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僕に踏まれた町と僕が踏まれた町
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僕に踏まれた町と僕が踏まれた町の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.47pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全50件 21~40 2/3ページ
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国際線の中で読んだ。 何度も腹を抱えて笑った。 時折、なぜか切なくてなつかしい気持ちになった。 自分も同じ時代を生きた。 軽妙だが味わい深い作者の力量に感服した。 | ||||
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私が本著に出会ったのは18歳。 友人から勧められ何気に読み始めたところ、瞬く間に「らもワールド」へ引きづり込まれ、それからというもの彼の著を読み漁るようになったきっかけの一冊です。 初めて読んでから20年以上たち、電子版で改めて購入。 そこには、私にとって色褪せることのない中島らもの世界観が凝縮されていて、読み始めてすぐ20年前に感じたあの頃の衝撃が生々しく蘇り、圧倒されました。 私の人生に大きな影響を与えた一冊です。 | ||||
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NHKの「あの人に会いたい」で中島らもさんが出ていて それをみて興味を持ちアマゾンで数冊買った本のうちの1冊です。 評価が高いのだけみて買ったのですが、 ヘッセの「車輪の下」を、中島らもが書いたらこんな感じになった見たいな本で 内容は、思わず声を出して笑ってしまいそうなエッセイ集。 活字本でここまで笑ったのは初めてなぐらい面白い本でした。 ただ面白いだけかといえばシリアスな内容もあり 学生時代の自分を思い出して感慨にふけったりもしました。 らも氏は自分からは結構上の世代になる為、リアルタイムで見たことは無く殆ど知らないのですが ネット等の情報をみたりしてると「小説家」「戯曲家」「随筆家」「俳優」「コピーライター」 「広告プランナー」「ミュージシャン」と非常に多彩な才能を持っておられた方のようで、 広く浅くで内容が薄いかといえば他の小説などでは結構良い本を書かれていたり、 テレビ番組をいくつか見ても今でも通用するぐらい面白い方で驚きます。 「あの人に会いたい」で取り上げられる理由がなんとなくわかります。 余談ですが、NHKラジオの「すっぴん(木曜日)」に娘の中島さなえさんが出ています。 たまに聞いていますが、此方も面白いです。 | ||||
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中島らも氏は何度も自分の半生、過去の話を書いていますが、 この作品が一番好きです。 内容は高校生から大学卒業までの時期に絞って書かれています。 他の本では人を面白がらせるために、過剰な表現、トリッキーな 書き方をしていたりしますが、この本ではそのような表現がなく、 若い子によくある淡々とぼんやりとした不安、出来事がメインに書かれています。 大人になった人だと自分の過去と比較して 「私も青春時代は特に良いこともなかったし、不安がつきまとっていたなあ」 と思い返すと思います。 特に明るい内容では無いのですが、読んできて気分が暗くなるわけでもなく 文章が上手く読みやすいので、逆に気分が軽くなると思います。 | ||||
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是非とも読んでみてください。 死ぬのがなんだかバカバカしくなります。 | ||||
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アマゾンの新書で購入し2週間前に読み始めました。けっこう重たい用事が2件続いてあって、出かけてゆくのも辛かったのですが、そのときこの本を持参して、電車の中、病院の待合室で読んでいました。とても読みやすい文章で、中味も面白く、ひとつの作品の長さが文庫2ページ程度で、疲れないのです。 レビューの冒頭でノーゼンさんがお書きですが、素晴らしいの一言! 全く同感です。らもさんについては、この本を読むまで、2つの記事が目に留まっただけでした。ひとつはなにか破滅型の生き方を、どなたか芸人さんが、「らもさんヤバイ」と心配していたもの、そしてもうひとつは亡くなった時のものでした。 いまは、なぜこの本を読む気になれたか思い出せないのですが、間違いなく、人生の一冊です。 今日読み終えて、らもさんの他の文庫をまとめ買いしました。味読させてもらいます。 ああ、本当に若い頃にこの本と出逢えた人は、人生少し上向きになれたのではないでしょうか・・・ | ||||
