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半島を出よ
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半島を出よの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全52件 41~52 3/3ページ
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かなりアクロバティックな展開が随所に見られますけど、小説として魅力的ならいいんじゃないでしょうか。自由で。 それに、実際の事件とかも「?」な展開をたどることがありますし、リアリティがあると言えばあるのかも。ただ、これを「リアル」と受け取るなら怖いなぁ…w 参考資料の量なんて、内容となーんも関係にゃいのに。 | ||||
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村上龍の作品は全部リアルタイムで読んできたが、残念ながらこの小説には入れ込めなかった。ディーテイルは確かに書き込んであるが、登場人物の行動にあまりに現実感がない。「普通そんなことしないだろう」と思われる反応があまりに多くて、途中であほらしくなってきた。今までの村上作品では、虚構の中にも現実感があったのだが、今回の作品では失敗している。村上龍も歳を取ったと言うことか。 | ||||
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ついに下巻も読み上げました。さすがにこれだけの作品になると、とにかく読み上げた事への達成感が出てきます。 福岡に入り込んだ北朝鮮軍、さらに大量の北朝鮮軍が九州上陸を企てている中、日本の政府も警察もお手上げ状態となり、九州を見捨てる。その状況下、世の中からちょっとはずれた集団がそれぞれの才能?をいかして福岡を救う、という内容。 上巻よりは、フィクション性が強くて、まるで映画を見ているような錯覚にとらわれました。その分、読みやすく、一気読みに近く読めました。只、意外と結末があっけないので、出来たら、もう一ひねり欲しかったかな、という感じでした。 | ||||
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フィクションなのですが、限りなく現実味のあるフィクションでした。それも日本の悲観的な将来。 財政破綻、預金封鎖、世界(特にアメリカ)から見捨てられて危機的な状況の日本に北朝鮮が侵略してくるという話です。北朝鮮云々というのはともかくとして、ニュースで公費削減とか住基ネットの事などが取り上げられるたびにこの本の内容が現実味をおびてきます。 只、登場人物が多くて、読みあげた時の達成感はありますが、一気読み出来る内容ではありませんでした。 これから読む下巻に期待。 | ||||
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村上氏の小説を初めて読みました。 確かに力作です。 北朝鮮の反乱軍が福岡を占領するという発想には感服しました。 ただ北朝鮮人の一人一人の背景の長い描写は、単なる取材結果の 描写という感じで、すいません、読み飛ばししてしまいました。 過去に読んだ宮部みゆき氏著「模倣犯」の登場人物の詳細な描写 と比べると作家としての力量の差が感じるのですが。 でも大手新聞記者の無能さを露にしたエピソードには笑えました。 | ||||
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『コインロッカー・ベイビーズ』、『愛と幻想のファシズム』、『5分後の世界』を合わせたような作品。しかし、この作品には『コインロッカー・ベイビーズ』の危機感、『愛と幻想のファシズム』のカタルシス、『5分後の世界』の迫力は存在しない。なぜだろうか。 くどくどと繰り返される、「日本はダメだ」という失望についての <説明> を読みながら(上巻はほとんどこの <説明> でページが費やされる)、作品のテーマや内容よりもむしろ執筆者である村上龍自身に関心が向かってしまった。 思うに、この人は何かに焦ってるのではないだろうか。 彼が何かの本で読んだと思われる政治や軍事、建設や精神医学の情報がただあまり意味もなく羅列されているのを見て、そう感じた。 彼が書いたエッセイか何かで、「神は細部に宿る」という記述を繰り返し使っているのを読んだことがあるが、神は決して「情報」に宿るわけではないし、その知識はただ本を読むことで得られるものではない。「細部」は様々な感覚や経験のフィルタを通じて「知識」や「知恵」となって、ストーリーを補うものとして使われて始めてリアリティ(現実性=神)となるのではないだろうか。小説家の本分とはおそらくそのへんにあるのではないか。 村上龍がこの作品で成し得たかった「何か」、それ自身はきっとそれなりに意味があるものだと思う。しかし、彼は上記の小説家としての本分を果たしていないため、本作品ではそれが実際に「何」なのかは分からなかった。そして、私は彼が本分を果たせなかった理由を、彼の(老いと自身の限界に対する)焦りなのではないかと感じた。 焦りは焦りとして表現すればきっと面白いし、彼にはそれができると思う。しかし、彼は「勉強した情報をばらまく」ことでこの焦りと対峙しなかったのではないか。 上巻の最初のシークエンスには、これまでの作品に見られなかった、50代のホームレスを主観に据えた部分が出てくる。「老い」と「敗北」、この恐ろしい現実と村上龍が向き合うのかと思って期待を持って読み始めただけに、中盤以降の流れは非常に残念に感じた。 ただ、下巻の最後20ページぐらいのクライマックスシーンの描写は相変わらず面白い。 | ||||
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ストーリーの面白さや意外性は十分に楽しめる作品でした. 個人的には「愛と幻想の~」、「コインロッカー~」が村上氏の ベストワークだと思っているので、それを超えるものではないと 確認させてもらった感じです. かつて、村上春樹氏との対談で村上春樹氏がジョンコルトレーン のことを「意識の集中化の権化」といいましたが、その言葉が そのまま村上龍氏の文章にも当てはまるようだと、当時感じてい ましたが、この作品に関していえば、物語の緊迫感と文章がずい ぶんかけ離れていてたんたんとして、逆に、気持ちわるかったです. その「たんたん」とさせていたひとつの要因は、細かいかもしれま せんが博多弁と佐世保弁の混同にあると思います.69のときと おなじ語り口調は、福岡ではありえません.リアリティにかけました. それほど売れる本だとはおもいません.時流に乗っているだけなのかも. | ||||
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話題性や宣伝に乗せられて買ってしまうと、大いにがっかりします。 最初から分かってしまう落ち、どこにも無い意外性、我慢して読み通した個人像の積み上げが何も生み出さない虚脱感、およそ実用性の無い武器をわざわざ選んでそのしつこい紹介をしたあげくに、それらを使いもしないままあっけなく終わってしまう盛り上がりのない戦闘シーン。 我ながら投げ捨てずに最後まで読んだことに感心して星3個。もっとも、投げ捨てるには高かったということですけど。 | ||||
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これはあくまでもぼくの個人的な感想ですが、龍さんは後編を書くのが下手なのではないか? 上巻は見事なまでのスピード感、ドキドキ感があったが、下巻の途中まではうだうだ。コインロッカーベイビーズの悪夢の再現かと思われた。ところが「美しい時間」というところから、上巻のスピード感が復活した。 でも、そこまでに300ページ以上が費やされてしまっている。また、イシハラの使い方も不満です。 そういう点で星3つです。 | ||||
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拳を振り上げるカタルシスが内包する現状容認と思考の停止。それらを嫌悪する著者が、読了後の読者に安易なカタルシスを与えないことで「自ら考えよ、思考せよ」と現実世界での変化を喚起する。 | ||||
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村上龍の小説作品は「海の向こう~」みたいなアーティスティック系と、「コインロッカー」みたいなRPG系との2種類に勝手に分けているのですが、 題名から明らかに後者ですよね。 村上龍の後者の作品大ファンの私としては読まないわけには行かないですね。 最近力はいってるなと思う小説が無かっただけに、小説家村上龍のファンとしては寂しかったです。 うーアドレナリン出すぞ―――――!!! | ||||
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今話題の北朝鮮の特殊部隊による国際的テロという現実味を帯びた題材を取り上げているところに、大きな興味をおぼえた。是非読んでみたい。 | ||||
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