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謀略法廷
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謀略法廷の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点2.43pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全14件 1~14 1/1ページ
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アメリカ社会のゆがみと、アメリカが誇る司法制度に対する理解が深まります。 特に、映画やテレビを見てもあまりピンとこなかった米国のロビー活動やプロの選挙活動が面白かった。 でも、ストーリー的には救いがありません。 自分以外の他人は気にしない人達が、他の国の民衆のことなんか考えるわけないな、と思いました。 | ||||
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グリシャムは一時期結構好きだったんだが、その時出てたの全部読んだ後、暫く遠ざかっていた。 久々に読んだ…けど、こんなに人物造形薄い作家さんだっけ?と思った。 上下モノなのに「下」は読まなくてもいいか…と、思う位。 それとも「上」は設定説明?これから面白くなるの?という感じだった。 | ||||
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上を読み終わった後、下に手を付けるのに時間がかかった。 吸引力を感じなかったから。が、さすがに途中で放り投げるのは気持ち悪いんで、下も読んだ。 さもありなん、で、いわずもがな、な結末で、これならわざわざ「小説」で読まずとも「理不尽だらけを訴えるドキュメント」でも読んだ方がよかった。 個人的には天文学的額の懲罰的慰謝料は反対。ンでも被害者多数で、他の人が泣き寝入ってる時に、先陣切って頑張った人には一生そこそこ裕福な感じで暮らしていける位の「褒賞分」を上乗せしてやれ。と、思う。が、天文学的数字を1人に与えると、他の被害者救済する為の資金が足りなくなるだろうよ。みたいな。通常は「基金」みたいなのにしてる様だけど、そういう場合って「当然とって良い分」も放棄して基金に全額当てる傾向ある様で、それも何か可哀想に思えてしまって。 あんまり「面白さ」を感じてなかったらしく、「何か読むの大変」って印象でした。 | ||||
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グリシャムは好きで全て読んでいます。 それだけに残念です。この後味の悪さはありえないです。彼はこれを書く事で何が言いたかったのか? 賠償責任の矛盾が訴えたいなら小説家ではなくジャーナリストでも弁護士でもやればいい。これはお金を使って小説を読んでくれる読者に対する裏切りです。 今、家内が上巻を読み始めましたが、ただちにやめさせます。 クソ小説ですよ。これは。 | ||||
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悪徳大企業に、自分の財産も賭けて果敢に戦いを挑む法廷弁護士が最高にカッコいいです。「金持ちは、自分で自分を守れる。貧乏人は自分達が守ってやらなくては。」、正念場には「コンドミニアムを、車を、クルーザーを売れ。」「ダイスを転がせるタフガイになるか、きっぱりと法廷弁護人をやめ、家に帰って不動産書類をつくる仕事につくか。」というセリフには感動しました。確かに読後感は良くありませんが、それだけで評価するのはかわいそうと思います。権力志向が強く、協調性に欠け、スタンドプレイもありますが、法廷弁護士の正義感や反骨精神にアメリカの強さを感じました。読む価値はあると思います。 | ||||
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グリシャム作品は最後の最後でどんでん返しがあるのが醍醐味。 逆転判決を狙った大企業が金にものを言わせて裁判官のすげ替えまでして 原告側を攻撃してきた。 さらに、原告側弁護士は陰謀により破産。 訴訟により企業が撤退しているため、衰退の一途をたどる町。 何もかもが、貧乏人に対して逆風な中、選挙コンサルタントによって見事 当選した若き裁判官に降りかかる不幸。 アメリカは正義と平等の国、ということにされていた。 少なくとも、以前はそのように宣伝しまくっていた。 映画やドラマを通じて、世界に押売をしていた。 だが、最早そんなメッキは剥がれて腐臭が漂っている状態。 本作はグリシャム作品に見られる逆転劇はない。 アメリカの正義は金で買える、という周知の事実を追認しただけのお話。 良いネタが思いつかなかったんだろうなぁ。 | ||||
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あまりアメリカ小説は読まないくせに、薦められるまま読んでしまいました。 主に法廷・ミステリーを得意とするベストセラー作家といったくらいしかグレシャムのことは知りませんでした。 で、いつものように会社での矛盾に「はらわた煮えくり返った状態」で帰宅し、かたわらにあった本書を手に取りスカッとさせてくれるかと思ったら.....スカッとさせてくれませんでした(僕としては) 途中まで良かったんですけど... | ||||
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古くからのグリシャムファンです。いつどんでん返しがあるのかと期待をもって読み進めましたが、、、、。数時間をムダに使った感じです。ドキュメントは不要。せめて小説なら、読者に期待と希望と夢を与えて欲しいものです。 | ||||
