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神様のパズル
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神様のパズルの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.97pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全58件 1~20 1/3ページ
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「人間に宇宙を作ることはできるか」という壮大な謎を解き明かさんとするSFミステリー。 しかし舞台は極めて小さく、ゼミでの議論だけで話が進む。言うなれば京極堂シリーズの妖怪談義パートだけで話が完結しているようなもので…まぁミステリーではこの手の話は「学習会もの」として京極以前からあったわけだけど、本作の議論の複雑怪奇っぷりはやはり京極めいていると言えるだろう。 そしてそれはつまり、めっちゃ面白いということである。謎解きのための議論、そしてキャラが面白ければ、事件もストーリーもいらないのだ。 そういう点では、ハヤカワSFではなく角川SFだなぁと。小松左京賞はなくしてはならない賞だった… さらに宇宙創生の謎を解くということは、TOE…いわゆる統一理論を解くことと同義で、そこに至るまでの議論では物理の専門用語がポンポン出てくる。主人公は一応落第ギリギリの無知な学生という設定ではあるが、それでも良いとこの大学の理系学部に受かる程度の知識はあるので、相対性理論、特殊相対論、素粒子論、量子論辺りの概要くらいは掴んでいないとついていけない可能性はある。 作者オリジナルの「光子場仮説」は、出発点こそあまり受け入れられなかったが、スピンの力技で全てを説明しようとするのは、暗黒神話みたいな諸星大二郎イズムを感じて興奮した。 ただ、「質量理論」は本質は超ひも理論と同じじゃないかと思った。20年前の紐理論がどういうフェーズだったのかはわからないけど。 しかしだからこそ、本作が実写映画化されたことが本当に驚き。その謎の答えは、ひとえに穂瑞沙羅華のキャラ故だろう。 小説の映像化に一番必要なのは、映像映えする展開や大衆的な物語よりも何より、キャラ立ちした美女(美男)というわけだ。 最後の沙羅華には、これはズルいと言わざる得ない笑 しかし、ここまでキャラ変しちゃって続編はどうするんだろうか…? ところで、宇宙創生を個人のPCでシミュレートするために、エロサイトを解説して世界中のPCのメモリを使うという手法は、完全に漫画村のマイニングと同じで……20年前にこのアイデアを出した作者のSF脳は凄い。 | ||||
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卒業するためには、ゼミの単位を取らないと危うい。鳩村教授のポイントを稼ぐために、綿貫基一は16歳の天才少女穂瑞沙羅華を訪ねることになる。そして、彼女と組んで「無から宇宙を創り出すことができる」という課題に取り組み、ディベートに臨むことになる。さらには、一人暮らしのおばあさんの田んぼも手伝う羽目に。やれやれ、好きな女性の尻を追うばかりで手は出せないし、頼まれたらいやだと言えないし、気の小さいへなちょこなのである。物理学を専攻していながら、そこらのアマチュアと変わりのない知識量だしね。「無という無限のエネルギーを持ったものから宇宙は生まれた」ということは雑誌「ニュートン」などで読んで知っていたが、沙羅華はそれを自分の手で成し遂げようとするのだ。綿貫は何とか彼女の助けになろうと奮闘する。 二人の議論を読んでいるとなかなか面白いのだが、何故そうなのかということになると物理学では答えることはできないだろうなあ。沙羅華がいう”彼”とは、神のことなのだろうが、宇宙や人間の存在の意味など答えてくれるのか。沙羅華は結局そういうことを求めていたのだ。それは彼女自身の生い立ちと関係があった。 へなちょこの綿貫も一見生意気な沙羅華も私にとっては好感が持てる。いいやつらだと思う。 | ||||
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たかが小説に。 深遠な、哲学的な、崇高な、なんて大げさな。というくらい驚きました。 ニーチェも、キルケゴールも恐らくたどり着かなかったところへ、アイン シュタインも恐らく描けなかったところへ。 その名も神様のパズル。 私があまりに単純なので、きっと物理屋さんから見ると、甘い理論に ごまかされてしまって、驚いているだけなのだと思います。 でも、驚きました。 天才の名は穂瑞さん。16歳の天才少女。ヒッグス粒子の発見に貢献 するであろう加速器むげん。その基礎理論を打ち出した穂瑞さんは、 日本に現在存在しない飛び級ですでに名門私立大学物理学科4年生。 主人公の名は綿引君。卒業から、卒論から、ゼミから、すべてに ギリギリの彼に課された課題は、彼女の家を訪ねること。そして日記を つけること。 