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グレイヴディッガー
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グレイヴディッガーの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.86pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全104件 61~80 4/6ページ
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接点の見えない二人の人間が それぞれの住居の風呂場で他殺体で発見されます。 偶然居合わせた詐欺師の八神は、死体を発見すると同時に誰ともわからない男達に追いかけられ逃走をはじめます。 警察の捜査(人事課の剣崎と部下二人、機捜の古寺 ) 八神の逃走の二本立ての場面で展開。 事件は謎の人物による連続殺人事件へ発展し、捜査は混迷していきます。 詐欺師である八神は 「生まれてはじめて人の役に立とうと 骨髄の提供者になろうとしている」 ごきげんな場面から登場させ、憎めない性格を印象付けられます。 なんだか、読んでいるこちらまで、善幸を施す立場になったような気分にさせられたところに、遺体発見の場面と誰とも分からない人物達からの追跡をうける場面へと展開し、 「移植患者のためにも早く病院に逃げ込まなくては」 とすっかり感情移入させられて小説に引き込まれてしまいました。 警視庁の捜査も、各部署の刑事たちが、それぞれ自分の信念を通しながら仕事をしている様子が描かれてとても面白く読めます。 詐欺師の八神の明るい性格が反映して、重くならずにさっと読んでいけます。 色々なものが詰め込まれているのに、こんなに早く読みすすめることが出来る小説が出来るなんて、作者の腕には脱帽しました。 とても面白くて途中でやめられませんでした。 | ||||
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13階段が面白かったので、タイトルに違和感を持ちつつあの著者ならと手に取ったが、タイトル同様内容にも違和感ありつつ読み進めざるを得ませんでした。ストーリーの展開、進行はいいけど内容的には☆一つということでこの評価です。 | ||||
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13階段が面白かったので、タイトルに違和感を持ちつつあの著者ならと手に取ったが、タイトル同様内容にも違和感ありつつ読み進めざるを得ませんでした。ストーリーの展開、進行はいいけど内容的には☆一つということでこの評価です。 | ||||
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帯の「13階段をしのぐ…」のあおり文句と、裏表紙の数行で前から読みたいと思っていたが、移動に時間がかかる出張の際、3時間の電車の車内とちょっと一杯の後、戻ったホテルで一気に読了してしまった。 まず主人公のキャラクターと疾走感(他の人も書いているが)がすばらしい。 24のようなリアルタイムの一時間ドラマにすれば、初回と最終回のスペシャルで丁度1クール(11週?)で終るのでは?(ネタバレかも?) 私の中では主演は哀川翔にやってもらいたいが… | ||||
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帯の「13階段をしのぐ…」のあおり文句と、裏表紙の数行で前から読みたいと思っていたが、移動に時間がかかる出張の際、3時間の電車の車内とちょっと一杯の後、戻ったホテルで一気に読了してしまった。まず主人公のキャラクターと疾走感(他の人も書いているが)がすばらしい。24のようなリアルタイムの一時間ドラマにすれば、初回と最終回のスペシャルで丁度1クール(11週?)で終るのでは?(ネタバレかも?)私の中では主演は哀川翔にやってもらいたいが… | ||||
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話自体は面白かった。 ちょっとネタばれをします。ご注意を。この人の世界観がまるで水戸黄門。 この人の頭のなかでは、「公安」「政治家」がどうしても「悪」になってしまうんだろう。 「それと戦う弱者」という構図しかない。公安は作者の頭の中では、強烈に戦中の憲兵とつながっているようだ。 実世界では拉致問題が発覚しているというのに、この人の世界観では国家が攻撃されているという意識が、まったくないのがすごい。 だから公安は悪者にされてしまう。 魔女狩りをした異端審問官である。 公安が、『市民オンブズマンやマスコミ関連団体、はては教職員組合にまで監視の目を光らせていることは紛れもない事実なのだ。』