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(短編集)

家族趣味



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【この小説が収録されている参考書籍】
家族趣味
家族趣味 (新潮文庫)
家族趣味 (廣済堂文庫)

家族趣味の評価: 4.08/5点 レビュー 13件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.08pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全13件 1~13 1/1ページ
No.13:
(4pt)

期待通りでした

変わった性格の持ち主を主人公とした短編5作を収録。宝石の魅力に憑りつかれて人生を滅ぼす女性や自身の肉体美に酔いしれる男性等、理解不能な人物が主人公として描かれています。若い男にのめり込む女性や女性の下着に興味を持つ中年男性と現実にありえる内容が組み込まれた作品でした。しかし読んだ後にはちょっと不気味な感じが残ってしまいました。
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No.12:
(3pt)

これはちょっと…

乃南アサさんの長編は面白いのですが、この短編集はがっかりでした。

期待しただけに、ガッカリして、「何だこりゃ!」の読後感が残りました。
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No.11:
(3pt)

フツーに見える人の変わったイヤな面をが描かれている短編集です

ハッピーエンドが好きなので、ちょっとづつ人の変わった面が描かれている
短編5編はどれも好きではなく、後味が悪かったです
好きな人と嫌いな人がはっきり分かれる1冊だと思います
初めて読んだ乃南さんの本なので、苦手意識を持つ1冊になりました
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No.10:
(5pt)

結末が読めない

面白かったです。 結末がどうなるのと思いつつ読み進める面白さ。 闇。 世の中そううまくはいかないよと悪の声。
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No.9:
(1pt)

蟹好き

乃南さんの大ファンですが、ぐろすぎ、最後まで反省も無いところはドン引きです。しばらく乃南さんは読みません。
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No.8:
(4pt)

どの話もやりすぎてしまうのが特長の短編集

人の心に潜む欲望を描いた短編集。どの話もやりすぎてしまうのが特長で、楽しめた。

どの話もしっかりとオチがあって楽しめたが、個人的には「彫刻する人」と「家族趣味」が好きだった。

「彫刻する人」は体を鍛えることに目覚めた男の話。最初は健康のためだったはずが、気がついたら自分の肉体美が目的になっていく話はリアルだった。

「家族趣味」は若いうちに結婚して夫と子供をもつ中年女性の話。趣味は生きること。仕事も家庭もすべてが趣味。趣味だからこそ、仕事をして、恋をして、母親をしてと何でも楽しく過ごす。それがうまくいっているときはよかったが、徐々に思い通りにならなくなっていき崩壊する。
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No.7:
(5pt)

傑作短編集

短編5つを収録。
どの作品も外しがなく面白い。
作品に共通する点は、何事もほとほどにということ。
何かに夢中になる姿は美しく愉しいものであるが、やりすぎるととんでもないことにもなりかねないという教訓を孕んでいる。
一気読み必至の傑作と言える。
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No.6:
(5pt)

読み応えある短編集です。時間を忘れて夢中に。

時間を忘れて夢中になりました。5つ短編は、どれもかなり読み応えがあります。「読み応えがある」と言っても、ストーリーは軽快に始まるので、それほど「読み応えがある」ことになるだろうとは、読者は予測しないまま、読み進んでいってしまうのが、怖いところだと思います。

話が終って思わず「えっ」と心の中で声をあげたのが『忘れ物』でした。唸りながら、そして確認の意味もあって、すぐに最初から読み返してしまいました。そして、なるほど、そう言えば、作者は私たち(読者)を一度も騙していないし、ましてやルール違反の陥れもしていない…と確認し、「それにしても、そんなことって…」「そう言われてみれば、そうかも…」という矛盾した心境になりました。

その他の4つの短編も、ストーリーは軽快にスタート、けれども読み進めながら、どことなく不安で、そして、このままでいいのか、いいはずはない・・・といつの間にか話に深くのめり込んでいる。読後は、これが短編小説でよかったと思いました。長編だったら、心理的に自分が持たないかも…と錯覚してしまうくらい、読み応えのある短編小説です。
私は乃南アサさんのファンですが、この著者の作品を知らない方もこの短編集がきっかけでファンになるかもです。
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No.5:
(5pt)

一捻りが効いた勢いのある短編集

乃南アサさんの中では、音道貴子シリーズが好きです。
一方、「つまらない」と思った作品も複数ありました。

これは、初期の作品集なんですよね?

勢いを感じました。

アイディアの新鮮さと、進行の力強さ、ひねりのシャープさです。

これらの中では、”デジ・ボウイ”が一番印象的でした。
息子をもつ父親として切なくなりました。
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No.4:
(5pt)

自分らしく自由に生きるのも、程々に?

タイトルの「家族趣味」が印象的でした。

夫婦と息子の3人家族。
妻は、いわゆる「所帯じみたオバサン」にはならない主義。
というか「いつまでも私らしく若々しく!」「自分らしく自由で
ありたいの!家族だってそうよ!」「等身大の私って素敵でしょ!」
という言葉が聞こえてきそうな女性です。

あー、いるなーこういう人・・・と思いながら読んでいました。
そして、「あなた、もう少し家族のこともちゃんとしなさいよ!」
という同僚。ちょっと嫉妬もある様子。こういう人もいるな・・・と。
女性同士の付き合いは、なかなか難しいものですね。

なんて、サラッと終わる話ではなく、同僚の言葉も聞いておけば
良かった、と思った時にはもう遅く、驚愕の展開が待ってました。

家族それぞれが、自分らしく生きるのは良いこと。
ただ・・・何事も程々にしておきましょう、ということでしょうか。

大変興味深く読みました。乃南さんの女性心理描写は流石です!
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No.3:
(4pt)

安易な考え、ご用心

自分のしたいことだけしていればいい、
また他人にもそうさせておけばいいという考えの甘さを
辛辣に説かれているような気がしました。
逆に「デジ・ボウイ」では純粋な思いで言った忠告が却って
辛い結果を招いてしまいます。こんな風に話を持っていくんだ、と同作者の「花盗人」同様に
驚きました。読後感の悪さもそれによってかき消されます。
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No.2:
(4pt)

おもしろくて一気に読みました

乃南さんのミステリー作品はどれも好き。
特に短編はキレの良さと展開の意外性に惹かれてしまう。
この本も短編集です。
日常に潜む闇。特殊な人だけじゃなく、誰しもがうっかり足を踏み外してしまうような危うさが魅力的。
ただ収録作品『デジ・ボウイ』だけイマイチ面白みに欠けた気がするのが残念です。
家族趣味 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:家族趣味 (新潮文庫)より
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No.1:
(5pt)

心の隙間

フツウの人たちが、フツウの生活をしていたはずなのに、ふとしたことで出来た心の隙間に、普段は隠れていた狂気が顔を出すのでしょうか。「忘れ物」は、小説ならではのおもしろさがあります。これはテレビなどでは表現できない。あんまり詳しくいえないのですが、ついつい先入観で読んでしまって。。。。最後にあっと驚きます。そうだったのか、と思わずもう一度読み直してしまいました。「デジ・ボウイ」は生きるということにまるで関心を持たない少年の話ですが、そんな彼が従兄弟の怪我を機に取った行動は常人には理解しがたいもの。でも、こういう少年少女って、今はたくさんいるんじゃないかな、と思わせる底知れぬ怖さがあります。
人の心のもろさがよく描けている短編集だと思います。
家族趣味 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:家族趣味 (新潮文庫)より
4101425132

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