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死にぞこないの青
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死にぞこないの青の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.08pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全12件 1~12 1/1ページ
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キンドルのお試しからのレビューにつられて定価で買ってしまいましたがアオの恐ろしさはそれほど伝わってくるものがなく、「恐ろしさに引き込めれる…」というほどのホラー要素も無いように思えました。 それがどんななのかを読みたかった…(涙) すっきりと終わるとも言われていますが成長の物語としてのスタートの低さがうそ臭いというか… 悪者役の教師も主人公の子も胡散臭さが漂うおなじ穴の何かに思えて、どう転んでも腑に落ちない結果になるのではないかと思いました。 動作に難があってつつけばすぐ癇癪をおこす問題児は確かにいますし、ギラギラしてて女性ウケのいいことばかりする変な教師も確かにいます。 そういう人の何たるかを知り尽くしているような謎のリアリティーが本作中にあるのですが「ホントか?」疑いたくなる部分も確かにある…。 中古の100円くらいなら買いだったかも… | ||||
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いじめの展開がどんどん酷くなり、どこまでいくのかと思いながら、読みました。が、話事態は短く、あっという間に読了。思っていたほど重い話ではなく、上手くまとまってます。 | ||||
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著者は、豊橋技術科学大学工学部エコロジー工学課程卒の乙一。 (H13/10/25 ??? H20/7/30 35冊発行) 飼育係希望だったマサオは、悪意のない嘘で羽田先生から嫌われる。 先生はそこからマサオをいじめる対象に狙いをつけ、生徒たちも真似し始める、その時「死に損ない」から現れたのが「アオ」だった。 羽田先生が執拗にマサオをネチネチといじめる様は、身近に誰もが見たことがある風景のようで、読んでいてもとても不快だった。 しかし、マサオをからかう生徒たちを、マサオは嫌わなかった。 その様は『ナイフ』(2000、新潮社、重松清)にある短編「エビスくん」を思い出した。いじめられている立場の心理は普遍なのかな。 本書内容に関しては、羽田先生や生徒たちに劇的な制裁を加えるでもなく、「アオ」によってミステリーがファンダジー色を濃くすることもなく、終わり方も平坦で個人的には拍子抜けした感があった。 他レビューと同じく「期待しすぎてこんなもんか」という感想です。 | ||||
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絵が下手なわけでも、画風があってないわけでも無い。 はっきり言って、一冊に詰め込みすぎ 更に言えば、最高傑作と呼び声高い『暗いところで待ち合わせ』は絵がないからこそ、目の見えない状態を想像して読め、臨場感があるのに絵があると、ひどく想像しづらい…。 名シーンも沢山あんのに、味気ないのは詰め込みすぎて展開が早過ぎるから…。 『死にぞこないの青』もやはり、絵がないからこそ恐ろしい姿を各々が想像できて面白いのに…。 ただ、『しあわせは子猫のかたち』は、小説と同じくらい感動して、大満足です。 優しい絵柄がピッタリかと 全体的に 乙一ファンなら是非コレクションとして、購入を 原作未読の方は先ずは原作を読まないともったいない。 『暗い〜』『しあわせ〜』はマジで名作だと思うし…。 | ||||
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主人公がイジメられ、そこに現れた謎の少年アオとイジメに立ち向かうというストーリー。 イジメと言っても内容としては軽いものです。気楽に読めます。 ぜひ小学生〜中学生に読んでもらいたいですね。 読書感想文用にでもどうぞ。 | ||||
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この本はとても読みやすく1時間そこらで読み終わりました。 読み終わって感じたことは、主人公が学校でおかれていた状況は「怖い」というよりも「かわいそう」と感じてしまい、アオも外見はグロテスクで不気味なのですか、言動や行動にそこまでの恐怖は感じませんでした。 なのでホラーとしては、眠れないほどの恐怖や脳裏に焼きつくような光景もないので、もの足りないなと思いました。 | ||||
