■スポンサードリンク
パラダイス・サーティ
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
パラダイス・サーティの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.00pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
何気なく上巻だけ読んで 下巻も読みたいとネットで探したりしました。結末が見えているようでそうでもない。ミステリー風だけど娯楽ふうでもあり、面白く最後まで飽きずに読めました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
初期作であるわけだがいかにも乃南だなー、という感じを受ける作。彼女は別にミステリーを書くわけでもなくどちらかと言えば心理サスペンスのほうが主流なのである。まあ、本書は恋愛で騙される2人を書いた物であり、サスペンスというものにもほど遠い気はした。 グリコこと栗子は普段の生活に憤りを感じる中、レズビアン。いわゆる同性愛者の友人菜摘の経営するバーで古窪伸と名乗る男と出会い、一目惚れをする。伸は一心に自分を愛してくれる。ように見えるが、だんだん増す疑心暗鬼に不安の色は隠せない。菜摘もまた、ある恋をするのだが。 言ってしまえばこういう作であるからミステリーというわけでもなんでもない。序盤から栗子の心理描写にはうなずきたいし、菜摘はレズビアンに対しての意志と違和感を感じるようになる。何故自分はそうなってしまったのだろう。栗子の指摘をあおぎながら、菜摘は自分を見失う。その当たりの書きようは上手い。 メリハリに欠ける。おそらく故意かなあ、と思う反面やはり物足りない感というものはあるんだ。伸に違和感を覚えたときにしても、終盤にしても。ストーリー自体の盛り上がりはそんなにない。言ってしまえば悲しい恋愛小説。「涙」に通じるものがあるようなないような。「涙」のほうが個人的には好きなわけだが。 テーマに食いつきにくい方もいるだろう。その当たりは栗子と同じでもある。俺は男だからこういう感想を抱いたわけで、女性ならばどうなのだろうとも思う。その点、あまり当てにならないレビューかも知れない。 こういう乃南が好きな人には薦める。初期らしい作と言えば作だ。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!