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海賊とよばれた男
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海賊とよばれた男の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.26pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全1156件 561~580 29/58ページ
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本屋大賞を獲得したベストセラー小説ということで手に取った1冊です。出光興産の創業者である出光佐三氏をモデルにしたノンフィクション小説です。 彼の凄いところは、私利私欲を捨て、日本の国益を最初に考え、そのためには、相手がGHQであれ、高級官僚であれ、間違ったところは間違っていると敢然と立ち向かっていくところ。そして、人間尊重の考え方から、社員を家族と考え、信頼し、会社にはタイムカードもなければ、定年・馘首もないという会社経営を貫いたところ。 石油産業が勃興してくる戦前から戦後が中心になっており、色々なトラブルが、出光佐三と出光を襲ってくるのですが、それに敢然と立ち向かい、解決していく様は、痛快な冒険小説を読んでいるようで、上下2巻という大作でありながら、一挙に読ませてしまう面白さを持っています。 文体がパターン化しており、辟易することがあったのも確かですが、こんな日本人もいたんだという感動から、星は5つにします。現在の出光興産のことも知りたくなりました。 | ||||
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でもそれを延々仮名にするだけで小説と言えるのか。視点は出光側だけだから、相手の…すなわち敵である石油カルテルや味方になった銀行団、あるいはイラン側の掘り下げが甘い。小説として、物語として、フィクションとして読者を面白がらせる部分がない。だからどなたかのレビューにあったように「社史でも読んでたほうがマシ」な出来栄え。何百万ドル出資するアメリカの銀行の英断があっても、主人公に惚れ込んだからです、以上。主人公に10ヶ月で石油プラント作れと言われました、下請けも意気に感じて頑張って工期3年が10ヶ月で完成しました。事実がそうだったからです、以上。になって、盛り上がりもへったくれもない。しかし筆はそれを「事実がそうだから」と言わんばかりにスルーする。手に入った資料の密度が、そのまま物語の濃淡になっているんじゃないか、作家としての構成の妙とは無縁なんじゃないかと邪推したくなる。 …これって小説にする意味あるの? 存命中の関係者、関係者を知る者、あるいは出光以外の視点による多角的な公証などでドキュメンタリーとして構成したほうが資料的価値などもあったであろうに、これでは何のためにフィクションとしたのかがさっぱりわからない。 | ||||
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冗長。わざわざ2巻に分ける必要がない。登場人物も薄っぺら。既成概念に挑戦することは大切だか、それが「国家のため」ではないでしょう。右翼的?な文章が所々に挿入されるが邪魔で、結局、感情移入できませんでした。 | ||||
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この小説の中で出てくる日章丸事件について、 当時の世界情勢で中東地域まで日本の一民間企業が乗り組むなどという ことはおおそよそ考えられない発想であったろう。 しかし、それを見事に成し遂げた国岡商事は見事に現在の石油エネルギー の基礎を作りあげた。石油は国の政策をも揺るがすエネルギーであり、 内資企業がプライドを持って外資と闘わねばならないのであろう | ||||
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「永遠の0」に続き、2作品目ですが、もうこの方の作品はご遠慮します。引用文献の継ぎはぎにて、人物の掘り下げが全くない。「感動しろ!」と強要されても、主人公があまりにも美化されすぎていて、共感できませんでした(宮部さんも然り…宮部さん登場のくだりは全く不要)。しゃくなので下巻も買いましたが、早く読み終わって、他の方の書いた日章丸事件について探します。 | ||||
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たくさんのレビューが上がって居ても書かずにはいられない!やっと文庫になったので即手に入れました!最初にテレビで取り上げられて読みたいなぁと それから百田さんバッシングみたいなのがありましたね!日本下げを願う輩にはこの小説の力を脅威と感じる筈でしょう! さもあらん! こんな人が居たんだ!何度もゾクリっと身体が震えました 小説なんだよ…でも実在の人でしょう 海賊と呼ばれた男は信念と義を重んじる日本の侍でした なんてカッコいいんだろう 感動をありがとうございました 読み終わるのが惜しい そんな上下巻でした | ||||
