カラマーゾフの妹

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評判

カラマーゾフの妹の評価:

2.83/5点 レビュー 58件。 B ランク

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平均点2.83pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全116件 61〜80 4/6ページ
No.56
(3pt)

なかなか頁が進まない

カラマーゾフの兄弟はもう40年以上も前に読んだことがあったが、内容についてはほとんど覚えていなかった。

その昔、ドフトエスキーとかトルストイとかを図書館で借りてきて、読みあさった時期があったのだ。

ということで、本書は期待して読み始めたのだが、期待に反して、なかなか頁が進まない。

本来であれば、昔のドフトエスキーが思い起され、わくわく感があっても良さそうなものだが、

これではもう一度「カラマーゾフの兄弟」を読んでみようという気もおこらない。

何がどういけないのか、よく分からない。

着想はすごく良かっただけに残念だ。
カラマーゾフの妹 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: カラマーゾフの妹 (講談社文庫)より
4062778858
No.55
(3pt)

なかなか頁が進まない

カラマーゾフの兄弟はもう40年以上も前に読んだことがあったが、内容についてはほとんど覚えていなかった。

その昔、ドフトエスキーとかトルストイとかを図書館で借りてきて、読みあさった時期があったのだ。

ということで、本書は期待して読み始めたのだが、期待に反して、なかなか頁が進まない。

本来であれば、昔のドフトエスキーが思い起され、わくわく感があっても良さそうなものだが、

これではもう一度「カラマーゾフの兄弟」を読んでみようという気もおこらない。

何がどういけないのか、よく分からない。

着想はすごく良かっただけに残念だ。
カラマーゾフの妹 Amazon書評・レビュー: カラマーゾフの妹より
4062178508
No.54
(2pt)

もう少し何とかなったのでは・・・

うん、どう考えても評価は高くないな、というのが正直なところだ。
あの「カラマーゾフの兄弟」の続編、という体裁の作品であり、もちろんかなり高いハードルに挑戦したという意欲は評価する。
しかし、やはり乱歩賞選者の一人が述べているように、オリジナリティが低いと見られてもしょうがないところではある。
しかも、もっと強烈な謎とロジックが展開されるのかと思ったら、やはり本作も昨今の乱歩賞の枠に収まってしまっている。
すなわち、ミステリ+アルファのアルファ部分が、どうしても読後に記憶に残ってしまう。
それが、どうしても本作をミステリとしては低く評価してしまう要因の一つでもあるのだ。
もちろん、本作のようなチャレンジ精神あふれるミステリは大歓迎である
しかしそれも、ミステリとしての強力な謎とロジックを伴っている、ということが大前提である。
本作の最大の謎が「カラマーゾフの兄弟」の謎解き、というのでは、やはりちょっとと思ってしまう。
さらに新たな強力な謎が提示され、それに関する堅いロジックが備わっていたらよかったのだが。
ベストテン誌での評価が良かっただけに、非常に期待して読んだ分、失望感も大きかった、というのが正直な感想である。
カラマーゾフの妹 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: カラマーゾフの妹 (講談社文庫)より
4062778858
No.53
(2pt)

もう少し何とかなったのでは・・・

うん、どう考えても評価は高くないな、というのが正直なところだ。
あの「カラマーゾフの兄弟」の続編、という体裁の作品であり、もちろんかなり高いハードルに挑戦したという意欲は評価する。
しかし、やはり乱歩賞選者の一人が述べているように、オリジナリティが低いと見られてもしょうがないところではある。
しかも、もっと強烈な謎とロジックが展開されるのかと思ったら、やはり本作も昨今の乱歩賞の枠に収まってしまっている。
すなわち、ミステリ+アルファのアルファ部分が、どうしても読後に記憶に残ってしまう。
それが、どうしても本作をミステリとしては低く評価してしまう要因の一つでもあるのだ。
もちろん、本作のようなチャレンジ精神あふれるミステリは大歓迎である
しかしそれも、ミステリとしての強力な謎とロジックを伴っている、ということが大前提である。
本作の最大の謎が「カラマーゾフの兄弟」の謎解き、というのでは、やはりちょっとと思ってしまう。
さらに新たな強力な謎が提示され、それに関する堅いロジックが備わっていたらよかったのだが。
ベストテン誌での評価が良かっただけに、非常に期待して読んだ分、失望感も大きかった、というのが正直な感想である。
カラマーゾフの妹 Amazon書評・レビュー: カラマーゾフの妹より
4062178508
No.52
(4pt)

