クラインの壷

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クラインの壷の評価:

4.36/5点 レビュー 127件。 A ランク

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平均点4.36pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全341件 281〜300 15/18ページ
No.61
(3pt)

この世界は夢、幻

この作品のレビューで怖いと思った人が多そうだが、私にとっては何かむなしさが残る作品であった。
私たち人間一人ひとりは、あるいはすべての生き物は、神か、創造主か、何者かによって組み立てられたプログラムの上を歩いているだけである。
そう、この世界は夢幻、虚構、フィクションである。
岡嶋二人、個人的に好きな作家の一人であるが、好きになれない作品であった。
クラインの壷 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: クラインの壷 (新潮文庫)より
4101080127
No.60
(5pt)

ゾクっとする体験ができる一冊

かなり昔に書かれたものなのに、ストーリーが非常に斬新。内容は、主人公が体験ゲームのバイトをする、というのを軸に展開していくのですが、バーチャルと現実の世界を行ったり来たりするうちに、主人公も読者もその境界線がどんどん分からなくなる。それが非常に怖い。現代のいかにもの3Dバーチャルでなく、15年前的なゲームの世界観がまた良かった。ミステリーがサスペンスかSFか、分類は難しいと思う。最初の50ページ読んだ後は、もう一気に最後まで読んでしまっちゃいます。また終わり方も、後をひくような、ゾクっとする怖さを残します。
クラインの壷 (新潮ミステリー倶楽部) Amazon書評・レビュー: クラインの壷 (新潮ミステリー倶楽部)より
4106027151
No.59
(5pt)

ゾクっとする体験ができる一冊

かなり昔に書かれたものなのに、ストーリーが非常に斬新。内容は、主人公が体験ゲームのバイトをする、というのを軸に展開していくのですが、バーチャルと現実の世界を行ったり来たりするうちに、主人公も読者もその境界線がどんどん分からなくなる。それが非常に怖い。現代のいかにもの3Dバーチャルでなく、15年前的なゲームの世界観がまた良かった。ミステリーがサスペンスかSFか、分類は難しいと思う。最初の50ページ読んだ後は、もう一気に最後まで読んでしまっちゃいます。また終わり方も、後をひくような、ゾクっとする怖さを残します。
クラインの壷 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: クラインの壷 (新潮文庫)より
4101080127
No.58
(4pt)

良くも悪くも、井上夢人の世界観を反映した作品

岡嶋二人の最後の作品であり、井上夢人の実質的なデビュー作である。
読み始めて最初の内は、作者だけがヴァーチャルリアリティ・システム
『クライン2』を楽しんで書いていて、その楽しさが読み手まで伝わって
来ないような印象を受けた。

主人公が『クライン2』の目的に疑問を抱き始め、謎を追っていく中盤
以降はスピード感ありテンポよく一気に読める。
特に研究所に潜り込むあたりのシーンはスリルがあり、物語に引き
込まれる。読みやすい文章であり、作者である井上氏の力量だろう。

だが、最後の落ちが物足りない。
まだ何かあるんじゃないかとページをめくったら、
そこは新井素子さんの変な解説だった。

良くも悪くも、井上夢人の世界観を反映した作品である。
ただ、井上氏が我がまま?を言ってボツにしたという徳山バージョンも
読んでみたい気がする。
井上先生、書いてくれないかな。
クラインの壷 (新潮ミステリー倶楽部) Amazon書評・レビュー: クラインの壷 (新潮ミステリー倶楽部)より
4106027151
No.57
(4pt)

良くも悪くも、井上夢人の世界観を反映した作品

岡嶋二人の最後の作品であり、井上夢人の実質的なデビュー作である。
読み始めて最初の内は、作者だけがヴァーチャルリアリティ・システム
『クライン2』を楽しんで書いていて、その楽しさが読み手まで伝わって
来ないような印象を受けた。
主人公が『クライン2』の目的に疑問を抱き始め、謎を追っていく中盤
以降はスピード感ありテンポよく一気に読める。
特に研究所に潜り込むあたりのシーンはスリルがあり、物語に引き
込まれる。読みやすい文章であり、作者である井上氏の力量だろう。
だが、最後の落ちが物足りない。
まだ何かあるんじゃないかとページをめくったら、
そこは新井素子さんの変な解説だった。
良くも悪くも、井上夢人の世界観を反映した作品である。
ただ、井上氏が我がまま?を言ってボツにしたという徳山バージョンも
読んでみたい気がする。
井上先生、書いてくれないかな。
クラインの壷 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: クラインの壷 (新潮文庫)より
4101080127
No.56
(5pt)