同じゼミに所属する二人と、須藤、保積、佐倉などのメンバーとの テーマはなんと宇宙は人間が作れるか。 宇宙が発生するその瞬間。その原理。迫る穂瑞に、ヘイスティングスの ごとき綿引こと綿さん。 何の因果か二人が始めた田んぼのバイト。 ばあちゃんの言葉と、穂瑞の言葉。 シンクロしながら、しかし、確実に近づいてはいけない、解いてはいけない パズルに近づいていく。 ビッグバンを起こしたその暁には。 前半の物理の講義は、楽しかったです。その関係の本をよく読むのですが、 所詮高校古典物理しか知らないので。 E=mc2、光速不変から、ひも理論。 シミュレーション。人類は滅亡する。それは恐らく自滅である。近づいては いけない神の領域、神様のパズル。 「カエルも、そこから動かなければ海が大きいとは知らなかろう。」 ばあちゃんの言葉が私には、徐々に伝わるお寺の鐘みたいに余韻を残し ました。 100点x2. こんな傑作を最初に出しちゃうと、後が辛いですよねえ。 2006年の文庫化だそうですが、その後ヒッグス粒子の存在でノーベル賞が 皮肉にも国際チームが受賞し、光子よりも速い粒子の存在について、実験が 重ねられ、今頃になってこの本読んで。 もっと早く巡り合えばよかった。 物理が嫌いな人はちょっとつらいと思いますが、お勧めします。 | ||||
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全3冊読みましたが、最初のこれが一番良いです。 続編2冊は、「編集者に言われて無理やり書きました」的な内容。 読まなくてもいいです。 ちなみに3冊とも、表紙イラストと内容がかなりアンマッチです。 | ||||
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自分が物理学科出身だったので、楽しく読めた。 宇宙は創れるのかという壮大なテーマに挑んでいくってのがメイン。 ↓ここからネタばれ 素粒子実験施設を舞台に進んでいくが、結局シミュレーションで収まるのかと思うと、スケールがないなあと感じた。 もし、実験にちゃんと持ち込んでいたなら、結果はどうあれ、★5つにしたかもしれない。 | ||||
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小説の方が面白いwwここだけの話ねwそしてこれもここだけの話。。。。無から宇宙は作れない。物理学的側面からいうと厳密な無ではない!あ。これ小説に関係ないから気にしないでください! | ||||
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遅ればせながら読みました。 良く出来た作品だと感じました。 一般向けの解説書で理解できなかった、素粒子世界のイメージを フィクションながら、与えてくれました。 光、物質、エネルギー、無… 世界の究極の姿を知りたがっている人にとって、 別の切り口だとおもいます。 反面、登場人物たちの魅力は乏しいです。 星は四つです。 この作品を読んで、関連のものが読みたい人は、 加速器ベースで宇宙・世界を創る作品として、グレッグ・イーガンの プランク・ダイヴ (ハヤカワ文庫SF) に収められている「クリスタルの夜」がおススメです。 創造主に対する怒りが描かれています。 穂瑞沙羅華が創造した、創世宇宙の自滅(?)の理由のひとつがある気がします。 | ||||
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遅ればせながら読みました。 良く出来た作品だと感じました。 一般向けの解説書で理解できなかった、素粒子世界のイメージを フィクションながら、与えてくれました。 光、物質、エネルギー、無… 世界の究極の姿を知りたがっている人にとって、 別の切り口だとおもいます。 反面、登場人物たちの魅力は乏しいです。 星は四つです。 この作品を読んで、関連のものが読みたい人は、 加速器ベースで宇宙・世界を創る作品として、グレッグ・イーガンの プランク・ダイヴ (ハヤカワ文庫SF) に収められている「クリスタルの夜」がおススメです。 創造主に対する怒りが描かれています。 穂瑞沙羅華が創造した、創世宇宙の自滅(?)の理由のひとつがある気がします。 | ||||
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「宇宙の作り方」この命題に対し、きちんとした説明で納得させてくれた事に対し、★5つです。 私は少し理系をかじっていて、どうせ「出来ない」んだろ?テキトーな説明で誤魔化すんだろうと思っていたのですがその予想は見事に裏切られました。 良い意味で気持ち良く裏切られたし、これならなるほどありそうだと十分納得出来る説明には素直に感動しました。 これは推理小説を読んだ時のようなカタルシスがありましたね。また私はこれを読んだ後、物理学の世界を少し理解し、少し視界が開けた気がして頭が良くなった様な気がしました。 伏線もきちんと回収されているし、ちょっとしたどんでん返しもあるし、なかなか良く出来ている小説だと思います。物語も面白いです。ですがそんな事よりも私はスプリング8や小柴教授のスーパーカミオカンデとかそのあたりの現実との関連を結びつけながら読むのが面白く、そっちで引き込まれてしまいました。 その辺の(ノーベル賞受賞当時の)知識がある人が読むとより面白く読めると思います。 | ||||
