■スポンサードリンク
夜は短し歩けよ乙女
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
夜は短し歩けよ乙女の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.90pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全430件 341~360 18/22ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ハードカバーが出た時に気になっていましたが、 文庫化ということで購入。 表紙の絵もがステキです。 京都で学生時代ですごした自分にはたまりませんでした。 出てくるお店の名前とか、大学の学祭とか。 ALL300円 月面歩行(この表現にまず心奪われました) よく行ったなぁ・・・ 森見さんの太陽の塔は文体にも馴染めず、理解不能でしたが、 この作品は、独特の文体が味を出していて、 面白おかしく読めました。 乙女は可愛くて、ほっこりしながら読みましたが、 実際にこんな子いたら、引いちゃうんだろうな〜と思いつつ・・・ 文体にどうしても馴染めない方や、 ちょっと小汚い男子学生の世界が嫌いな方にはオススメできないかも?! | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
京都を舞台にしたお茶目な内容の一冊。 個人的には恋愛に対して消極的な自分と主人公の男性を合わせて読んで歯がゆくもあり、どこか他人事ではないように感じたり。 恋愛小説を男性と相手の黒髪の乙女の二人の視点から読めるのですごく斬新で面白いと思います。 個人的にはかなり気に入っていて、映画化でもやらないかと検索してみたり、森見さんの別の作品もよんでみたりもしました。 今ひとつ男気に欠ける草食系男子ナドと騒がれる昨今にあって、主人公の偶然を装って会いたいという思いがひしひしと伝わりました。 加えてハッキリ言って天然な黒髪の乙女のユーモアの利いた文が笑わせて癒しをも感じさせてくれる一冊です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
京都。大学。童貞。 森見ワールドです。 この想いが届きますように。 好きになれば、どんなことでもがんばれます。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
最初は独特の文章に慣れるまでがちょっと時間がかかったのですが そのうちに乙女さんとその先輩2人、それにまつわる人たちが大好きになります。 後半はどんどん引き込まれていって私もこの世界に住めたら!!と思いました。 文章が独特なので好き嫌いは分かれるかもしれませんが 私は京都の雰囲気に良くあっていると思いました。 とてもいい小説だと思います。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
初めて森見登美彦さんの作品を読みました。独特な文体ついては、始めのうちとっつきにくいと思っていましたが、読み進めていくうちに、その文体が出てくると、心地よくなってきました。逆に、それが出てこないと気持ち悪くなるくらいでした。 不思議な登場人物と京都の雰囲気が絶妙にマッチした作品になっていると思います。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
06年10月の単行本を文庫化した作品で,第20回山本周五郎賞の受賞作でもあります. 全四章の章仕立てになってはいますが,それぞれが一話完結の連作短編となっており, 男子大学生の『私』が春に『乙女』にひと目ぼれ,夏秋を経て結末となる四章の冬まで, ラブコメのようでありながら,『和』と非現実の空気が入り混じる少し不思議な物語です. (コミカライズもされているので,イメージがつかみづらいならそちらでの補完もおすすめ) 『私』の屈折した,そしてちょっと仰々しい物言いはいささかクセのあるところですが, なんでも生真面目に,それでいてどこかとぼけた感もある『乙女』の様子はかわいらしく, 同じような表現,言いまわしが繰り返されることで,世界観や物語が強く印象づけられます. また四章までの春夏秋冬,季節感あふれる描写は舞台の京都の町とも相まってとても美しく, なんとも言えない素朴で甘酸っぱい結末には思わずにんまりと,そしてホッとしてしまいます. 巻末には,漫画家の羽海野チカさんによる『かいせつにかえて』(感想イラスト)があります. | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
この文体に馴染めるかがポイントです。 ウッと来る人も我慢して読み進めると、はまります。 私もそうでした。 分岐点は50ページくらいかな。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
