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夜は短し歩けよ乙女
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夜は短し歩けよ乙女の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.90pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全52件 41~52 3/3ページ
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惹きつけるタイトル。 工夫され尽くした構成。 漱石を思わせる滑稽味あふれる文体。 諧謔に満ちた文章。 洒落た会話。 でも、この小説の面白さを味わうのは、若い者に任せておけばよかった。 「しまった」私は年寄りなので、読書にあてる残り時間がそうは 多くないのである。目の15センチほど前には、居ない蚊も飛んでいる。 そういえば「太陽の塔」と言う同じ作者の本を読んで同じ思いをしたことも思い出した。 そのくらい、惚けているのである。 | ||||
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黒髪の乙女がどーーーーーたら こーーーーーーたら ぶーーーーーーーーーーたら 言っていて恥ずかしく、聞いていて恥ずかしくなるような この決まり文句 エロスに妄想も足りない カチコチの文体が好きになれません 夜は長いだろ? 乙女に夜は危険だぜ 解説の羽海野チカさんのかわいらしい解説が素晴らしい | ||||
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あくまでファンタジーですよね、この作品って。ですので、人生訓とか心の襞に分け入るようなテーマとか、そういったものを期待して読むのは、ちょっと筋違いな気がします。 どこまでも、この独特な−−敢えて言えば浪漫調懐古主義的な?−−世界観に浸るのが良いのでは、という、まぁ少々オタク向けな小説です。森見さん自身もかなりのオタクですよね。京大農学部の院卒ですもん。 アニメ映画にするなら是非宮崎駿監督にと思うこの作品、巻末の解説代わりの羽海野チカさんの見開きイラストもさることながら、読み進むにつれ自分の今までの人生中の濃色イメージ(喩えるならば、漆器の様な濃臙脂色)を持ったエピソード全てがグルグルと渦を巻いて頭の中に押し寄せ、、読み終えた時には(3日程で読了)何だか目眩・頭痛を感じました。たぶんこの作者の物はもう読まないのではと思います。 作者がとても博識・碩学・知性に恵まれた情感豊かな生い立ちをお持ちの事だけは、文中に掲げられた古今東西の本の羅列等からも(絵本『ラ・タ・タ・タム』は特に探して読んでみたい‥)、とてもよく分かりました。ただ、殆んどの語句なり言い回しなりがパロディで、どこかで読んだ様な字面の組合せに終始しているので(特にチェッカーズの歌詞の引用はいただけない気が‥)、何となく作品自体のオリジナリティ或いは正味ボリュームが物足りなく感じられてしまうのは私だけでしょうか。(なので、もらった本で良かったと思いました) 上げ底文学‥‥と揶揄してしまえば、文学そのものが食べてお腹がくちくなる物ではない、と言われてしまうかもしれませんが。。 ※乙女さんとは“ラム酒を愛している”“脅威レベルの酒豪”と共通項がありますので、一度指しで飲み明かしたいとは思います。 | ||||
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この作家さんはこの本が初めて読んだんですが たぶんほかの作品を手に取ることはないと思います。 なんかくせがあるというか 受け入れにくい文章という感じです。 表紙がかわいかったのと 羽海野チカさんの「かいせつにかえて」が かわいかったので おまけで☆☆☆ | ||||
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他の方が書いているように確かに文体は独特ですが、一度慣れてしまうとさらっと読めてしまいます。ドタバタした話が収束していくさまはなかなか痛快。後味もすっきり、さわやかな良作です。 ただ、ヒロインの黒髪の乙女の描写がどうにも男の理想というか、所謂「萌え」系で、そこだけ少し胃もたれを感じました。 漫画、舞台とさまざまな展開を見せてますがアニメにはなってないんですね。一番合いそうなのに。本作を読んでいて、今敏監督の「パプリカ」みたいなイメージがちらちら浮かびました。 | ||||