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これは面白い。 「宇宙を作る」という事をしっかり議論しているし終盤へのつなぎも見事。 話のネタとしてはSFだが、進行自体は大学・研究施設・私生活であり非常に読みやすい。 宇宙を作るというテーマから発展していく内容も読んでいて考えさせられるものがある。 確かに専門用語は多めなので物理を一度も学んだことが無い方だとちょっと戸惑うかもしれません。 | ||||
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オススメである。 SFに興味があるなら、兎に角、読んでほしい。 小松左京氏の論評が秀逸であった。 流石、SFの大家。少ない文字数でこの作品の魅力を最大限に表現している。 小松左京氏の激プッシュを信じて、一人でも多くの人に読んで欲しい。 それと映画版はクソだけど、小説は違うので。 ------------------------ 小松氏の論評の前に、愚息の論評など鼻くそみたいなものだが、一応書く。 ネタバレ。 小説を読んでいて、全身の鳥肌が立つ事はあまりなかった。 でも、「Bang!」 の単語で震えるくらい感動した。 この小説は、この単語を魅せるためだけに存在していると言っても過言ではないと感じた。 自分自身、この感動がなんであるのかは、明確に表現する事ができなかった。 でも、巻末にある小松氏の論評を読んで納得。 そういう事かと。 久々に、いいSFを読んだ。 | ||||
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メインテーマの「宇宙の作り方」が全く解りませんでした。 ディベートの内容も結論も解らない。 故にその部分は流し読みしてました。 で、そこを抜くと …天才美少女もそこまで魅力ないし なんかラストもすっきりしないし… 物理に理解があったら評価もまた違ったかもしれません。 ディベート部分で相手を仲間割れさせようとする所なんか面白かったし、こういうノリで続くと思ったんですが… しかし同じような理系ミステリに森博嗣がいるけど、 あれはコアな推理部分はオーソドックスなもので、理系部分はあくまで「雰囲気、世界観作り」に従してたからなあ… (だから理系の知識の無い私も、理系の蘊蓄を楽しめた) これもそういう話だと思ってたのに… | ||||
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ビッグバンで宇宙がうまれ、膨張している。今や当たり前のように語られる宇宙創世の謎について、本作はほんとにそれでいいの?と問いかけている。現在の宇宙、および原子なのどミクロの世界は物理学的手法で検証され、想像されている。アインシュタインの相対性理論やマックスプランクの量子論という現在理論物理学の発展が人間の認知範囲を大きく広げたことは間違いないだろう。しかし、一般人の常識として無から生まれる宇宙や量子論のシュレジンガーの猫など、理解できない事柄が多々ある。底には観測者としての限界が存在し、ヒトが光をベースにした認知能力で思考する手段をとる以上さけられない限界なのではないかと思う。プランク時間の話もでてきたが、時間が非連続になるのでなく、連続に認知できないのだろう。宇宙創世も認知できない何かから認知できるビッグバンがおこり、それが波紋のように広がっているだけかもしれない。仮説ー実験ー証明が科学理論のドグマだが、ヒトが認知できるかどうかという点がやはりいちばん重要なポイントではないだろうか。同じ理系でも生物学系をやっていると、あまりの例外の多さに普遍化することの難しさを感じる。宇宙創世を巡る理論の展開は面白いが、ラストが今ひとつしょぼかった。 | ||||
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帯にかかれていた文句「宇宙の作り方分かりますか?」について惹かれて購入しました。 結局のところ、宇宙の作り方が何かということは作者の考えとして書かれていましたが、 専門用語が多く、私には明確に理解出来ませんでした。 ただ、宇宙の作り方を考えるストーリーの中で、その問いかけとは別に重要なことに気づいて欲しいという 作者の意図を感じました。 この天才の結末や、おばあさんの例などでそれを表現しているのではないでしょうか あと、全体的にストーリー展開に起伏があって、主人公のダメ学生という立場が自分に重なって 楽しめました。 | ||||
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物理学に全く詳しくない自分が読んだ感想を書きます。 正直理数系は苦手で、この本もただ「人気があるから」という理由で買ったにすぎませんでした。 しかし実際読んでみると、世界観に一気に引き込まれる! 主人公の少年が日本人らしいというか、多くの人に共感できるような部分を持っているので、自分が主人公となって問題に立ち向かっているという感覚に陥りました。 テーマが「宇宙」なので、賢くないと理解できないかな、と思って購入を躊躇っている人には、「絶対面白いよ!」と声をかけたいです。 | ||||