高野さん流のカラマーゾフ

私は、読む前から「ドストエフスキーが書いたものではない。パロディーだ。」と意気込みを入れてから読み始めたので、楽しく読めました。(もちろん、納得いかない部分もあります。たとえば、アリョーシャがああいう感じに至った経緯が不十分だなと感じました。)

この物語をドストエフスキーが書いたというのなら、間違いなく☆は4つもあげられないでしょう。多くの方が言われているとおり、ドストエフスキーの複眼的な視点・多重的な思想が盛り込まれていないからです。

しかし、これはあくまで高野さんの作品であり、江戸川乱歩賞審査員も本書の最後のページで述べているように、高野さん流カラマーゾフを評価したものです。そう割り切って読むと、かなり面白く読めるのではないでしょうか。ミステリー小説色が強いです。ビリーミリガンとなんとかにんのなんとか、っていう(すいません、本の名前忘れましたが、多重人格のお話のあれです)本がお好きな方にはおすすめです。
カラマーゾフの妹 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: カラマーゾフの妹 (講談社文庫)より
4062778858
No.51
(4pt)

高野さん流のカラマーゾフ

私は、読む前から「ドストエフスキーが書いたものではない。パロディーだ。」と意気込みを入れてから読み始めたので、楽しく読めました。(もちろん、納得いかない部分もあります。たとえば、アリョーシャがああいう感じに至った経緯が不十分だなと感じました。)

この物語をドストエフスキーが書いたというのなら、間違いなく☆は4つもあげられないでしょう。多くの方が言われているとおり、ドストエフスキーの複眼的な視点・多重的な思想が盛り込まれていないからです。

しかし、これはあくまで高野さんの作品であり、江戸川乱歩賞審査員も本書の最後のページで述べているように、高野さん流カラマーゾフを評価したものです。そう割り切って読むと、かなり面白く読めるのではないでしょうか。ミステリー小説色が強いです。ビリーミリガンとなんとかにんのなんとか、っていう(すいません、本の名前忘れましたが、多重人格のお話のあれです)本がお好きな方にはおすすめです。
カラマーゾフの妹 Amazon書評・レビュー: カラマーゾフの妹より
4062178508
No.50
(2pt)

厳しい・・・

とにかく読みづらいですね。
久々に1ページめくるのに、これだけの労力を要する作品に出合いました。
それが内容のつまらなさによるものか、翻訳調の文体によるものかは自分自身も定かでは
ありません。ただ、どうも近年思うのは、「このミス」での評価と、一般読者のそれが乖離して
いるのが目立つ点です。
私も乱歩賞受賞作が「このミス」にランクインするのは稀少なので、大きな期待を持って購入
しましたが、待っていたのは大いなる苦痛だけでした。
内容はともかく、とにかくとにかく読むのが苦しかったです。
しかしこの作者を本当に評価するのは、全くのオリジナル作品を読んでからにしようと思っ
ています。
カラマーゾフの妹 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: カラマーゾフの妹 (講談社文庫)より
4062778858
No.49
(2pt)

厳しい・・・

とにかく読みづらいですね。
久々に1ページめくるのに、これだけの労力を要する作品に出合いました。
それが内容のつまらなさによるものか、翻訳調の文体によるものかは自分自身も定かでは
ありません。ただ、どうも近年思うのは、「このミス」での評価と、一般読者のそれが乖離して
いるのが目立つ点です。
私も乱歩賞受賞作が「このミス」にランクインするのは稀少なので、大きな期待を持って購入
しましたが、待っていたのは大いなる苦痛だけでした。
内容はともかく、とにかくとにかく読むのが苦しかったです。
しかしこの作者を本当に評価するのは、全くのオリジナル作品を読んでからにしようと思っ
ています。
カラマーゾフの妹 Amazon書評・レビュー: カラマーゾフの妹より
4062178508
No.48
(1pt)

ミステリとしては全く面白くない作品です

ウン十年来のミステリファンで、乱歩賞受賞作は毎年読んでいます。
一方ロシア文学は、こども向きのリライト版で小学生の頃読んだだけで、恥ずかしながら本書の原典も読んでいません。
本書の著者はプロのSF・ファンタジー作家のようですが、その作品も読んだことがありません。
このような立場で、同じ様なミステリファンのためにレビューします。