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『強くて正しい存在の「はず」である先生』と 『弱くて引っ込み思案な僕』、『クラスメイト』 の有様を描いたお話。 そして、僕の前に、青くて恐ろしい顔の男の子があらわれる。 虚勢をはっているだけで強さと弱さは背中あわせだよね 教師だって人間だから、絶対的な正しさなんてありえない。 間違ったこともするんだ。怖いことだってあるんだ。自分の身を守りたいんだ!!! 乙一氏の本は、これが初めてだった。 きっと、誰もが一度は抱いたことのある思いを通して 感情移入させる・・・という文章が上手。 『あのときの自分の感情』を思い出させる。 始め静かで、次第に鼓動が早くなる。 そういう本になっていました。 内容評価とは関係ないけど79年生まれの私にとって 文中に懐かしい表現があってそれがちょっとくすぐったかった。 | ||||
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この作品は、確かに乙一の作品の中ではいい方ではない。 個人的にいえば下から数えた方がはやいくらいである。 でも、作品的におもしろくないんではなく、長編であるべきでないような印象がある。短編でサラっと書き上げればそこそこの作品になりそう。この設定のためにダラダラと長編をかくまでもない気がする。長編のわりに変化が乏しく、無駄な文章で文章かせぎしている感もある。 しかし、読んでいて飽きることはなく、比較的スラスラと読める(もちろん作者の他の作品に比べればそうでもないが)。読んでいる途中、「だからどうした」的な落ちが待っているんではないかと、少し心配してしまったが、最後の台詞を読んで、読んだ価値はあったかなと思った。あの台詞は一気に物語にメッセージ性をつけた。乙一がたまに使う手法である。総合で星3つな理由は基本、そこだけかなと思う。 | ||||
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物事をはっきりと言わない性格のマサオにもどかしさを感じる。人は自分より弱い人間をいじめたがる。いじめられたまま自分の殻に閉じこもっていては、負けてしまう。いつまでも同じ状況が続くだけだ。それを打ち破れるだけの強さや勇気があれば・・・。だが、すべての人が強さや勇気を持っているわけではない。現実の中でも繰り返される悲劇。それを無くすることはできないのだろうか。 | ||||
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購入してから数ヶ月読むのをためらっていたが、こういう話か。短いのもあり飽きさせず読ませるところはなかなか。なんだかなあ、と思うけれど。 引っ込み思案のマサオは小学五年に進級して、新任の教師、羽田のクラスになる。愛嬌がよかったところから共感を持ち、親しくなりたいと望むが。クラスの係を決めるときにマサオがいなかったことから急に羽田の態度が変わり始めた。クラスメイトまでが「ルール」に乗っ取って態度を豹変させる。そこに現れた通称「アオ」という少年は、マサオにしか見えない存在だった。 ビックリマンチョコやミニ四駆などの名詞を聞くとこの頃が懐かしく思える。実際はそんなにも日数はたっていないのだが、小学生だなあと。平凡な小学生なのだ、誰もが。 小学生だからだろう。グループ意識は強くマサオを皆が卑下する。隣の二宮という女子も話しかけてこなくなったり、いじめにあったり、そして羽田にはとどめのような仕打ちが。いじめというのはネタとしてはどうかとも思った。そういう意味で読むのをためらった。だが、結局反芻してみるとやっぱりネタにしか過ぎなかった。人間の弱い部分を、まじまじと見せつけられる。 終わり方がなあ。展開からいくとかなり残酷なのだし、第四章の終わりまでではその方向のシナリオを予想していたのだが。スニーカー三部作でもあったように、優しさは失われていない。救いはアオの存在だけでなかったのではないか、と。最後思わせられた。 アオの解釈は曖昧なままに終わっているのだが、まあそれはそれでよいと思う。これだけなのかと思うと物足りない感が隠せない。乙一好きなら読んで損はないとは思うし、感想は人それぞれなのだろうが。 面白くないことはない。特に中盤でアオとの接触のあたりからか。小一時間で一気に読んでしまったのはそのせいだろう。 面白いが、感想は普通かな。矛盾してるかしてないかは、読んでみて欲しい。 | ||||
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作品全体に青黒い雰囲気の漂う作品。仕上がりも中々です。 主人公の心うちは濃く書かれ、『アオ』の外見も痛々しいです。 ただ、『アオ』のキャラが中途半端なのでマイナス1。物語としての既出感からマイナス1。リアリティの中途半端さにマイナス1。 題名のインパクトはプラス1。一応最後まで読ませる力にプラス0、4。四捨五入。 星3です。 作品として綺麗にまとまっていますが、切れ味不足。 ゴスが良すぎたと感じてしまう。 それでもこの青黒い雰囲気には好感が持てた。損はしない。『切ない話』よりマシ。 | ||||
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もし、アオが出てこないならこの話は実際にありそうでというか本の中で出てくる教師はいる感じがしたというかいるに違いない。読んでいて本当にこの教師をだれかぶっ飛ばしてくれと思いつつ読んでいたけれど、最後は・・・なんだよという感じだった。ので、星3つかなと思った。 | ||||
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