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ホルモー六景
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ホルモー六景の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.47pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全88件 41~60 3/5ページ
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舞台設定はエキセントリックですが、中身は青春小説そのもの。自分が学生時代を京都で過ごしたせいか、懐かしさも手伝って、話に引き込まれてしまいました。「鴨川ホルモー」を読んだ人にはおすすめの一冊です。 | ||||
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鴨川ホルモーの続編ではなく番外編です。 恋愛要素のある短編が六つ収録されています。 どの話も面白く甲乙つけがたかったのですが、個人的には第4景の同志社大学黄竜陣と第5景の丸の内サミットがお気に入りです。 本編が気に入った方なら、安心してオススメできます。 | ||||
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他の方も書かれてましたが、私も「鴨川ホルモー」の続編かなと思って購入しましたが、そうではなくて本編の登場人物にちなんだ6つの短編集でした。それぞれが珠玉の作品ばかりで、笑わせたり泣かせたりと久々に小説で感動してしまいました。私は46歳の中年男性ですが、充分楽しめました。これは直木賞もらってもいいのでは? とも思わせるような出来です。「鴨川ホルモー」を読まれた方もそうでない方も是非買って読んでください。お薦め品です。 | ||||
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是非鴨川ホルモーを読んでから本作を読んで下さい。 陰陽世界やキャラクター相互の濃密度が増し、前作との関連でホルモー度更にアップです。 長持ちの恋”に登場する柏原鍋兄弟は、実在の人物です。 全編なにげで真面目でユーモアありで笑わせ泣かせます。 いい話です。是非ホルモー関連の続編を作者にお願いします。 | ||||
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京都の非現実的な呪術性が、お互いに式神を指揮して戦いあうというホルモーという試合を媒介に、京大、同志社、立命館、京都産業、龍谷の汗と涙にまみれた大学生活と摩訶不思議に調和してしまう本作は、ちょっとありえないくらい京都を斜めから見る視点を提供してくれる。こんな斜めから見える京都も、なかなかいーよ。 | ||||
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いきなりこの本を読んでも訳が分からんと思いますが、本編を読んだあとに読むと、かなり感心させられますね。最初からこのスピンオフは考慮して創ったお話だったのでしょうか?現実と架空の話がうまくミックスされて、余韻が残るいい話の数々だと思いました。 | ||||
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6年前 書店で新刊の帯を見て、何の気なしに 手に取った『鴨川ホルモー』。「ナンだ、これ? う〜ん面白い!」。文章に「品」がある。 新刊が出る度に『鹿男あおによし』『ホルモー六景』 『プリンセス・トヨトミ』『偉大なる、しゅららぼん』 いずれも手に取ったその日は 食事の時も、狭い個室に しゃがんでいる時も片時も離さず読破。ただ、最近の 作品はやや筋立てに追われて、漫画チックになって 面白くない。 本作では「ロ−マ風の休日」「もっちゃん」が好き。 梶井基次郎もあの世で「にやり」と笑って、咳き込んで いるかもしれないですね。 | ||||
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比類の無く計算されたホラ話であった「鴨川ホルモー」の続編ですが、前作の続きという分けではなく、前作の裏側に合ったとされるエピソードを中心とした短編集です。 どれもそれなりに面白いですが、最初の作品と最後の作品が頭一つ抜けています。 いずれの作品もよく構成が考えられたホラ話で、伏線の張り方や仰々しい描写に隠された繊細な視線など見事としか形容できません。 例えばこのレビューのタイトルは、試合に負けた人が追うペナルティーを表した言葉ですが、これを小説の中で体現するのはなかなか難しいはずですが、この作者は見事に実現しています。 | ||||