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文庫版がでるのを待ち続けてようやく購入。 出光の創業者の話ということ以外はほとんど予備知識無しで読み始めたが、 これは歴史小説といっても良いほどの小説である。 日本の戦前から、戦中、戦後への流れの中で何度も絶体絶命の窮地に追い込まれながらも、 自分の哲学を貫き通して生涯闘い続けた国岡鐵三。 凄い男がいたものだ。 | ||||
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大変面白く上下巻あっという間に読み終えた。涙もろい自分には泣ける場面も多々。経済歴史小説というより、「小説出光佐三」というべきか。この人の生き様は熱すぎる。 日田重太郎がめちゃめちゃ格好いい。資本家たろうとして資本家になったのではなく、出光佐三という人物に文字通り「投資」した資産家。現代資本主義社会ではまず望めないだろうが、投資家たるものこうあって欲しいというお方である。 この面白さには文句無しなんだけど、難題降り掛かる、国岡鐵三立ち向かう or 一喝する、周りが涙する、という展開が続き、小説としては描写がちょっと単調かなと思った。たまたま本書を手に取る前に読んだ小説が細やかな作品だったから、そのスタイルの違いが際立っただけかもしれないけど… | ||||
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久しぶりに、上、下の2冊を一気に読めました。現在はタイに長期滞在中ですが、この本のお陰で読書が楽しくなりました。 | ||||
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永遠のゼロの作者による、出光興産の出光佐三をモデルとした小説です。 残念ながら、内容は浅いです。 放送作家出身の作者らしく、登場人物の善と悪が明確になっており、物語を盛り上げる場面も随所に設けられていることから読みやすく書かれています。 しかし、その読みやすさ故に登場人物の人物描写が浅すぎて、読者の感情移入を妨げる結果にもなっています。 特に、主人公と対立する競合会社や官僚等の人物達は、不自然かつ不合理に卑怯で意地汚い悪人として描かれているため、登場人物のみならず物語そのものにも感情移入しにくい原因となっています。 移動時間中の2〜3時間の間に軽く読む小説としては金額相応の内容かもしれませんが、残念ながら強くお勧めする内容ではありません。 | ||||
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大変面白く上下巻あっという間に読み終えた。涙もろい自分には泣ける場面も多々。経済歴史小説というより、「小説出光佐三」というべきか。この人の生き様は熱すぎる。 日田重太郎がめちゃめちゃ格好いい。資本家たろうとして資本家になったのではなく、出光佐三という人物に文字通り「投資」した資産家。現代資本主義社会ではまず望めないだろうが、投資家たるものこうあって欲しいというお方である。 この面白さには文句無しなんだけど、難題降り掛かる、国岡鐵三立ち向かう or 一喝する、周りが涙する、という展開が続き、小説としては描写がちょっと単調かなと思った。たまたま本書を手に取る前に読んだ小説が細やかな作品だったから、そのスタイルの違いが際立っただけかもしれないけど… | ||||
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国岡鐵造が立ち上げた田岡商店のありようには誰もが驚いた。 出勤簿もなければ組合もない,定年もない。 しかし,なぜ彼と同じことが他の会社ではできないのか。 それに対して鐵造がこう答えている。 「社員に対する信頼がないからです」 そしてその考え方は国家をはじめあらゆることにあてはまるという。 「私は,人間を信頼するという考え方を広めていくことこそ,日本人の世界的使命と言っています」 「ヨーロッパは物を中心とした世界ですが,日本は人を中心とした世界です」 なるほどこの「信頼」というものは日本人の美徳のひとつではないだろうか。 あの大震災の後の東北の人々のあり方が世界にどう写ったか。 海外で同様の事態が発生すれば,必ず暴動や略奪が発生する。それはお互いに信頼がないからだ。 幼い頃から「信頼」の大切さを身に持っている日本人だからこそ,未曾有の大震災でも自分のことだけを考え略奪に走ることなく静かに列を作り,ともに頑張ろうという意識が形成される。 とかく世の中が世知辛くなり,物の考え方も利己的でプライベートを大切にする現代社会においても,いやいや,まだまだ日本も捨てたものじゃないと思わせたのが,あの地震の後の日本人の生き方でした。 本書にはそういったことを思い出させる力があります。 いやはや実に凄い男がいたもんだ。 | ||||
