■スポンサードリンク


疾走



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
【この小説が収録されている参考書籍】
疾走
疾走 上 (角川文庫)
疾走 下 (角川文庫)

疾走の評価: 4.14/5点 レビュー 273件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.14pt


■スポンサードリンク


Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全29件 21~29 2/2ページ
<<12
No.9:
(2pt)

消化不良のラスト

周りの評価を聞くと若い世代にも感動を与え、支持されているようだ。率直に言って自分の子供には薦められない。主題を表現するために作中でこれほどまでに中学生のシュウジをいたぶる必要があるのだろうか?下巻ではラストに向かうにしたがい残虐で俗悪になって行き用意されいた救いに消化不良をおこした。シュウジを再生させて欲しかった.....。
疾走 下 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:疾走 下 (角川文庫)より
4043646038
No.8:
(2pt)

衝撃作ではあるが、認めたくない自分もいる

半日で一気に読み終えました。ぐいぐいと読ませる、力のある文章ですね。衝撃作という言葉がまさにピッタリくる。

読後感は微妙です。すごい小説だと思う一方で、こういう内容を認めたくない自分がいる。自分の人生の中で直面した苦い経験とダブる部分があって、やや暴力的でパンチの利いた文章が痛い。筆者は文中で、小説の主人公(シュウジ)を「おまえ」と表現し、読者=シュウジという図式を執拗に強要してきます。これも、とても気分が悪い。

作者の重松氏は、ルポルタージュも多く手がけている作家ですが、「大衆に買われ、そして読み棄てられる文章の面白さ」を追求し続けている作家でもあると読んだことがあります。神父の弟の事件は世田谷区一家殺害事件をヒントにしたものでしょう。作者の意図は分かりませんが、ワイドショー的な奥行き感の乏しさを感じる面もありました。ところどころ引用される聖書の文言も「白々しく」感じる。もしかしたら、私のほうが読み解けていないのかもしれませんが。

ただ、とてもリアルな小説であるのは確かです。多くの小説は結末がハッピーエンドですが、現実はそんな風にうまくいかないことが多い。シュウジの両親や兄貴のように、崩れてしまうときには心は本当にもろいものです。

孤高の存在になろうと思って走り続けたシュウジの自我は、前半の最後でもろくも崩れ去ってしまいます。そして物語は、過激な描写が相次ぐ後半へと続いていきますが、後半は物語を結末に導くためのものであり、作品が問いかけるテーマは前半で完結しているように私は感じました。
疾走 上 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:疾走 上 (角川文庫)より
404364602X
No.7:
(2pt)

設定にムリありすぎ

ザンネンなことに駄作と書かせていただきます。

シュウジが中学生という設定にまずムリがありすぎです。

小説そのものでなく、これを書いた著者の焦りのようなものを感じました。

現代の少年犯罪などの社会事情に焦ってはいるものの、それに対して小説家として向き合っていない、

ただ時代の流れに流されているような・・・ 

執拗な暴力や性描写を垂れ流している。

その描写に意味が見出せない。そして伝わってこない・・・

とても不快感がありました。
疾走 上 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:疾走 上 (角川文庫)より
404364602X
No.6:
(1pt)

イメージしていたものと全く違っていました

重松清は『流星ワゴン』を読んで、関心を持った作家で、この作品も、人間の暖かい部分を書いているのかと思いきや、これでもかと思うほど悲惨な少年のお話で、少年を囲む登場人物の多くが弱いがゆえに、身勝手で、醜い存在となってしまっている人々として執拗に描かれていて、少々読んでいてうんざり。何度か途中で読むのをやめようかと思った。また長々とした性描写もこの作家の特徴なのかも知れないが、主題を描くのに、ここまでの描写が必要なのかと思う。

泣ける作家として、最近よく話題に上っているが、この本は、感動とかハートウォームな物を求めて読もうとしている方にはお勧めしない。
疾走 上 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:疾走 上 (角川文庫)より
404364602X
No.5:
(2pt)

ただただ悲しい

悲しさの中に美しさを感じる小説は沢山ありけど、これは例外。

ただむなしくて悲しい気持ちのまま、読者の心もおちこませてしまう。

特にこの下巻は、苦しくて辛い気持ちのまま、感動も残さずに

終わってしまう。読み終えて、ため息が出ました。
疾走 下 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:疾走 下 (角川文庫)より
4043646038
No.4:
(1pt)

重松清が懺悔したかったのか

492頁上下段の長編
弟に罪を背負わせた牧師が見た1人の少年の人生
街が変わる時、家族が崩壊していったシュウジが主人公
バラバラになってしまう中で、聖書の言葉が所々出てくる
生まれてきた人生で、幸福を得る事が出来なかった15才の疾走
主人公の住む街はかなり古い時代に感じる
救えなかった牧師の苦悩=重松清の苦悩と感じるほど、著者が己を癒す為に書いたとしか思えない作品
疾走Amazon書評・レビュー:疾走より
4048734857
No.3:
(2pt)

むいてない

重松清は大好きな作家の一人ですが、今回の作品はここまでの作風とはうってかわって大変重いものでした。それだけに新境地かと期待して読んだのですが、結果は期待はずれでした。今回はなんだか馳星周の作品を読んでいるような感覚なのですが、慣れていないためか、暴力やセックスの描写も生々しいだけでうまくはなく、読んでいて不快な気分になるだけでした。なおかつこの本から何が言いたかったのかも理解できず、ただただシュウジとエリの不幸体験を延々見せられただけという感想です。
疾走Amazon書評・レビュー:疾走より
4048734857
No.2:
(1pt)

つまらない!

読み終えてだまされたと思った。
著者は本当の孤独を知らないのじゃないか?、自分の孤独と向き合ったことがないのじゃないか?
後半のストーリー展開の安っぽさ、こんなに安易にまとめてもらっては困る。
シュウジは生きなくてはいけない、孤独のなかで生きなくてはならない。
救いも絶望もない、つまらない小説だった。
疾走Amazon書評・レビュー:疾走より
4048734857
No.1:
(2pt)

疲れた...

ビタミンFの印象が強すぎて チョット期待が裏切られた感じです。
読んでいて かなり重くて辛くて 何度もページを閉じ、又開いては閉じの繰り返しでした。わずか15歳のシュウジの人生が悲し過ぎます。
疾走Amazon書評・レビュー:疾走より
4048734857

スポンサードリンク

  



<<12
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!