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(短編集)
本能寺遊戯
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本能寺遊戯の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.50pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1~3 1/1ページ
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2013年に出た単行本の文庫化。 「本能寺遊戯」「聖剣パズル」「大奥番外編」「女帝大作戦」「『編集部日誌』より」の5話が収められている。 いずれも3人の女子高生が主人公となり、歴史上のミステリについて新解釈をひねりだすというもの。ジョゼフィン・テイ『時の娘』の系統に連なる一冊だ。 テーマとして取り上げられるのは、本能寺の変の真相、草薙の剣と熱田神宮の関係、春日局の実力はいかに、道鏡と宇佐八幡神託事件。 あれやこれやと推理して、突飛なアイディアがいろいろ出て来るのが楽しい。 ただ、全体に漂う雰囲気は奇妙だ。正統な歴史学と、軽薄な歴史ファンの溝をつついたような表現が多く、なんだか怨み節のような……。著者に嫌な体験でもあったのだろうかと勘ぐりたくなる。 | ||||
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歴史的な内容は良いのですが、登場する3人の女の子のキャラの設定が今一つわかりずらかったです。途中で休んでしまいました。もう少し、感情移入ができる工夫があればと思います。同作家の「漂流巌流島 (創元推理文庫)」のほうが、秀逸でした。内容が面白い分、残念です。 | ||||
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歴史ミステリのふりをした歴史ミステリアンチ本であります。 難しくて分からないやらオタク向けやらと悲鳴が上がっておりますが、いざ読んでみたら歴史雑誌や歴史小説では当たり前レベルの話題ばかりで、学研、新人物往来社くらいの歴史本読者ならあっけなさに拍子抜けするのでは。 本編の内容とやかくより、普段歴史になじみのない読者との認識のギャップがちょっと恐くなります。何で怪しい謎解き本の前にちゃんと正史を押さえないのかしらん。 締めの話では手軽で突飛なセンセーショナルな説ばかりが歓迎される風潮を嫌みたっぷりにこきおろしておりますが、いい加減な俗説が横行する現状はホントに深刻なので、とても笑いごとではありません。 | ||||
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