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好きな作家にこれほどあっさり裏切られるとは…。 有限の時間の中で、並みいる期待作から是非にと選び、「どれどれ…」と好きな作家の新作に手をのばすひとときの期待感は、好ましいものです。 …にもかかわらず、読み終えた瞬間「時間を返せ!!」と、これほどの怒りが迸ったのは初めてのことでした。 終了直前まで丁寧で臨場感溢れる登場人物の心理描写や新鮮な情景展開がいつものグリシャムらしくあったものですから、残ページが左指の間に数ミリとなって「まさかこのまま終わるのではないか」という不安を感じても、一気に読み進んでしまいました。 あんな結末のために、私たちは10時間もの没入のひとときを過ごさなくてはならなかったのでしょうか? 愛すべきマッカーシー裁判官や仲間たちの運命。 息子が不慮の事故に遭い初めて弱者の視点を持つに至った愚かな新米裁判官の迷いや葛藤や悔い。 全財産を投げ打ってさらに破産の憂き目を背負い、しかしなお人々の敬愛を一気に引き受けて走り続ける果敢な弁護士夫妻。 これらの魅力的な人々の行く末はすべて泥を壁にぶつけて飛び散らかしたように台無しにされ、無視されてしまいました。 本作の結末がかの国の現実であることは、今や世界中が知っています。 今やあの国の拝金主義が良識ある世界の人々の嘲笑の的であり、特異な価値観であるという事実に気づいていないのは、グリシャムを含むかの国の人々だけ―――そんな虚しい現実を露呈しただけの本作のラストには、星ひとつでも多すぎるほどだと思うのです。 我々はドキュメンタリーやノンフィクションを期待して、グリシャム作品を手に取るわけではありません。 この世の果てにも正義や情愛が存在し、そこに真摯に向かう人々の姿があることを物語の中に発見したくて、いつも期待に満ちページをめくるのです。 作者はこの結末について、私たちに説明の義務があると思います。 | ||||
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話のテーマは、お決まりの公害訴訟法廷物。州最高裁判官選挙戦内幕の暴露が加味されているものの、話に新鮮味は感じられない。 グリシャムさんのファンとして忌憚のない意見を言わせてもらえば結末に救いがなさ過ぎる。 腐りきった巨悪が勝利の美酒を飲んで終わるような話なんかうんざりです。 彼の第一作から読んできて、前作の「奇跡のタッチダウン」を、読んだ時から少し変だなー、と感じてはいたんだが、グリシャムさんスランプなのではないかな? | ||||
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グリシャムの久々の法廷物、、。 いつものグリシャムは、 若手弁護士、若手法律家が、財力はないけれど、 知力をつくし、弱いもののために、巨悪と戦う、、と言う感じ。 今回も、若手の弁護士夫妻が、自分の生活、財産をなげうって、 毒物垂れ流し企業と戦う、、というストーリー。 いつもどこかさわやかで、未来を感じさせるストーリーだったのだが、、。 これが、今のアメリカの現実なのだろうか。 警告なのだろうか、現実なのだろうか。 読み終わって、困惑した。 | ||||
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リーガルスリラーとしての展開を期待しているとがっかりする。緻密な人物構成は見事だが、そのすべてが置き去りにされたようなラストは疑問。初期作品のジェットコースターのようなストーリーがなつかしい。 | ||||
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ここのところ、ミステリーから離れて他の分野の作品も書いていたジョン・グリシャムが広義の“法廷”ものに戻ってきた。 長年にわたる環境汚染で住民に甚大な被害を及ぼしてきた巨大企業が民事裁判で敗訴した。多額の損害賠償金を課せられたこの評決に、被告である企業側は州最高裁への上訴のかまえを見せる。ここで、何もかも犠牲にして貧しい原告側の弁護をつとめる若き弁護士夫妻と、企業側の法廷闘争が始まり、弱者が強者に一矢を報いる爽快なリーガル・ストーリーが展開されるものと思っていると、そうではない。 原告側の巨大企業の社主は、逆転勝訴を企み、なんと上訴を行う最高裁の裁判官を選挙でもって自らの陣営に有利な者に変えてしまおうとするのである。ここに金にものをいわせた一大キャンペーンが行われる。 冒頭で広義の“法廷”ものと書いたが、本書では原告と被告が闘う法廷シーンはごくごくわずかで大半は私たちにも身近な「選挙」の物語が占めている。それは非常に現実的で、生々しく、私はフィクションであることを忘れて一気に読み進んでしまった。そしてその結末に茫然としてしまうのである。 本書は、エンターテインメントの域をはるかに超えた、富めるものはその財力にものを言わせて、そのエゴイスティックなマネーの論理で「正義」を裁くはずの法曹界さえも牛耳ってしまう、醜いアメリカ腐敗の現状を描き切った力作である。 | ||||
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ここのところ、ミステリーから離れて他の分野の作品も書いていたジョン・グリシャムが広義の“法廷”ものに戻ってきた。 長年にわたる環境汚染で住民に甚大な被害を及ぼしてきた巨大企業が民事裁判で敗訴した。多額の損害賠償金を課せられたこの評決に、被告である企業側は州最高裁への上訴のかまえを見せる。ここで、何もかも犠牲にして貧しい原告側の弁護をつとめる若き弁護士夫妻と、企業側の法廷闘争が始まり、弱者が強者に一矢を報いる爽快なリーガル・ストーリーが展開されるものと思っていると、そうではない。 原告側の巨大企業の社主は、逆転勝訴を企み、なんと上訴を行う最高裁の裁判官を選挙でもって自らの陣営に有利な者に変えてしまおうとするのである。ここに金にものをいわせた一大キャンペーンが行われる。 冒頭で広義の“法廷”ものと書いたが、本書では原告と被告が闘う法廷シーンはごくごくわずかで大半は私たちにも身近な「選挙」の物語が占めている。それは非常に現実的で、生々しく、私はフィクションであることを忘れて一気に読み進んでしまった。そしてその結末に茫然としてしまうのである。 本書は、エンターテインメントの域をはるかに超えた、富めるものはその財力にものを言わせて、そのエゴイスティックなマネーの論理で「正義」を裁くはずの法曹界さえも牛耳ってしまう、醜いアメリカ腐敗の現状を描き切った力作である。 | ||||
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