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SOSの猿



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【この小説が収録されている参考書籍】
SOSの猿
SOSの猿 (中公文庫)

SOSの猿の評価: 3.10/5点 レビュー 111件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.10pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全111件 81~100 5/6ページ
No.31:
(5pt)

村上春樹に並ぶ作家

初めて読んだ伊坂作品はアヒルと鴨のコインロッカー
あれから数年
これほど個性と面白さをバランスよく取り入れている作家はいないかもしれない

西遊記をモチーフにしながら話を進めていく「SOSの猿」
伊坂作品を読んだことがある人なら分かると思うけど
文章のひとつひとつに意味があり
何気ない描写が後で重要な要素になり
それが分かった時の感動・・・ただ読むだけではないのが伊坂幸太郎である
もしこの作品を読んで面白いと感じたらぜひとも他もお試しあれ
必ずはまります!!!
SOSの猿Amazon書評・レビュー:SOSの猿より
4120040801
No.30:
(4pt)

現代の西遊記は誰かを救う物語

洒脱。
伊坂氏を形容するにこの言葉ほどしっくりくるものはないと思います。
毎回、全く異なる趣向で読者を楽しませてやまない氏は、稀代のストーリーテラーといえるでしょう。日本文学の未来を背負う逸材だと思います。

本作はどういうジャンルになるでしょうか。
荒唐無稽なお話しの中にいくもの人生における有用な示唆が込められています。そう、これが文学ではないでしょうか。寓話にせよお伽噺にせよ、本来物語は大いなる示唆を平易な文章で伝えやすくしたものでした。その原型が本作にはあります。まさしく、現代の西遊記です。

伊坂氏の中でも、本作は特に平易な文体です。独特のシューリアリズムは影を潜め、わかりやすい言葉だけで紡がれています。こうした作風もいけるのですね。

物語を考えることは救いになるんですよ

まさに著者の思いがここに集結していると私は思います。誰かを救うための物語。これって、ちょっと良いとは思いませんか?
SOSの猿Amazon書評・レビュー:SOSの猿より
4120040801
No.29:
(2pt)

初めての伊坂幸太郎

巷では、ゴールデンスランバー等映画化が多い作者なので
面白いんだろうと思っていた
前々から本屋で見かけてもいたのだが、なかなか手が伸びなかった
帯の「この物語が、誰かを救う」という文句に購入
私の話と猿の話との2部構成で進んでいくが、それが一つに繋がっていくのだが
現実なのか?そうでないのか?
最後までわからなかった

果たして孫悟空は、見えていたのか?
実在していたのか?
SOSの猿Amazon書評・レビュー:SOSの猿より
4120040801
No.28:
(3pt)

新聞の挿絵で見たかった

読売新聞に2008〜2009年に連載された作品に加筆などを施して出版された。
伊坂は以前、完成版と連載時の文章そのままとイラストとを収録した本の二種類を出したこともあったので、今回もその二種類を出して欲しかった。
漫画版も出るそうだけど、不思議な味わいのするあの挿絵全部と連載時のままの文章の本を出して欲しい。あの頃の新聞のほとんどを紛失してしまったので。
SOSの猿Amazon書評・レビュー:SOSの猿より
4120040801
No.27:
(2pt)

ちょっと苦手…

何より「因果関係を追及しまくる超論理的思考人間」五十嵐真が、どうしても好きになれませんでした(といっても「反省しているように見えて同じ失敗を繰り返す人間」田中徹のような人間も好きではありませんが)。この五十嵐が最後、なぜ突然ああなったのか、どうも納得できませんでした。

また、話の途中で突然、「幻覚」じみたモノが見えるような話の流れは嫌いとは言いませんが、あまりに唐突過ぎて読んでいて頭が混乱しました。
特にラスト数ページは、読み進めるのが非常に苦心しました。
SOSの猿Amazon書評・レビュー:SOSの猿より
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No.26:
(4pt)

