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陽だまりの彼女



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【この小説が収録されている参考書籍】
陽だまりの彼女
陽だまりの彼女 (新潮文庫)

陽だまりの彼女の評価: 3.47/5点 レビュー 326件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.47pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全326件 261~280 14/17ページ
No.66:
(5pt)

真緒が愛おしい

佐藤優さんの紹介で本作を知り、一気に読みました。
作品の舞台となった土地で数年間生活したことがあったり、懐かしい地名や名称を目にしたこと、他にもいろいろと私と共通点があったこともあって、すごく感情移入してしまいました。
読後は、もうヒロインの真緒が愛しくて愛しくて。私はどちらかというと感情が希薄なほうだと思っていたのですが、途中2、3回ほどジワッときてしまいました。

ヒロインの真緒は少し訳ありな子で当初は「?」な感じなのですが、次第に不器用なところ、気まぐれなところ、主人公にすごく懐いているかと思えば、変なところで(あるいは不意に)距離を置いたり・・という面が見え、また、作中で何度か感謝の言葉を口にするのですが、それがすごく大袈裟に聞こえるのは、終盤で真緒が真緒だからだったからなのか・・と気づかされました。

終盤はすごく切ないです。もう既に多く書かれていますが、ラストは意外でした。これで救いなのか、という意見もあるでしょうが、私はこのラストに救われました。

文句無しの一冊です。
陽だまりの彼女 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:陽だまりの彼女 (新潮文庫)より
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No.65:
(3pt)

男性都合100%?〈ネタバレあり〉

2007年ハードカバーで発売時は5000部程度で重版さえかからなかった本作はしかし、昨年文庫本化されるや17万部を超える勢いで
売れているそうだ。

作家の佐藤優はこの本を薦めているが、文庫本化されてからの売れ行きを彼は「3/11以後の日本人の意識に変化が起きた」と語る。
それはこの作品でははからずも仏教で言うところの『輪廻』に触れている。

震災で愛する人を失い「生まれ変わって会えるのだろうか」と考える人々の気持ちを受け止める部分があるという。

運命の再会と無上の愛に満ちた夫婦生活。しかし....

私も泣かされてしまったのだが、落ち着いて読み直すと、実はこれ、作家が男性である事からか、相当「都合のいい理想の女性像」過ぎる。

あれほどバカだったのに自力で頑張る。それも全て浩介に再会する為の努力で、結局仕事も出来る女として再会する。
一途で、一人の男性を追い求め処女のまま再会するーーちょっとこれは男性の理想過ぎると感じた。

また、なんで12才の人間からスタートするのかも作者都合だし、ビーチボーイズの曲も無理矢理過ぎる。もっと因果があってもいい。
ラストはハッピーエンドにする為なので是非を問わないが、案外読み直すと雑な部分に気付かされ、この本を読んで理想を抱いた男性は
結婚できないんじゃない!?と心配になりました。その意味でやはり5000部の質だったのかもしれません。
陽だまりの彼女 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:陽だまりの彼女 (新潮文庫)より
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No.64:
(5pt)

見事なストーリーです

恋愛小説は普段読まないのですが(もう中年なので)
新聞の広告を見て興味が湧き購入しましたが久々に一気に読めた小説です。
前半は普通のラブストーリーという感じでしたが後半からこれはなにか違う
というストーリーの展開に引き付けられてしまいます。
途中2回ほど感情移入で不覚にも涙してしまいましたが自分でも不思議なほど
現実味があって(よく考えるととてつもなく非現実的な物語ですが)
ここまで読ませる作者の見事な手腕に感心しました。
「真緒」の人物描写が実にうまく愛すべき存在としてひかります。

愛する人が傍にいたら抱きしめたくなるような読後感です。
最後まで読むとこの「陽だまりの彼女」という意味がわかります。
同じ小説は2回読まないですが、これはもうもう一度読んでみようと思います。
陽だまりの彼女 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:陽だまりの彼女 (新潮文庫)より
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No.63:
(4pt)

確かに二回読むべき

テレビで紹介されてたからちょっと気になって読んでみました。

正直一回読んだだけだと「ふーん、悪くないけどそんなに絶賛するほど面白いかな?」って感じでした。

でもここで色んな方が泣けたとかすごいよかったってレビューを拝見して自分の感受性が足りないのかなともう一度読んでみました。

すると一回目では何とも思ってなかった場面でボロボロ涙が出てきました。

こんなに一人の人を純粋に愛せる恋愛がしてみたいと思いました。
陽だまりの彼女 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:陽だまりの彼女 (新潮文庫)より
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No.62:
(3pt)

まあまあ

最初はそれなりに面白く読み始めましたが、途中からこれはおばさん向けではないなあ・・・。
最後はこれなんなんだ〜・・、いまいちの落ちで50代以上のかたにはおすすめできませんね。
しかし、時間つぶしにはいいでしょう。あっという間に読めますから・・。
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No.61:
(5pt)

ラストの展開が予想とは違う!!

