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夜は短し歩けよ乙女
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	夜は短し歩けよ乙女の評価:
	
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.87pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
		※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
		未読の方はご注意ください
	
	全439件 301~320 16/22ページ
	
	
	
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| 後輩の女性に密かに想いを寄せる大学生のお話。 好きだけど、ストレートには伝えられなくて、 なんとか気づいてもらおうと悶々としながらも どこか純粋なところがあって、ちょっとばかばかしいんだけど 懐かしい匂いがする一冊です。 読後は、少し暖かい気持ちにさせてくれます。  | ||||
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| 太宰にせよ芥川にせよ、古典文学はあくまで古典として読まれるから価値を持つのであって、現代作家が同じような作品を書いても成立しない。 しかし古典文学に対する憧れは止みがたいし、セックスと政治しか語らない現代文学には魅力を感じない。 そんな現代文学青年の悩みを森見登美彦は見事に飛び越えた……というかスリ抜けて見せた。 森見登美彦の作品はシリアスではないが、かつての文学のパロディでもない。 例えば「ゴスロリファッション」というジャンルの在り方が近いんじゃないかと思う。 現代の日本であんな服装をしなくてはならない理由は機能的にも歴史的にも全くない。 つまりゴスロリファッションは何の必然性も持たず、そういう意味でシリアスではない。 じゃあゴスロリファッション愛好家たちは、中世ヨーロッパの貴族(?)辺りの流行のパロディとして着ているのかというと、多分そういう意識でもないだろう。 シリアスでもパロディでもない、森見登美彦の立ち位置に魅力を感じる。  | ||||
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| 「彼女」を振り向かせたくてたまらない、所謂「草食系」男子大学生と 恋愛レベルにさえまだ達していないぽーっとした「彼女」との、 京都の四季を舞台にした恋愛?ファンタジーです。 ず〜っと上空をふわふわしていて、最後の最後にやっと ちょっと不時着できたような、不思議で心温まるストーリー。 イマドキこんな純粋かついい意味で子供っぽい大学生はいないよ、 と思いつつ、手放さずに先へ先へページを急いでしまうのは、 どこかでこんな純粋さを懐かしく、羨ましく思うからかも知れません。 この不思議さ、現実感のなさはしかし好き嫌いが分かれそうだと思われます。 文体も独特です。それこそ、どこにでも、しばしば現れる「不思議ちゃん」と 呼ばれるカテゴリーに入る人を、自分はまあ受け入れられるタイプなのか、 ただイライラしてしまうか…によって分かれるのではないでしょうか(笑) 私個人的には好きで、 四季や京都の情景とともに若者の心が丁寧に表されているなと思いました。 「彼女」は少し変な子ですが、ときには、ちょっとトロくて遅れていても彼女のような、 物事を丁寧に、やさしく見つめる目をもちたいものだ、と思います。  | ||||
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もはや、このAmazonでレビューすることもなさそうなのですが、ここに、僕個人の希望、というか願望をいくつか挙げさせてください。 まず一つですが、ぜひ、羽海野チカ先生にコミック化してほしかった。いや、この気持ちは、いまだに現在進行形です。文庫版のおまけページを見たとき、これほどこの作品に適した表現のできる漫画家がいるのかと、勝手に一人で熱くなっていました。 そして、もう一つ。僕は、本書をハードカバーの時に買った人間なのですが、その購入方法が、いわゆるジャケ買いです。普段、僕は前評判や他の方のレビューに細かく目を通し、万全を期したつもりで小説や漫画を購入します。しかしこの時ばかりは、「夜は短し歩けよ乙女」という好みな表現のタイトルと表紙絵に、若干オーバーな表現ではありますが、心奪われ、すぐに手にとりました。