自分の心

生意気かもなぁ
文章ぐだぐだかもなぁ
すいません…
すいません…
伊坂幸太郎さんは好きです。かなり。
が、今までの作品とはやはりどこか違う。 いや、明らかに違うのだが私は嫌ではない。
気付いたことは、自分の心と何か繋がりが見えたところかもしれない。
今までの伊坂さんの作品は 現実的な中に非現実があり、まるで全てが現実かのような錯覚?みたいなとこ
それから、センスある会話・魅力的な登場人物・読書が止められない流れるストーリー
などなど
勝手に書いてますが… めちゃくちゃ引き込まれてきました。
ただどこか自分とは遠くの人物のお話だったのかなぁって今は思います。だって格好良すぎる!!全員が。
でも今回の作品は(いやむしろ「モダン〜」辺りからかも)登場人物と心のどっかが繋がってるような気がする。
寒い日の朝、きっと酔っ払って倒れてるんだろうなぁと思いつつそのおっさんに声すら掛けられない自分が嫌である私に。
非現実的なはずなのに、どっか引っ掛かる。
それってなんか私にとってはすごく面白い本だなぁとか思いました。
SOSの猿Amazon書評・レビュー:SOSの猿より
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No.25:
(4pt)

サッと読める小説

さっと読める小説でした。
今の社会の中で、現実的でありそうになりながら、
フィクションとして物語る物。
娯楽という形式の想像の創造として、
いい動きをしている作家さんであり、作品であると感じた。
西遊記の色をもっと濃くしても面白かったかもしれない。
SOSの猿Amazon書評・レビュー:SOSの猿より
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No.24:
(5pt)

星の音楽

酷評する方が多いみたいですが…、私は良かったと思います。

最近の私自身のモヤモヤに対する答えが書いてあるような作品でした。心にじんわり沁みる感じです。
初期作品のような読み終わった後のスッキリ感は確かにありませんが、伊坂さんらしさはあります。

小説を漫画にしたり映画にしたりは大嫌いですが、、、五十嵐大介さんの漫画(カボチャの冒険)を一冊持ってたり…表紙に猫がいたり…やっぱり繋がってるなぁ〜と勝手に感動してました。コミックも読んでみようかな(笑)。
SOSの猿Amazon書評・レビュー:SOSの猿より
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No.23:
(4pt)

好きです。

初期の作風が好きな伊坂ファンの方にしてみれば、物足りなさは否めないかと思いますが。 伊坂作品で『チルドレン』が1、2を争うくらいに好きな私にとっては、大好きな作品になりました。 一言で言えば、くよくよしてる人を、救ってくれるんですよね。 登場人物もそれぞれ魅力的です。個人的には、イガグリさんに今後もチョロッと顔を出していただきたいです。 ただ、猿の存在への違和感は最後まで拭えなかったので、☆1つ減らさせていただきました。
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No.22:
(2pt)

小説にアイキャッチ?

最初の10ページは面白いです。
人物設定も、文章も。
本屋で衝動買いをしました。

ただ、物語が進むにつれて逐一入る作者(語り手)の言い訳じみた解説にうんざりしてきます。
誰かと一緒に本を読んでいていきなり本を閉じられて
『だからなっ、こうやってよく脱線するんだよ、小説ってやつぁ』
と解説される、みたいな。

オチもだれた感が否めなく、ギャグアニメかRPGのような切り替わりの表現で感情移入もできない。
小説にロード画面や、CM前のアイキャッチが入る感じ。

正直、ラストが見えてしまい後数ページ残っています。
文庫を待つか中古購入をおすすめします。
SOSの猿Amazon書評・レビュー:SOSの猿より
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No.21:
(2pt)

暗中模索中?