と、まるで「妄想に突き動かされている公安」といった書き方をしているが、その公安のターゲットはごくごく妥当、当然なのでは? 日教組のトップが北朝鮮のチェチェ思想の信奉者だったのは事実だ。金日成を崇拝していた。 扶桑社以外の教科書は日教組の意向で「唯物史観」のカタマリになっている。日教組が内部から国家攻撃しているように見えるのは錯覚か? 扶桑社の教科書を採択させないために、海外勢力を引き入れ狂ったような活動をしているのはなんだと思っているんだろう。 日本があらゆる面で海外勢力から攻撃されているのは紛れもない事実。 マスコミ団体も大いにうさんくさい。 中韓にコントロールされているような行動を取る政治家も多い。未だにそういうことを「絵空事」としか思えないらしい作者は、情報貧乏としか言いようがない。そのことが、この作品を読みながらずっと違和感を感じてしまう原因である。 | ||||
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話自体は面白かった。ちょっとネタばれをします。ご注意を。この人の世界観がまるで水戸黄門。この人の頭のなかでは、「公安」「政治家」がどうしても「悪」になってしまうんだろう。「それと戦う弱者」という構図しかない。公安は作者の頭の中では、強烈に戦中の憲兵とつながっているようだ。実世界では拉致問題が発覚しているというのに、この人の世界観では国家が攻撃されているという意識が、まったくないのがすごい。だから公安は悪者にされてしまう。魔女狩りをした異端審問官である。公安が、『市民オンブズマンやマスコミ関連団体、はては教職員組合にまで監視の目を光らせていることは紛れもない事実なのだ。』と、まるで「妄想に突き動かされている公安」といった書き方をしているが、その公安のターゲットはごくごく妥当、当然なのでは?日教組のトップが北朝鮮のチェチェ思想の信奉者だったのは事実だ。金日成を崇拝していた。扶桑社以外の教科書は日教組の意向で「唯物史観」のカタマリになっている。日教組が内部から国家攻撃しているように見えるのは錯覚か?扶桑社の教科書を採択させないために、海外勢力を引き入れ狂ったような活動をしているのはなんだと思っているんだろう。日本があらゆる面で海外勢力から攻撃されているのは紛れもない事実。マスコミ団体も大いにうさんくさい。中韓にコントロールされているような行動を取る政治家も多い。未だにそういうことを「絵空事」としか思えないらしい作者は、情報貧乏としか言いようがない。そのことが、この作品を読みながらずっと違和感を感じてしまう原因である。 | ||||
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名作「13階段」の著者のサスペンス小説。ただ単純に面白かったと思う。とにかく読み始めて早い段階から事件が起こり、最後まで息つく間もない。主人公の逃避行と警察の捜査が順番に挿入され、時には交わりながら劇的に展開する。最後まで一気読みしてしまった。必然性がない、という意見が多いようだが、そう言われればその通りなんだけど、僕にはそんなこと全く気にならないくらい純粋に「楽しい」小説であった。確かにサスペンス小説としては芯が細い、全体的に軽いという人もいるかも知れない。しかしこの本を購入した時に期待していたのはこのノリだったし、期待していた以上のものが返ってきた、と思っている。 | ||||
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名作「13階段」の著者のサスペンス小説。ただ単純に面白かったと思う。とにかく読み始めて早い段階から事件が起こり、最後まで息つく間もない。主人公の逃避行と警察の捜査が順番に挿入され、時には交わりながら劇的に展開する。最後まで一気読みしてしまった。必然性がない、という意見が多いようだが、そう言われればその通りなんだけど、僕にはそんなこと全く気にならないくらい純粋に「楽しい」小説であった。確かにサスペンス小説としては芯が細い、全体的に軽いという人もいるかも知れない。しかしこの本を購入した時に期待していたのはこのノリだったし、期待していた以上のものが返ってきた、と思っている。 | ||||
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悪党の主人公、八神俊彦。 彼は悪い自分と訣別するために骨髄移植のドナーとなり、 移植手術のための入院を翌日に控えていた。 だが金銭に不安があり、金を借りるために友人宅を訪ねる。 しかしそこで見たのは友人の死体。 おまけにその場で面識のない複数の人間に襲われ、 八神は逃走を開始する。自分の骨髄液を待つ白血病患者の為にも、 何とか明日までには病院に行かなくてはならないのだが・・。追っ手をかいくぐりながら病院に向かいたい八神。 そして八神を追い続ける謎の集団。 一方、不気味な風貌と処刑方法で次々と殺人を犯す 謎の人物・グレイヴディッガー。 ストーリーは疾走感を含みながら展開していく。グレイヴディッガーがあの風貌をする理由や、 中世の処刑方法に拘る理由等、疑問点もいくつかあるが、 ストーリー自体は面白いし、何より疾走感があるので、 個人的にはそういった違和感は些末な事であり、許容範囲。 映像化しても面白い作品になるかもしれない。 | ||||