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鴨川ホルモーの登場人物の恋愛譚であって、オムニバス6篇。鴨川ホルモーで明かされていなかった謎のいくつかがここで解ける。 例えば、前作の鴨川ホルモーでは、京都大学青龍会、京都産業大学玄武組、立命館大学白虎隊、龍谷大学フェニックスの4大学の4チームが互いにホルモーで戦うのだが、一つ有名な大学が抜けている。そう。同志社大学だ。京田辺に行ってしまったから、入っていないのかと思い込んでいたが、そうではないことが、第四景「同志社大学黄竜陣」を読んでわかった。何故か創立者の・・・・先生まで関係していたりと作者の空想はとどまるところを知らない。 このホルモー六景にもかなり謎が残っている。ぜひ、さらに続編が読みたいものだ。 | ||||
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前作「鴨川ホルモー」の登場人物たちの短編6編です。 第三景「もっちゃん」は笑えてホロリときます。 「鴨川ホルモー」より六景のほうがグイグイひきこまれた。 | ||||
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鴨川ホルモーのファンにとってはたまらないサブストーリーでした。 また鴨川ホルモーとの時系列がリンクしてて、とても面白かった。 男の自分には、もっちゃんとローマの休日がたまらなく好き。 もっちゃんの必死に気持ちを伝えようとする気持ち。 京都市内を映画ローマの休日さながらに2人で駆け抜け、その一瞬を楽しむ様子がたまりません。 作品を通して10年前の自分を思い出しました。まだ大学生の自分、好きな人と京都デート。 京都に縁のある方はタイムスリップ出来ると思いますよ♪ | ||||
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Twitterの書き込みがきっかけで手にした「鴨川ホルモー」。小説はめったに読まないのに、夢中になりました。続編も読むっきゃないとすかさずこれを購入。いや〜参りましたね。久々に、日本人に生まれてよかったー、と得した気分。だって、日本語でないとこの面白さは伝わらないでしょ。他の作品もこれから読んでいくつもりです。 | ||||
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『鴨川ホルモー』を読んで、「関西私学の雄といわれる同志社が、どうしてホルモーに参戦していないのだ?」と疑問に思っていたのですが、続編であるこの作品を読んで、その疑問が氷解しました。この点は、万城目先生も気になっていたということでしょうか? ところで、6つの話のうち、『もっちゃん』と『長持ちの恋』に人気が集まっていますが、ボクはどちらかというと『もっちゃん』派です。理由は、『もっちゃん』に丸善京都河原町店のエピソードが出てくるからです。 丸善京都河原町店が閉店するということは、閉店する少し前に京都を観光していたので知っていました。しかし、閉店すると決まったとき、京都市民が起こした行動については知りませんでした。そのいかにも京都市民らしい行動を、『もっちゃん』を読んではじめて知った時、もっちゃんの友人の安倍クンのように、うれしくて涙が止まりませんでした。 なお、『鴨川ホルモー』を読んだときには、京大の雰囲気や特徴がとても良く出ていると思っていたのですが、この『ホルモー六景』では、京大はもちろんのこと、京大以外のホルモーに参加している大学やこれから参戦するであろう大学の雰囲気や特徴も非常に良く出ていると感じました。ですので、これから京都で大学生活を送りたいと思っている受験生の方は、この『ホルモー六景』を、京都の大学のガイドブックとして活用してみる、というのも良いのではないでしょうか。 そして、「この大学が自分に合うな」と直感したら、その自分の直感を信じて、その大学を受験してみることをお薦めします。 きっといい結果がついてきますよ! 最後に、映画の『鴨川ホルモー』は、『ホルモー六景』まで踏まえて創っているように思いました。映画も傑作です。 | ||||
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鴨川ホルモーからのスピンオフ短編集6話(少々リンクしますが)。よって、先に前作を読了してから手に取る事をお勧めします。まず 『鴨川(小)ホルモー』では、仕掛けられた笑いの罠にはまり。『ローマ風の休日』では、若かかりし日の甘酸っぱい想い出が蘇る。『同志社大学黄竜陣』『丸の内サミット』『長持ちの恋』では、前作読者が抱いたであろう疑問に、ストーリーを付けて触れ、と盛り沢山です。そして『もっちゃん』も、まったりとして善し。後半(4.5.6景)に笑いがもう少し多ければ大満足だったのですが…。では、用事ができたのでこのくらいで終わりにします。 梶井基次郎の『檸檬』を探しに。 | ||||