結果的にこの買い物は、僕のジャケ買いの歴史の中で最高の成果を挙げてくれたのですが。 こんな経緯から、僕の中でこの本の表紙は、あのハードカバーの表紙しかあり得なくなってしまいました。もう一つの僕の願望というのはつまり、文庫版の表紙の別タイプを作ってほしい、ということです。文庫版で揃えたいのですが、この文庫版の表紙では納得できない自分がいるのです。 上記した二つのことを言っておきたかったばかりに、レビューですらない、どこまでも浅薄で自分勝手な願望を書き連ねてしまいました。もしこのレビューを読んでくれた方がいましたら、ありがとうございます。そして、この本を買うにあたり全く参考にならないような文章を読ませてしまったこと、さらに、すでにコミック化された作品や文庫版の表紙を好いている方、本当に申し訳ありません。 それでも、読者の方々に一人でも、この考えに共感してくれる人がいてくれたら嬉しいです。そんな人がいれば、語り合いたいくらいです(笑)。  | ||||
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| ちょっと不思議な小道具、大道具をちりばめ、奇想天外なストーリーが展開されますが、本当にあったとしても少しも不思議ではないようなリアリティがあります。ハチャメチャなのに情緒があります。ラストは、人によっては馬鹿にするひともいるかもしれませんが、私にはとても腑に落ちるものです。酒を飲みながら音楽を聴くような感じで読めます。読んだ後、しばらく次の本を読まずにこの気分を引きずりたいと思います。 | ||||
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| 文章や破天荒な展開の面白さの根底にあり、私がこの本で評価するもの、それは、1.アンチ東京(京都の夜が豪華絢爛たる世界)、2.やや〜かなりバンカラ、3.高齢者を魅力的に描いている、からです。 | ||||
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| 単純に面白いです。 小説なのに軽快なテンポと独特で不思議な世界観によって まるでコミックを読んでいるかのような感覚に陥ります。 著者の作品はほぼ全て読んでいますが、やはり主人公が語る 著者特有の古風で独特な言い回しが絶妙で、いい味を出しています。 終わり方もすっきりしていますね。 巻末の羽海野先生のイラスト解説もこの世界観をより味わい深い ものに引き立たせてくれてGoodです。  | ||||
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| 今さらながら、『夜は短し歩けよ乙女』を読みました。 作者は森見登美彦。 良い良いとの評判は聞いていましたが、いやーよかった。 恋愛小説であり、青春小説であり、成長小説でもあるこの本は、 その基調がユニークかつセンスのよいフレーズであふれていて、 読んでいて悔しくなるくらい僕のツボを押しまくります。 最高に良かったのが次のフレーズ。思わず吹き出しましたよ。 「なに、パンツ総番長としてのたしなみですよ」 いやー、この作者のセンス。最高です。 いろんな人に読んでほしいなあ。  | ||||
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| 独特な文体がダメなんでしょうが遊びみたいな感じで独特と言うより昔の文学小説のパロディって言った方がよくて森見氏の本を読んで、きべんろん部が出てくるとこまで読んで面白さが分からなかったら、それ以降読んでも面白さが分かららなくて、私を見つめるぐらいならば、炊飯器を眺めてるほうが心楽しい充実した時を過ごせましょうとか美しいファンタジーな言葉的なふりしたなにかがちりばめられていて半分どうでもいいのですがまあ許せます | ||||
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| 昔の女学生のような文体で語る京都の女子大生と、その女子大生を追いかける「先輩」の、その二人が交互に語る形式で綴られます。 夜の繁華街を舞台にした「夜は短し歩けよ乙女」。古本市を舞台にした「深海魚たち」。学園祭の顛末を語る「御都合主義者かく語りき」。風邪に襲われた京都を描いた「魔風邪恋風邪」。この四つ。私は中でも「深海魚たち」と「御都合主義者かく語りき」が素晴らしい出来だと思います。 奇妙なユーモアときらびやかで古典的な幻像で語られた本作は小説としてのセンス充実してます。文章のセンスもさることながら、幻想世界を具体的に描く絵画的センスもいい(結局は文章だけど)。 われわれが生きている世界を、このように楽しくて華々しい世界として提示してくれるのは凄いと思います。暗いところの殆どない世界が京都に広がっています。  | ||||