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朝日新聞の「あかるい悩み」の文章で毎回笑わせてくれる人というのが、 私がもっている中島らものイメージであり、彼の活動期間に関西にいなかったし、 忙しくて,本も読めないような状態だったので、 どういう人なのか、あまりよくわからなかった。 彼が亡くなってから、追悼のテレビ番組を見て、こういう人なのか?と思いながら、 どこかで見たことある面影だし、どこかで聞いた声だな?と思って, よーく考えたら、私はこの人と、共通の友人を介して、 お互いに高校時代に2回ほどおしゃべりしていることに気がついた。 彼のシャイでありながら、人なつこくて,人をそらさない話術を思い浮かべて、 この本を読むと本当に感慨深く、なんと小学校の先輩であることも判明した。 そして、1960年代後半から1970年代の神戸の様子が見事に描かれていて、 懐かしくて、大笑いして一気に読んだ。 世代も大分違うのであるが、 遠藤周作の回想録やその話術の中にあるペーソスと共通点があって、 これって灘高劣等生の校風かな? それとも関西の優しい頭脳明晰なおぼっちゃまの系譜かな? と思ってしまった。 | ||||
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二十年くらい前に確か単行本で読んだ記憶があったのですが、先日、書店で、「なつかしいな」と文庫を手に取って、そこに「増補版」の文字を見つけ、あらかた内容も忘れてることだしと購入しました。読みながら少しずつ記憶がよみがえってきて、前半がやけに面白かったことなどを思い出したですが、今回読み返してみて、まぁ薬などはもちろんやってはいなかったものの、後半の大学生活の自堕落さやいい加減さに我が身を顧みるものがあり、以前読んだ時とはまた違った感慨に耽ったりしましたが、よく考えてみれば、それだけ自分も年を取ったのだなぁと気づかされたりもしました。もしまた二十年後に読み返す機会があれば、その時はどんな気持ちになるのだろうかと、これまた自らの老いに思い至らせられるようなことも考えたのでした。ところで、196ページだかに書いてあった「ブラインド・レモン・ジェファーソン」のエピソードは、おそらくスリーピー・ジョン・エステスの間違いですよね。 | ||||
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数多くある、中島らも作品を初めて読んだのは、この本だった。 20年ほど前に当時、つきあってた彼女から、面白いから読んでみたらと勧められて読んでみるとグイグイ、らもワールドに引きずりこまれていった。 抜群に最高に面白かった。 声を出して笑った(読書で声を出して笑うというのは私にとっては非常に稀である) その頃、私はまだ22だったが今まで読んだ、どの作家よりも関西出身のせいか親近感もあり、その後、出版されたものは、読破したが、もう二度と、こんな本に出逢う事もないと思う。 友人や後輩にも、だいぶ紹介した本だ。 みんなハマっていった。 しかし、しかしだ、らもさんは逝ってしまった。 もう新刊を待つ楽しみも、なくなってしまった。 私は、まだたくさんの病気と闘いながら生きてるというのに、らもさんも… 彼女も追いかけるようにして逝ってしまい、もうこの世にはいない。 さみしい… どう生きていけばいいのか、まだわからずにいる | ||||
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故・中島らもの自伝的エッセイ集。 ガットギター(いわゆるクラッシックギター)片手にたった二人というあまりにも無謀なスト ーンズのコピーバンドの結成譚から、内田裕也の追いかけ回されたり、超進学校である灘高生 でありながらしだいに勉学から離れていき、大阪芸大の上空を舞うトンビとテレパシーの交信 を計るまでの少年期、青年期の思い出が綴られる。らもさん独特の悲哀と自虐に満ちながらも それでも少しのユーモアを付け足すこと忘れない文章は、何度読んでも胸をくすぐる。 あとがきで著者が述べるとおり、本書は前半と後半で、若干トーンが変わってくる。