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ホルモー六景
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ホルモー六景の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.47pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全88件 81~88 5/5ページ
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前作以上に面白かった。一話一話がうまくつながりを持って、興味深い。 この作者の文章は、軽やかに読みやすく、そして、人物の描き方がこまやかだ。だから、ホルモーなんて、突拍子もない話を書いていても、なんだかしっくりきてしまう。 今回の、ホルモー番外編、どのストーリーも魅力的だった。さりげなく、「鹿男」で出てきた料理旅館もでてきたりして、(あ、知ってる。)なんて思えて嬉しくなるのだ。 それぞれのキャラクターの裏話、というか日常を垣間見られて楽しかったし、時を越えて、いろいろな人物が、からみあって、絶妙な展開。万城目さんおみごと!! | ||||
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前作を読んでから読むことをお勧めする。今度は恋の物語だ。それも6話の短編集。 単なる続編集ではない。手変え品替え、著者はとても器用に、物語を紡ぐ。どのヒロインも魅力的で、笑わされたと思ったら、不意をつかられてほろりとする。この緩急が見事だ。 ホルモーの歴史は連綿と続く。近い過去や遠い過去から受け継がれてきた歴史もあれば、途絶えてしまった歴史もある。一緒に失われた京都の歴史として、丸善と檸檬とが出てきたことが嬉しい。 京都を離れ、知られざる遠い地のホルモーもある。第5の大学の参戦といい、東京のオニといい、読み終えて、謎が残るばかり。続きはどーなる? 続きを書いてくれぇ!と叫びたくなった。 次はがっつり長編で読みたいものだ。再び、走り回るオニ達とともに。 | ||||
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『鴨川ホルモー』の主人公:安部が高村へ訪ねる・・・ 「大学でのサークルを説明しろといわれたら?」「京大・立命館・京産大・龍谷大の第五百代メンバーを構成員として,ホルモーの対抗戦をしている・・・って、説明できる?」世間と隔たりのある彼等にも,メンバーの数だけ物語があるのである・・・ 同作者『鴨川ホルモー』の6つの短編からなる前作の続編というか,サイドストーリー的な短編集。ホルモーに直接触れているわけではないが,適当な距離を置きつつ,やはり独特の世界を楽しませてくれるのは今回の作品も他に漏れないものであると感じる。ただし,善作を呼んでいなければ,おもしろさは半分。また,前作のようなホルモーを期待しすぎても,この話は物足りないのではないかと感じた。私的にはどの短編も魅力的な作品集であった。 | ||||
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ホルモーをめぐる六話のオムニバスである。第一話の小ホルモーで、その内容を描写しているので、本作だけでも問題はない。といっても、前作を読んでおくと、何倍も楽しめる。 「べろぺろばあ」店長の安倍氏が京大生だったころのことや懐中時計の由来、芦屋の三角関係や楠木が凡ちゃん頭に別れを告げるに至った胸キュンエピソードなどが語られる。高村のチョンマゲまで、一発ギャグではなく400年越しの恋に昇華されてしまうのだあ! 「鴨川…」が、恋愛を調味料に使ったギャグ小説だったのに対し、本作はホルモーという大仕掛けのギャグをスパイスにした恋愛小説である。 それにしても万城目さん、男の恋を描くときはギャグに走るのに、「同志社大学黄竜陣」といい「長持の恋」といい、女性を視点人物にして恋心を描くと、しっとり哀感にじむ格調高い表現になるのはなぜ?おっと「もっちゃん」があったか。 | ||||
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前作で奇妙で不可思議なホルモーの世界を作り上げた著者が、 本作ではその奇妙で不可思議に登場する人々の不可思議で面白い「ライフ」を描き出す。 ホルモーの裏歴史(?)ともいえるような作品もあれば、 現代に生きながらホルモーに携わることになった人々の日常に触れている作品もある。 多様な世界が繰り広げられ、それがまたおかしい。 | ||||
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期待しすぎると痛い目に合います・・・。 とはいっても面白くないわけではないのでご安心を。 どちらかというとホルモー番外編、もしくはサイドストーリー。 前作『鴨川ホルモー』に登場した面々が、恋に猛る。 そう、これはホルモー譚というより『恋話』なのだ。 ホルモーは第1景に出てくる 鴨川(小)ホルモーくらいか。 だからホルモーを期待しすぎると 肩透かしを食らいます。 で、鴨川(小)ホルモーも規模が小さすぎるので 高揚感は・・・なし。 だから、面白くない・・・わけではない。 それぞれの話が独立しているようで 微妙にリンクしながら(当たり前だけど) 芦屋の元カノが出てきたり、 (もしかして4大学以外にもホルモーをやるだいがくがでてくるのか!?) 凡ちゃんは高校生に思いを寄せられたり、 高村は相変わらずちょんまげだったり、 実は関東地方の大学でもホルモーやってたり、 時を越えた恋愛物語があったり、 非常に忙しいわけですが、 全体的には 『鴨川ホルモー』とは別にして考えて読めば これも良い!! と言わざるをえませんな。 | ||||
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鴨川ホルモーの続編です。でも、続編というよりも番外編って感じだったかな。『鴨川ホルモー』の登場人物達のその後だったり現状が、恋絡みで時にせつなく、又笑いありで綴られています。短編六話形式でまとめられています。マキメならではの空想の世界ですが…。これが苦になることなくさらりと楽しめました♪今回は、オニの出番があんまりなかったので続編ではゾクゾクと登場させて欲しいと今後に期待します。 | ||||
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『鴨川ホルモー』を読んでおけば断然楽しめる。 『鴨川ホルモー』のエピソードとのつながりや、この本の中での各章のつながりがなかなか憎い。 第三景「もっちゃん」、第六景「長持の恋」は特に秀逸と感じた。 「もっちゃん」は、巧みなからくり装置の中に迷い込んだような、時空の旅。 「長持の恋」はちょっとほろりとくる。 「もっちゃん」で謎のまま終わった小ネタの真相が、他の章で暗示されているのも面白い。 | ||||
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