Moebius’s trip


メビウスの輪を知ったのは、小学5年生のときだった。
紙には表と裏がある。わざわざことばにしなくとも、そんなことわかっていた。
では、その表と裏をつなげたらどうなるのだろう。
表も裏もなくなってしまう、という先生の説明はしっくりこなかった。
表だけになってしまった。そっちの方がしっくりきた。
だけど、表が裏を殺した、表が裏を食べてしまったようでこわかった。

クラインの壺という空間のイメージはよくわかりません。
この本を読んで沸いたイメージは、むしろ、
メビウスの輪を平行に並べ、その間を行き来するような世界です。
この小説で、表や裏を提示する必要はないと思います。
自我を持ってしまうと、もう自我のない世界には戻れない。
それと同じように、
一度入ったらもう戻れない世界、それがクラインの壺。
主人公も読者もいっしょ。だから、ホラーとは一味違う恐怖が沸いてくる。
RPGが味だから。

僕は自分がいる方が表で、自分が進む方が前だと思っているつもりです。


クラインの壷 (新潮ミステリー倶楽部) Amazon書評・レビュー: クラインの壷 (新潮ミステリー倶楽部)より
4106027151
No.55
(5pt)

Moebius’s trip

メビウスの輪を知ったのは、小学5年生のときだった。
紙には表と裏がある。わざわざことばにしなくとも、そんなことわかっていた。
では、その表と裏をつなげたらどうなるのだろう。
表も裏もなくなってしまう、という先生の説明はしっくりこなかった。
表だけになってしまった。そっちの方がしっくりきた。
だけど、表が裏を殺した、表が裏を食べてしまったようでこわかった。
クラインの壺という空間のイメージはよくわかりません。
この本を読んで沸いたイメージは、むしろ、
メビウスの輪を平行に並べ、その間を行き来するような世界です。
この小説で、表や裏を提示する必要はないと思います。
自我を持ってしまうと、もう自我のない世界には戻れない。
それと同じように、
一度入ったらもう戻れない世界、それがクラインの壺。
主人公も読者もいっしょ。だから、ホラーとは一味違う恐怖が沸いてくる。
RPGが味だから。
僕は自分がいる方が表で、自分が進む方が前だと思っているつもりです。
クラインの壺 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: クラインの壺 (講談社文庫)より
4062750171
No.54
(3pt)

え、これで終りですか?

はじめて岡嶋作品を読みました。わたしはビデオゲームをまったくやりません。ただむかしからごっこ遊びは好きでしたが。
まずこの作品の元になるゲームが、ともに(?)ちゃちな感じを受けました。現実と非現実のせめぎあいは半分ほどから推測でき、プロローグとどう結びつくのか期待しましたが、これはまったく不満に思います。
ヤングアダルト向きのSFミステリーというのがわたしの読後感想です。ただ読みやすさは上級クラスです。
クラインの壷 (新潮ミステリー倶楽部) Amazon書評・レビュー: クラインの壷 (新潮ミステリー倶楽部)より
4106027151
No.53
(3pt)

え、これで終りですか?