あるキングは途中で断念した。
今度こそは、と思って手にした本書。
半分まで読んで積読の仲間入りをしてしまった。
以前感じたワクワク感はなくなりページを捲るのが苦痛になってしまった。
まだ、こんなに読まなきゃいけないの?って感じ。
同じような内容の話ばかり書いていると批判も出るし飽きも来るだろう。
かといって新たな試みをして新しい読者を獲得出来るかっていうと難しい。
新しい読者どころか今までのファンまで離れて行っちゃいそう。
私にはゴールデンスランバーがピークだった。
SOSの猿Amazon書評・レビュー:SOSの猿より
4120040801
No.20:
(5pt)

本当にわずか一歩の、でも大きな救いになりました

伊坂幸太郎の作品はほとんどすべて読んでいます。
 今回の作品は、とてもとても深く、でも広くではなく針の先っぽで刺されたように深く心に突き刺さりました。
 ちょうど、「自分がだれかに救ってほしい!」という状況にあったからかもしれません。この不思議な物語で、私はちょっとだけ救われました。重力ピエロやゴールデンすランバーでは、素直に物語じたいに感動しましたが、SOSの猿は自分の心とシンクロする瞬間があったのです。
 エンターテーメントと、文学的なものはなかなか相いれないような気がしますが、この作品はその両者の懸け橋になるのではないかと感じました。

SOSの猿Amazon書評・レビュー:SOSの猿より
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No.19:
(5pt)

悪いことをしたら悪いことが、いいことをしたらいいことが返ってくるのは本当でしょうか?

エアコン販売員でエクソシストの遠藤二郎。因果関係原因追求の鬼五十嵐真。孫悟空の取りついた引きこもり眞人。ユニークな登場人物目白押しで楽しく読めました。大きなテーマは、因果応報。でも、私のお気に入りは、辺見のお姉さんが、萎れたおばさんからあの頃の憧れんのお姉さんに戻ったところ。そのきっかけを作った、漫才コンビ『孟子孔子』。いずれも本筋と関係ないけど・・・。『SOSの猿』の理解が進むかも知れない五十嵐大介の漫画『SARU』も非常に楽しみです。
ゴールデンスランバー
SOSの猿Amazon書評・レビュー:SOSの猿より
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No.18:
(1pt)

一生懸命読みましたが

伊坂幸太郎ファンなのでわくわくしながらページをめくっていましたが、サプライズはついに起こらず、半分位からは次のページをめくるのが苦痛でした。
最後まで話の中に引き込まれる事はありませんでした。
次回作品に期待します。
SOSの猿Amazon書評・レビュー:SOSの猿より
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No.17:
(3pt)

伊坂さんもっと!

もっとぶっとんでよいのでは・と思いましたが皆様如何に?
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4120040801
No.16:
(3pt)

大人向けかな

伊坂さんの作品は一通り読んでいるファンの感想として、
”うん、おもしろい”ってかんじですかね。
作品としては、最近の作品「あるキング」よりも、エンターテイメント性強くした感じ。
”エクソシストや孫悟空、三蔵法師や妖怪”がでてくるのがちょっとワクワクしますw
(孫悟空がカッコイイ!)
ただ、初期のころのようなグイグイ引き込まれるような感じではないので、
あくまで最近の作品と比較してです。

伊坂さんの作品のエピソードは、
もやもやしたり、やりきれない気持ちが、「ストン」と落ち着くのが心地いいんですが、
この作品でも気持ちがスッキリしました。(これを味わいたくて、読んでるんですけどね)

「救急車をみるとどこかで、誰かが痛いイタイって泣いていると思う。」と述べる部分に、
ドキッとしました。
ボクも救急車を見ると同じような想いをしていたから・・・。(これでひきこまれたかも。。。)
だから、主人公に共感できて話を楽しめたのかもしれません。

作品自体は2つの話が平行して進んでいくので、わかりにくいと思う方もいるかもしれませんが、
(ボクはそこが、なぜ?どうなってるの?と興味がわくんですけど、)
途中から話のつながりよりも、それぞれの結末が気になってきます。
また、最後になればそれぞれの話の結末が「あぁなって、こうなる」んですけど、
「そういうことかー」と思えますよ。
SOSの猿Amazon書評・レビュー:SOSの猿より
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No.15:
(3pt)

