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翼をください



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翼をくださいの評価: 2.43/5点 レビュー 7件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点2.43pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全7件 1~7 1/1ページ
No.7:
(3pt)

サスペンスとしては面白かったけど読後感がちょっと

数年前に出版されたときは興味はあったのだが、他のものをどんどん読んでいるうちにいつの間にか後回しになったやっと読もうかと手に取った
先のレビューも承知で読んだのだけどサスペンスとしては面白いとは思ったけど登場人物がほとんど好きになれない人ばかり
物語前半では殺されてしまった女子大生のしょうがない本性ばかりが強調されやな女~的な感想をもちながら読み進め最後までいくとこの女子大生なんて可愛いものと思えるぐらい他の登場人物がえぐい連中ばかりで怖かった
しかもラストが私は受け付けない
気持ち悪いというかなんというか
翼をください (ミステリ・フロンティア)Amazon書評・レビュー:翼をください (ミステリ・フロンティア)より
4488017673
No.6:
(1pt)

看板に偽りあり

この作品を「直球の犯人当て」と称するのは無理がありすぎる。
「犯人当て」というのは、作中に提示された手掛かりから論理的に犯人を特定できるように書かれた小説のことだ。
この作品ではAという人物が犯人だが、他の誰でもなくAだけが犯人たりうる条件を備えているという論理的な証明などされていない。
単に警察官の捜査によってAの隠された意外な事情や過去が判明し、
それによって「だからAには動機があった。よってAが犯人だ」という結論に至っているだけ。
動機があるから犯人です。以上証明終了。
こんなものを犯人当てと呼べるだろうか?
他にも動機のある人物はたくさんいるのだから、彼らを全員除外してAを犯人と特定できる論理的な根拠が示されていなければ到底フェアではなく、犯人当てとは呼べない。
もし「犯人当て」などと銘打つことなく単なるサスペンス小説として売り出されていればそれなりに楽しめたかもしれないが、
「ミステリの老舗」を自認しているらしい東京創元社が、なぜこんな的外れな売り出し方をしてしまったのか甚だ疑問。
翼をください (ミステリ・フロンティア)Amazon書評・レビュー:翼をください (ミステリ・フロンティア)より
4488017673
No.5:
(2pt)

フロンティアだけど古い印象

ミステリ・フロンティアはほとんど読んでいますが、
新しい、これからの作家を売り出すレーベルにしては、
古くさい印象を与える作品を出してきたなあと思いました。

人物造形もそうですが、出てくる人物にひねりがない。
せっかく大学生を主人公にしているのに、
青春ミステリらしいものがない。

結末も・・・・・・どこかで見たようなトリック、動機で、
またこういう話か、という印象です。
翼をください (ミステリ・フロンティア)Amazon書評・レビュー:翼をください (ミステリ・フロンティア)より
4488017673
No.4:
(2pt)

う〜ん、好きになれない!

嵐の孤島物かと思って、手に取ったのですが…。

読み進めていくにうちに、なんだか違うなと思えてきて、最後にいたってはコレでいいの?って感じでした。

期待が大きかった分、評価は低めになってしまいました。

同じ嵐の孤島ものなら孤島パズル (創元推理文庫―現代日本推理小説叢書)が私のお勧めです。
翼をください (ミステリ・フロンティア)Amazon書評・レビュー:翼をください (ミステリ・フロンティア)より
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No.3:
(3pt)

注:ネタバレあります。

実の両親・継母・幼馴染・初恋の女の子と主人公の周囲に人死にが多すぎて、読んでいてちょっとリアリティがないなと思いました。
半分は後で理由がわかるのですが、そう上手くいくだろうかという疑問、変な改行、そしてバッドエンド風味なオチ。
色々と現代の捜査でそれはないんじゃないだろうかと思うような大雑把さが、気になりました。

またストーカー相手なら他者の秘密をしゃべってももれないと考える根拠が分からず、陽菜の人物造形はよかったと思うのですが、殺害されるに至った動機について腑に落ちませんでした。
ストーカーの存在が彼女の死後疑問視されますが、普通携帯の通話記録くらい調べると思います。
そして遊びなれた女の子がいまどきイニシャル入りの手編みのセーターで告白はいくらなんでも、ないんじゃないかと思います。
いろいろ含めて現代設定にしない方がよかった気がします。

事件後もさくさくと周囲の人が死んで行き、これだけ犯行を重ねても発覚しないのは都合が良すぎる気がしました。
トランスジェンダーが作中に二人いることといい、胸をえぐりとろうとしてXの傷というのも不自然だし、男女の死体を取り違えるとか、DNA鑑定も歯型鑑定もしないとか、心は男だったけど顔が綺麗でもったいなかったから性転換手術しなかったとか、それを周囲にも気づかれていないとか、TSはそんな軽いものではないと思うのですが……。

爆発の際、近い距離にいただろうにひとりは原型をとどめないほどばらばらで骨まで炭化・ひとりは重傷とはいえやけどですんで命もとりとめられるというのがどんな状況かわかりませんでした。
またその状況から人一人連れ出してばれないというのがなんとも無理があり、これらすべてを自然に説得力をもって書いてくれていたらよかったのですが。
裏表紙には直球の犯人あてとありますが、刺した犯人+殺害した犯人と二人いる時点でアンフェアだと思います。

登場人物に高坂と高山がいたので途中混同しかかりました。
清涼剤のような善人がせめていたらよかったのですが、あまりにアレな人ばかりだったため、それ自体は面白かったのですがさすがにくどく感じました。

色々書きましたが、多分次回作は読むと思います。
翼をください (ミステリ・フロンティア)Amazon書評・レビュー:翼をください (ミステリ・フロンティア)より
4488017673
No.2:
(2pt)

孤島ものに惹かれたけど

嵐の中の孤島もの! という事でワクワクしながら読んだものの、ミステリ的な部分よりも、読んでいて不愉快な気分になる登場人物の群れに、読み進める意欲が削がれました。
発生する殺人にも、魅力的な謎に欠け、一応の結末をみせても、謎に対する興味が持てなくなっているので、とにかく義務感で読み終えた…という次第です。

実はこってりと盛られていたBLと百合成分も、とってつけた感じで、萌え心を刺激されませんでした。

「嵐の孤島」を期待する人には肩すかし、
それ以外の要素で楽しもうとしても、難しい。
翼をください (ミステリ・フロンティア)Amazon書評・レビュー:翼をください (ミステリ・フロンティア)より
4488017673
No.1:
(4pt)

読みやすいのに中身が濃い

この優等生っぽいタイトルと、文章の読みやすさにだまされて軽い気持ちでどんどん読んでいくうちに、いつのまにか深い深いテーマと専門的な話と人間の業の深さにはまっていく、この作者の巧さはすごいと思う。もっと、広く話題にのぼっていい中身のある本ではないだろうか。読後に自分がどんな感想をもつか、ちょっとこわい、そんな小説。
翼をください (ミステリ・フロンティア)Amazon書評・レビュー:翼をください (ミステリ・フロンティア)より
4488017673

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