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幽霊人命救助隊
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幽霊人命救助隊の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.26pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全126件 101~120 6/7ページ
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実際は此の世のものでない人たちが私達になにかを 訴えている物語です。 自殺と鬱病といういままったく普通にどこかで起きている 悲しいはなしなのですが。 死んだことを人命救助をしてあの世とやらにいかれるのであろうか。 そんなところですが、読むといろいろ考えさせられます。 タイトルであとずさらずにぜひ一読推薦いたします。 | ||||
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テーマは、自殺と、うつ病です。 とっても重いテーマなのですが、正面から取り組んでいます。 でも、決して暗い語り口じゃないのが、本書のすごいところ。 それぞれの理由で自殺してしまった4人の幽霊が、天国に行くために49日間で、100人の人命を救助する話です。 本書の中で、うつ病が大きく取り扱われています。 そして、それにまつわるいろいろな情報が、盛り込まれています。 本書で繰り返し、力説されているのは、うつ病は、治療で完治するってことです。 一時期TVで同様のCMが流されていましたが、まったく伝わらなかった記憶があります。 本書を読むと、ためらわずに病院にいくべきだ、ってことが理解できます。 本書で感心するのは、「幽霊人命救助隊」は、問題を解決してない点です。 問題を解決しなくても、自殺を食い止めることができる。 どうすればいいのかは、是非本書をお読みください。 | ||||
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自殺で命を落としてしまった4名の幽霊たちが、神様のお告げで天国に召されるために49日間で100人の自殺志願者の命を救うために、奔走します。 様々な悩みを持つ多くの人々を、彼らは抜群のチームワークで救っていきます。 この作品を読めば、人間寿命でいつかは死んでしまうので、自ら命を絶つのはやめようと思えます。 最後に・・・。100人目の救助対象者が意外な人物で驚きます。 ページ数は多いですが、一気に読むことができました。 皆さんもぜひ一読を・・・。 | ||||
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会社の幹部研修では社員の鬱病対策に少なからぬ時間を掛けます。 優秀な社員が鬱病になれば多大な損害が会社に掛かります。 実力が発揮されれれば得られたであろう貢献利益が機会原価として損失に廻るだけでなく復帰までの対策は大変のコストになります。 それが事前に防ぐ事が出来れば本人ばかりでなくどれだけ会社にも役に立つか。 この本は面白いだけでなくマネージャーに対する大きなヒントが含まれています。 自殺を考えている人にはむやみな励ましの言葉は不要であるばかりか危険である.ただ話を聞いてあげるだけで良い。 そういう事はその手のテキストにかいてありますがその意味が分かったような気がしました。 | ||||
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何となく手に取って読んだのですが、題材が暗い割りにコミカルに書かれているので、 それが読みやすさとなってもいるし、非常によく出来てます。 これまでもこういったものが小説と化したものは割りにありますが、 毎日内容に書かれたような患者さんと接し、話を聴いたりしている側としては、 そういう世界にいない人がそれをうまく書ききってることに関心しました。 いろんな文献を参考にはしているみたいですが、 果たしてそれだけでこれが書けるのか?と思ったくらいで。 同僚に回しても関心して読んでました。 日々の仕事の中、この救助隊がいたら、と思います、ホントに。 | ||||
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自殺した幽霊4人が、神から「自殺をしようとする人間の命をすくうのだ」と命を受け21世紀の東京に送り込まれる。49日に100人の命を救うための奮闘が始まる。 救助隊のメンバーが予備校生、ヤクザの親分、中小企業の社長、暗い雰囲気の若い美女…の幽霊。 しかもそれぞれ生きていて時代が微妙に違うので、話がかみ合わなかったり、なつかしい流行語が飛び出したりと、笑う場面がたくさん出てきます。 扱っている自殺について、正面から取り組んで描いてあるので読み応えがあります。 自殺願望のある人たちの心理描写や、幽霊達の悔恨の場面で何回も涙しました。 さらさらと読みやすく、笑わせてくれる、でも押さえるところがしっかりと描いてある。 とても面白い、良い本でした。 なるべく多くの人が読んでくれたら、と思う本です。 | ||||
