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パラダイス・サーティ



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パラダイス・サーティの評価: 4.00/5点 レビュー 8件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.00pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全8件 1~8 1/1ページ
No.8:
(5pt)

乃南アサ! これからも期待しています。

大好きな作家さんです。今回も上下巻、一気読み。マ−ケットプレイスでお得に購入、商品の状態も良く感謝します。
パラダイス・サーティー〈下〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:パラダイス・サーティー〈下〉 (新潮文庫)より
4101425299
No.7:
(3pt)

面白い

何気なく上巻だけ読んで 下巻も読みたいとネットで探したりしました。結末が見えているようでそうでもない。ミステリー風だけど娯楽ふうでもあり、面白く最後まで飽きずに読めました。
パラダイス・サーティー〈下〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:パラダイス・サーティー〈下〉 (新潮文庫)より
4101425299
No.6:
(4pt)

勉強になります

40代男性です。
乃南さんの作品は、女刑事音道貴子シリーズで好きになりました。
全部読もうとしています。

乃南さんの作品の多くで”女心”について勉強になります。
決して”弱い者”ではなく、やっぱり男とは違っていて、不思議な部分もあります。

この作品でも、”女たち”の考え方がしっかりと描かれている、と感じました。

上巻の最後では、かなりブルーになりました。
下巻でのハッピーエンドを望みます。
パラダイス・サーティー〈上〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:パラダイス・サーティー〈上〉 (新潮文庫)より
4101425280
No.5:
(4pt)

勉強になります

40代男性です。
乃南さんの作品は、女刑事音道貴子シリーズで好きになりました。
全部読もうとしています。

乃南さんの作品の多くで”女心”について勉強になります。
決して”弱い者”ではなく、やっぱり男とは違っていて、不思議な部分もあります。

この作品でも、”女たち”の考え方がしっかりと描かれている、と感じました。

そして、最後に驚きました。

「ここまでやるの乃南さん」と思いました。
「女でいるのは大変なんだよ」「そう簡単にハッピーエンドになるわけじゃない。だけど、頑張れば幸福はつかめる。ガンバレ」というメッセージを感じました。

マイナス1ポイントは、”出てきた男たちがあまりにひどいやつばかり”だからです。同性として、もうちょっと何とかしてよ、と思いました。まあ、しょうがないかな(笑)。
パラダイス・サーティー〈下〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:パラダイス・サーティー〈下〉 (新潮文庫)より
4101425299
No.4:
(4pt)

何となく、懐かしくなれる。

そういえば、30前ってもがいていたなぁと(笑)。
設定としては、あんまり身近な感じはしないのですが、
悩んでいる二人の有りようは、乃南アサならではの
巧い描写でハマります。また、相手の実情も濃く、それでいて
違和感なく描いてあります。このドラマティックさは、
昼ドラに負けないなぁ。

上下巻できちんと終わり、すっきり読めます!
パラダイス・サーティー〈上〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:パラダイス・サーティー〈上〉 (新潮文庫)より
4101425280
No.3:
(4pt)

ライトな感じ

OL栗子(グリコ)は、30歳を目前にして落ち込んでいた。すっかりお局扱いされ、見合いも断られ、家族もみな勝手気ままに生活している。そんな日常が嫌になり、とうとう家を出て、幼なじみでレズビアンの菜摘の部屋に居候することに。そんなある日、グリコは菜摘が経営するバーの常連客、古窪伸に一目惚れします。二人はやがて深い仲になり、結婚を期待するグリコですが、どうも伸の態度はおかしく何か謎があるようで…。と、ここで上巻は終わります。乃南氏の初期の作品。テンポがよく、登場人物も生き生きしていて、すらすら読めます。
パラダイス・サーティー〈上〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:パラダイス・サーティー〈上〉 (新潮文庫)より
4101425280
No.2:
(3pt)

メリハリこそないが乃南らしい面白さ

初期作であるわけだがいかにも乃南だなー、という感じを受ける作。彼女は別にミステリーを書くわけでもなくどちらかと言えば心理サスペンスのほうが主流なのである。まあ、本書は恋愛で騙される2人を書いた物であり、サスペンスというものにもほど遠い気はした。 グリコこと栗子は普段の生活に憤りを感じる中、レズビアン。いわゆる同性愛者の友人菜摘の経営するバーで古窪伸と名乗る男と出会い、一目惚れをする。伸は一心に自分を愛してくれる。ように見えるが、だんだん増す疑心暗鬼に不安の色は隠せない。菜摘もまた、ある恋をするのだが。 言ってしまえばこういう作であるからミステリーというわけでもなんでもない。序盤から栗子の心理描写にはうなずきたいし、菜摘はレズビアンに対しての意志と違和感を感じるようになる。何故自分はそうなってしまったのだろう。栗子の指摘をあおぎながら、菜摘は自分を見失う。その当たりの書きようは上手い。 メリハリに欠ける。おそらく故意かなあ、と思う反面やはり物足りない感というものはあるんだ。伸に違和感を覚えたときにしても、終盤にしても。ストーリー自体の盛り上がりはそんなにない。言ってしまえば悲しい恋愛小説。「涙」に通じるものがあるようなないような。「涙」のほうが個人的には好きなわけだが。 テーマに食いつきにくい方もいるだろう。その当たりは栗子と同じでもある。俺は男だからこういう感想を抱いたわけで、女性ならばどうなのだろうとも思う。その点、あまり当てにならないレビューかも知れない。 こういう乃南が好きな人には薦める。初期らしい作と言えば作だ。
パラダイス・サーティー〈下〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:パラダイス・サーティー〈下〉 (新潮文庫)より
4101425299
No.1:
(5pt)

本当のパラダイスを求めて

一人目の主人公、「グリコ」こと栗子さんは、夢見がちでちょっぴりドジな、ブリジット・ジョーンズみたいな可愛らしいOLさん。この手のヒロインが登場する小説というのは、よくあると思うんです。
 この小説が異色なのは、何といってもグリ子さんの学生時代からの親友、菜摘さんの存在があるからでしょう。 レズビアンのオナベ、という設定の彼女は、プライドが高すぎるあまり強いフリをしようとして、愛する人を傷つけてしまい、自分で自分を孤独と絶望に追い込み重荷を背負う羽目になってしまう不器用な女性。こういう女性は、現代のキャリアウーマンなどに多いのではないでしょうか。 そんな彼女に、知り合いの高級クラブのママ(=オカマさん)の名場面。自分も菜摘さんと一緒に癒されていくような気がしました。 他に、お互いの涙を見て見ぬフリをする栗子さんと菜摘さんの強い絆と、菜摘さんの孤独と絶望の心理描写、菜摘さんの独白ナドナド、印象的なシーンを書き出したらキリがありません。ここまで書くと恋愛小説かと思われるかもしれませんが、次第にサスペンス色を濃くしていく構成、予想外のラストなど、最後まで飽きさせない優れた作品。タイトルの「パラダイス」=本当の幸せとは、一体何なのか-。そんな主題を、乃南アサさんは読者に問いかけているのではないでしょうか。女性、特にこれから30代を迎えようとしている20代の方に、是非お勧めしたいです。
パラダイス・サーティー〈下〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:パラダイス・サーティー〈下〉 (新潮文庫)より
4101425299

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