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裏切りの特急サンダーバード
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裏切りの特急サンダーバードの評価:
| 書評･レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.50pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評･レビュー一覧です
※以下のAmazon書評･レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全10件 1～10 1/1ページ
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| 自分が犯人であるのをかくしてほかの人をうまく利用するのがすごいです。 最後は逮捕されるのですが、読んでいてどうなるかとワクワクします。 | ||||
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| 大富豪 大明寺一郎。 さまざまな人間を金で雇い， 不思議な事件を引き起こす。 お金をつぎ込むところだけはやってみたいかもしれない。 特急を乗っ取るところは，とても難しそうでやってみたくない。 女性を解雇したことで足がつくというのがなんともいえない。 金持ちの傲慢だと思うか， 気の弛みだと思うか， 針の穴だと思うか。 | ||||
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| 西村作品では昔からある電車ジャックによる脅迫モノ。コレ系のはなかなか面白いのが多いんだが本作はイマイチ。 主犯のおっさんが仲間をスカウトするシーンをいちいち冒頭に描いているのが、いつもとちょっと違って感じだったが、肝心のサンダーバードも後半には舞台が変わって出てこないし、コレとって盛り上がりがなかった。サンダーバード内にいた北条刑事の活躍を期待したんだけどな。 | ||||
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| 面白い小説ですが、本作品を推理小説とするのは無理がある。作品中推理を要する部分はありません。題名にもあるサンダーバードも特にこの列車を生かした内容ではありません。西村京太郎氏の列車ミステリーを期待して読まれると物足りないと思われます。ただし作品自体は読み進めやすく面白いです。 | ||||
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| 推理小説界に新たなジャンルを切り開いた西村京太郎だが、近作は、読点だらけの読みにくい文章で、箸にも棒にもかからない筋書きの物ばかりである。（今さら大マジメに批判しても詮ないことではあるが…）ことに本作は、末尾で明かされる主犯の『動機』に仰天せずにはいられない。推理も何もあったもんではない。あまりのひどさを堪能するという意味で、逆にオススメかもしれない。 | ||||
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| これまでにも列車を扱ったパニックサスペンス等色々あったが、この作品も娯楽性において充分楽しめる作品だ。 冒頭からやがて犯人の一味になっていく個人個人の描写は、ドラマや映画で見るシチュエーションにもよく登場する形態で、読者の興味を誘う。 そして集まった犯人らが北陸本線を走っている特急サンダーバードを乗っ取るシーンは、スピード感とスリルがあってとても面白い。 また、主犯の持つ心理がどんなものか探ろうとする十津川警部らの推理は、読者とシンクロした形で著者の旨みのある作品になっている。 只残念なのは二つの事件の落差が大きいことである。サンダーバードの乗っ取りでこの作品の山を築きながら、最後に向かってトーンダウンしている。 さらに、事件中の主犯の居場所が曖昧であることと、射撃犯の行動が宙に浮いた形になっている。 西村京太郎氏の作品はどれも素晴らしいとは言えないが、この作品に限っては力が入っていると思う。 | ||||
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| 人は、精神的、物質的に豊かになると、施しをしたくなる習性があるのかもしれない。よくある、後輩に対する驕りなどもその一つではなかろうか。そしてそれが「買収」という形になって現れることもあるだろう。 この物語では、巨万の富を手に入れた大明寺なる男が、次々と人を「買収」してゆく。 証拠写真を撮られたサギ師、運転ミスをし、上司を殴って退職させられた元JRの運転手、誤射により、仲間を死なせたライフルの元オリンピック候補選手、ホストに精一杯貢ぎ、そして裏切られ、樹海へ向かった美女、全く勝てなくなったプロボクサー･･。 次々と買収してゆくさまには痛快ささえ感じる。そして、突然の施しに目を丸くする彼らの表情にはコミカルささえ感じる。 そして彼らが集結し、大明寺からの指令が下される。舞台は、関西と北陸を結ぶ、JR西日本の看板列車「サンダーバード」。 | ||||
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| 400人の乗客とともに、北陸本線の特急『サンダーバード』が乗っ取られる。要求は、11億円。 余裕のある犯人に、翻弄される警察。それもそのはず、犯人の目的は、お金ではなく、もちろん乗客でもない。ただ単に楽しむための『ゲーム』なのだ。 『消えた巨人軍』などの、西村京太郎らしい、スケールの大きな犯罪を題材とし、計画段階からの、綿密なストーリー展開が、おもしろい。 ただ、準備－犯行－その後－解決という４段階に分けてみると、そのボリュームと記述の濃淡、ストーリー展開の緩急のバランスが悪く、あっさりしていたり、だらだらとしていたり、といった感じがする。 気軽に楽しむエンターテインメントとしては、充分おもしろい。バランスと、ラストを少し変えて、映画化して欲しいと思う。 | ||||
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| ありきたりの話で非常にくだらないと思います。十津川警部もなんだか冴えないし、その割りに推理がかなりこじつけで無理してる。ちなみに彼はこの話ではすでに主役でなく、主役は主犯じゃないかと思います。犯人側から書かれる部分が多くまるで刑事コロンボみたいでした。 | ||||
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| １人の男がおちこぼれの人間を集めて、列車ジャックをし、身代金を要求するという事件のストーリーです。犯人たちと十津川警部たちの対決は最後までドキドキ、ハラハラし、非常に興奮しました。西村京太郎さんの作品というと、時刻表トリックが出てきて、そういうことがあまり好きではなく、敬遠していた方もいるかも知れませんが、この作品には、出てきません。本当におもしろくて本の世界にのめりこんでしまうような作品なので、是非１度読んでみてください。 | ||||
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