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壺の町



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【この小説が収録されている参考書籍】
壺の町
壺の町 (光文社文庫)

壺の町の評価: 3.60/5点 レビュー 10件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.60pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全3件 1~3 1/1ページ
No.3:
(2pt)

間延びが凄い

・だらだらと長い
・割に驚く展開も惹かれる展開もない
・最初から犯人分かっているのは好みではないな
壺の町 (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:壺の町 (光文社文庫)より
4334769241
No.2:
(2pt)

何がどうしてどうなった

登場人物が多いのは、この作家の特徴のようだ。
この作品でも、若い医師も、売れない小説家も、刑事も、年配の医師も、ホームレスの男も、淡い違いしかない。
もしかしたら、性別の違うナースでさえも。
小説家と医師の言葉使いの違いは、職業的な影響がありもっと大きいと思う。
そんな事情があり、会話になると、読み手の高い集中力が求められる。

人の死が当然と受け入れられる町で、人の死を受け入れずにいられる人がいることをどう理解すれば良いのか分からなかった。
後者は常識の範囲で理解するにしても、前者をこの町の特殊性に求めてしまっては、なんでもありの町になる。
震災の被害を受けたことに解を求めると、人知の及ばぬ災害というワイルドカードになる。いや、地震の前の出来事もあるし。
難しそうな話を好む人に最適で、わかりやすさを好む向きには不適ということになる。
壺の町 (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:壺の町 (光文社文庫)より
4334769241
No.1:
(2pt)

小説家崩れの自己陶酔が気持ち悪い

終盤の様子をはじめ,語り部の男が事件の黒幕に対し蕩々と語りかける姿が気持ち悪く,
比喩や愛を引き合いに出すそれは,語られる事件や背景などと大きな乖離を生んでいます.
それはまさに『小説家崩れ』の自己陶酔で,浸りきっての幕引きには不快感すら覚えるほど.

その語り部が抱き,使い出す,タイトルにもなっている『壺の町』という言葉にしても,
言いたいことはわかるのですが,これもただの言葉遊び,自己満足のように感じられます.

また,容疑者の立場だったはずが,いつの間にか語り部兼探偵役となり推理を行ったり,
刑事も当たり前のように情報を交換するやり取りは,確かに物語ではよく見る光景ですが,
猟奇的な事件,さらに阪神淡路大震災までをも持ち出し,語る中では嘘っぽさが拭えません.

このほか,該当地域への配慮なのか,地名が実名と架空で混在しているのには違和感があり,
架空とはいえ,モデルが明らかに地域に対し,誤解を与えそうな描写があるのも気になります.

震災をきっかけにした人や町の変化,そこに生まれた復讐や愛憎は悪くなかったのですが,
語り部の繰り広げるおかしな美化が,最後まで作品の中に入り込むのを妨げていた印象です.
壺の町 (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:壺の町 (光文社文庫)より
4334769241

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