なんとも不思議な事がめまぐるしくて、最初は読みにくかったけど、読んでいくうちにどっぷり世界にはまってしまいました☆キュートな乙女とは古今東西よいものです。。。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
個人的に大好きな作家の一人、森見氏の06年作。この度めでたく角川文庫より刊行されました。京都を舞台に「ふぁんたじっく」な群像をコロコロとまろばせる独自のスタイルは、今作でも貫徹。文体も世界観も、『太陽の塔』『四畳半神話大系』と同じく独創的なイロメキに満ち満ちておる。と言いつつも、その同質世界で絶妙に異なり愉快なる「仕掛け」を施すのが森見流。今作では、ボロアパートの万年床に本陣を据え、薔薇色のキャンパスライフに向けてロマンチック・エンジンを発動させる大学生の「私」というお馴染みの視点に加え、彼が一心に恋慕する「黒髪の乙女」側からの視点をも並列して取り込んでおる。このオナゴがまた、作者の妄想炸裂!といった按配のぽわんっとして「ぴゅあ」な女子像であるのも手伝ってか、人によっては初っ端で覚える躓き感は上記2作以上かも。かくいう自分も出だしの数頁で若干の「恥ぢらい」に見舞われたが、20頁もいけばその無闇きわまりない阿呆な奔走っぷりにクスリとし、50もいけばもう抜け出せないワールドに取り込まれていた。 全四章から成る連作短編は、いずれも先の双方向からの視点で描き出され、その合算によってこれまでになくカラフルで、躍動感アリ、飛ぶように浮き立つ「ふぁんたじっく」な魅力を増幅して発散している。登場する人物/人物がみな、なんとも愛すべき個性でもってチョコマカと跳梁跋扈いたすところが言い難く魅力的。夜の木屋町・先斗町界隈の華やぐ喧騒、下鴨神社で行われる古本市、果ては青春と阿呆な熱量が跳ね散る京大の学祭などなど、その情景が胸苦しいほどの密度で脳裏に展開される御話に、毎度ながら自然に絡め取られてほんわりと包まれ優しく酔った。 んでもって、ビックリな仕掛けが炸裂するのがラスト第四章。およそ「技巧的」なんてフレーズは思いもよらぬまま読み進めていたその終章で、アッ!と驚く展開にヤラれます。意表を突く弩ファンタジックな跳躍をみせるこのラストが、妄想と現実を遍く繋ぎ、冒頭の伏線をも巻き込んでプログレッシヴに捻転してドッカンと着地するサマは見事!『四畳半神話体系』でもこの四章構造にヤラれたが、この独特の文体の陰に隠れ、コッソリこのような素敵な手管を弄するところが森見さんのなんともニクイところ。大いなるワンパターンの中で意表を突く、そのマジカルな世界に今回も大変興奮いたしました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
勢いがあって気持ちの良い小説でした。 主人公は京大生で舞台は京都市界隈なんですが、細々した地域やロケーションや京都界隈にまつわるお店や建物の描写の正確で詳細で緻密なリアルさと、登場する人物のあまりの荒唐無稽さとのギャップの激しさがかえって潔くて良かったです。あまりに風景描写が細かいので、京都在住の私自身今まで知らなかった場所なのか、それとも著者が作品のために創作したものなのかと首をかしげたくなる面白さもありました。またひとりひとりの登場人物が面白いのですが、とりわけ私には、「彼女」が一番ミステリアスで何を考えているのか分からなくて、可愛らしくて赤くて小さくて丸いものがぴったりと似合っていてそ巨大な赤い錦鯉のぬいぐるみを背負っていて、無邪気で人目を気にしない子供っぽさとは裏腹の大酒豪という、もっての外みたいだけれども、ああ確かにそんな女の子がいそうなだという気がしてくるから、いいですね。 春の夜の木屋町、夏の終わりの下鴨の古本市、秋の学際、冬の風邪引き下宿生活、という四つのエピソードを通して、はてさて、主人公の恋の行方はいかに!? | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
まず一言感想を言わせてもらうと、とても良かったです! 面白かったし、何より、この本を読んで良かったと思いました。 『乙女』の天然的な性格がとてもかわいらしく、個性豊かな登場人物達も楽しませてくれます。 語りの視点は『乙女』と、乙女に思いを寄せる先輩の『私』。 語り口に少し特徴はあるものの、それがうまくマッチしていて良かったです(^w^) 読み終わった後、登場人物達との別れが寂しく感じました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
本当に独特な文章である。 「変わってるなあ」と思ったのは初めだけで、すぐにこの特有のリズムが楽しくなってきた。 この一冊の出来をどうこう言うのは意味がないような、気の向いた人だけが遊びに行くアミューズメントパークのような世界が、本の向こうに広がっている。 自分が他の本を読んでいる間も、乙女や先輩は京都の街を夜な夜な歩き続けているような…。 表紙もイメージにピッタリである。 文庫もハードカバーと同じ表紙にして欲しかったかな? | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
この人の本は独創的でみんな面白い! しかし、解説にしろ、帯にしろ、何故に女向けにしてあるのだろうか??? | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