帯の「女子が男子に読んでほしい恋愛小説No.1」という見出しと、表紙のデザインで購入してしまった私だったが、あっというまに読めました。あまり頭を使わなくて済むので、長期スパンでゆっくり少しずつ読んでいけると思います。内容は、真緒と浩介という中学生の同級生が社会人となり、偶然取引先の企業として出会う所から物語は始まります。しかし、真緒には重大な秘密があった…。読んでいて心がポカポカする内容でした。また、恋愛小説は展開がベタなのでで読むのが嫌いな私なのですが、この小説のラストの展開にはしてやられました。いやー、全く私の考えていた、ラストとは相反するものでした。ぜひ、アニメで映画化を希望します。
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No.60:
(3pt)

ほんわり暖かい

ほんわりと暖かい、そして・・・のお話です。
何方かが「ファンタジ−ノベル」と表現されていましたが、まさに それですね・・・・

真緒が可愛くて、浩介も良い奴で・・
出会いから再会まで出来すぎで、面白いですが・・・、素敵な恋話しなのですが・・

もう少し何かが欲しい、違う何かが欲しいと思ってしまいました。。

でも、気持ちが暖かくなります・・

ネタばれになりますが、・・・好きには堪らない話しです。。
浅田次郎さんも、この手を使いますが・・ちょっとズルイですね。。
浩介と一緒に、取り残されてしまったような気分です・・・

春を待つ貴方に「陽だまり」で読んで欲しい お・は・な・し でした^^^
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No.59:
(2pt)

ライトノベルですね。

かなり意地悪く言えば鉄オタリーマンと二次元嫁の馬鹿夫婦騒動記、という感じですね。苦笑しながらもミステリ風の伏線にやられて、結構続きが気になる部分があったのは事実です。ところが、ラストでの飛躍した方向転換。そこまでにヒロインに自分を重ねられた人は泣けるのでしょう。自分にとっては、ヒロインがどうも二次元嫁的な妄想の産物的キャラに思えて仕方ありませんでした。ラストとの整合性という意味では、ヒロインの非現実的な性格付けは合っているのかもしれませんね。
 最近では40代でも平気で「女子」を名乗る人もいますが、これは本当の10代「女子」が「男子」に読んで欲しい恋愛小説なのだろうと思います。だったら、そういう甘い装丁にしておいて欲しかったなあ。新聞の書評に出ていたので買ってみましたが、正直、漫画のように気楽に読み流すジャンルの本であって、書評で取り上げるほどの本ではないように思います。装丁と、スポンサーに気兼ねした?新聞の書評に一杯くわされた気分です。10代女子にはいいと思いますが、40代爺にはちと甘過ぎました。
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No.58:
(5pt)

感動的な恋愛小説

新聞の書評を読んで久しぶりに小説を読んでみた。
率直な感想としては、非常に感動的であり、非常に優しい気持ちになれた。
前半は普通の恋愛小説のようであるが、登場人物が成長していく姿が印象的であった。
後半は多少強引なストーリー展開であるように感じたが、全体的には感動の連続であった。
この本を読むと家族との接し方も考えさせられた。
何度も読みたい一冊である。
陽だまりの彼女 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:陽だまりの彼女 (新潮文庫)より
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No.57:
(5pt)

こんな楽しい作品初めて(ノ)・ω・(ヾ)

久しぶりに無我夢中に呼んだ作品でした。
最初は二人の恋愛がどんな展開になるかドキドキしてました。
読み進めるうちに、だんだんと真緒の不思議な行動が気になりはじめ
ラストにあんな展開が待っているとは・・・

読んでいてとても面白かったです。
個人的に映画化してほしいですね
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No.56:
(3pt)

ファンタジックなラブストーリー

初めて越谷オサムさんの作品を読みました。
なかなか評判が良いようでしたので、一度読んでみようと思い、手にとりました。

もう少し深い人間ドラマがあるのかと勘違いして読んでいたので、ラストの落ちは最後のほうまで分かりませんでした。
表紙のイメージどおりの甘くて少し切ないファンタジックなラブストーリーです。
ファンタジック話だとは全く思っていなかったので、私の期待していたものとはずれがあり、いくつか納得いかない点が残ってしまいましたが、気軽に読める甘いラブストーリーを読むつもりであれば期待通りではないでしょうか。