というよ りも、後半にいくほど文章で語られる青年時代のらもさんと、それを叙述する側のらもさん自 体が疲弊していくといった方が正しいだろうか。 そこには、「規格外」である自分を受け入れてくれない世界(=自分以外)への苛立ちと諦め のようなものがあったのだろうか。まだ20代の僕がらもさんを読むようになったころには、す でに彼はセミリタイアのようなスタンスであったが、たまに映像で見る彼は、よく言えばとて も落ち着いた、悪く言えばどこか常に意識を夢半ばに置いてきたかのような、穏やかな口調で 話し、それにもかかわらず時にものごとの本質をズバッとつくような、仙人のような雰囲気が あった。まるで何かを達観したかのような。 本書を読むと、大麻の件で捕まった彼とは、また別の中島らもというのが見えてくる。らもさ んが大麻を使ったり酒に溺れていったのは、何も彼が破天荒だったからではない。事態は逆だ。 らもさんは「世界」に“誠実すぎる”人で、僕も含む彼にとっての「世界」こそが、不誠実だったの ではないか。そんな世界の中で、それでもなお誠実であろうとした彼が心と体をすり減らして いったのだと思うと、少しせつなくなる。 | ||||
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何度も読んでいる本。 初めて読んだ中高生くらいのときは、 彼の破天荒な高校生活にただただ笑った。 あの灘高でここまでやる人がいるとは……と感心し、 自分にはできないなとも思ったので、 うらやましさも半分あったのだろう。 らもさんもあとがきで書いているように、 後半(大学生以降)は「ひたすらに暗い」。 先日読み返してみたところ、 この暗い部分をかなりおもしろく、 興味深く感じるようになっている自分に気づいた。 それなりに人生経験を積んだということなのだろうか? 自分の息子がこうなったら困るだろうなと思いつつも、 高校生くらいになったら読ませてみたいかも。 やっぱり、純粋培養ではいけない気がするから。 | ||||
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著者の人となりを垣間見れるようなコミカルなエッセイ集。 同じ少年・青年期を過ごした同級生が羨ましくなるくらい破天荒な日々が詰まった自伝書。 | ||||
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古くは、漱石や太宰や中也。最近では村上春樹愛好者をハルキストと言うように。 ある種の人間にとって、著作を読む前と読んだ後とで、人生観が丸で変わってしまう位の 激烈な体験をさせてくれる作家が居る。僕にとっては、中島らも。 存在が劇薬、痺れっぱなしだ。この本には、如何にして彼が、 中島らも的な思考や生き方に辿り着いたかが書かれてある。 難関校として有名な灘校に優秀な成績で入学。したものの。 中学生でシュールレアリズムに傾倒、書道の時間テーマ無視した『自動筆記』 (内容の余りのアホらしさに爆笑)をやらかし、親呼び出され。 高校時代、授業サボって校舎裏で酒盛りしてる時に 三島由紀夫の死のニュース聴いて呆然としたり。 と、周りや世界から、堕ち零れていく様子が描かれていく。 特に印象的だったのが浪人時代の仲間の自殺に触れている所。 絞り出すように『生きて、アル中になって、醜く老いていって、 それでもまんざらでもない瞬間を額に入れてときどき眺めたりして、 そうやって生きていればよかったのに、と思う。』って文章に 刻む事の出来る姿勢の美しさ。キッパリと覚悟ある立ち方で書けるからこそ、中島らも。 圧倒的にリアルに響いて来るんだよなぁ。コミカルに、シニカルに世界を描く らもさんの視点の原点が詰まっています。是非一度読んでみて下さい!!。 | ||||
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中島らもは小説、随筆、コピー、劇団、音楽と本当に多才な人だったんですね。多才なだけでなく飲酒など自分の弱さも包み隠さず書いてくれてるので余計親しみを感じます。 新宿や渋谷では街が巨大すぎて10代の若者にはまったく歯が立たないけど、三宮だと徘徊しながら自分の居心地のいい場所を探せそうです。踏んだり踏まれたりするにはちょうどいいサイズなのかもわかりません。 金がないと書かれていますがそんなことはないと思います。ジャズ喫茶に映画、ウイスキーにギターと、カルチャーに浸った高校生活を送っているのは歯科医の息子だからできたのだろうと加古川で田んぼ道を往復するだけの高校時代を送ってしまった身としてはやっかみの一つも言いたくなります。 | ||||
