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UFOはもう来ない
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UFOはもう来ないの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.36pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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SFとしては普通だが、作者の主義主張が激しすぎて今一のめり込めない。 一例としてTVのオカルト番組のせいで人生を踏み外す者を出して安直なオカルト番組を批判するのだが、それを言い出したらSFだって同類だということになるのではないだろうか?オウム真理教の幹部が事件に関わってしまった原因の一つとして(アニメなどの)SFがあったことを言い切っているのだから。自身がSF作家でSFファンでもあると語る作者はそれをどう考えいるのだろう? また作者の山本氏は自分が唯物論・無神論者であることを語っている人物である。それは別に良いのだが、小説の中でキャラクターにその無神論・唯物論が如何に正しいかを滔々と語らせるのはどうだろう?しかもそれが論理的に納得できるような代物ではなく、ツッコミどころだらけなのだから。 小説の主人公の一人に千里という間違ったことを延々と聞かされるのが苦痛だというキャラクターがいるのだが、その苦痛を読者に味あわせても仕方ないと思うのだが。 山本氏が自身の主張を作品に織り込むタイプの作家ではあるのだが、何だかその比率がどんどん上がってるような気がするなぁ。 それと、山本氏は闘争シーンが余りにも下手過ぎる。主人公達と敵側が睨み合うシーンがあるのだが、その心理戦の描写ときたら酷すぎて話にならないし、格闘描写に至っては中学生レベルの筆力である。UFOの飛行シーンなどの科学的な正確さを求められるような場面の、圧倒的な説得力を持つ素晴らしい表現との較差が酷すぎて思わず乾いた笑いが出てしまいましたよ。 | ||||
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