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| この本は傑作です。私はこの本とともにいる間、なんとも心地よくちょっと不思議な世界を彷徨いました。そして、ひたすら彼女に声援を送り、彼女を好きになっていきました。否、彼女の登場と同時に彼女に魅了されたと言っても良いでしょう。これがこれが森見ワールドというものでしょうか。 ちなみに彼女は天然です。いや天真爛漫といった方が適切でしょう。いやそれでも足りない。純真無垢、無邪気、可憐という称号も付け加えさせていただきましょう。妄想と現実とをごちゃごちゃにする無謀も、奇遇というご都合主義も、中身がなく結末がみえみえという誹謗中傷の類も、彼女の罪のない無邪気の前には全く説得力を持たない。なぜなら、理屈で無垢を断ずることはできないから。 生まれ変わったら京大へ行く。ひたすら勉強の暗い中学・高校時代を過ごそうとも、二浪、三浪しようとも、生まれ変わったら必ず京大に行きたい。私にそう思わせた小説はこれで二つ目だ。一つは三月に読んだ万城目学氏の『鴨川ホルモー』。もう一つは本著である。 「詭弁踊り」 見たい! 「偽電気ブラン」 飲みたい!! 「愛に満ちたおともだちパンチ」 見舞って欲しい!!! なむなむ!  | ||||
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| 表紙に惹かれて文庫を買いました。 先輩の健気さはキモさと紙一重だなとちょっと考えさせられました。 少女マンガのようにカワイイ小説で、楽しく読めました。 良い買い物をしたと思います。  | ||||
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| まず、この主人公の語り口がやけにまどろっこしい、、 うぜ〜っと思いつつも読み進める。 つぎに乙女のモノローグ、ほっと一息つけます。 いやなんか面白いコだな、と早くも引き込まれてゆく。 また次の主人公のごちゃごちゃした語り口、、うざっつ、 説明なげ〜んだよ、と思いつつ我慢して読み進める。。 さらに次の乙女のかわいくも面白センス溢れるモノローグに一息つき、 またウザ男のモノローグを、、あ〜ん?おもろいやんこやつ、、 っつかー今時代はウザ男かもね。 物語が佳境に入ると、もうすっかりこのウザ男を応援する姿勢で 読んでいました。  | ||||
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| 農学部卒という異色の経歴を持つ森見氏の世界に足を踏み入れるきっかけとなった逸作。 はじめに書いておくが、氏の文体や表現方法は独特で、 生理的に受け入れられないという方がいるのは否めない。 それを端的に、簡単に言えば、すべてにおいて濃ゆいのである。 理系の方の共通の性質のような気もするが、 目で見たこと、あるいは感じたたことをもれなく書かなければならないかのように、 ひたすら描写が細かい。 氏はまさにその典型(計算済み?)で、情報が息もつかせず読者の脳内になだれ込んでくる。 それが、時に重く感じられる。いいかえればくどい。 逆に言うと、行間を読む作業が全くない。 おそらく教科書や試験問題に最もなりにくい作者のひとりだろう。 著者の小説は、おそらく漫画をそのまま文章にしたのに似ている。 漫画のひとこまひとこまに書かれている情報を、すべて書き尽くしたような感じに似ている (実際、この小説は漫画化されているそうだ)。 ところで、漫画といえば、巻末に海羽野チカ氏の「かいせつ(?)」が掲載されている。 私は、小説は後ろの方から読むことがしばしばあるという困った性格の持ち主であり、 今回もついつい「かいせつ」を先に読んでしまった。 そのせいで、読んでいる最中、海羽野氏の書くちょっとロリーなキャラの乙女が、 脳内を所狭しと駆けめぐった。銅鑼をもって頭の中を駆けめぐっている感じだった。 そんな状態で、どこまでが現実で、どこまでが虚構、誇大なのか分からないままに、ついに読了。 結果、私は、氏の世界にどっぷりと浸かってしまった。 はっきり言って万人に勧められない。 だが、私の感想に共感できた方には、自信をもってオススメする。  | ||||