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相変わらず読みやすい文章です。設定もおもしろい。 ちょっと疲れているあなたにおすすめ。 ひと昔前のPCゲームのごとく、 生死をテーマにするとやっぱり泣けます。 Y氏解説はやや興ざめ... | ||||
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絶妙なタイトルに惹かれて買ってしまいました。重いテーマですが、食いつきもよく一気に楽しく(暗い気分を楽しむ?)読めました。この作品を読んで救われる人は確実にいると思う一方で、危ない精神世界に引き込まれそうな(真実か否かを問わず、知らない世界、知らなくてもいい世界を知ってしまう)怖さもあり、そこがおもしろい。自殺について詳しく扱った本は初めて読みました。自殺って他人事ではない身近なものに感じてゾッとしました。自殺の理由はもっと多様かとも思いましたが、案外単純なことがきっかけで鬱病→自殺なのかもしれません。鬱病と自殺の関係にはモヤモヤ感が残りましたが、フィクションなのでそんなものかと割り切ればよし。 | ||||
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自殺した4人の男女が、神様から「49日以内に100人の自殺志願者の命を助けたら天国に連れて行く」と言われ、幽霊となって地上に舞い降り、様々な悩みを抱えて「死」を選択しようとする自殺志願者(彼等にとっては「救助対象者」)を、次々と救っていく...と云う、他の高野作品とはちょっと違ったアニメチックでコミカルなストーリー展開の中で、しかし、高野和明が、その作品の中で常に問い続ける「命の重み」は、全く色褪せることなく、読む者の心に深く染み込んできて、思わず、目頭が熱くなる。 それにしても、高野和明は、やっぱり凄い!次回作が楽しみだ(ただし、お願いだから、二度と共作だけはやめてほしい) | ||||
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この作品は、小学生、中学生の教材にしたいくらいです。ネガティブな心理になったとき、あきらめの思いがおしよせてきたとき、鬱の感覚が攻められたときに、是非読むべき作品だと思います。この作品により、自殺志願者を確実に削減できると思います。 | ||||
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「自殺した代償に49日間で100人の自殺志願者を救え」と言った神様は、救助隊4名に対して、100人の生き方を見て学んで欲しかったからだと思う。私は現代社会のどん底を、救助隊とともに這いつくばった。自分もどうして良いか解らないまま、「生きて」と叫んでいた。私同様、自分がどん底だと感じる人には読んでいただきたい本だ。作者は、どん底がどのようなところか知り、肯定した上でどうすればよいのか、素直に意識に呼びかけてくれている。短編的なストーリーを読み解くうちに自分の中の小さな悩みが少しずつ成仏して?いくように、読後はとてもすがすがしい気持ちになった。大粒の涙を流して「よかった…」と呟いていた。奇麗事だけ並べている啓発書の類も良いけれど、ただの小説に見せかけて多大なパワーを持っているこの本こそが本当に素晴らしいと思う。 | ||||
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あの「13階段」の著者が書いた、新境地へ挑戦する意欲作です。失礼ながら、まさかこんなにユーモアがあるとは思わなかったので、かなり笑えました。笑えるポイントの一つとして、死語のオンパレードがありますが、もしかしたら80年代以降の生まれの人には解らないかなあ。しかし中盤からは、勤め人には身につまされるようなエピソードが続き、社会性を帯びてきます。巧みな文章とユーモア、人間ドラマに引き付けられること間違いありません。幽霊であっても様々な経験をしながら成長し、崇高な魂に昇華するエンディングは不覚にも涙しました。生者を応援する幽霊たち。読後もさわやかな良い作品です。 | ||||
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読後にこの本良かったなと思える本でした。この作者の過去の作品とは多少違うので、今までの作品が(話のジャンル的に)好きだった人には多少減点かもしれません。逆に今までの作品はイマイチだったけど感動物が好きな人にはお勧めしたい作品です。 | ||||