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文系人間なので物理の難しいことは理解できませんが、 それでも読みやすくてすごく面白かったです。 ただヒロインがもうちょっと魅力的だったらよかったかなあと思います。 どうもあのキャラが、いまいち馴染めなかった。 でもオススメの一冊ですね。 | ||||
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理系大学生を読書で体験させて貰えた。 この宇宙は一体誰が作ったのか? その前提として自分は一体何者なのか? という単純な問に対しての答えを 超天才少女をヒロインとして、 就職活動をしつつゼミに通う勉強の苦手な大学4回生を主人公として、 相対論、量子力学、宇宙論、新宗教、ディベート、コンピューター、人間、人の死、日本の伝統である田んぼ等をツールとして答えを探っていくSF。 終わりに向かうにつれカタストロフゥ〜に向かっていく物語に時間を忘れた。 エロスとバイオレンスが確かに存在する(と言っても直接的な描写は殆どない)SF。 偏微分方程式、超ヒモ理論、プランク定数等 理系な概念が沢山出てくるが、 バリバリの文系の私でも全く問題なく楽しめた。 主人公が特別才能がある訳でない、何処にでもいそうな人間だから共感して読めたのかなとも思う。 入院して暇してる友達(いないけど。)なんかにぴったりの一冊じゃないかな。 甘酸っぱい気持ちが好きな人にもお薦め。 | ||||
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「宇宙を作ることはできるのか?」というキャッチコピーとラノベ風の表紙に惹かれて読みました。 私自身は、作中の物理用語の理解は出来ませんでしたが 物理用語はわかった様な気になって、科学的な雰囲気を楽しんで読みました。 「人間に宇宙を作ることはできるのか?」という答えがわからない問題に対して、 理系の学生たちが、賛成と反対に分かれて科学的に議論しながらも 人間的な駆け引きや、科学的でない“何か”の存在を否定しきれない気持ちの揺れも楽しめました。 インターネットを使えば、色々なことが簡単に瞬時に調べられて、知ることができる状況において、 定理・公式に至った先人たちの考え方や発想力を学ぼうとするのが重要だと気付かせてもらいました。 宇宙誕生に対する素朴な疑問に対して、天才と呼ばれるヒロイン穂瑞自身も納得する回答ができずに、 その答えを求めていくストーリーがおもしろかったし、宇宙の成り立ちを解明することで、 「何故、自分が生まれてきたのか?」という人間的な悩みの答えを求めていくのも印象に残っています。 何もわからずに死んでいくのを不愉快だと思っている天才・穂水と対比して描かれている、 色々なことを知れば、自分のいるところが小さくなるという農家のお婆さんの関係のように、 「分かる事」、「分らない事」の本人の受け止め方で、前向きにも悲観的にもなれるのが印象に残りました。 | ||||
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当方、素粒子物理を専攻する学生ですが、著者は非常に良く標準理論及び宇宙論を勉強なさっているなという印象を受けました。そこから先の統一理論への道のりで嘘くさくなってしまうのは(そもそも現状、世界の誰も出来ていないのですから)どうしても仕方の無いことですが、その過程で一部ロジャーペンローズの発想を参考にしている雰囲気が滲み出ていたりして、非常におもしろく読めました。 しかしながら、この話の本質は物理を通して得られる「人生観」にあると思います。 「宇宙は無から生まれた。それならば、その子である我々人間もまた「無」に過ぎないのでは無いか。ではその存在意義は?」 と全編を通して語りかけてくる。(それの対比として提示されるのは、農家のおばあちゃんの人生観。「あるがままを受け入れ、疑問を持たずに生きる。」)それは、「人工的に作られた天才少女」の虚しさと合わせてさらにくっきりと浮かび上がり、読者へと投げられます。 究極を知ることで生まれる虚しさ、これが本書のテーマだと思います。 | ||||
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天才少女と平凡な大学生の物語。「宇宙をつくる」という壮大なテーマを掲げた本。というわりに堅苦しい雰囲気は全くなく、少しでも宇宙に興味を持った事がある人なら(理解できない専門用語出てこようが)最後まで楽しんで読める。素直に、「面白い!」とに思える一冊。 ただ、小説を読み慣れた人にとっては少しもの足りなく感じるかもしれない。 | ||||
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