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(短編集)
日曜日の夕刊
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日曜日の夕刊の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.48pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全48件 1~20 1/3ページ
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短編集であり、日常生活の中での話で読んでいて、その場面が目に浮かぶような、登場人物の気持ちが、わかるような、心あたたまる話が多かったです。 | ||||
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子供が使っていたのですが、わかりやすかったとのことです。 | ||||
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主人公は30代の父親。冴えないパパで家族からも疎まれがちだけど、愛がある。ほっこり短編集。 | ||||
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小説を1冊読むには、、、という人にはピッタリ。短編ですぐに読めちゃう。(結局スラスラ、1冊読んじゃうんだけどw) ちょっと疲れてて、泣きたい時にはいいかもしれませんね。チマ男、サマーキャンプ、卒業ホームラン、なんかは40代の自分に重ねてしまい、泣けてしまいます。うちの子供が読んだら「チマ男はパパでしょ、サマーキャンプの出来ないのもパパだね」って言われました。自分が読んでるときも、そう思いましたw。話す時間が減ってしまった中学生位の子供と、話すきっかけや、これ良かったよね~、とか、子供と共感出来たりと、いい時間が持てると思います。親がどんな風に、子供のことを想っているのか、子供にも判ってもらえたんじゃないかな・・・?とか、勝手に納得しています。(自己満足ですかね~w) | ||||
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学生時代図書館で借りて読みました。 日曜日の夕刊、いいですよ 重松清の作品はナイフや疾走をはじめに読んだ人は敬遠している人が多いかもしれませんがこの作品はすごくいいですよ。 | ||||
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「サマーキャンプへようこそ」の主人公の圭太は小学5年生。成績はクラスで一番、スポーツも得意でルックスも良く、女の子にもモテる。そんな圭太のことを、担任のオバサン教師は圭太の母親に、妙に大人びているとか、醒めているとか、子供らしくないとか、こまっしゃくれているとか、傲慢だとか、一人っ子は協調性がないから困ったものだとか、言いたい放題で、仕上げに「このままだと、中学に入るとイジメに遭いますよ」と脅し文句を言ってきた。 今こんな教師がいたら、モンスターペアレントにボコボコにされるだろうが、昔の親はショックを受けて沈み込んだりするのはまだいい方で、自分の子供の方を叱り飛ばしたりさえしたのである。中学生にもなれば、教師の方がおかしいと気付いて反発もできようが、小学生には教師に反抗できる能力はない。だから小学校の教師は自分の独善性に気付くこともなく、お山の大将でいられたのである。 この担任教師もサマーキャンプの指導員も自分の物差しを唯一無二のものと疑わず、無駄な努力はしない効率重視の合理的思考の持ち主である圭太を嫌い、徹底的に貶しまくる。ついに圭太の人格まで否定した指導員に、圭太の父親が「誰に何と言われようと、あの子はいい子です」と言い返す場面にはホッとすると同時に、もっときつく言い返せばよかったのにと思った。 モンスターペアレントは問題だが、独善的な教師が野放しにされるのも問題で、親が教師を批判するようになったのはいいことだと思う。 「卒業ホームラン」は、思いがけない成り行きで少年野球チームの監督になってしまった父親と小学校卒業間近の息子・智の話である。この話が書かれたのは1999年で、モンスターペアレントとまではいかないが、口うるさい親に苦情や無理な要望を言われて、悩む監督の姿が描かれている。 智は6年間一日も休まず真面目に練習してきたが、6年生で最下位の16番で、一度も試合に出ていない。中学2年生の上の娘は「頑張ったって、いいことないじゃん」と何事に対してもやる気をなくしてしまっていた。「努力が大事で結果はどうでもいいって、お父さん、本気でそう思ってるの?」と言われても、言い返すことができない。 しかし智は、最後の試合に出場どころかベンチ入りすらできなかったのに、普段と変わらず、仲間たちに声援を送る。自分と入れ替わってベンチ入りした5年生にも笑顔で接する。いいことがなくても、智は頑張れるのだ。後任の監督は「試合に出られない子はかわいそうだから、レベル別チームを作る」と言うが、智には余計な気遣いは不要なのだ。 「中学に入ったら、部活はどうするんだ?」という問いに智は間をおかずに「野球部、入るよ」と答えた。「でもなあ、レギュラーは無理だと思うぞ、はっきり言って」「うん…わかってる」「3年生になっても球拾いかもしれないぞ。そんなのでいいのか?」「いいよ。だって、ぼく、野球好きだもん」智は顔を上げてきっぱりと答えた。 今なら、上の娘に何かを話してやれるかもしれない。納得はしないだろうが、伝えることはできるだろう、と父親は思った。 報われなくても努力を続ける智は爽やかである。しかし、無駄な努力はしない、効率重視で合理的思考の圭太も悪いわけではない。物差しは一つではないのだから。 | ||||
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12編の中でももっとも気になったのが「桜桃忌の恋人」。 一度読んで、翌朝もう一度読んで、数日してまた読みました。独特の世界観に魅了されました。最後の一文にも!(笑) | ||||
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家族のかたちはみな違う。数も違う。クセも違う。家族とは時間が経つにつれて変わってゆくもの。ときには不安定になりながらも、だんだんとまた安定してきて。と思っているとまた不安定になる。これを繰り返す。ある意味で、揺れ動いているのが安定していることなのかもしれない。そう思えば家族は楽しめる。あ~、ほっこりした。 | ||||