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| 外堀を埋める行為に専念する先輩と 対象と180度反対方向に走っていくパンツ総番長。 この二人の対比が面白かった。 「ハッピーエンド」であっていいはずのラストに近づくにつれて 先輩は「実際は彼女に惚れていないのではないか」といった 自問自答にはまっていく・・・・ 初デートを前にして落ち込んでいく先輩に対して 期待を膨らませていく彼女。 しかし、この彼女であるが、相手はひょっとしたら 破廉恥極まりない東堂氏であっても「幸せ」になれる 能力を持ち合わせているのでは? 森見登美彦を日本浪漫派の残党と位置づけて 大伴家持から近代文学までの文学史を 「萌え」系とそれ以外に分類して解説した浅羽通明氏の 流行神241号は一読の価値ありです。 昭和三十年代主義―もう成長しない日本  | ||||
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| 出会いは表紙から始まりました・・・。 表紙がかわいいなぁと思って買ってみました。 しかし!!表紙とは裏腹に中身は京都を舞台に摩訶不思議な世界でした。 言い回しも独特で、難しい言葉もたくさん。 本をあんまり読まない私は、途中で棄権します。。。。になるかなぁと思ったのですが・・・ 読み進めていくうちに、ずるずると物語に引き込まれていきました。 登場人物が個性的なので、私の頭の中で具体的に映像化されていました。 読み終わった後は何か一本映画を見たような感覚です。 すごく素敵な作品だと思います。  | ||||
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| 独特な文なので、馴染めるかはそれぞれですが・・・ この「独特」感が滲み出る文面と それに合わせて読み進めるリズムがたまらなく面白い! 個性あるキャラクターもみんな可愛い! なんとも愛らしい! 特に乙女の行動は天然っぽさがあふれていて すごく可愛い! 先輩の行動にもどこかしら驚かされたりして… つい「がんばれ!!!」と応援したくなります。 後半はもう止まりません! どんどん終盤へ加速していっちゃいます。 読むのがやめられないです。 個性あふれるキャラクター、 独特な世界観・・・ まさに「キュートでポップ!」 さらに文庫には羽海野チカさんの解説もついていて、これまた可愛い! 解説まで飽きずに「見れます」。 是非お勧めしたい。  | ||||
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| なぜなら、途中で吹き出してしまいそうになるから。 私は、何度も笑い出しそうになり、そのたびに、他の乗客に怪しまれはしなかったろうかと、周りを遠慮がちに見回しておりました。 独特の語り口に浸るも良し。甘酸っぱい大学生活を思い出すも良し。登場人物の怪しさを楽しむのも良しです。 朝日新聞夕刊に連載されている「聖なる怠け者の冒険」を楽しめる方なら、文句なく「買い」です。  | ||||
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| 文章でコミックを読んでいる感覚。 文体は独特ですが、ジュニア小説のように読みやすく、コミカルな描写が漫画を読んでいるようです。 普段、文章を読むのは嫌いじゃないけど小説はめんどくさい、と、思われているような方にお勧めできます。 私の場合、沈んだ気分の時の暇つぶしに読み始めて、見事にハマって、一気に最後まで完読してしまいました。 読みながら、笑・微笑・笑、ちょっぴり感動、それから納得。 読み終わる頃には、沈んだ気分がすっかり浮上していて、良い小説に出会えたなぁ、と、久しぶりに思えた作品です。 内容的に柔らかめなので、硬い文章を読むのに慣れているような方には不向きかもしれませんね。 個人的に、10代半ば〜20代半ばくらいの方向けかな? ・・・と、思いました。(あと、漫画等、架空の物語好きの方とか)  | ||||
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| 初めは“黒髪の乙女”のキャラにイラッとくるかな〜 と思っていましたが、読み進んでいくと小説の世界にすっかり入り込んでしまいした。 舞台は現代の京都ですが、非現実的な出来事やキャラクターが登場するあたりが、何となくうる星やつらを彷彿とさせられました。 読んでいる最中は“先輩”と“乙女”の結末を早く知りたい!でも本が終わってしまうのも寂しいな...ともどかしい思いでした。 あの濃いキャラクター達を、この1作で終わらせてしまうのは惜しい気がします。 ぜひシリーズ化して欲しいです♪  | ||||
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