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どんな荒波も、悠々と乗り越えていくドラマが痛快だった。 その武器は、日本人が持つ道徳心だと感じた。 | ||||
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主人公はもちろん、まわりの従業員や人間も素晴らしい。 主人公の人間味に惹かれた素晴らしい人間が集まったんだと思う。 | ||||
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海賊と呼ばれても、日本にタンカーを持ってきても、そんなことより、主人公の言う事を ちゃんと聞いて、彼に対して、ちゃんと受け答えをする、廻りの人との会話にしびれまし た。廻りの人を引き込んでこその、主人公だなぁと。 ちなみに、出光の社内報は、一時期、毎月、読んでいて、う~ん、と思っていました、 社長をそこまで持ち上げるか?と。 書いた通り、廻りの人も、すごい! | ||||
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先を急ぐ気持ちを抑えながら、次は次は...と読み進めていく日章丸事件。 それに続く苦難を乗り越えて、国岡商店五十周年の式典の日に、 東雲がこう言う。 「店主の五十年は、本当に素晴らしい五十年であったと思います。...」 鐵造はゆっくりと首を横に振って、こう返す。 「楽しい五十年ではなかった」 「本当に苦労に苦労を重ねた五十年であった。死ななければ、この苦労から逃れられないのではないかと 思われる苦労の五十年だった」 ここにも支えてくれた人たちがいればこそ...の思いが現れます。 国岡商店の重役や社員たち、日田重太郎、前妻のユキ...多くの人に支えられながら、 最後まで自分の思いを貫き通した鐵造の人生が静かに幕を下ろします。 | ||||
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戦前から戦後のオイルショックのころまでの歴史を垣間見ることも出来ます。 主人公クニオカのように素晴らしい日本人も居れば、クニオカという「出る杭」を打つ卑しい日本人も居るのです。 だれもがクニオカのようになれるわけではありませんが、せめて「出る杭」を打たない、というより、「出る杭」を支える日本人でありたいと思います。 | ||||
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名前や社名は違うものの、石油会社「出光」の創業者のお話です。 歴史小説も経済小説も苦手な私ですが、経済面などで理解に苦しむ部分が多いながらも夢中で一気に読んでしまいました。 これは人の魅力に引き付けられて読む小説であり、内容が難しいわりにテンポがよく、読みやすいのもよかったのかもしれません。 歴史や経済のややこしさはどうでもいい! とにかく店主の国岡鐡造の理念・決断力には胸が熱くなります。 しかし、彼の素晴らしさとは真逆に“出る杭は打つ”的に彼の邪魔をする者や組織もあり、 そのへんのドキドキ感も作品を大いに盛り上げます。 店主は会社の利益よりも、日本という国のこれからに照準を合わせた経営を展開している。 タイムカートなし、出勤簿なし、馘首なし、定年なしという会社で、社員を“家族”として絶対的な信頼を持っている。 利益だけにとらわれない広い視野・そして信頼関係。 これに社員たちは惹かれ、この店主についていこうと思い、努力する。 上に立つ者次第で、下の者も伸びる。素晴らしい上下関係!儲けよりも、この人のために頑張る・・・という気持ち。 これこそが会社という組織にとって最も重要なことなのかもしれない。 どこまでがフィクションなのかわからないけど、もはやそんなことはどうでもいい! 店主の人間力に感動! 「今後はなるべく出光でガソリンを詰めよう」・・・・私がそう思ってしまったのも当然でしょうw | ||||
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本屋大賞ということで、文庫化に以外に早くなったので、発売日を楽しみに待ち読んだが、期待どうりの面白さ、どうしても、読みにくくなる、伝記ドラマを、これだけ面白い小説にしたのは、さすが著者の旨さが光る。 | ||||
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知らないうちに涙がこぼれて元気になる。背筋が伸びて力が湧く。 | ||||
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