はじめて岡嶋作品を読みました。わたしはビデオゲームをまったくやりません。ただむかしからごっこ遊びは好きでしたが。
まずこの作品の元になるゲームが、ともに(?)ちゃちな感じを受けました。現実と非現実のせめぎあいは半分ほどから推測でき、プロローグとどう結びつくのか期待しましたが、これはまったく不満に思います。
ヤングアダルト向きのSFミステリーというのがわたしの読後感想です。ただ読みやすさは上級クラスです。
クラインの壷 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: クラインの壷 (新潮文庫)より
4101080127
No.52
(4pt)

バーチャルリアリティの恐怖

あるゲームの作者「上杉彰彦」が主人公です。

1989年の作品だそうですが、今読んでも全く陳腐感の無い斬新なアイディアに驚きます。

最初から最後まで著者のペースに見事に嵌ってしまいました。
読みながら、仮想の世界なのか現実の世界なのか良く分からなくなり、私は本当に現実の世界に生きているのだろうか、と考えてしまいました。

是非この奇妙な感覚を味わってみて下さい。

こんなシュミレーションゲームがあれば是非トライしてみたいです。

クラインの壷 (新潮ミステリー倶楽部) Amazon書評・レビュー: クラインの壷 (新潮ミステリー倶楽部)より
4106027151
No.51
(4pt)

バーチャルリアリティの恐怖

あるゲームの作者「上杉彰彦」が主人公です。
1989年の作品だそうですが、今読んでも全く陳腐感の無い斬新なアイディアに驚きます。
最初から最後まで著者のペースに見事に嵌ってしまいました。
読みながら、仮想の世界なのか現実の世界なのか良く分からなくなり、私は本当に現実の世界に生きているのだろうか、と考えてしまいました。
是非この奇妙な感覚を味わってみて下さい。
こんなシュミレーションゲームがあれば是非トライしてみたいです。
クラインの壺 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: クラインの壺 (講談社文庫)より
4062750171
No.50
(4pt)

古さを感じさせない作品です。

SFミステリーと呼ぶのが相応しい作品でした。この手の作品は時代の流れ
とともに古臭くなるものが多いのですが、「クラインの壷」に関しては
全くその心配は無用です。但し、もし私が当時この作品を読んでいたら
今以上の衝撃を受けたことは間違いないです。

ドラマとか映画とかの題材にしても十分すぎるほどのクオリティを持った
作品です。「世にも奇妙な物語」とかに使って欲しいほどです。

ストーリーはとても素晴らしいのですが、キャラクターの設定があまり
に普通過ぎたような気がします。それが★−1の理由です。

ミステリー好き、SF好きの人にはオススメの作品です。是非♪
クラインの壷 (新潮ミステリー倶楽部) Amazon書評・レビュー: クラインの壷 (新潮ミステリー倶楽部)より
4106027151
No.49
(4pt)

古さを感じさせない作品です。

SFミステリーと呼ぶのが相応しい作品でした。この手の作品は時代の流れ
とともに古臭くなるものが多いのですが、「クラインの壷」に関しては
全くその心配は無用です。但し、もし私が当時この作品を読んでいたら
今以上の衝撃を受けたことは間違いないです。
ドラマとか映画とかの題材にしても十分すぎるほどのクオリティを持った
作品です。「世にも奇妙な物語」とかに使って欲しいほどです。
ストーリーはとても素晴らしいのですが、キャラクターの設定があまり
に普通過ぎたような気がします。それが★−1の理由です。
ミステリー好き、SF好きの人にはオススメの作品です。是非♪
クラインの壺 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: クラインの壺 (講談社文庫)より
4062750171
No.48
(3pt)

題材は面白い、けどストレスかも…

題材は斬新で面白いと思いました。
現実か否か、自分の体験が信じられなくなる怖さが
ひしひしと伝わってきます。

ただ…
話を広げるだけ広げてその終わり方!?というのは
感じました。
最後を読んだ時は一瞬えっ、という驚きはあるものの、
すぐに、いろいろな話がなんだか未消化なままで、
宙ぶらりんに終わったような気がしてしまうのです。
この終わり方にしてしまえば、いろいろなエピソードも
一応解決はするのですが…

人によるのかもしれませんが、私自身は「結局どうだった
んだろう?」と想像を働かせる楽しさよりも、何も分から
なかったストレスの方が勝ってしまいました…(笑)




クラインの壷 (新潮ミステリー倶楽部) Amazon書評・レビュー: クラインの壷 (新潮ミステリー倶楽部)より
4106027151
No.47
(3pt)