こう言った話であれば、いっそのこともっとヒロインのキャラを際立たせても良かったのではないかと思いました。そうすればアニメ化も近いですw
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No.55:
(4pt)

あったかい恋物語

諸所の事情により、初めて読んだ恋愛小説でした。
人物設定がしっかりとしています。現代の若者による純粋な恋物語を見せつけられました。
甘酸っぱくて胸がキュンキュンする、主人公とヒロインの2人の恋路は本当に心がほっこりします。
読んでいて思わず微笑んでしまうような作品です。

しかし、中盤からどうもファンタジー要素が入り込みます。
ベッタベタに甘い恋愛小説を読みたい人や、現実主義者の方にはどこか腑に落ちないかも。
一応読みきって泣いたんですけども(笑)、なにかモヤモヤ感が残ります。

それでも、陽だまりのようなぽかぽかしたストーリーが素敵ですね。2,3回読み直したい作品です。
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No.54:
(4pt)

帯が酷い

帯にある巻末解説抜粋がネタバレで酷いです。これから読む人は、帯は読まずに即廃棄をお勧めします。帯のせいもあって半分強読んだ頃にはだいたいのオチが読めてしまいましたが、それでもラスト2ページが良すぎたので楽しめました。「○○○だよ」の一言が目に飛び込んできた後、急に何も見えなくなってびっくりです。表紙が可愛くて買いましたが、この表紙を気に入る人にとっては期待を裏切らない内容と言えそうです。帯が酷いので★マイナス1個、それを除けば★5個あげたい。
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No.53:
(2pt)

これから読む人に

面白かったです。

ただ、恋愛小説でありながらミステリーやファンタジーの要素もある、というような謳い文句はあまり賛同できません。
これはただちょっとばかし趣向を凝らした純粋な恋愛小説です。

あんまりいうとネタが割れるので控えめにしますが、謎解き要素や非日常要素を好きな読み手には物足りないと思います。
実際、話の中盤で全ての謎は解けてしまいます。
あっと驚くラスト、などと言える人は多分、恋愛小説の読者だけです。
普通にミステリーやファンタジーを読んでいる人なら私のように中盤ですべて伏線は読めてしまい、いやいやこんな簡単なはずはないからこれはきっとミスリードで結末で驚かされるに違いない、とか思ってたらエンディングは思ったままで少し肩透かしということに成ると思います。

ミステリーやファンタジーを主に読む人にはもの足りず、恋愛小説を主に読む方ならいつもと違った趣向に満足できる。
これは多分、そんな本です。

ですので恋愛小説が読みたい、という方は私の評価が星2つなのは気にしないで下さい。
そういう方は、手にとって3,4ページ読んで会話のテンポが気に入ったらそのままレジに行って下さい。
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No.52:
(5pt)

ほっこりします

2人の甘〜い生活 ラブラブっぷりに ついついにやけてしまいました// 時々浩介が心の中でつっこんでる所も とても面白くて好きです 一度読み始めると、途中で中断できないほど引き込まれます。 いっきに最後まで読みたくなりますよ! 途中でのいくつかの疑問が、最後に全て解決するので終わりはすっきりです。 その先も気になるなあと思える結末でした! 読むときには1回目は、ぶぁーっと いっきに 2回目は、物語のあちこちにある要素を あぁ、なるほどーと納得しながら読むと、更に深く入り込めて面白いです。 この作品、まさに「素敵じゃないか」ですね!
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No.51:
(5pt)

泣けました

いい歳をした、おっさんですが、涙をながしてしまいました…。
心から思います、良い作品とは、このことです。
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No.50:
(5pt)

素敵じゃないか

この手の小説はほぼ読まないのですが、何か惹かれるものを感じ
書店にて購入しました。

とても軽いテンポの恋愛小説くらいの感覚で読み進めていくうちに、
著者の術中にはまります。描写がリアルというわけでもなく、これといって
斬新さも感じないのですが、妙に人の心(私だけかもしれませんが)を暖かせてくれ、
懐かしい感覚を思い出させてくれるのです。

気づけば浩介に自分を重ね、まるで小説の中にいるかのように引き込まれていきました。
いい年(36歳)して恋愛小説の描写に一喜一憂し、心を揺さぶられ、
涙まで流してしまうとは、正直自分でも驚きました。
 
エンディングには賛否両論ありますが、私は賛です。
「真緒は真緒」それが幾度か文中にもあり、浩介の決意だったのだから…
そしてその過程が、非常に美しいと感じました。
特に浩介が駅のホームで、真緒がしきりにハミングしていた 「素敵じゃないか」の 
歌詞を待ちきれずに見て号泣するシーンは、二人の育んだ時間がいかに素晴らしいもので
あったかを彷彿させてくれます。

