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歓喜の仔
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歓喜の仔の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.58pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全6件 1~6 1/1ページ
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読みづらい。 「悼む人」が好きで、期待して買ったが、ぐだぐだ。 途中が長いし、中途半端に馳星周ちっく。 なんか受け付けない。 途中でやめた。 | ||||
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「歓喜」というタイトル通り、ベートーヴェンの第9交響曲の第4楽章の後半でうたわれ、「歓喜に寄す」の歌が重要な伏線であり、ライトモチーフともなっている。 人間の友愛とその喜びを神に向かって感謝する詩は、無神論者からみればナンセンスな面はあっても、人と人の絆が重要だと説くシラーの熱い叫びは現在でも一定の意味を失ってはいないだろう。 しかしそれがあまりにも時代を超越した「普遍的な」メッセージでありすぎるために、作曲者のメロディと相俟って完全に陳腐な音楽として届けられてしまう危険性がある。かのフルトヴェングラーを除く今日のベートーヴェン音楽の演奏と同様に。 | ||||
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作者はこの小説の展開についてなみなみならぬ周到な構成を凝らして臨んではいる。日本と外国、2つの異なる場所と場面で自由と独立のために戦う人々の同心円世界を同時進行で描きだそうとする意欲的な試みもそう。 だが、「どんな社会や人世の苦悩や闘争があろうとも、それを勇気と友愛の絆で潜り抜けた暁には遥かなる天空の彼方に救い主たる神が待ち受けている」、という余りにも紋切り型の大団円が、多くの読者にとっていささか鼻白むお寒い着地点に収斂するのも無理からぬ話なのである。 ♪おお、友よ、このような安易な物語ではない。 我々はもっと心地よい、もっと歓喜なぞを忘れた別な真理の歌をうたおうではないか。 | ||||
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暗すぎるし、現実離れしているし、そこまでまだ日本は落ちていないのでは?とも思い、感情移入が出来ませんでした。 作者の言いたいことはわかったつもりです。でも、それを伝えるために、こういうストーリーにする必要があったんだろうか? 色々なものを詰め込み過ぎだと思いました。 永遠の仔ほか、この作者の本は結構読んでいるので、とても期待して読んだが、かなりがっかりだった。 | ||||
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なんとも暗い。 暗すぎて救いがない。 高校生、小学生、幼稚園生の年齢の子供がこんな生活を送れるんだろうか? って、そんなところに疑問を持っても意味のない本だと思うけど・・・・ まだ上しか読んでないけど、これからいったいどうなっていくんだろう? でも、子どもに大したことが出来るとは思えない。 そうなると、寝たきりの母親を、幼い子供たちが見続け、やくざに仕事をもらって生き抜くんだろうか? 何を書きたいんだろう?何を書きたかったんであろう?何を伝えたいんだろう?なんだか全然わからない。 | ||||
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私は、天童荒太氏の作品は、「永遠の仔」と「悼む人」を読み、どちらも深く感動し、人生観に少なからぬ影響を受けました。今回「歓喜の仔」が刊行され、書店で見ると、帯に「天童文学は、『永遠の仔』『悼む人』を経てここまで進化した。」とか「金字塔」とか「世界文学」とかと書かれていたので、「これは、すばらしい作品にちがいない。」と思い込み、上下そろえて購入しました。 ところが、作品の冒頭から「なんじゃこりゃ。」と思いました。作品の冒頭に主人公の1人が通う小学校のクラス担任「ハリガネ」と副担任「メタボ」が出てきます。小学校には副担任なんてかつても今も存在しません。天童氏は高校と小学校を混同しているのではないでしょうか。「悼む人」では、あれだけ綿密な取材の元に書き上げた氏が、これはまた何としたことでしょう。リアリティーが はなから失われてしまっています。また、あそこまでいじめられたら、いくら担任が無能で無気力でも、職員間で大きな問題になってしまいます。それに、昭和30〜40年代ならともかく、今ならあそこまで過酷な環境に置かれている子どもがいたら、児童相談所や教育委員会に通報する義務があります。 読み進めていくと、「これは『永遠の仔』の2匹目のドジョウねらいで出版された作品だ。」ということが分かってきました。「永遠の仔」と「悼む人」では大きく内容が違っていたのに、ワンパターンです。新鮮さがありません。即決で上下そろえて3千円余りで買ってしまった私がバカでした。少なくとも、上巻だけにしておけばよかったです。 | ||||
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