題材は面白い、けどストレスかも…

題材は斬新で面白いと思いました。
現実か否か、自分の体験が信じられなくなる怖さが
ひしひしと伝わってきます。
ただ…
話を広げるだけ広げてその終わり方!?というのは
感じました。
最後を読んだ時は一瞬えっ、という驚きはあるものの、
すぐに、いろいろな話がなんだか未消化なままで、
宙ぶらりんに終わったような気がしてしまうのです。
この終わり方にしてしまえば、いろいろなエピソードも
一応解決はするのですが…
人によるのかもしれませんが、私自身は「結局どうだった
んだろう?」と想像を働かせる楽しさよりも、何も分から
なかったストレスの方が勝ってしまいました…(笑)
クラインの壺 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: クラインの壺 (講談社文庫)より
4062750171
No.46
(5pt)

現代社会の「怖さ」がここに

ヴァーチャルリアリティの恐怖を描いたSFモノの傑作。最初は自らが書いた作品がゲーム化されると聞き、喜び勇んでテストモニターになったのだが、そのあまりにもリアルなヴァーチャルの世界に引き込まれ、いつしか現実と虚構の境がつかなくなる。スピード感あふれるストーリーに引き込まれると同時に、ラストの展開に恐怖を感じずにはいられない。
クラインの壷 (新潮ミステリー倶楽部) Amazon書評・レビュー: クラインの壷 (新潮ミステリー倶楽部)より
4106027151
No.45
(5pt)

現代社会の「怖さ」がここに

ヴァーチャルリアリティの恐怖を描いたSFモノの傑作。最初は自らが書いた作品がゲーム化されると聞き、喜び勇んでテストモニターになったのだが、そのあまりにもリアルなヴァーチャルの世界に引き込まれ、いつしか現実と虚構の境がつかなくなる。スピード感あふれるストーリーに引き込まれると同時に、ラストの展開に恐怖を感じずにはいられない。
クラインの壷 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: クラインの壷 (新潮文庫)より
4101080127
No.44
(5pt)

非常に面白い。

何冊か推理小説を読んでいると、「展開が途中で読めて面白くなかった」小説というのもたまに、あります。

この小説も、同じようにラストというか展開が途中で分かってくる方も多いのではないかと思います。でも、最高傑作というのはそれでも面白い。まず、設定がずば抜けて面白い、伏線の張り方および回収の仕方、最高です。20年近く前の作品ですが、ミステリ好きなら読むべき一冊だと思いました。
クラインの壷 (新潮ミステリー倶楽部) Amazon書評・レビュー: クラインの壷 (新潮ミステリー倶楽部)より
4106027151
No.43
(5pt)

非常に面白い。

何冊か推理小説を読んでいると、「展開が途中で読めて面白くなかった」小説というのもたまに、あります。
この小説も、同じようにラストというか展開が途中で分かってくる方も多いのではないかと思います。でも、最高傑作というのはそれでも面白い。まず、設定がずば抜けて面白い、伏線の張り方および回収の仕方、最高です。20年近く前の作品ですが、ミステリ好きなら読むべき一冊だと思いました。
クラインの壷 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: クラインの壷 (新潮文庫)より
4101080127
No.42
(3pt)

古さを感じさせない♪

現実と仮想現実の世界。その境はいったいどこにあるのか?読んでいて
分からなくなってしまった。あたかも実際に触れたように、見たように、
食べたように・・・。仮想世界で体験したことを、実際に体験したように
錯覚する。ゲームの世界なら、それはとても魅力ある世界を体験できる
ことになる。だが、それを別の目的で使ったとしたら?人が人を操作する
ことも可能だ。また、人間の人格を破壊することも可能だ。これは、恐ろしい
兵器となってしまう。彰彦はいったいどの世界にいるのか?その謎が読み
手を作品にのめり込ませる。この作品は1989年に刊行された。だが発想は、
まったく古さを感じさせない。むしろ現代に通じるものがある。ラストは、まだ
その先を読みたいと思わせるものだった。気になってしょうがないのだが・・・。

クラインの壷 (新潮ミステリー倶楽部) Amazon書評・レビュー: クラインの壷 (新潮ミステリー倶楽部)より
4106027151