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本書は思わずホロっとさせる人の優しさや幸せとは何かを思い起こさせる短編集である。どれもなかなかどうして小さな感動を提供してくれている。もし、読者が子育て世代まっだだ中で、ようやくに親のありがたみが分かりつつ時期ならばかなり泣かされてしまうかもしれない。爽やかな読後感と明日への希望を期待して間違いはない。 特に、逆上がりの神様、 すし、食いねぇ、 卒業ホームラン が良い。 | ||||
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他愛ない日常の家庭がうかがえて 自分の高校時代とふりかえり なつかしい気持ちで詠みました | ||||
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お値打ちに、素早く探し当てることできました。ほのぼのとした思いで読み切りました。 | ||||
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納期も早く商品も満足いくものでした。 また機会があったらよろしくお願いします。 | ||||
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小学校の中学年から~中学生に、男女問わず、読んでもらいたいです。 | ||||
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家族や恋人との絆に関する12作品の短編集。 どの話も読後に、じ〜んわりと胸の奥が少し暖かくなります。 この感覚、別の本でも味わったことがある...? 何だっけなぁ? と。 読んでるうちに思い出しました、漫画「人間交差点」だ!(原作:矢島正雄、作画:弘兼憲史) 「人間交差点」ほど虚しかったり、せつない話はなく、全てハッピーエンド?的な終わりなので(その分、安心して読んでられますが)、読んでるうちに少し飽きがくる感もありましたが、どの話も良かったです。 特に良いと感じたのは、苦しい生活の中で家族のささやかな幸せを再認識する「すし 食いねェ」と、 万年補欠の息子と草野球チーム監督の父を描いた「卒業ホームラン」。 特に最後の「卒業ホームラン」、 そんな無駄な努力してどうするの?と万年補欠の弟に対する姉の冷めた問いに答えられない父。 そして最後の試合でも...。 しかし、「野球が好きだから」という息子の言葉などにより、言い表せない何か大切な物があると気づく...。 「家だ。野球とは家を飛び出すことに始まり、家に帰って来る回数を競うスポーツなのだ。」 という一文がとても印象的。 う〜ん、どうも感動を全然表現できてませんが、WBC観戦後(残念でしたね(T_T))の野球好き・家庭持ちの心がガッツリ持っていかれた秀逸な話でした。 | ||||
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全12編の短編から成る一冊。 昔「この中から小説選んで。それ買って読むから」と友人に選んでもらった小説が重松清だった。とりあえず、その記憶で小説初めも重松清に。 普段小説を読まないからかもしれないけれど、重松清は当たりだった。 いつもは新書から「知識の哲学」を学んでいるとすれば、本書からは「知恵の哲学」を学んだような気分だった。 特に重松清はそうなのかもしれないけれども、短編の中に必ず“問題”を孕ませている。その“問題”というのも解答がない問題ばかり。 その「解答がない問題」に重松清は解答を示すわけでもない。 説教するわけでもなく「この問題には貴方ならどう考えるんだろう。時間があったらちょっと考えてみて」くらいのラフスタイル。 大きなヤマやオチもないけれど、すっと次の話に移れる清々しさがある。 本書の中でも『桜桃忌の恋人』『サンタにお願い』とか、重松清がたまに挟むスラング混じりで若者視点のストーリーがお気に入りです。 | ||||
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ふとしたきっかけから再度、購入させていただき再度読み直しました。 「後藤を待ちながら」は特に心を新たに打たれました。 どの話も主人公じ限りなく近い歳になったからなおのことかも・・・ | ||||
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12の短編小説のなかの「卒業ホームラン」は父と息子の物語である。 小学6年生の智が少年野球最後の試合に挑む話だが補欠の智に出番は なく、それでも監督である父徹夫は「頑張ればいいことがある」と教 えてる。そして智も懸命に努力する、しかし実力のない智はいくら頑 張ってもレギュラーになれない。 「いいことがないのに頑張る」息子、中学に入っても野球部に入ると いう息子、「レギュラーは無理だ、3年生になっても球拾いかもしれ ないぞ」という父徹夫に対する息子智の答えは「いいよ、だって僕、 野球好きだもん」 この場面は本当に涙を誘う。 | ||||
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中学入試でも出された文章が載ってます。読みやすい本です。 | ||||
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珠玉の短編が12作品。 そのどれもが泣けてくる。 そこが好きなところでもあるのだが、 どうして重松清さんの本は、こんなにも泣けるのだろう。 心を温めたいかた、 心に潤いを与えたいかた、 心の底から心を癒されたいかたには、特薦! | ||||
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良質な短編集だ.いつも思うことだが重松清は小さな男の子と中年の男性を書くのが非常にうまい.登場人物たちは実に現実的であり,奇蹟も決して起こりはしない. 私が短編集の中で特に気に入ったのが「子供は外で元気に」という固定観念に疑問を持つ子供と,アウトドアとなるとてんで上手くいかない父親のひと夏の体験(サマ−キャンプへようこそ),子供と親の寂しくも優し関係の構築(さかあがりの神様),やる側とやられる側の感じ方の相違(後藤を待ちながら),努力することの意味と価値(卒業ホ−ムラン)といった物語だ.著者はこれらを実に巧みに描いている.そして各物語に救いとまではいかなくても淡い希望を最後に示しているのも印象的だ.今後も一定の質を期待できる作家として読んでいこうと考えている. | ||||
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