京都が舞台なので,関西人である私にとってはとても楽しめました。下鴨神社の境内の雰囲気や春の夜の木屋町界隈の雰囲気がよく表現されています。高校生や大学生の頃,自分も,同じようにロマンチックエンジン全開で,大好きな彼女との「奇遇」を演出し,外堀を埋める行為に熱中していました。物語の台詞回しも絶妙です。あー,時計の針をあのころに戻してもらえれば,私も黒髪の乙女と・・・・ | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
夜は短し歩けよ乙女、短編集ですが、最初のタイトル作品のかわいらしさにノックアウトされました。 森見登美彦さんを読まず嫌いできたのが勿体なかった反面、これが2008年最後の読本で本当に良かったです。 読んでいて、とても幸せな気分になり、乙女さんととひたすら飲みたくなりました。 架空の京都を舞台に、可憐な乙女が誘われるまま流されるままに不思議な大人達といろいろな宴会に行き、ひたすら飲み歩き、最後に李白さんという不思議な人と飲み比べするというそれだけの話なんですが、主人公の女の子がひたすら可愛らしいのです。手法としてはガルシア=マルケスと同じマジックリアリズムなんですが、そういうテクニック的なことは別として別の次元に気持ちよくするすると連れて行ってくれます。 おともだちパンチで殴られてみたいな、とそんなことを思うくらい至福な一冊でした。 あまりにタイトル作が良かっただけにまだ他の短篇すら読んでいない作品ですが、最初の短篇だけではまりました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
面白いです(あくまでも自分にとってはですが) 内容にあまり触れるのもアレなんで…。 この作品独特の語り口調で展開される物語に馴染めるかどうか〜 が一番のポイントかと思います。 自分は単行本ですでに読んでいますが、文庫版も買ってしまいました。 中村さんの表紙イラストに惹かれる方なら問題なく楽しめるのではないかと。 単行本をすでにお持ちの方へ。 文庫版には巻末に羽海野チカさんの解説が収録されています。 これだけでも買う価値はあるかと思います。 読んでる間羽海野さんのキャラクターが動き回ります^^; 2足歩行! コミック版も羽海野さんが描いてくれればなぁ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
独特の文章に慣れるまでは少し読みにくかった。 でも気がつけばこの不思議な世界に夢中になっていた。 最後はさわやかに。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
著者の作品は、これがはじめてでした。文体の独特さと京大界隈の世界観がとっても楽しかったです。くすくす声を出して笑う本はこれがはじめてかも。 黒髪の乙女に、男女問わずだれもが追っかけていく気持ちになります。かわいい!! 確かに、文体が独特なので苦手な方もおられるかと思います。が、、私はハマリました。著者の他の本も次々と購入し読みました。大好きです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
“先輩”と“黒髪の乙女”の二人の登場人物が交互に登場し それぞれ一人称で語る短編の連作4編。 小説の完成度に関しては 評価できる資格はワタクシにはない。 ただ、この二人の語り手が極めて魅力的なことはよくわかる。 とりわけ“黒髪の乙女”の天然で無邪気なところがとても良い。 そしてこの二人の語る文章の何とも言えないリズムと内容が可笑しい。 はじめはその文章のリズムと内容が微妙にずれていて違和感があるのだが いつの間にかシンクロしていく感覚もとても心地よい。 どういうエンディングを迎えるのか期待しながら 残りのページ数がどんどん少なくなっていくのがなんだか惜しくて・・・ そんな感覚を味わうのも久しぶりだ。 ご都合主義で奇想天外な内容ではあるけれど 少なくとも読んでいる時間はとても楽しい。 表紙の中村佑介のイラストもなかなかカワイイ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
倶楽部の後輩「黒髪の乙女」に一目惚れをした私(先輩)。 黒髪の乙女に“私”という存在を認識してもらうために、トラブルに巻き込まれつつも、乙女の行く先を追い掛け回します。 夜の街を歩き回り、火鍋を食べ、命がけの綱渡りまでしてしまいます。 しかし、天然の乙女は、先輩と度重なる遭遇も、ただの偶然(!?)だと思い込んでいます。 一つの出来事が、私と乙女の交互の視点から描かれています。 同じ出来事でも、二人の感じ方は違います。 場面の細部まで細かく描き分けられていて、まるで、登場人物が目の前にいるようです。 個人的には、第三章の学園祭をテーマにした話が一番好きです。 私と乙女の性格や価値観、魅力が描かれていたと思います。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!