西遊記をよく知っていれば楽しめるのだろうか・・・

「あるキング」でちょっと肩透かしだったが、本書も購入。結果は2番続けて肩透かし、ってとこです。
著者独特の言い回しや会話の妙はあるし、テーマは「あるキング」よりも興味を引かれるものだったが・・・。
ちなみに、この小説は漫画家との競作企画で「猿」「孫悟空」「エクソシスト」が「お題」として与えられていて書かれた小説だそうだ。なんで猿と孫悟空でかぶってんだ!?って思わないですか??作品の中でも、その分、猿の出番が多くなってるのだろう。そして、個人的には猿が出てこない場面の方がずっと良いと感じるので、問題はこの「お題」設定に戻ってしまうのだ。
私は、「西遊記」については、少年小説レベルの知識(記憶)しかないので、作中に出てくる「西遊記」の一場面を模したであろうところも、たとえそれがパロディになっていたとしても、よくわからない。このお話に詳しい人にとっては面白いのかもしれない。でも孫悟空の本を買ってみようとまでには、そそられなかった。
後半のユングの引用も、わかったような、わからないような。これも「お題」にともなう無理な設定をまとめようとするためのように感じられる。
「猿」「孫悟空」抜きでリメイクされたものを読んでみたい、というのが正直な感想だ。
SOSの猿Amazon書評・レビュー:SOSの猿より
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No.14:
(2pt)

皆さんと同じ意見です。

レビューの評価が良くなかったものの、
伊坂作品な訳だし期待していたのですが、
やっぱり、う〜んと唸ってしまいました。
一つ一つのエピソードは興味を持ったり、なるほどと思うのですが、
最後まで読むには正直きつかったです。

繰り返しの部分が多いというか、
話が先へ進まないというか、
なんだかずっと足踏みをしているような印象でした。

これが初読の作家さんだったら、
もう絶対に読まないと思うんですが、
ネームバリューで次作も手にとってしまうとは思います。
私の中では、そんな位置づけの作品です。
SOSの猿Amazon書評・レビュー:SOSの猿より
4120040801
No.13:
(5pt)

稀代のエンターテイナー、伊坂幸太郎に興奮

「私の話」と「猿の話」という二つの物語が平行して進むのだけれど、「私の話」には、伊坂さんのお得意の弾んだ会話の楽しさやキャラクターの面白さ(雁子さん&ゲリラ合唱団ラブ!)があるし、「猿の話」では、西遊記がどんどんミックスされてくる物語の殻を破った新しさがあると思う。そして、二つの話が合体してからのどんでん返し技の巧なことといったら。ここには、伊坂幸太郎の今があると思うし、興奮しました。コラボしてるみたいな、五十嵐真じゃなかった、大介さんも早く、「SARU」を書いとくれ。
SOSの猿Amazon書評・レビュー:SOSの猿より
4120040801
No.12:
(2pt)

智に働けば、

智に働けば角が立つ。情に棹させば流される。意地を通せば窮屈だ。
そんな言葉が読み進めるうちに出てくる作品。どうにもこうにも窮屈でしょうがない。エクソシストの話も、孫悟空の話も、若い母の語る救急車の話も、因果応報のイカグリさんも嫌いじゃない。それぞれ場面場面では、筆者の筆致が冴え、ワクワクもする。それを一つの話に無理やりまとめあげていくラストが好きになれない。特にユングの話にしらけてしまうのは、わたしだけかしらん。
破天荒なら破天荒のまま、どーんと大風呂敷を広げてほしい。そう、わたしも陽気なギャングたちとまた会いたい一人です。
SOSの猿Amazon書評・レビュー:SOSの猿より
4120040801

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