結論。全く面白くありません。
大胆な「つかみ」やサスペンスも意外性もない。
主人公を始め登場人物に魅力がなく、言動が生き生きとしていない。
無用な説明的文章が多過ぎ、スピード感が極めて乏しい。
読み進めるのが苦痛な程の重苦しい文章は、受け取り方によっては重厚ということかもしれませんし、
原典の厚み・重みや時代背景を反映しているのかもしれません。
それが作者の狙いの一つかもしれないとも考えられます。
しかし、原典を読まれている方々のレビューを拝見しても批判的なものが多く、
成功しているとは思えません。

「カラマーゾフの兄弟」の続編という着想を形にするのは、プロの作家の試みとしてあってもよいでしょうし、
相当の努力も必要だったと思いますが、そもそも江戸川乱歩賞に応募すべきだったのでしょうか。
本作の受賞に「最後まで反対を表明した」という今野敏選考委員に賛成です。
乱歩賞作家となった以上、著者には今後もミステリを書いて頂く必要がありますが、
今回のような手が二度と使えないという前提で、果たしてどのような作品を上梓されるのでしょうか。

昨年の受賞作2作も、なぜ受賞したのか首を傾げざるを得ない作品でした。
最近の乱歩賞の選考には疑問を感じざるを得ません。
カラマーゾフの妹 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: カラマーゾフの妹 (講談社文庫)より
4062778858
No.47
(1pt)

ミステリとしては全く面白くない作品です

ウン十年来のミステリファンで、乱歩賞受賞作は毎年読んでいます。
一方ロシア文学は、こども向きのリライト版で小学生の頃読んだだけで、恥ずかしながら本書の原典も読んでいません。
本書の著者はプロのSF・ファンタジー作家のようですが、その作品も読んだことがありません。
このような立場で、同じ様なミステリファンのためにレビューします。

結論。全く面白くありません。
大胆な「つかみ」やサスペンスも意外性もない。
主人公を始め登場人物に魅力がなく、言動が生き生きとしていない。
無用な説明的文章が多過ぎ、スピード感が極めて乏しい。
読み進めるのが苦痛な程の重苦しい文章は、受け取り方によっては重厚ということかもしれませんし、
原典の厚み・重みや時代背景を反映しているのかもしれません。
それが作者の狙いの一つかもしれないとも考えられます。
しかし、原典を読まれている方々のレビューを拝見しても批判的なものが多く、
成功しているとは思えません。

「カラマーゾフの兄弟」の続編という着想を形にするのは、プロの作家の試みとしてあってもよいでしょうし、
相当の努力も必要だったと思いますが、そもそも江戸川乱歩賞に応募すべきだったのでしょうか。
本作の受賞に「最後まで反対を表明した」という今野敏選考委員に賛成です。
乱歩賞作家となった以上、著者には今後もミステリを書いて頂く必要がありますが、
今回のような手が二度と使えないという前提で、果たしてどのような作品を上梓されるのでしょうか。

昨年の受賞作2作も、なぜ受賞したのか首を傾げざるを得ない作品でした。
最近の乱歩賞の選考には疑問を感じざるを得ません。
カラマーゾフの妹 Amazon書評・レビュー: カラマーゾフの妹より
4062178508
No.46
(1pt)

つまらなくて退屈。

最初の10Pでよむのをあきらめた。

たいくつでたいくつでおもしろくもなんともないのだもの。
カラマーゾフの妹 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: カラマーゾフの妹 (講談社文庫)より
4062778858
No.45
(1pt)

つまらなくて退屈。

最初の10Pでよむのをあきらめた。

たいくつでたいくつでおもしろくもなんともないのだもの。
カラマーゾフの妹 Amazon書評・レビュー: カラマーゾフの妹より
4062178508
No.44
(1pt)

作者自身のアイデアを欠いた取り柄が皆無の作品

「カラマーゾフの妹」という題名は何かの比喩かと思ったら、作者が本当にミステリ仕立ての続編(イワンによる事件から13年後の調査)を意図したという事を知りまず唖然とした。冒頭から期待感ゼロである。「カラマーゾフの兄弟」が「アリョーシャ=新しいキリスト」とする超大河小説の第一部として執筆された事は周知の通りだが、その続編を意図するとは"身の程知らず"もいい所である。

イワンが多重人格という設定は、ドストエフスキー自身の「二重人格」の九等文官ゴリャートキンの引き写し。アリョーシャを中心とした(元)少年使徒達が皇帝暗殺を企てるという設定も原作の引き写し。この革命集団のリーダーがロケットを開発したり、計算機を開発したりするのはSFめいているし、この計算機用のプログラムを書く天才少女の名前がエイダというのはAda(=世界初の女性プログラマ=DoD制定のプログラミング言語)の引き写し。作者自身のアイデアは一体何処にあるのだろうか ? また、本作で採り上げられる"進化論"の件を読むと、作者が進化論を理解していない事も良く分かる。ミステリ的趣向がお粗末なのは言うまでもない。

