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ガソリン生活
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ガソリン生活の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.19pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全96件 61~80 4/5ページ
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やっぱり伊坂幸太郎の作品はいいですね。 ネタバレになるので詳細は控えますが、視点が面白いし、伊坂幸太郎ならではの伏線、 最後は「こうきたか・・・」といった感じです。 読後感も良いし、楽しめました | ||||
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初期にヒット作を連発して以降、 伊坂さんは新しい作風やスタイルに挑戦しているように思います。 その中には、伊坂さん作品ならではの痛快さや人間描写が薄れて、馴染みにくい作品もありました。 本作も、車が語り部というユニークな構成で、最初は馴染みにくく感じたのですが、 読み進めるうちに、いい意味で“新味”が感じられ、 最終的には、非常に心地よい読後感を得られました。 | ||||
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ちゃーんと意志のある車が主人公。 仙台市内のある一家の所有する緑色のデミオは、お隣のカローラと語り、 街を走る車たちと情報交換をして暮らすのんびりとした毎日。 しかし、そんなある日、家族がある事件に巻き込まれてしまい・・・・。 車は人間とお話しすることはできないけれど、 車同士の会話は可能で、人間の知らない様々な情報を交換し合っているという設定。 こんなほんわかかわいらしい設定に、いつものハードボイルドな伊坂ワールドが交錯するんだからすごいの一言! いつもの伊坂作品よりは読みやすいかんじです。 車はなーんでも知っているのに、人間には決して通じない。 そこにはやきもきさせられるんだけど、車と人間の間に言葉じゃないたしかな絆が感じられてジーンとくる。 私も自分の車、ちゃんと愛してあげなきゃと感じたわ。 エピローグがまた泣かせます。 シリーズ化希望!! | ||||
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一見は車が喋るという話なので、幼児向けの絵本のような感じですが、当然そんな訳はなく内容は伊坂幸太郎らしい物語です。 ダイアナ妃の事故も絡めた巧みな話の展開で、やはり最後はすべて繋がっていくという展開は気持ち良いです。 小学生の弟や安田夫人のキャラは本当に最高です、相変わらず会話も洒落てます。 最終章の話は唐突な感じがしましたが、ホッとするラストの余韻も心地よいです。 | ||||
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読み終わってみると、なんてことない物語だったように思う。 でも、読んでいる最中はどこもかしこも面白くて刺激的だった。 すごく不思議な本だった。 車視点で、ちょっとした事件などを通して人間の行動を見ていく本。 車が語る推理小説、みたいな。 車目線。 車に名前があったり、性格があったり。 だから読んでいる最中から、自分の車のことが人間に思えてきて、そう自然と思わせる作品の影響力にびっくり(笑) 事件とはいえ、緊迫感はなし。 どっちかというとほのぼの話は進む。 それでも良い意味での緊張感やワクワク感はあり。 最後のエピローグにほろっとさせられた。 人間も捨てたもんじゃないな、と思ったり(笑) 全体的な雰囲気やストーリーの運び方は「ゴールデンスランバー」に似ていた。 「ゴールデンスランバー」の縮小版といった感じ。 「ゴールデンスランバー」が好きなら、この本も気に入ると思う。 そして「アヒルと鴨の〜」が好きな方も、この本を気に入ると思う。 でも「マリアビートル」が井坂作品で最高だった!と思っている方だと、つまらなく感じるかもしれない。 | ||||
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先にハマりました。相手は車なのに感情移入しちゃって…。早く読みたいですT_T | ||||
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我が家のTVで頭脳は大人のコナン君が 連続再放送中だったこともあり 亮が頭の中でコナンになってしまいました。 台詞もコナン君の声となり聞こえてくるようで・・ ちょっと困った感じです。 独特の人間観に車観まで加わって 自分の車歴も思い出しとても楽しめました。 | ||||
