■スポンサードリンク


姉妹



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
【この小説が収録されている参考書籍】
姉妹―Two Sisters (角川ホラー文庫)

姉妹の評価: 3.79/5点 レビュー 14件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.79pt


■スポンサードリンク


Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(3pt)

謎解きにはなりました

映画を見ただけでは、はてなマークがいっぱい頭の上に飛びかっていましたが、小説を読んで「ああそういうことだったのか」と謎解きにはなりました。回想シーンで終わる映画とは異なり、小説は時系列で書かれているので筋が頭の中に入ってきやすかったです。
映画には直接的には出てこない「薔花紅蓮伝」という物語が韓国にあることとそのあらすじもこの小説を読んで初めて知りました。

しかし作者は語彙が少なく文章もお世辞にも上手いとはいえないと思います。まあ、映画の登場人物の行動や状況を忠実に文章化してはいるのですが、同じ言い回しが、おそらく意図的にではなく何度も何度も出てきて・・・。形容詞は「ありえない」しか知らないみたいだし「眠りから覚めたイヌがやるようにブルブルッと頭を振って」とか、鳥肌が立っていることを表現するのに「皮膚にトゲのある粟粒」というのが繰り返し繰り返し出てきます。
姉妹が母の遺品を分けっこしている場面で、妹は母の写真に向かい「お母さんを呼ぶおまじない」だといって「タリタックム、タリタックム」と言っていますが、これは「タリタックム」ではなく「タリタ クム」です。新約聖書マルコ伝の中で、イエスが死んだ少女をよみがえらせるのに「タリタ クム」と言っている、有名なあのことばです。そういうことも作者は知らないみたいだし。映画の中でははっきりと「タリタ クム」と言っているし、日本語字幕もちゃんとそうなっています。
それから・・・小説では姉妹とその実母はモーツァルトのバイオリン協奏曲イ長調をハミングしたり口笛で吹いたりしていますが、この曲を口笛で吹くのは至難の業です。この曲は確かに、継母が弟夫妻を招いた夕食会のときにCDでかけているので、映画の中には登場はします。でも映画の中で姉妹が口笛で吹いているのは違う曲(作曲者は忘れましたが誰かの子守歌)です。この部分はなぜ映画に忠実にしなかったのだろうと疑問に思います。
この一家が崩壊していった原因をやたらとしつこく何回も「父の母に対する愛が足りなかったから」と姉に言わせるところも、安っぽくて薄っぺらくて、どうかと思いました。
姉妹―Two Sisters (角川ホラー文庫)Amazon書評・レビュー:姉妹―Two Sisters (角川ホラー文庫)より
4041789796
No.1:
(3pt)

謎が解けました

私は映画をみてから、小説を読みました。というのも、映画をみただけでは謎のままの部分が多かったから。映画をみて、もっとちゃんと知りたいという人には良い本だと思う。ただ、よく分かりすぎてしまうという気もする…。
姉妹―Two Sisters (角川ホラー文庫)Amazon書評・レビュー:姉妹―Two Sisters (角川ホラー文庫)より
4041789796

スポンサードリンク

  



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!