何より、原作(者)に対する敬慕の念が全く伝わって来ない点が致命的で、原作ではあれ程深みのあった登場人物達が単なる記号と化している。取り柄が皆無の作品で、単なる時間潰しにしかならなかった。
カラマーゾフの妹 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: カラマーゾフの妹 (講談社文庫)より
4062778858
No.43
(1pt)

作者自身のアイデアを欠いた取り柄が皆無の作品

「カラマーゾフの妹」という題名は何かの比喩かと思ったら、作者が本当にミステリ仕立ての続編(イワンによる事件から13年後の調査)を意図したという事を知りまず唖然とした。冒頭から期待感ゼロである。「カラマーゾフの兄弟」が「アリョーシャ=新しいキリスト」とする超大河小説の第一部として執筆された事は周知の通りだが、その続編を意図するとは"身の程知らず"もいい所である。

イワンが多重人格という設定は、ドストエフスキー自身の「二重人格」の九等文官ゴリャートキンの引き写し。アリョーシャを中心とした(元)少年使徒達が皇帝暗殺を企てるという設定も原作の引き写し。この革命集団のリーダーがロケットを開発したり、計算機を開発したりするのはSFめいているし、この計算機用のプログラムを書く天才少女の名前がエイダというのはAda(=世界初の女性プログラマ=DoD制定のプログラミング言語)の引き写し。作者自身のアイデアは一体何処にあるのだろうか ? また、本作で採り上げられる"進化論"の件を読むと、作者が進化論を理解していない事も良く分かる。ミステリ的趣向がお粗末なのは言うまでもない。

何より、原作(者)に対する敬慕の念が全く伝わって来ない点が致命的で、原作ではあれ程深みのあった登場人物達が単なる記号と化している。取り柄が皆無の作品で、単なる時間潰しにしかならなかった。
カラマーゾフの妹 Amazon書評・レビュー: カラマーゾフの妹より
4062178508
No.42
(3pt)

「このミステリーが読みたい2013年」の国内部門第三位で、世界文学の金字塔の舞台を借りた意欲作

これは世界文学の金字塔と言われる「カラマゾフの兄弟」の設定を借りたエンターテインメントである。 ドストエフスキーが当初予定していたが急逝したため書かれなかった2作目を意図したものではない。 つまり「カラマゾフの兄弟」の登場人物、キャラクター、背景、ストーリーを借りているが、フョードル殺害後の13年後から別な物語が始まると理解した。 別な物語なので「カラマゾフの兄弟」本編で繰り広げられる饒舌な登場人物による独特の世界観や哲学的対話の継承、展開は期待すべきではない。 フョードル撲殺の犯人として逮捕された長男が流刑先のシベリアで死亡して、警察官となったイワンが再調査を行うところから話はスタートする。
サブストーリーの道具立てに無理があったり(多重人格、テロリスト、コンピューターなど)、一連の事件の真犯人を取り巻く状況などストーリーに無理が感じられる部分は多々あるが、完成度としてはSFチックなミステリーの佳作レベルといった感じではないか? 「カラマゾフの兄弟」をベースとした意欲的な取り組みとして個人的には評価したいと思う。
カラマーゾフの妹 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: カラマーゾフの妹 (講談社文庫)より
4062778858
No.41
(3pt)

「このミステリーが読みたい2013年」の国内部門第三位で、世界文学の金字塔の舞台を借りた意

これは世界文学の金字塔と言われる「カラマゾフの兄弟」の設定を借りたエンターテインメントである。 ドストエフスキーが当初予定していたが急逝したため書かれなかった2作目を意図したものではない。 つまり「カラマゾフの兄弟」の登場人物、キャラクター、背景、ストーリーを借りているが、フョードル殺害後の13年後から別な物語が始まると理解した。 別な物語なので「カラマゾフの兄弟」本編で繰り広げられる饒舌な登場人物による独特の世界観や哲学的対話の継承、展開は期待すべきではない。 フョードル撲殺の犯人として逮捕された長男が流刑先のシベリアで死亡して、警察官となったイワンが再調査を行うところから話はスタートする。
サブストーリーの道具立てに無理があったり(多重人格、テロリスト、コンピューターなど)、一連の事件の真犯人を取り巻く状況などストーリーに無理が感じられる部分は多々あるが、完成度としてはSFチックなミステリーの佳作レベルといった感じではないか? 「カラマゾフの兄弟」をベースとした意欲的な取り組みとして個人的には評価したいと思う。
カラマーゾフの妹 Amazon書評・レビュー: カラマーゾフの妹より
4062178508
No.40
(3pt)

