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姉妹
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姉妹の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.79pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全14件 1~14 1/1ページ
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終盤の怒涛の説明文が今作の難解さを物語っているw | ||||
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映画を見たので小説版が読んでみたかった、なので購入しました。古本しか無く、買ってみたら中々届かず、やっと!と思って袋を開けたら本に血痕が沢山付いてました。中身を読む気持ちなんてなりますか?不思議でよく意味のわからない映画だったので小説版を楽しみにしていた気持ちは壊されました。星1ですが気持ちとしては星0です。 | ||||
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中古本と値段の割には綺麗 | ||||
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映画を見ただけでは、はてなマークがいっぱい頭の上に飛びかっていましたが、小説を読んで「ああそういうことだったのか」と謎解きにはなりました。回想シーンで終わる映画とは異なり、小説は時系列で書かれているので筋が頭の中に入ってきやすかったです。 映画には直接的には出てこない「薔花紅蓮伝」という物語が韓国にあることとそのあらすじもこの小説を読んで初めて知りました。 しかし作者は語彙が少なく文章もお世辞にも上手いとはいえないと思います。まあ、映画の登場人物の行動や状況を忠実に文章化してはいるのですが、同じ言い回しが、おそらく意図的にではなく何度も何度も出てきて・・・。形容詞は「ありえない」しか知らないみたいだし「眠りから覚めたイヌがやるようにブルブルッと頭を振って」とか、鳥肌が立っていることを表現するのに「皮膚にトゲのある粟粒」というのが繰り返し繰り返し出てきます。 姉妹が母の遺品を分けっこしている場面で、妹は母の写真に向かい「お母さんを呼ぶおまじない」だといって「タリタックム、タリタックム」と言っていますが、これは「タリタックム」ではなく「タリタ クム」です。新約聖書マルコ伝の中で、イエスが死んだ少女をよみがえらせるのに「タリタ クム」と言っている、有名なあのことばです。そういうことも作者は知らないみたいだし。映画の中でははっきりと「タリタ クム」と言っているし、日本語字幕もちゃんとそうなっています。 それから・・・小説では姉妹とその実母はモーツァルトのバイオリン協奏曲イ長調をハミングしたり口笛で吹いたりしていますが、この曲を口笛で吹くのは至難の業です。この曲は確かに、継母が弟夫妻を招いた夕食会のときにCDでかけているので、映画の中には登場はします。でも映画の中で姉妹が口笛で吹いているのは違う曲(作曲者は忘れましたが誰かの子守歌)です。この部分はなぜ映画に忠実にしなかったのだろうと疑問に思います。 この一家が崩壊していった原因をやたらとしつこく何回も「父の母に対する愛が足りなかったから」と姉に言わせるところも、安っぽくて薄っぺらくて、どうかと思いました。 | ||||
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箪笥の映画を見た時、よく分からないけど、殆ど主人公の妄想か…で終わりました。しかし、この小説を読んで主人公の妄想だけではないことが分かりました。箪笥の映画を見てよく分からなかった人は、この小説でバッチリ分かります! | ||||
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評価など概ね高めの本書ですけど、途中でだれて来てしまい面白いとは感じなかった。 もちろん怖いとも感じなかったわけで、読んでて退屈してしまった… この著者の本自体は読み易く結構良作もあると思うのだが、なにせストーリーが個人的に合わなかったのだから仕方ない… 同じような映画のノベライズでも自分は『ボイス』のほうが(ストーリーが単純明快なぶん)普通に楽しめると思う。 …まあ個人個人の好みにもよるんでしょうがね それともアレですか? ただ単に私が映画を観ずに小説版のみ読んだので、場の雰囲気に入り込めなかったというだけの話か…? どっちにしてもこの小説読んだ今、改めて映画を観ようという気は一切ないので星1つという評価で…… | ||||
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私は映画をみてから、小説を読みました。というのも、映画をみただけでは謎のままの部分が多かったから。映画をみて、もっとちゃんと知りたいという人には良い本だと思う。ただ、よく分かりすぎてしまうという気もする…。 | ||||
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私は映画を見てから小説を読んだ口です。 映画を見ただけではお話があまりよく分からなかったので、 小説を読んだのですが、 「小説は読まなかったほうが映画を高く評価していられた」 と思いました。 なぜかというと、映画「箪笥」は 「分かりそうで分からない」といった謎めいた感じが ひとつの見所になっているのではないかと思うのですが、 こちらの小説では映画の謎がほぼ書かれてしまっているために、 映画のミステリアスな雰囲気が壊れてしまった気がするからです。 なんだか「良くある話」、昼ドラ的な話になっていました。 もうひとつは、この小説の文体が映画の雰囲気と 余り調和していないことにあります。 この小説は非常に読みやすい文体、 ライトノベルに近い文体で書かれているのですが、 それが読みやすさとして機能するのではなく、 話を薄っぺらく見せる方法に働いてしまっているように思えます。 「箪笥」の映画は、この小説=昼ドラ的話が 映画になったわけだから、ストーリー的な部分はかなり薄っぺらで、 あまり人に「これはいい!」と薦められる作品ではないのですが、 (出来の悪い「ドグラ・マグラ」みたい) それでも美しい映像(これだけきれいな映画はなかなか無いと思う)と 編集の悪さ(最後まで見ても謎が解けない=ミステリアスな感じが醸し出される)のおかげで ある程度評価できる作品になっていたように思います。 小説があると謎は解けるものの、 その謎が昼ドラ的で薄っぺらいために 映画を見ただけでは分からない出来の悪さが 一気に露呈した印象を受けました。 | ||||