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悪党の主人公、八神俊彦。彼は悪い自分と訣別するために骨髄移植のドナーとなり、移植手術のための入院を翌日に控えていた。だが金銭に不安があり、金を借りるために友人宅を訪ねる。しかしそこで見たのは友人の死体。おまけにその場で面識のない複数の人間に襲われ、八神は逃走を開始する。自分の骨髄液を待つ白血病患者の為にも、何とか明日までには病院に行かなくてはならないのだが・・。追っ手をかいくぐりながら病院に向かいたい八神。そして八神を追い続ける謎の集団。一方、不気味な風貌と処刑方法で次々と殺人を犯す謎の人物・グレイヴディッガー。ストーリーは疾走感を含みながら展開していく。グレイヴディッガーがあの風貌をする理由や、中世の処刑方法に拘る理由等、疑問点もいくつかあるが、ストーリー自体は面白いし、何より疾走感があるので、個人的にはそういった違和感は些末な事であり、許容範囲。映像化しても面白い作品になるかもしれない。 | ||||
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「十三階段」で第47回江戸川乱歩賞を受賞した作家の受賞後第一作。「グレイヴディッガー」という題名からはホラー的な展開を予想するかもしれないが、ヨーロッパ中世の魔女狩りの時代に実在した「グレイヴディッガー」の殺人方法を模した連続殺人の話である。着想・展開は申し分ないのだが、この作品には「必然性」がない。なぜ、わざわざ「グレイヴディッガー」を模して殺人を行う必要があるのか? なぜ、八神は逃げ続けるのか?本当に患者を助けたいと思っているのか? なぜ、岡田医師は「第二ドナー」にまで連絡を取るという患者にとって緊迫した状況下で、何の手も打たずに漫然と待っていられるのか? なぜ、被害者達は○○なのに、簡単に殺されてしまうのだろうか?結局読了後も、私には答えを見つけることはできなかった? 登場人物の行動に「必然性」がなければ、感情移入できない。作者の経歴から考えても作者はおそらく映像的なイメージから作品を書いているのであろう。それは決して悪いことではないと思うが、「グレイヴディッガーの放つ矢」「モノレールの高架を走って逃げるシーン」など、映像の派手さ・奇抜さを優先して書いているのではないかと疑りたくなる。クライマックス前の病院でのシーンは本当に起こりうるのだろうか?普通に考えれば無理だと思うが・・・ 先に書いたように、物語のスピード感、殺人の動機付け等が面白いだけに、もったいないと強く感じた。 同じ作家の作品では「幽霊人命救助隊」がおすすめである。こちらはミステリーではないが、傑作だと思う。 | ||||
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高野氏の前作13階段も読みましたが、 このグレイヴディッガーは、それにもまして凄いと思います。 とにかく、ノンストップで展開される、読者に息継ぐ暇も無く読ませる力。 次はどうなるのか、早く先が読みたい・・・。 そんな衝動にかられるのです。 そして、最後に残る希望と、僅かな・・・。 これはもう読んでいただくしかないでしょう。次回作においても文庫化の折には是非購入したいです。 | ||||
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高野氏の前作13階段も読みましたが、このグレイヴディッガーは、それにもまして凄いと思います。とにかく、ノンストップで展開される、読者に息継ぐ暇も無く読ませる力。次はどうなるのか、早く先が読みたい・・・。そんな衝動にかられるのです。そして、最後に残る希望と、僅かな・・・。これはもう読んでいただくしかないでしょう。次回作においても文庫化の折には是非購入したいです。 | ||||
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小悪党として過ごして来た人生をやり直そうと、骨髄のドナーとなった八神。ところが、友人が殺され、謎の組織に追跡される。一方、街では、中世ヨーロッパの魔女狩りを模した連続殺人が発生していて…。とにかく、抜群の疾走感と、映像が浮かぶような描写がたまらない。また、八神や事件を追う警察の中で行われる、刑事部と公安部の駆け引きなどの人間ドラマもしっかりとしており、そちらの方面から作品の重厚さを醸し出している。骨髄移植であるとか、公安警察の話しであるとかの、社会的なテーマも含まれており、二転三転の展開と言い、全体的には十分面白かった。が、一方で、それだけに登場人物たちの動機というか、その辺りが弱いのが気になる。犯人が、中世の魔女狩りを模す理由、八神がそこまでのリスクを侵す理由…などなどの部分が弱い。また、結局、犯行の手段であるとか、そういう部分の謎が残されたままに終ってしまったのも気になった。わざとそうした、という感じもしないではないが。その辺りが、どうしても気になってしまう。もっとも、全体的な出来が良いからこそ、気になってしまうのかも知れないが…。 | ||||