このミステリーが読みたいの国内部門第三位で、世界文学の金字塔の舞台を借りた意欲作

これは世界文学の金字塔と言われる「カラマゾフの兄弟」の設定を借りたエンターテインメントである。 ドストエフスキーが当初予定していたが急逝したため書かれなかった2作目を意図したものではない。 つまり「カラマゾフの兄弟」の登場人物、キャラクター、背景、ストーリーを借りているが、フョードル殺害後の13年後から別な物語が始まると理解した。 別な物語なので「カラマゾフの兄弟」本編で繰り広げられる饒舌な登場人物による独特の世界観や哲学的対話の継承、展開は期待すべきではない。 フョードル撲殺の犯人として逮捕された長男が流刑先のシベリアで死亡して、警察官となったイワンが再調査を行うところから話はスタートする。
サブストーリーの道具立てに無理があったり(多重人格、テロリスト、コンピューターなど)、一連の事件の真犯人を取り巻く状況などストーリーに無理が感じられる部分は多々あるが、完成度としてはSFチックなミステリーの佳作レベルといった感じではないか? 「カラマゾフの兄弟」をベースとした意欲的な取り組みとして個人的には評価したいと思う。
カラマーゾフの妹 Amazon書評・レビュー: カラマーゾフの妹より
4062178508
No.39
(3pt)

世界文学の金字塔の舞台を借りた意欲作

これは世界文学の金字塔と言われる「カラマゾフの兄弟」の設定を借りたエンターテインメントである。 ドストエフスキーが当初予定していたが急逝したため書かれなかった2作目を意図したものではない。 つまり「カラマゾフの兄弟」の登場人物、キャラクター、背景、ストーリーを借りているが、フョードル殺害後の13年後から別な物語が始まると理解した。 「カラマゾフの兄弟」本編で繰り広げられる饒舌な登場人物による独特の世界観や哲学的対話の継承、展開は期待すべきではないと思った。 
サブストーリーの道具立てに無理があったり、一連の事件の真犯人を取り巻く状況などストーリーに無理が感じられる部分は多々あるが、完成度としてはミステリーの佳作レベルといった感じではないか? 「カラマゾフの兄弟」をベースとした意欲的な取り組みとして個人的には評価したいと思う。
カラマーゾフの妹 Amazon書評・レビュー: カラマーゾフの妹より
4062178508
No.38
(3pt)

ちょっとしんどい

ほかの方も書いているけど、着想は面白い。
前半部分は、まあまあ。ただ中盤以降にガックリ。文体が原因だろうが、全体に軽い。

フランスの文学理論家ピエール・バイヤールが『アクロイド殺し』や『バスカヴィル家の犬』の再読に挑んでおり、それなりに面白かったので、本作も、純粋なミステリーではないにしてもミステリー的な要素を持った『カラマーゾフの兄弟』の読み直しとしても期待したが、その面でも、イマイチ。

SF的要素もあるが、それも中途半端。せっかくツィオルコフスキーを登場させるなら、もう少し工夫があってもいい気がする。

とにかく盛り込みすぎ。続編か、読みなおしか、徹底した娯楽小説か、そのうちの一つだけに絞っていたら、もう少し良かったような気がする。
カラマーゾフの妹 Amazon書評・レビュー: カラマーゾフの妹より
4062178508
No.37
(2pt)

推理小説として読むべき

丁度この前の春にドストエフスキーのカラマーゾフを読んで
なんていいタイミングなんだと思って購入しました。

推理小説として読むのであれば、
真犯人の意外性はよかったのかもしれませんが
原作小説のファンという視点から見ると
なんでもかんでも辻褄が合えばいいっていうものでもないですよね。
特に妹の設定は違和感がありすぎて困りました。

原作でアリョーシャや、イワンいった原作で
私に衝撃をもたらした彼らは、この作品には登場しませんでした。
もちろん偉大すぎるロシアの作家と同じ感動が得られるはずもないのですが
せめてもっと期待した以上に娯楽的消費小説だと
明記して販売して欲しかったです。
カラマーゾフの妹 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: カラマーゾフの妹 (講談社文庫)より
4062778858