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カード・ウォッチャー



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【この小説が収録されている参考書籍】
カード・ウォッチャー

カード・ウォッチャーの評価: 4.00/5点 レビュー 7件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.00pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(3pt)

装丁が素敵。石持さんにしてはソフトな内容で続編期待。

退社時刻はみんな揃って17:55、入社以来そういうものだと考えていた塚原ゴムの研究室の面々。
ある日、遅くまでサービス残業していた研究員・下村の座席の背もたれが破損してひっくり返り、手首に軽い怪我をしてしまう。
妻が知人にそのことを話したところ「労災では?」と言われ、それがきっかけで労働基準監督官による臨検が入ることに。
大慌てで対応をすることになる研究総務の小野だったが、そんな最中、倉庫に研究所職員の遺体を見つけてしまって……

労働基準監督署の切れ者監督官・北川がホームズ役のミステリ。
労災隠しから、臨検に入りサービス残業の実態解明に入るのがメインですが、その最中で起こった不審死が元で、対応する総務担当の下村とその上司米田が奮闘します。
臨検中に死体が見つかってしまうと過労死が疑われるかもしれないと思い、必死に隠すのですが……

石持さんの作品にしては毒が少ないかなという感じですが、基本的に「悪人らしい悪人はおらず、善人らしい善人もいない」というらしさの出た作品。
労基署の監督官が探偵役ということもあって、続編が見てみたい気もしますが、なかなか難しいかなぁ。

カバーに穴が空いていて、カバーの裏側に書かれたタイムカードがちらちらと見える装丁がなかなか素敵です。
カード・ウォッチャーAmazon書評・レビュー:カード・ウォッチャーより
4758412138

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