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小悪党として過ごして来た人生をやり直そうと、骨髄のドナーとなった八神。ところが、友人が殺され、謎の組織に追跡される。一方、街では、中世ヨーロッパの魔女狩りを模した連続殺人が発生していて…。とにかく、抜群の疾走感と、映像が浮かぶような描写がたまらない。また、八神や事件を追う警察の中で行われる、刑事部と公安部の駆け引きなどの人間ドラマもしっかりとしており、そちらの方面から作品の重厚さを醸し出している。骨髄移植であるとか、公安警察の話しであるとかの、社会的なテーマも含まれており、二転三転の展開と言い、全体的には十分面白かった。が、一方で、それだけに登場人物たちの動機というか、その辺りが弱いのが気になる。犯人が、中世の魔女狩りを模す理由、八神がそこまでのリスクを侵す理由…などなどの部分が弱い。また、結局、犯行の手段であるとか、そういう部分の謎が残されたままに終ってしまったのも気になった。わざとそうした、という感じもしないではないが。その辺りが、どうしても気になってしまう。もっとも、全体的な出来が良いからこそ、気になってしまうのかも知れないが…。 | ||||
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まずは人物描写が見事で、刑事たちが織り成す人間ドラマは高品質。 しかし、中世の魔女狩りをモチーフにしたある種の見立て殺人は、読み終わって みればやや強引な気もします。正体不明の刺客に休みなく追われ続ける展開はサ スペンスに満ちて良かったのですが、主人公の逃げ方がちょっと不自然で気にな りました。そこまでするにはあまりに動機が弱いような。 全体的に演出を優先させ過ぎて細部にリアリティが欠けていますが、リーダビリ ティはかなりのもの。スピード感の勝利ですね。 | ||||
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まずは人物描写が見事で、刑事たちが織り成す人間ドラマは高品質。しかし、中世の魔女狩りをモチーフにしたある種の見立て殺人は、読み終わってみればやや強引な気もします。正体不明の刺客に休みなく追われ続ける展開はサスペンスに満ちて良かったのですが、主人公の逃げ方がちょっと不自然で気になりました。そこまでするにはあまりに動機が弱いような。全体的に演出を優先させ過ぎて細部にリアリティが欠けていますが、リーダビリティはかなりのもの。スピード感の勝利ですね。 | ||||
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「13階段」「KNの悲劇」と読んできて、身も心も(?)高野和明氏のファンになってしまった。 「グレイヴディッガー」は他の2作品とはちょっと趣きが変わっていて、最初から全速力... 主人公八神と一緒に東京を北から南まで駆け抜けたような疲労感が残ってしまうのも、それだけ、高野氏の表現力がスゴイと云うことだろう。 そして、最後に「謎」を残したまま終わるのも、高野氏の現実社会に対する洞察、達観か!? 人生、常に「謎」があるから面白い。 一見ハッピーエンドに見えるエピローグの裏に、決して答えの出ない「謎(疑問)」を提示することで、作品に無限の奥行きを作っている。 ただただ、感服するのみ... | ||||
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「13階段」「KNの悲劇」と読んできて、身も心も(?)高野和明氏のファンになってしまった。「グレイヴディッガー」は他の2作品とはちょっと趣きが変わっていて、最初から全速力...主人公八神と一緒に東京を北から南まで駆け抜けたような疲労感が残ってしまうのも、それだけ、高野氏の表現力がスゴイと云うことだろう。そして、最後に「謎」を残したまま終わるのも、高野氏の現実社会に対する洞察、達観か!?人生、常に「謎」があるから面白い。一見ハッピーエンドに見えるエピローグの裏に、決して答えの出ない「謎(疑問)」を提示することで、作品に無限の奥行きを作っている。ただただ、感服するのみ... | ||||
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