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京大法学部出身・万城目学の「鴨川ホルモー」の外伝となる6篇を集めた作品で、非常に面白かった。前作だけでなく、鹿男あをによし (幻冬舎文庫)「鹿男あをによし」との関連や、プロローグがうまい伏線になっているのも、梶井基次郎やクラーク博士まで登場する縦横無尽さも作品に無理なく生かされていることも、ポイントが高い。また、ホルモーはどうやら京都だけのものではないとわかるのも、さらなる続編への期待を高める。 | ||||
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本作は万城目学氏による短編集。 「鴨川ホルモー」の主な登場人物を取り巻く人びとを中心に描いたサイドストーリー集。 収録されているのは全部で6編。 女の友情、凡ちゃんの恋、「檸檬」にまつわる万城目風エピソード、東の都のホルモー(?)などなど。 いずれも短編として独立しているものの、前作「鴨川」の後に読んだ方が一層味わい深いと思われる。 気になったのが「同志社大学黄竜陣」。 果たして第五のチームは復活したのか? シリーズとして新作が読めればとても楽しいと思う。 | ||||
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万城目学や森見登美彦を読むと京都に住みたくなる。できれば、大学生になって京都の町を闊歩したくなる。ホルモーなる不思議なお話も京都ならではと思っていたが、なんと東京にも実は・・・、とホルモーファンが思わずにやけてくるお話がてんこ盛りの短編集。最後の「長持の恋」はSFの定番だが、思わずほろりとさせられる。この二人からは当分目がはなせない。 | ||||
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「鴨川ホルモー」を「肝腎のバトルシーンが薄いじゃないか」と評した私ですが、完全に間違えてましたね。 あくまで作者の狙いは「非日常における日常の描写」。 ホルモーが「女装して街を踊りまくる行事」だったとしても、この作品集は(ちょちょいと細部を書き直して)成り立っていたと思う。 年上の女子大生に恋する高校生、恋人の出来ない女子大生、元カレをうっとおしく思いつつ会ってしまう女子大生、バイト先で不思議な出来事に出会う女子大生、 それぞれが丁寧に描写され、すぐに物語に入れました。 無理にホルモーを絡ませなくてもいいんじゃ、と思えた位。 文章もとても素敵で、真面目に変な事描写してる文章に、一瞬「万城目だよな。森見登美彦読んでるんじゃないよな」と混乱しました。 つまり、とても面白かったです。 不思議だ。「鹿男あをによし」には全くはまれなかったのに…。 他の本読みたくなった…。 解説の有栖川有栖さんの、最後の一言もよかったです。 | ||||
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『鴨川ホルモー』の映画から入り、その続編といえる本書を遅まきながら楽しんでいます。虚構性のカタマリとも言える「ホルモー」の見事な構築と、魔界が似合う京都という舞台設計がツボにハマりました。特に登場人物の心理描写の描き方が上手く、心情移入しやすく、それが好印象をもたらします。 バカバカしさやグダグタ感もまた愛すべきキャラとして受け止めていますし、「ホルモー」という他者に説明し難いものにハマっている設定もまた青春の1ページの産物として理解できるからこそ支持されたのでしょう。 「鴨川(小)ホルモー」で、京都産業大学玄武組の定子と彰子が、北山のレディース・マンションに住んでいるという設定からして、学生の実態を把握したディーテイルの巧みさが表れています。一条、定子、彰子というネーミングも遥かな平安京を彷彿としニヤッとしました。本編を思い起こす「ホルモー」とラストの雄叫びが見事に決まりました。 「ローマ風の休日」での楠木さんの見事な仕切りは、愛すべき「凡ちゃん」の一面を表していますし、その恋の行方はどこか切なさが伝わってきます。佳作でした。 「もっちゃん」は、時代を超えて共感できる「ラブレター」のお話でした。メール全盛の今にこそ必要なアイテムでしょうから。 「同志社大学黄竜陣」では歴史的に有名な人物が登場し、本編での芦屋の話と結びつきます。連作短編集という形式の巧さがでていました。 「丸の内サミット」は東京の魔界が舞台に選ばれていますし、「長持の恋」という秀逸なタイトルと時代を超えた愛の素晴らしさは胸を打ちます。いずれも作者の描く世界観に共感しました。それが魅力なのでしょう。 | ||||
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胸にグッとくる内容の話ばかりで、「鴨川ホルモー」以上に感動しました。 お勧めです。 | ||||
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