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伊坂作品の長編は全て読んでいるが ベスト3に間違いなく入る作品。 まずガソリン生活というタイトルを思い浮かぶ 伊坂氏の力量が凄いの一言。 正直なところ、ここ最近の伊坂作品である 夜の国のクーパーやPKは自分としては 面白さを感じられなかった。 本作は伊坂氏らしい文章で構成されていて たくさんの伏線をはり 読み進めていくにつれ回収していく。 伊坂氏の得意とするところだ。 緑のデミオと4人家族の望月家のお話。 個人的には亨の頭の良さに脱帽するが 望月家の皆が素晴しい。 良い家族なのである。 車に関わらず物を大切にすることが大事だと 改めて考えさせられた。 笑いあり、涙あり、ドキドキやハラハラもある。 多くの方に読んでもらって 暖かい気持ちになってほしい。 読み終わった読者は 緑のデミオを見かけたら きっと声をかけたくなると思います。 私ならそうするから。 | ||||
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この小説を読んでから、緑のデミオが気になる。 広島には結構走っている。 出会うと私の車と会話しているのかなと微笑んでしまう。 車同士が話し合うなんて、と、言う人は読まなくてよい。 これはミステリアスなファンタジーなのです。 ぼうっとした感じの長男としっかりものの弟の取り合わせは他の作品にも感じられる凸凹なとりあわせ。 ストーリー進行中に醸し出されるほんわかとした空気は抒情的です。 伊坂はミステリー作家という範疇に入り難い作家だと思っている。 直木賞を穫れないのがおかしい。 | ||||
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まずは何と言っても、全編車から見た視線で物語が進行してゆくところが 非常に新鮮ですね。加えてお手上げのポーズをガルウイングに例えるなど、 随所にちりばめられたコミカルさがこの作品を更に引き立たせています。 勿論その他の登場人物である望月家の人々も人格が非常に多彩で、まさし く一気に読み終えました。 ただ一つの難点は、これを読んでしまうと、危険な後遺症が残ってしまい ます。 昨日、近くのコンビニで車を停めると、隣が「緑デミ」でした。 グルリとその車の一周を廻って観察し、思わず「よう、緑デミ」と話かけ そうになってしまいました。 変な奴だと思われますので、皆さん気をつけましょう。 | ||||
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ミステリー仕立てだけど、謎は、本作の中盤には明らかになっているので、それよりも、家族小説として楽しんだ方が絶対にいい。そして、本作の語り手である緑デミ(ミドデミ)と他の車との会話を楽しむ本。 小説には珍しくエピローグもしっかりと書かれていて、とってもハートウォーミングな小説。大ネタ好きのミステリーファンには、物足りないだろうけど、伊坂幸太郎のストーリーテリングが好きな人には、最近で一番おすすめ。 | ||||
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車同士の会話がとぼけた感じで面白い。 望月家も素敵な家族だった。 笑いとほっこりさが残る作品。 子供らしくない子供の亨君に子供らしさがちょくちょく出てくるのがいい。 車は持ち主の趣味や性格出る。良夫と亨の兄弟が面白かった。 | ||||
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望月家の愛車は緑のデミオ♪いつも望月家の家族を乗せて、楽しく走っていた。だが、ある女性を 乗せたことから思わぬ事件に巻き込まれることに!はたして結末やいかに??? 「車が、排ガスの届く範囲で会話している。」そんな、ユニークでユーモラスな設定だ。だが、この 車の会話、決して侮れない。恐るべき量の情報があちこちから入ってくる。望月家に迫る危機だって、 デミオはちゃんと察知する。だが、悲しいことに、それを望月家の人たちに伝えるすべがない! 「どうする!デミオ!このまま手を拱いて見ているしかないのか!?」でも、ご安心あれ。作者は、 あちこちに散らばった事件や問題を手際よくかき集め、きっちりと収めるべきところに収めていく。 相変わらず見事な手さばきだ。読んでいても気持ちがいい。ラストも、お見事!こういう結末は、 ほのぼのとした余韻を残してくれる。「よかったね!」と思わずつぶやいた。 それにしても、車の運命は持ち主しだいなのだと改めて感じた。どんな運命でも受け入れるしか ない彼らの状況には、ホロリとさせられるところもあった。我が家の車も、大切にしなくては! 切れのいい展開で、最初から最後までしっかり楽しめる面白い作品だった。 | ||||
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でバイバイブラックバードを直近で読み終わったばかりのせいもあるが、くどい台詞まわしも少なめで軽快に誰もが楽しめる作品でした。車好きなら読み終わった後で、愛車への感情移入もさらに増すのでは。ウチは銀アテンザで、最新のディーゼルを積む前のモデルですが、まだまだ現役で乗り続けます。 | ||||
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車の立場から人間社会を描写してるところが、おもしろいし、興味深かった。 平易な言葉で書かれているので、読み易かった。 | ||||
