■スポンサードリンク
忍法八犬伝
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
【この小説が収録されている参考書籍】
忍法八犬伝の評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.29pt | ||||||||
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全28件 21~28 2/2ページ
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 山田風太郎と海の向こうのダシール・ハメットは似ている。と思う。ハメットは「赤い収穫」一作でハード・ヴォイルドというジャンルを作ってしまったが、風太郎は、他の作家が地団駄踏んでも適わない「忍者もの」というジャンルを作ってしまった。とは言え、風太郎の小説に出てくるのは、忍者というよりクリーチャーといった方がしっくりくるバケモンだらけだが、その感情は、以外に人間臭かったりする。ボクが風太郎の中でも特にこの物語が好きな理由は、そのバケモノじみた忍者たちの純真であり、今では古めかしい忠義、といったコアな生真面目さが一杯につまった所にある(但しこの物語の八犬士達に与えられた称号は「戯乱盗狂惑悦弄」である。老臣でなくたって「何てこったぁ!このバチ当たりめがぁ」である)。また「〜だったら死んでもいい」という純真を本当に実践していく登場人物達は、ある意味滑稽で、そして悲しかったりするのだが、歯切れの良い文章と、スイスイと進むストーリーのお陰で、恐ろしくさっぱり爽快に感じられる。しかし読み終わった後、ズ〜ンと来るのだ。これは現代の日本の作家で言えば船戸与一あたりにも通じる諦念である。また、登場人物が、南総里見八犬伝の本物の主人公達の子孫、というのもなんだが笑える。子孫かよ!みたいな・・・。しかし彼らは、その身上、自分達でも気に入ってしまったすりかえられた称号等とは裏腹に、可憐な姫に導かれるまま、己の使命をこなしていくのだ。ちゃらんぽらんな男だって女一人で変わるもんさ。あ、そういうもんさ。御代は見てのオカエリ、トーントーントンカラリンってかぁ〜。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| これは男心の小説です。 美しく汚れのないものへの崇拝・絶対的帰依の気持ち・・・若い頃に抱いた懐かしい気持ち、また今は失われてしまった日本人の心がよみがえります。 読みながら私は、村雨姫に対して八犬士の誰よりも頭を低く平伏していました。男ってやっぱり馬鹿なんでしょうか? | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 映画の伊賀忍法帖、里見八犬伝が好きで読みましたが、これはおもしろくありません。甲賀忍法帖は大傑作ですが、こちらは間違いなく愚作です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 「バジリスク」「SINOBI」の原作「甲賀忍法帖」の方が人気は高いでしょうが、私は断然こちらを勧めます。 家の家宝である八つの珠。それを服部半蔵配下のくの一に盗まれたため、里見家は御家断絶の危機。 この危機を救わねばならない八人の忍。しかし最初彼等は全然やる気ないです。江戸で勝手気まま自由に暮らしている彼らには御家の危機などどこ吹く風。 しかし幼い姫君村雨のために彼等は立ち上がり八人のくの一軍団と死闘を繰り広げます。御家のため、主君のためなどではなく、初恋の姫君を守るために戦うという動機が泣かせます。 決して成就しない恋。そんな事は百も承知で彼等は己が命を投げ出して行きます。 「甲賀忍法帖」を読んで面白いと思ったあなた!。 これはもっと面白いですよ!。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 里見家断絶をねらう本多佐渡守の陰謀によってすりかえられた八つの珠を取り戻せ! しかし、当の八犬士達はお家断絶の危機などどこ吹く風で、気ままな生活を送っていた。ところがそこに八人の初恋の人、村雨姫が現れて?! 壮絶な忍法争いの裏にある八犬士の純情に最後は涙、涙です。 豊かなキャラクター、エログロ、ド派手なアクション、トリック等まさにすべてのエンターテイメントがここに集結! こんな面白い小説がこの世にあったのかと。ラストは豪華絢爛、雷に打たれたような衝撃を受けました。 忍法帖シリーズの中でも屈指の完成度を誇る傑作でしょう。小説好きならずとも読んでもらいたい一作です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 愉快痛快な忍法活劇をお望みならば、読んで損はしないだろう。 ただし、「甲賀忍法帖」のような知的なかけひきや、複雑緻密な騒乱を期待することはできない。 ただ単純痛快に、一人が一つの忍法を使い一人の敵を倒し、 また次の一人が一つの忍法を使い一人の敵を倒す。 それと、もう一ついうなら、八犬士は凄すぎる極限忍者ではなく、どことなく間抜けなお気楽忍者たちである。 ぼくは忍法帖には、極限VS極限のようなものを期待してしまって、そういう意味では不満である。 やはり「甲賀忍法帖」が傑作すぎたため、過剰に期待してしまうからだろうか。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 八犬士の子孫が守る安房里見家。城主里見忠義は本多正信の陰謀にはまり、 家宝の八顆の珠をすり替えられた。同時に家宝を竹千代に献上せよとの命が下る。 家宝の八つの珠を取り戻さねばお取り潰しである。忠義は甲賀で修行した八犬士の 子孫に奪回を願うが、彼らはみな落ちこぼれて既に甲賀を逃げ出していた。 江戸で遊んでいて全然やる気なし。ところが、彼らの憧れの村雨姫が単身江戸に 向かうと話は大きく展開する。好きな女のためならやらなきゃいけねえ。 珠を持つ相手は服部精鋭のくノ一8人。実力で敵わねば命を賭けろ。 死に物狂いで珠を取り返そうとする八犬士と伊賀忍者の戦いは甲賀忍法帖とは また違った趣がある。陰惨な部分が少ないのでくノ一忍法帖よりも面白い。 山田忍法帖の中でも良質な作品なのでお勧めします。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| これはやばいぐらいにおもしろかったっす。 八犬士達の個性がこれまたよくできてる!! そっこう読んでしまいました。 夜寝れなくなりますよ。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!