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本を読む前から悲しいお話のような気がしていました。ホラーなんだけど、読んでいる身としては、そんなに怖さはない。 ただとても悲しくて、切ない。ドロドロした話のような気もしていたけれど、全然違って、 推理小説のようなこの本は、誰もが楽しめると思う。映画ではなく、自分で想像の出来るこの小説を読むのがお勧めです。 | ||||
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このノベライズどおりに映画が作られていたなら、もっと分かりやすい上に素直に悲劇性も伝わり、ラストの衝撃度もより強まったのではないかと思う。 そのくらい、このノベライズはよく出来ている。私はこの作品を読んでから映画を観たのだが 、正直映画のほうは少しガッカリした。ノベライズを先に読んでいたからこそ何とかついていけたが、あれではさっぱり分からないだけで作品の本当の良さが伝わらないと思う。 このノベライズでは主人公である姉・スミの心情が丁寧に書き込まれているし物語の背景も詳しい説明があるので、映画を抜きにしても作品としてこれ一冊で十分楽しめる。 | ||||
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カバー写真を見たときからなんとなく気になっていました。とても面白いです!このようなホラーやミステリーなどは途中まで読むと大体謎が解けてきて、もしかしたら・・・と感づいてしまうものですが、これは最後まで読者を悩ませます。謎解きされるまで全く何も見えてこないし、つかめませんでした。読後も謎は少し残ったまま、想像力をかきたてられます。とにかく読者を物語の奇妙な世界の中にぐいぐい引き込んでゆきます。なんか腑に落ちない奇妙な感じが残って、なんともいえない気分になります。とりあえず読んでみてはいかがでしょうか?映画をまだ観ていないので、あらすじがわかってしまうと面白くないかも・・と、どっちを先にするか迷いました。けれどこの物語の場合は先に読んでから観る方がいいと思いました。 | ||||
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読んでから見るでは面白さが大いに半減するので、 是非、見てから読んでください。 映画の元になっている原題の「薔花紅蓮」という 韓国のポピュラーな怪談話を知らないというのが 日本人にとってわからなさを多くさせてしまっている原因かと思います。 生活習慣の違いからくる謎も多く残りますが、 映画を見て???に思う部分は演出だったんだなあと、小説を見てから納得しました。思っているほどの怖さはあまりなく、 悲劇的なミステリー+ちょっぴり幽霊という感じがしました。 ネタバレになるのであれもこれもと感想は書けませんが、 映画で端折ってしまった部分も小説ではしっかり説明されているので、 映画をもっと知る上でも一読されるのは損ではありません。読んだあと、必ずもう一度見たいと思うはず! 私はDVDが出たら絶対見るつもりです。 | ||||
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実は内容を書きたくてしょうがないのだが、そこはぐっと我慢する。なぜなら、映画『箪笥』を観て、このページを訪れた人に悪いから。僕はあの映画が面白いと思ってこの本を手にとって、「ほう、ふぬふぬ、なるほど」と思った口なので点数を高くしているが、この本を(映画を観ないで)単独で読むなら、案外あっさりとしていて文章自体から恐怖はさほど伝わってこない。特に冒頭の「薔花紅蓮伝」の段ははっきり言ってタルい。やはり、この本はあの映画の感慨を深めるための補完計画の一端を担うものとしての評価するのがフェアなのだと思う。まあ、作者もあとがきで言ってますけどね。ただその意味ではこの本はものすごく使える。あの映画は敢えて解りづらく作られていて、このような攻略本が必要なわけでやっぱりこういうのはかどかわらしい。別に角川映画じゃないけど。 で、角川映画全盛時のあのキャッチを拝借するなら、「観てから読」んだ方が断然良い。 蛇足だが、スミ役のイム・スジョンが撮影時既に23歳というのもかなりミステリーだ。 | ||||
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ホラー文庫に入っているが,むしろ謎解きミステリーである。美少女姉妹と薬剤師の父,病気の母,そして看護婦がおもな登場人物であるが,人物として良く描かれているのは父である。ボヴァリー婦人の夫ではないが,平凡で,くそまじめで,小心で,まちがっても法を破ったり犯罪を犯したりはしないが,忌まわしいほど罪深い「小市民」である。いかにもいそうなこうした不快な人物が,とても巧みに描かれている。そういう人物が犯す,法的には問われることのない罪と,その悲しい行方も。 しかしその他の人物の印象は,いまいち薄い。とくに主人公の姉妹は,映画からのカラー写真が数ページ載っていて,出演した美少女の顔が見られるので,そのイメージに頼って読むことができるが,これがなかったら,まったく漠然としたのではないか。 話の筋は,登場人物みなにとって気の毒な物であったが,心に残るようなテーマの掘り下げは感じられなかった。画面で見れば怖いであろう場面も,文字で描写すると滑稽にすらなるので,怖さに期待してはいけない。小説なりの工夫がほしかったところである。 暇で怠いときなど,ミステリーとして読めばそれなりに楽しめるが,あまり楽しみにして読むとがっかりするだろう。 | ||||
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