実際に The Beach boys の 「Wouldn't it be nice」

を聞いてみると、まさにこの小説にふさわしい名曲だと感じます。
著者の訳もとってもいいです。

真緒と浩介が自然に互いを思いやっていたこと、失われた日々がウソ偽りのない
本物であったことを、そして間違いなく幸せであったこと。
あのホームでの浩介の気付きが、私的にはこの小説の最も美しいポイントだと感じます。

久しぶりに心を揺さぶられる良書に出会えて良かったです。しかし論理的な見方や、
斜に構えている人達には不向きな小説だともいえます。

心をきゅーっと締め付けられられる快感を久しぶりに与えてくれた著者に感謝です。
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No.49:
(5pt)

個人的にハッピーエンド

「読んでよかった。」 それが読み終わって一番に思ったことでした。 前半のくすぐったくなる関係、後半から忍び寄る影。 二人の生活に吸い込まれるように読んでいき、完結して泣きました。 二度目を読むと彼等の日々の中にちりばめられた言葉がそれぞれ意味を成し、自分の中の「?」が消していき、爽やかな印象を受け、一度目より感動しました。 終わり方について自分は、ハッピーエンドだと受け止めました。どうなのかな、とは思うもののやはり最後の彼の言葉で笑いながらも、「あぁ、この人なら大丈夫だ。」と感じさせてくれました。その後を考えるのは読者の特権だと思うので、人間に戻ったもよし、猫のまま一生付き添ったでもよし!自分は……ご想像にお任せします。 あと、大人だと泣ける、という方がいましたが、高校2年生の自分も泣けました。 ただ、大人になれば自分の過去を振り返り違った感覚で見れるかもしれません。 振り返れるような今だからこそできるまっすぐな恋愛をしてやろうと思いました。笑
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No.48:
(3pt)

愛情が冷めるという自然の計らいについて

三度目のエジプト旅行である(2月5日出発)。今回はゲーテ「ファウスト」を持って来ているが、さすがに空港での時間つぶしには重い。空港の本屋で本書を見つけて買う。原則として流行の本は読まない。しかも切ない恋愛小説は、私にとって一種のタブーである。しかし、思わせぶりな新聞広告が気になっていた。ロビーで読み終えてしまう。中継地イスタンブールの雪で、離陸が2時間以上も遅れたためだ。

この作品はある意味で予想どおり、厳しく見れば想像以下の出来であった。しかし読後感が何となく「打ちのめされた」感じであるのは、やはり私の弱点を衝かれたからであろう。まんまと作者の術中に嵌ったといえる。私はこういう小説に、単純に「弱い」。

読者を特定の感傷に導く昨今のライトノベルの一つだといえばそれまでである。しかしそれだけの感想では、わざわざ中年過ぎのおやじが読む意義がない。遅れている飛行機を待ちながら考える。恋愛、結婚、新婚の蜜月を経て、子どもができ、子育てに奔走し、互いに年を取るとともに夫婦は淡々とした(しばしばそれ以下の)関係に変化し、大半の場合、単なる同居人に移行する、私はそれを悲しい風化だと思っていた。しかし本書を読んで気付く。それは自然の摂理ではないか。蜜月の幸福が突然断ち切られる悲しみ、幸福だった過去を永遠に追憶することの甘く激しい痛みに、たとえば私は耐えられるように作られていない。恋愛感情が年月とともに失せることは、いわば神慮、自然の粋な計らいなのではないか。

大人のための童話だと思えば、お手軽な恋愛小説と両断するに忍びない。しかし、物語として欠陥が目立つことも事実である。しかも細野不二彦の「Gu-Guガンモ」を最後まで読んだ人は、ある種の表面的な類似性を見出すと思う(偶然の一致だろうか)。なお、真緒の立場からみた感想もいろいろとあるが、内容に踏み込む必要があるので割愛する。
陽だまりの彼女 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:陽だまりの彼女 (新潮文庫)より
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No.47:
(3pt)

途中まで良かったのに…

普通の恋愛小説だと思って買ったのに途中からファンタジーになりましたε(*'・ω・)з
そして、まさかのラスト(;'∩`)あのラストだとつじつまが合わなくなる所が多々あります。

登場人物がみんな魅力的だし、リアリティがある内容だったので余計にガッカリε(*'・ω・)з
陽だまりの彼女 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:陽だまりの彼女 (新潮文庫)より
4101353611

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