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感動しました!☆がもう一つあれば星6つと言いたいところです。 自殺志願者を100人救うノルマを神から命じられた幽霊4人組の活躍をユーモラスに描いている本作は、単なるユーモア小説でもSFでもなく、人間の優しさなど心の内面が滲み出てくるような感動作でした。 参考文献として数々の自殺関連本などが記されていましたが、自殺志願者や幽霊達の心模様が綿密に描かれ、うつ病患者などへの理解もすごく深いものがありました。 時に笑わされながらも、すがすがしい感動を覚えながら読了しました。 人間愛の観点から、一種の純愛小説と呼べるのかもしれません。 私自身、職場での悩みなどで苦しい想いをしてきましたが、この作品に救済される想いがしました。 うつ病を取り上げたそこいらの医学本より上を言っていること保証します。 辛い思いをしている方は、ぜひ読んでみてください。 | ||||
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自殺をした4人の男女。自殺した時期も、年齢も、理由もちがう4人が、自分たちが天国へ行くため、神様の命令で地上の100人の自殺志願者を助けることになる。と書いてしまうと、どこか胡散臭い作品のように思えるのだが、実際は全く異なる。救助対象者(自殺志願者)と、救助者の目を通し、現代社会に作者が感じている問題を提起し、救助活動を通して、作者なりの解決案を提示している。軽快な文体に包まれているが、実は骨太の作品である。作品自体も、先述の軽快な文体に加え、それぞれの救助活動が一話完結のようになっており、長編の形態は取っているものの、実は連作短編集のようになっており、とても読みやすくできあがっている。終盤からラストシーンもとてもきれいにできあがっている。乱歩賞受賞作「十三階段」の作者でもあり、ミステリーを期待して読む読者もいるだろうが、この作品は厳密にはミステリーではない。しかし、むしろ、そのような垣根を取り払い幅広い読者に手にとってもらいたい作品である。残念ながら、現時点であまり話題作にはなっていないかもしれないが、2004年に出版された作品のなかで、是非周りの人に勧めたくなる作品のひとつである。 | ||||
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この本は読み易いです。通勤の電車の中で読んだのですが、あっという間に読み終わった感じがします。この本は面白いです。社会問題もあり、心のありようが問われ、深刻な問題もありますがユーモアがあふれています。泣いてしまいました。最後の方だけ自宅で読んだのですが涙が止まらなくなりました。よかった、電車の中で読まなくて。 | ||||
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全体的にシリアスなのだが、その中に笑うべき所が含まれている。おもしろい。タイトルが気になり、ここでレビューを見てから買おうと決めました。タイトルが気になった、という方は是非読んでみて下さい。 | ||||
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13階段の作者が書いた本です。私は、タイトルが少し気に入らなかったのですが、手に取り読んでみました。タイトルから創造していた内容と全く違い大変おもしろかった。損はしないと思います。何が面白いかと言うと、当然SFです。現実にはありえない設定ですが(でも、良く練られてます)、今の社会がぶつかってる不合理な問題点をついています。ニュースに出てくる人の心情が少し教えられた気がしました。人間ってほんと複雑です...でも、信じて生きていける生き物だ。 | ||||
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神様のキャラクターも面白いし、話も「ありえない」のだけど引き込まれます。時間を忘れて読んでしまいます。そして、人に勧めたくなりました。涙がとまりませんでした。面白い、そして考えさせてくれる本でした。 死んだらだめだよ、強くならなきゃ。 | ||||
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仕事の合間などに読み続けて、ほぼ24時間の間に読了。 これが、あの「13階段」とか「グレイブディッガー」書いた人の作品なのか。おもしろかった。今年のおすすめ(といっても、そんなに読んでいないけど) 自殺して、天国までの中間地点にたむろしていた老若男女4名が神の思し召しで、自殺者を食い止める役割を仰せつかる。という話。7週間で100人救助することがノルマなんだけど...世の中の厳しさがわかる、と同時に、捨てたもんじゃないなぁ、とも思うし...とにかく、娯楽小説と言っていいと思う。 短時間で一気に読ませてしまうほど、おもしろかったのだ。 | ||||
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