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- 自己紹介
- ミステリが好きになったきっかけ
- 松本清張は学生時代、全部読みました。専門的で難しかったですが、哀しい小説が多く、惹かれました。
- 好きな作品の傾向
- 基本的に、シャーロック・ホームズ、アガサ・クリスティ、そして松本清張のような人間性を描いたオーソドックス路線です。銭形平次の類も古いけど無視できません。宮部みゆきも巧いと思います。西村京太郎なども健全?で好きです。佐々木譲も。こだわりはありませんが、品性に欠けるのはミステリー小説に反すると思っています。
- オススメしたい作家や小説
- レビュー数
- 全1件
- 読書数
- 全1件
- 最近の読書で 8pt 以上の小説
C 8.00pt 6.00pt 2.43pt石元陽菜は愛らしい笑顔で人気の女子大生だが、その本性は、男をいいように操って己の利益をはかろうとする、極めて自己中心的なものだった。
こんなにシリアスで真摯なのにこんなに面白い。ハードなのに哀しい。
(franc)文章に色があるとしたら、一貫してライトな流れるような色調。それが実はくせもの。「大学生たち」という普通の登場人物にゼミ旅行という「普通の」設定を通して次々に明かされていく事実。あまりに読みやすいので、普段はじっくり遅読のはずの自分も一気に最後まで読んでしまった。ミステリーとしても最後の最後の最後までわからない展開に、こんな作家がまだ話題になっていないことにすら驚く。物語の展開も縦糸横糸、巧みに組み込んでいく手法も、奇をてらわずに自然で秀逸だと思う。実はここで言いたかったのは、背景となる孤島の嵐の激しさが、そのまま犯人の生き様に重なり、それが本来は重いテーマでありながら、重いから書くのではなく、人間の愛情に善し悪しはあるのだろうかというような読者への問いかけが痛烈でありそれが自分にはショックですらあったということだ。好みの問題とは別に、一度読んでみてもいいのでは?ちなみに作者は田皆通の名前でも著書があり(「トウモロウ・イズ・アナザー・デイ」)宣伝ではなく本当にこれもまさに秀逸だと思う。なぜならこういうテーマに興味がない自分が最後までひきこまれたのだから。あえてあらすじは申しあげません。