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今年の2月まで、緑デミオの家族っていうんでしょうか、NBロードスター6速MT車に乗ってました。 家族が増えたため、ツーシーターでは足りず、中古車屋で5万でしたが買い取ってもらいました。ひょっとすると廃車とするかもとのこと。 店で車にさよならするときは、ボディをゆっくりと撫でで「いままでありがとな」とねぎらい、店先にたたずむ姿に別れを告げました。 「置いてかないでよ」と言われている気がして、2度と振り返ることができません。こんなにさびしい気持ちは大人になって久しぶりでした。 …いまどこかで元気にしているだろうか… 子供が大きくなったら、またいつか出会いよくドライブした首都高を走りたい、と心の底から思っています。 そんな私はロードスターの思い出に浸るように読みました。そしてエピローグでうっと涙をこぼしてしまいました。電車の中で読んでなくてよかった。 | ||||
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伊坂幸太郎さんの本は最初に「死神の精度」を読んでから 面白い!と全部の作品を読んでいて、早く新作出ないかな! と思っていたらこの本を書店でみつけて早速読みました! 車が主人公というか、語り手で、家には車はないけれど 道を歩いていると沢山の車が横切るし、近い将来家にも 1台車が欲しいなと思っていたので、とても面白かったです。 読みながら1人で笑ってしまったり、感動して泣いてしまったり 1冊で笑いあり、感動ありの作品でした。 家は旦那も伊坂幸太郎さんのファンでもあるので 「面白い?」と聞かれて私は「凄い面白いよ!」 と答えたら「そんなに面白いの?読むのが楽しみだな」 と答えていました。 伊坂幸太郎さんの世界観にはいつも感動させられます。 読みやすい文体も大好きです! | ||||
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(朝日新聞に掲載されていたとのことですが)そこまでして読む程のファンではないのですが、一番好きな作家が、伊坂幸太郎(さん)、な私としては、伊坂節全開というか伊坂幸太郎テイスト満載の本作は、すきなタイプで、読みながら、とても楽しかったです。 (発表順はともかく)書籍化順、という点では、「残り全部バケーション」に続き、伊坂ブランドを堪能出来る本作を読めて、とても幸せな気分です(書き下ろし「夜の国のクーパー」がどうにも楽しめなかったため、余計に。個人的にですが)。 Parkingの章(?)を読み終えて、面白かった、と思っていたら、エピローグが続きに、まだあり、それが、ダメ押しの満塁ホームラン!!! という位、素敵な終わり方であり、この小説をさらに素晴らしい作品にしていて、感無量です。 また、素敵な作品を待っています。 | ||||
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家族の愛をたくさん積んで走るデミオ。 緑のデミオと白のカローラGT・ザッパを中心に、擬人化された車たちの言葉で、物語は進行します。 車軸は、かるーいというか、ゆるゆるのミステリー。新鮮さは全くありません。 この本の良さは、何と言っても、車たちのつぶやき、会話です。 車の気持ちには納得。 「うんざりする時とは、渋滞の時間だろうか。走る喜びもなければ、ゆっくり考えに耽ることもできない」。そうでしょうとも。 「駐車スペースにまっすぐに停車していると、心地良く、すっきりとした思いで休むことができる」。さもありなん。 「歯医者……一瞬、廃車と聞こえ、ぞっとする」。それは、それは……笑い事ではありませんね。 校長先生の愛車ザッハの言葉には共感。 「人間には、認められたい、役立ちたい、褒められたい、という三大欲求があるらしい。だから、金があれば働かないといえばそんなことはない。誰だって、役立ちたい気持ちはある。それが満たされなければ、幸福にはなれない」。そうなんですよね。 タイトルの「ガソリン生活」のガソリンとは、この三つが混ざり合ってできているものなのかも。 車に全く興味のない私。さすがにカローラ、ヴィッツ、クラウン、ベンツ、フェラーリ、ミニクーパーは何とかわかったのですが、デミオやアテンザは見当がつかなくて……「どんな顔?スタイルは?」。思わずネットで検索してしまいました。 でも、主役は何故、デミオだったのかな?著者の愛車?セカンドカー? と、ここまで、車のことばかり書いてきましたが、デミオの家族、望月郁子、良夫、まどか、亨。つかずはなれず、でも、お互いを思いやる心が満タンです。 特に、素直で騙されやすい、人のいいドライバー・良夫と、頭の回転が速いナビゲーター・亨の兄弟コンビは侮れません。 エピローグは、人と人、車と車、人と車の絆が描かれています。 素敵な「お・し・ま・い」でした。 若者のクルマ離れが進んでいる昨今、デミオやザッパの独り言、嘆きが聞こえてくるようです。 | ||||
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私は伊坂の小説は全部読んでいます。率直に「クルマが主人公?」と思い、なんとなく読む気も少し失せてたのですが、いやいや、さすが伊坂様。 伊坂節とでいいましょうか、想像(絵)を促す繊細なディティール表現や布石に布石を重ね読み手を飽きさせない、引き込むようなストーリー展開もさることながら、誰にでも何か思い当たらせるメタファー。メタファーというほどでもないかもですけど…。 「クルマが主人公?」 僕だけでしょうか、十分面白かったです。 | ||||
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