、読み進めるうちにぐーんと引き込まれました・・・
やられました!これはおもしろいです。

登場人物が妙なことをしています。
が、全く違和感がありません。
妙に納得させられました。

言葉遣いとか、行動とか、すべてにキュンとさせられた。

愛しき登場人物たちにぜひまた会いたいm(_ _;)m
求む続編。
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No.56:
(4pt)

作者の創る独特の世界

彼女は大学のクラブの後輩にあたり,私は密かに思いを寄せていた。この物語はその黒髪の彼女の後ろ姿に関する世界的権威である私が主役の座を手に入れることができずに外堀を埋め続けた苦渋の記録ある・・・

時間的に連続する4つの短編集。今までにこれほどあらすじを書きにくい話はなかったような気がする。それくらい不思議な物語である。作者が「冒頭で杏仁豆腐の味にも似た人生の妙味」とうたっているが,まさにその様な物語であったと感じる。最近の本である『有頂天家族』に通じる様々アイテムが物語の中にちりばめられていて,作者の創る独特の世界として共通するものを感じた。『有頂天家族』同様に最近の中では非常に面白い中に位置する本であった。
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No.55:
(5pt)

独特な・・・

初め読んだときは失敗かと思いました

でも何となく気になって,二回目読んでみたときに

「あぁ・・・独特だなぁ」って感じてその雰囲気が好きになりました

特に乙女の天然さと可愛らしさ

この人が好きでこんな風になれないかなと,思い切って髪をショートにしてしまったほどです

涼しい風が、さっと胸を抜けるような

色でたとえるなら水色という感じの

爽やかな作品だと思います
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No.54:
(4pt)

初版で買いました。

読み終わってから大分経つけどここでまず一言。

かわいらしいです。

主人公の「先輩」変な視点から見ると只のストーカーなんですが、その好きな「彼女」は実に面白く、天然で可愛らしい。
未だ不明な点がいくつかあって、読んだ後は少しもやもやと残ったのですが、「そこがいい」というのが世の中の評価なんだと思います。これが理由で☆4つ。
実は注目されてるのを知ったのは買った後なので、正直驚いた部分もありました。

ただ、描かれている物語は「純粋な恋」だったと思います。
現実では有り得ないような・・・少し言い方が悪いかもしれないのですが、フワフワトロトロした物語です。
結構厚いので、面白いところがなかなか出てこなくてイライラした時もあったのですが、地道に読んで、「へぇ」と思えるような・・・前触れが必要な深いような浅いような物語です。
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No.53:
(4pt)

おともだちパンチから始まる、めくるめく妄想の暴走

春の夜の先斗町や木屋町界隈、夏の下鴨納涼古本市、秋は学園祭、冬の四条河原町。
京都を舞台に繰り広げられる、妄想大魔王主人公と、主人公が必死に追いかける
「おともだちパンチ」を武器とする後輩、黒髪乙女の滅茶苦茶で勢いだけで、
そして切ない青春物語です。

とにかく黒髪乙女の行く先々に出没し、偶然を装って接触を狙いまくる主人公、
会うたびに「奇遇ですね、先輩」と答える乙女。このプロットだけで、日本全国の
妄想族にはたまらないものがあります。

読み出しは、作者独特の癖のある文体と、多彩な登場人物、現実と空想世界の
目まぐるしい場面展開、そしてめくるめく妄想の暴走で、取っつきにくいかも
しれません。しかし、春から夏、夏から秋、そしてクライマックスの冬へと
読み進めるうちに、すべての話が複雑に交差し、伏線が伏線につながり、
最後に大きくまとまっていく展開には、感動すら覚えました。

実写化する場合黒髪乙女を誰が演じるか、で1週間は妄想を張り巡らすことが
できます。新しい形の素晴らしき青春純文学だと思います。
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No.52:
(5pt)

地に足つけない生き方を、そして読み方を。

京都の街を闊歩する「乙女」と、それを追いかける恋する「わたし」。
同じものを見ていながらすれ違ってしまう、そんな2人の独白文で構成される連作短編集です。
平成のラブコメディーを漱石が書けばこうなるか、とも戯れに思ってみたのですが、なるほど高橋留美子的でもありますね。
高橋留美子のマンガを漱石がノベル化した感じ、なんですかね(いいかげんな「感じ」ですけども)。その辺が「読みにくい」のか、それとも「面白い」のか、人によるということではないでしょうか。
いずれ夢のような物語ですから、読み終えたときに一抹の「醒めた」さびしさを禁じえませんね。
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No.51:
(4pt)

オリジナリティーが…

最近。年に4回くらい襲われる活字中毒にかかってしまい、
何か面白い本はないかしらん。と表紙の可愛さに引かれてこの本を買った。
んで。面白かったと思う。
だけど「うる星やつら」の世界に「めぞん一刻」のキャラクターを登場させたような世界観やキャラクター設定に、オリジナリティーを感じられなかった。
なので星一つ減らさせていただきました。
森見さんの他の作品を読んだ事が無いからわからないが、
森見さん。
あんた高橋留美子作品好きでしょ?そうでしょ?そうに違いない。
少なくともこの作品はそれに影響を受けてるように感じた。
でも。つまらないわけではない。文章が読みやすく、いっきに読めた。
京都が舞台なのに、会話が関西弁じゃないところも読みやすくてよかった。
森身さんの他の作品も読んでみたくなった。
とりあえずこの本に出合えた事を本の神様に感謝。「なむなむ!」
夜は短し歩けよ乙女 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:夜は短し歩けよ乙女 (角川文庫)より
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