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レビュータイトルの理由で、本書をおもわず手に取った元乙女です。 著者の他の本を図書館でぱらりと見たら、文体が違うんですね。 (他のもこんなかと、おそるおそる?みました。ちょっとホッとしました(笑)) 本書の文体と雰囲気は好きです。 ただ、「なむなむ!」とか・・ずいぶん何度も使われていて、 京都らしいお惚けは楽しいけど、ちょっとかわいすぎて、 好きと苦手が紙一重って感じです。 そこが、この方の才能なのでしょうか・・! | ||||
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森見ファンの方、評価を下げてすみません... 読み始めて数行で不安をおぼえました。それでも文体が面白いとか、 なにしろ話題の本だし、とにかく感想はそれからだと思い読み進めました。 が、読み終わってわかったことは自分には合わない、ということでした。 これまで「太陽の塔」「有頂天家族」を読んできて、文体や物語全体の雰囲気は面白いと思うのですが、やや食傷気味です。 (「きつねのはなし」が一番楽しめました。) 森見氏の新刊は毎回楽しみなのですが… | ||||
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変わった文体といっても、これは懐古調の文体で、まったくのオリジナルではありません。 でも、古くて新しいんでしょう。 しかし、文体はさておき、話の内容は大したことはない。 | ||||
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面白い。確かに、面白い。 はじめは、なんか、作為的だなーとも思いましたけど、読んでいくにつれて、 そういえば、あたしもこういうモノの見方してる!と、 なんだか共感してしまいました。 妄想癖アリなもので。。 でも、読み終わったあとですね。 確かに読んでるときは爆笑だけど、読み終わった後に余韻が残らない。 せっかく面白かったのに残念だなぁって思います。 ぺらっぺらな話なわけでもないと思うのに。 太陽の塔もそう。 うーん。残念だなぁ。 | ||||
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学園もの?ファンタジー?恋愛小説?奇想天外摩訶不思議。 登場人物のユニークさもすばらしい♪何ともめちゃくちゃな 話だと思いながら、最初から最後まで楽しんで読んでしまった。 何とか彼女との接触を試みようとする必死の姿は、いじらしい。 その一途な心!がんばれ〜とエールを送らずにはいられない。 この作品、映像化したら面白いのではないだろうか。想像する だけでワクワクする。軽快で、不思議な魅力がぎゅっと詰まった、 味のある作品だった。「偏屈王」が見たい!韋駄天コタツに 入りたい!(笑) | ||||
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京都の大学キャンパスライフを戯画化した幻惑ラブコメ。恋に不器用な黒髪の乙女と、石橋を叩いて壊す慎重さでミクロ単位のアプローチしかできない妄想型の先輩。そこに妖怪じみた酒豪の老人や自称天狗のニート青年、古書の神と名乗る少年などが絡んでくる。 わざと冗漫な言葉を駆使し、文学オタクの心をくすぐる。現実からはほぼ隔離された小説世界だけに、夢を楽しむには好著。現実へのメッセージを求めてはいけない。 | ||||
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月面歩行、下鴨古本市、三条京阪、叡電、進々堂。萩書房に紫明書院。 毎日なんの気なしに乗る電車、たち寄る本屋さん、そこの喫茶店の名などを、活字で発見してしまった、その瞬時の反応・および高ぶりはなんとも不思議なもの。とくに京都にお住まいの方・その経験のある方のお楽しみ様はひとしおのことと思います。 「黒髪の乙女」と、その彼女の後頭部ばかりを追い求めるいまどき一途な「私」を巡り、「京都」というお椀の其所・此処でおこる奇天烈大騒動。聞きつけるたび奔走して、その場に奔走して、そこで出会った誰かに連れ回されてはまた右往左往右往左往。もういいかげん走り過ぎてくたくた、と思わず座り込んでしまったところで辺りを見回せば、そう言えばここはもと居たあそこではないか。そうしてやっと、事の展望を知る。 そう。これは、歩き出して三つ角を曲がれば、結局もといた場所に戻ってしまう京都の路地のような、おはなし。 たしかに好みのかたよる独特の文体でありますが、わたしにはまるで活弁のようで、頁といったらどんどんやっつけてしまいました。 今敏監督あたりで、映画化して頂いたらとってもおもしろそう。 | ||||
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