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書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.94pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全23件 21~23 2/2ページ
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立てこもり監禁事件の身代わり人質となったSIT(特殊犯罪捜査係)の女刑事・大石は、巧妙な犯人により拉致されたまま行方不明に・・・。彼女と同期の警視庁捜査一課の刑事である宇田川は、広域連続殺人事件と思われる”帳場“に配属されながらも、大石の安否が気になって仕方が無い。しかし大石誘拐事件は、何故か解決する様子がない。さらに自らが関わる殺人事件も、公安主導の捜査へと変わっていき、同様に不審な点が多い大石の誘拐事件にも公安が介入し、そのために犯人逮捕と大石の救出がままならないということになった。解決への道は見えなかった。そんな状況で、宇田川は2つの事件に共通する何者かの意志による”まるで捜査を進めたくないような“捜査の進抄に違和感を抱くようになっていく・・・。わけがわからずに苛立つ宇田川であったが、ふと、同期の蘇我が大石が誘拐された次の日に、電話をかけてきたことを思い出す。蘇我は、表向きは警察を「懲戒免職」という形になっているが、裏では公安の、かなり危険な仕事をしているはずだ。さらに蘇我は親しかった同期の大石を、大して心配している様子ではなかった。つまり彼は、両方の事件の裏の事情を知っており、なんらかの関わりがあるに違いないと思い。宇田川は蘇我に連絡を取り、彼を問い詰める・・・・。 やがて、明かにされる2つの事件の、思いもよらぬからくりと繋がりとは・・・。 本書は“警察小説”の第1人者のデビュー35周年記念連続刊行企画第1弾である。 著者の描く脇役の警官は、相変わらず良い味を出している。 | ||||
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今野敏の『同期』に続く、宇田川刑事&蘇我シリーズ第2作。 相変わらずのスピーディな展開とヒネリの効いたプロットが面白くて、ぐんぐん一気に読まされた。 割と普通に始まりながら、読み進むうちにとんでもない話にもっていく。今野敏のエンターテイメントの腕は、ほんと上手い。 人物が良いなあ。右往左往しているだけのように見えて、いつのまにか事件に風穴を空けてゆく宇田川刑事、面白い! このシリーズのトリックスターは蘇我だと思っていたけれど、実は主人公の宇田川もなのかも、と思った。 トリックスターが2人というのが、このシリーズのヒネリの効いた面白さを生み出しているのかもしれない。 安積班シリーズや隠蔽捜査シリーズの新作等、今野さんの今年の4作品の出版予定が、帯の袖や折込みチラシにあった。 しかし、これが全部違う出版社から出るのだから驚いた。ちょっと前だと、講談社と集英社と新潮社の合同企画なんて考えられなかった。 今でこそ、合同企画は見かけるようになったが、以前は他社の本の宣伝になることなんか決してやらなかった大手版元たち・・・。 出版不況のため、皆で力を合わせて盛り上げていかなくちゃならない背景が、もちろんあるとは思うけれど。 それにしても、作家デビュー35周年とはいえ、なかなかあることじゃない。 これも、今まで各社で良い仕事をし、実績を残してきた今野さんだからこそ実現したのだろう。 あらためて、今野敏は凄い小説家だと思った。ファンとしては、今年はほんと楽しみだ! | ||||
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もちろん一気読み。余計なところがなく、ぐいぐい引き込まれていきました。 捜査本部で主人公・宇田川とペアを組む「すっぽんの佐倉」もいい味出してたな。 どんな内容だったって?そんなのもったいなくて、書けません(笑)。とにかく一読の価値あり! そして今年2013年は、今野さんデビュー35周年。 2月に安積班、5月に捜査&報道、6月に隠蔽捜査の各シリーズ最新作刊行だそうですよ。 | ||||
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