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灘高出身の中島らもだが,神戸大学を受験しても白紙答案で落ち,浪人生となった。≪あまりに不安な日々だった≫ために,浪人時代のことはさっぱり覚えていないという。 ≪意識がこのころの不安感をかなり奥深くに封じ込めた証拠≫として,試験の夢を見てうなされるという。 ≪会社に行って働きながら,週に何回かは学校に通っているのだ。それが試験に落ちると,会社員でいることもできなくなってしまう,という状況なのである。 「卒業できない……卒業できない!」 あせりが頂点に達したところでいつも目が覚める。≫(200頁) 実は,私も全く同じ夢を見てうなされていた(最近は少なくなったが)。 「落ちこぼれ」とバンカラを気取っていても,こういう夢でうなされていたというのは,間違いなく小心者である。その小心者の中島らもがああやって人々に「楽しみ」を提供するサービスに徹してきたというのは……やっぱり酒に逃避しなければやっていけない,つらい状況だったのだろうかと,今更ながらに思った。 | ||||
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中島らもの初期ものはエッセイ、小説、TV全て好きなのですがこの著作にはマイナスがあります。灘出身をもっとも喧伝し利用したのは彼と村上ファンドの某氏だと思いますが、受験体制批判をする自分に矛盾を感じなかったのでしょうか?同じく、筒井康隆の演技を批判するなら、自己の作曲演奏技術(作詞は○としても)を自己批判したほうがいいと思うのは私だけでしょうか?この甘さは優しさとは別質のものと思います。晩年の没落振りをかっこいいと思う人からは共感して頂けない意見かもしれませんね。ただ、この作品は面白いと思います。 | ||||
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人生のどん底に落ちてたときに読んだ一冊なんですが、以来、手放せません。 この本をきっかけに、らもさんの本を買い漁るようになったほどです。 読んでいると、自殺した友人に宛てたお叱りの文章のようなものがありますが、これを読んで思わず泣きそうになりました。 それを読んで励まされて、今の自分がいて、僕は毎日をなんとか生きています。 言葉の力って凄いですね。 今では大事な大事な一冊。 この本に出合えたことはとても幸せなことだったと今でも思います。 ほんとに「もうダメ!限界!」という方に読んでいただきたい本です。 | ||||
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超受験校灘高での悪さの数々、音楽、お酒の話、浪人時代のあせり、大阪芸大での生活、最後に4回生の時に結婚し子供が出来て印刷屋への就職が決まったところで本は終わっている。ここで著者の青春時代も終わったのだ。著者はまるで堕落していく自分を楽しんでいるかのようだが、夢の中でうなされる記述がある。「卒業できない・・・卒業できない!」あせりが頂点に達したところでいつも目が覚めると。そしてかれこれ20年近くも前のことでうなされるというのは、何なのだろうと書く。心は踏みつけられていたのだ。 | ||||
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学生時代に読んだ作品。色々な人間の青春時代というのはどの人間も楽しく切ないものなので、青春ものは大好きなのだが、その中でも大好きな中島らもさんのものは更に最高。1話1話書き切りでどんどん読み進める。らもさんらしく怠惰な青春をジャズとドラックとフーテンで明け暮れており、面白話があちこちにちりばめられている。親友が自殺してしまった話は切な過ぎる。。。今頃天国でらもさんとその親友は再会して酒を飲み交わしているのだろうか。 | ||||
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主に神戸、大阪について書かれています。特に神戸市に住んでいる人にとっては知っている場所が多いので面白いと思います。もちろん知らなくても十分過ぎるくらい面白いです。ココロにスキマのある人は読んでください。ちょっとだけ埋まります。ほんわかとした世界が見れると思ったら大間違いです。らもさんはむちゃくちゃやってくれます。昔つるべさんとテレビに出ていた時にはじめてらもさんを見ました。こいつの職業は一体なんやと思ったのを覚えています。今ではスペシャルリスペクトしています。 | ||||
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